直線上に配置  
   二代目キャンパー   アスリート  
ピッコラアルカデイアからアスリートへ乗り替えに至った経緯 
 
  きっかけはこういうことです。

2000年6月に納車された「ピッコラアルカデイア」で納車直後に北海道への長期キャンプを敢行しました。約2週間、最後の一晩のみキャンプ場付属のロッジに宿泊しましたが、残りは全部車中泊(キャンピングカーですから当然なんですが)でした。
 
その後かなりの数のキャンプをこなしてきましたが、数を重ねるうちにいろいろ不満が出てきました。

最大の問題はなんといっても室内の絶対的なキャパシテイ不足。 特に縦置きの常設2段ベッドがあるだけに、ダイネットのスペースがほとんど無く、キャンプ場到着後、就寝するまでの間、夫婦二人で過ごすくつろぎの場所が無かったこと。
私が一生懸命にPCでメールを送っている間、家内はベッドしか避難場所が無く、どうやら不満が積もり積もっていたようです。

さらに、キッチンスペースがシンクだけ。これも蓋を開けるとシンクが現れるスタイルで、レンジはカセットコンロを取り出してきて適当な場所へ据えつけるのですが、十分なスペースがありません。水タンクの容量が少なすぎて(10L)洗面も満足に出来ない等々。
という状況で、ついに一緒に行ってくれないという夫婦の危機を迎えてしまいました。 定年後の優雅な?キャンピングライフを望んでいる私としては、絶対に回避しなくてはならない大問題となりました。

この結果、居住性能に重きを置いて、車を選びなおすことにしました。 最初の選び方をもう少し慎重にすべきだったと思いますが、実際に使ってみないと分からない面もありますね。 

たまたま東京都が全国基準に先駆けてジーゼル規制を強化することになり、ジーゼルの愛車は初年度登録から7年で東京都では使用できないことになり、寿命があと6年となることが判明。このあたりは予想はされていてもまさかという所で調査不足は否めません。 反省しきりです。

とにもかくにも以上の状況からついにバンコンからキャブコンへの取替えを決意した次第。

あんまりデカイ車は年齢から来る運動能力の欠如を考え、最終的に小型のガソリン車ベース(1800cc)としました。各地のショールームを訪ねて比較検討した結果、グローバルのアスリートに決定。
前のピッコラアルカデイアのエンジンは3000ccでしたから、かなり小ぶりになります。
因みに長さが5m25cmから4m88cmに短くなりました。

この決定に至る経緯については以下をご覧下さい。

機種選定経過

前記のように、いろいろあって目的にあった車探しで、あちこち出歩きました。

まず、予算的に無理のない中古を探しから始めることに。雑誌の広告にあったオックスの比較的走行距離が短く、年式も新しいものを実際に見てみようと思い、家内を連れて葛西の東和自動車のお店を訪問。
 
いろいろありましたが、目的の車だけドック入りとのことで、残念ながら目的を果たせず。ただ「オックス」クラスとなるとさすがに中が広く、ダイネット(リビング)が対座シートだけでなく、横にも簡単にベッドに展開できるサイドソファもあり、これは快適そうでした。ところがジーゼル規制を考え合わせると、使える年数がかなり限られることがどうにも納得できず、といってガソリン車はほとんど中古が無いという現実に気付かされました。
よって後ろ髪を引かれる思いで、中古探しを断念。

さて、新車となると、予算的にオックスクラスは難しいことと、やはり車庫と自宅付近の道路事情、運転の難しさ等々の問題があり、最近はやりの一回り小さいクラスをターゲットに機種を選ぶこととしました。

といっても選択の幅はあまりなく、最終的にバンテックの「アトム」かグローバルの「アスリート」のどちらにするかということになりました。

今まで乗っていたピッコラアルカデイアのビッグフットで「アスリート」を取り扱っている関係で、こちらを第一候補としました。ただ比較の意味で「アトム」も見ておく必要がありましたので、埼玉の販売店を訪問しました。なかなか良くできた車だと思いましたが、「アスリート」並みの装備をした場合の最終価格が確認できなかったこと。バンクベッドありのタイプはかなり頭でっかちのように見えたため、参考にとどめました。

残念ながら「アスリート」リミテッドの現物がビッグフットに置いてなく、もうひとつフィーリングがつかめなかったので、結局豊橋のグローバルの展示場まで見に行く羽目になりました。今回の入れ替えのポイントが家内の満足度にありますので、とにかく彼女のOKが必要だったのです。

2000年5月末の某日豊橋のグローバルを訪問。

同社の展示場にはすべてのタイプが展示されておりました。
最後までLPGガスの供給問題がネックになってましたが、総合的に満足度を考えるとやはりリミテッドしかないとの結論になりました。同社の木村さんのとても親切なアドバイスには感謝しております。

折角豊川まで出かけてきたので、話の種に有名な豊川稲荷を見てきました。
写真は次ページをどうぞ。




アスリートの概要

アスリートリミテッドはグローバルがが製作しているアスリートシリーズでも一番装備が充実しているものです。ベース車がトヨタのライトエースですが、キャンパー仕様のロングボデイとなっています。

前のピッコラアルカデイアはジーゼルで、かつ排気量も3000CCでしたので、パワー的には十分過ぎるほどでしたが、今度のアスリートはガソリンエンジンで排気量が1900CCですので、いかんせんパワー的にはかなり見劣りします。高速では安心して走れるのは90kmくらい。上り坂では60kmが確保できれば良いところでしょう。いままで走ったことがない低速車車線(登坂)のご厄介になるのは必至です。でも安全運転を余儀なくされるのは間違いないところで、私たち熟年夫婦にとってはちょうど良い車だろうと自らを納得させてます。 

サイズ的にはピッコラアルカデイナよりも幅は20cmほど大きいのですが、長さが25cmほど短く、全長で5mを切るサイズに仕上がっているので、フェリーの料金は安くつきそうです。

仕様は以下の通りとなっています。居住性の快適さを求めた関係で、かなり装備は充実させました。

1 冬用の暖房のために、エンジンを切っても使えるLPGのFFヒーターを設置。 燃料は後部に搭載した5  kgのLPGタンクから供給されます。 

2 温水ボイラーを設置。これでキッチンとシャワールームで温水が使えます。 

3 常設ガスコンロの設置。家内のたつての要望で2口コンロを設置しました。燃料はLPG.です。

4 3ウエイの冷蔵庫。停車中はLPG、もしくはキャンプ場など交流電源が使用できるときは100V。走行   中はバッテリーを使用します。

5 ポータブルトイレを使用するトイレルームは、シャワールーム兼用ですが、緊急用の狭いものではなくて、実用になるサイズにしました。なお乾燥機としても使用できるようになってます。 

6 サイドオーニングはキャンプ場で夜間あるいは雨天の場合に使うために設置しましたが、道の駅での野営?が多いので、あまり使ってません。

7 カーナビはアルカデイアから移設しました。これが一番重宝しているものです。