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   NewChamp に乗り換え  
2005年 
 
  先代の愛車、NewChampも前の「アスリート」と同じく「グローバル」社製です。

2003年に「ビッグフット」の「ピッコラアルカデイア」から「アスリート」に乗り換えたときは、かなり居住性がよくなったことでとりあえず満足しておりました。 が、2年間乗ってみた結果、致命的な問題が生じました。

実は持病の腰痛が歳をとるに従って、段々悪化してきており、トイレの後始末が苦痛になったのです。 アスリートのトイレはポータブルだったのですが、後始末の時はトイレ全体を外に持ち出す必要があります。ところがトイレのドアが狭く、ポータブルトイレを出すのが一苦労。 かなりの重量がありますので、これを中腰で身体をjひねってだすというかなりアクロバテイイクは動きを要求されます。

ツアーに出動した後かならず処理をしなくてはいけませんので、これを避けるためには、使わないことが一番。であれば無用の長物になってしまう。家内からも不評を買う結果となり、後始末が楽でかつトイレルームが広いカセットトイレが欲しくなりました。

それからもうひとつは燃料補給の問題です。
アスリートはLPGガスをメインに使用します。これでキッチン、暖房、冷蔵庫を賄っていますが、やはりツアーの前に重いLPGのタンクを持って販売所に出かける必要があります。ところがこの業者は日曜日は休日で平日の午後5時までしか営業していない。

このため、かなり前もって予定して燃料補給をしなくてはいけないこと。さらにロングツアーの多い当家の場合、旅先でLPGを補給する場所を探すのが大変なことがわかりました。

さらに車内で本格的な料理をすることが無い当家としては、お湯が沸かせる程度でOKとなると、燃料補給が簡単なカセットコンロで十分であるとの結論になりました。このあたりは実際に使ってみて初めて分かることなんですね。

最後に、予想はしておりましたが、アスリートはその重量の割りにエンジンが非力で、登坂車線のご厄介にならざるを得ないのは当然ですが、それでも「だらだら坂」が続くと30kmでそろそろ登る羽目になり、後続車に迷惑をかけているのに気を使います。 

最初からワンクラス上の「キング」であればこのような問題は無かったのですが、幅が大きすぎて当家へのアプローチ道路がちょっと狭くて私の腕ではちょっと無理。アスリートの車体でカムロードがベースだったらなと思っていたところ、まさにぴったりのNewChampが発売されるとのこと。

以後、寝ても覚めてもNewChampが頭から離れません。見るに見かねて家内から最後の道楽だろうから思い切って退職金を使ったらとのありがたーいお言葉をいただき、思い切って買い替えを決めました。

NewChampの車内について

  
バンクベッドはアスリートに比べて車体幅が10cm大きくなったことにより若干広くなりました。

ただし、運転席がアスリートよりも前に移動してますので、ベッドの奥がアスリートよりも短くなっています。このため3枚あるマットをたたんだときの奥行きが短くなったようで、毛布とか布団を仕舞うスペースが狭くなったような感じです。

走行中に荷物が運転席に落下しないように荷物止めを製作する必要がありそうです。

ここに登るためにはハシゴが必要ですが、アスリートで製作したハシゴを転用することにしました。

ダイネット部分ですが、サイドソファがあるためアスリートよりも大分広くなった感じです。やはりこの開放感が大事ですね。

向かい合わせの座席に4名、サイドソファには2名が腰を下ろすことは可能ですので、ゲストが増えても車内での宴会が可能になりました。 

オプションその1



懸案のトイレですが、ようやく「カセットトイレ」を設置することができました。チャンプの場合は、オリジナル仕様は側面の収納扉がつきます。ただカセットトイレを設置するとこの部分がトイレのカセット取り出し口となりますので、扉がなくなります。メーカーと相談したところ縦位置にトイレを設置することにより、取り出し口をリア側にもってくることができること、その場合は収納扉はそのまま設置できると聞き、即決で決めました。このほうがトイレルームを広く使えます。 


オプションその2
電動ステップです。今までは手動でしたので、車内からステップを下ろすことができず、いちいち運転席が降りて、外からステップを出す必要ありました。想像していた以上に負担が軽くなりました。

ただし、その後雨降りの時に,かなりの確率で乗降スイッチが利かなくなることが分かりました。特にステップを出しっぱなしした場合は100%の確率で動かなくなります。見かけは格好良いと思いましたが、実用上はまだまだ改良点があると思います。

オプションその3
FFヒーターです。アスリートのLPGのFFヒーターに比べて音も小さくなり、大きさ的にも随分小さくなりました。 暖房効果は冬でも暑くなりすぎるくらいです。
    
 NewChampの快適化について
バンクベッドの
ストッパー


チャンプのバンクベッドはグローバルのキャンピングカーで採用の分割された棚板をはめ込む形式です。
問題はこの棚板が重すぎること。常時ベッドにしてしまうとキャビンから運転席への移動が難しいため、バンクの窓にはめ込むストッパー(木製)を製作しました。これで3枚目の棚板を立てかけることが出来、バンクに積んだ荷物の落下防止にもなりました。左右の窓に1枚づつはめ込んで使います。
 
助手席の後ろのスペース活用 助手席の後ろのスペースがもったいないので、ここに木製の収納箱を設置しました。
上段はガイドブック入れ、中断は薬入れ、下段はランタン等万能収納です。 
 
リアのキチネットの脇のスペース活用 キチネットの脇のスペースがもったいないので、ここに自作の収納箱を設置。

上段は紙コップ、紙皿、キッチン用具の収納
下段は飲料水のペットボトル(2本)入れ、やかん、ガスコンロ、電気コンロの収納用です。

上段の蓋には100円ショップで買ったネットを張ってあります。
おたまじゃくし等はここに挟んで収納します。

 
下段の蓋は開けるとそのまま棚板として使用できます。下側にストッパーが付いていますので、強度は十分です。主にやかんを置くのに使います。
トイレルームに収納箱を設置。

CD、ビデオテープ入れとして売っているプラケースを横向きに壁面にねじ留めしました。
トイレルームの防臭対策 トイレルームの壁面に光触媒シートを張りました。画面は扉ですが、この向かいの壁面にも張ってあります。光触媒シートは日光に当てることにより、機能は復活しますので、キャンプ場では昼間この扉を開けておきます。
カーテン バンクベッドの保温と遮光を兼ねて難燃性の生地でカーテンを作成しました。
ロールオーバー効果あり。
LEDランプ

ダイネットのランプのLED化。
ダイネットにはこのランプが3ケついていますが、いずれも20Wの白熱灯で熱くなるし、電気も食いますので、普段は点灯できません。それでこちら側の1コだけLEDにしました。(AKMLらいる工房製作)

ホワイトタイプを19個使っています。
 
換気扇 換気扇のファンをPC用のファンに変更
これも省エネの一環ですが、オリジナルの電気を食うモーターからPC用のファンに換えました。

ダイネット用は4個、トイレルームは2個使用。

 
電圧計 サブバッテリーの電圧計を取り付け。
これもAKMLらいる工房の作品です。
これで常時サブバッテリーの電圧が正確にチェックできますので精神衛生上、大変楽になりました。
インバーター インバーター設置。
車内でPCを使うためのAC電源が必要になり、300Wの正弦波インバーターをサードシート下に設置。下に見える黒い箱はべバストのFFヒーターです。
箸入れ ダイネットテーブルの下に箸、スプーン入れを設置
普段使用するものですので、なるべく手近なところに置く必要があります。パソコン用のスライド収納を転用しました。ストッパーがついていますので、走行中に開くことはありません。