7月6日
行程 自宅→大洗フェリーターミナル: 走行距離:132km
ようやくコロナワクチンの2回目の接種が完了し、2週間経過したのを待って、昨年から持ち越しになっていた北海道長期ツアーを決行することにした。
例年、青森まで陸路、青森から函館までフェリーというのが定番だったが、これはコストの問題ではなくて、船酔い回避と大洗からのフェリーの乗船時間(19時間)が長すぎてせっかちなしーとさん向きではないのが理由。
今年は最近の二人の体力を考えて、陸路をやめて大洗からの「商船三井フェリー」を利用することにした。
ところが、7月6日の出発を前に出だしからトラブル続き。
まず自宅前で荷物を積み込もうとしたら隣の新築工事現場の大型トラックが道を塞いでいて通れない。あわてて業者に掛け合い、車をどかせる。
その後は順調に大洗のフェリーターミナルへ。到着は午後3時半。出港時間は午後7持45分だからまだだいぶ時間がある。まずはチェックインだが、コロナ対策は厳重で、チェックイン窓口に向かう前に二人揃って体温チェック。このチェック済証を持参して窓口へ。
乗船開始は午後6時なので、その間に付近のスーパーと薬屋さんへ。日用品と酔止め薬を購入。今日は低気圧接近にともない多少船が揺れるかもとのことで、前回のようにヘロヘロにならないよう用心したもの。
買い物を終えて車にもどり、簡単な夕食を取りながら6時まで待機。ちなみにこのフェリーは乗船時は運転手だけが乗車し、同乗者は徒歩で乗船する仕組み。乗船開始のアナウンスがあって誠子マミーが出発しようとしていたら、なんと常備薬が行方不明。持病を抱えているので、薬無しでは旅はできない。大慌てで薬の捜索開始。ところがこれがなかなか見つからない。やむなくフェリーの乗船中止の覚悟を決めた時に、ようやく発見。出だしからつまづいたが旅を開始できるようになってほっと一息。
一息ついてからの待ち時間が長かった。50分ほど待たされてようやく乗船。乗用車が先でキャンピングカーは最後のタイミングで乗せる仕組み。
船室(スーペリアオーシャンビュー)は狭いビジネスホテルにシングルベッドを2つ入れたようなスタイル。トイレはあるが風呂は無くシャワーのみ。もっとも展望大浴場があるので部屋には不要だが。
いつものことだが、キャンピングカーからの荷物の移動は大変。私はPC、カメラ、着替え、パジャマ、まくらなども持参しなければならず、両手に荷物をぶら下げて狭い船内を動くのが肩痛には最悪。荷物の移動が無いキャンピングカー内の宿泊がよほど楽。というとまた誠子マミーとの諍いになるのでここは我慢。
ようやく船室に着いて一段落。残念ながら船内には当てにしていた食事関係の自動販売機、電子レンジは無い。コロナで休業中と思っていたビュッフェが営業しているため、食事はこちらでということのようだ。ちなみに津軽海峡フェリーではレストランが無い代わりに食事類の自動販売機、電子レンジなどは充実しているので、食事を持ち込む必要は無い。
車から離れて船室に入ってしまうと保安上の理由から車には戻れない。やむなく持病のクスリを取りに行とい理由で戻ることに。OKは出たものの係のお嬢さんがそばに張り付いて監視しているので、カップラーメンの替え玉?のみ持ち出すことができた。なんだか悪事を働いらいているようで後味が良くない。
部屋に戻って紙コップにラーメンを入れ、室内に設置してある湯沸かしのお湯を入れてなんとかラーメンもどきを製作。これが夕食代わり。出だしからちょっと惨め。
前もって服用しておいた酔い止めが効いてきて9時前に就寝。夜中にエアコンが効きすぎて寒くて目が覚めただけ。そのまま朝まで起きず。といっても寝返りを打つたびに肩が痛くて目が覚めるので熟睡感は無いが。
7月7日
行程:苫小牧→千歳 走行距離:42km
フェリーは予定通り翌7日の午後1時半に苫小牧港に到着。下船の際は同乗者も車に乗って下船するため狭い通路は大渋滞。エレベーターを使わず荷物を担いで階段を降りる羽目に。ようやく車両デッキについて準備OKになっても、なかなか下船する順番が回ってこない。40分待機してようやく下船。
今夜は千歳のRVパークを予約しているので宿?の心配は無い。まずは道の駅「花ロードえにわ」へ向かう。こちらで「道の駅スタンプ」と「ピンバッジ」をゲット。
北海道の道の駅スタンプラリー用のスタンプ
ちなみにスタンプが置いてある隣に下記マシンが設置されている。一回¥100。
一度やってしまうと次はやめられないのがミソ!
駅の構内でランチを探すもフードコーナーにはカレー屋さんしか見つからず。他に当てもないので、ここでトントンカレー¥1380(私)、炙りベーコンカレー¥1180(誠子マミー)をいただく。
トントンって何?と思われるでしょうが、運ばれてきたのを見たらトンテキを角切りにして、後からカレーに入れるだけ。他にはさやインゲンが1本のみ。味はスパイシーで美味しかったが、あんまりコストパフォーマンスが良いとは言えない。誠子マミーのはベーコンとポテトほか野菜がいろいろはいっていて美味しそう。北海道上陸の最初がカレーというのでは先が案じられる。
とんとんカレー |
炙りベーコンカレー |
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食事を終えてRVパーク「翼の杜千歳」へ向かう。新設のRVパークなのでナビにも無く、探すのに一苦労。かなり広い敷地に真新しいサイトが9箇所。コロナで予約がキャンセルになったようで、住人は私たちだけ。
早速電源を繋いで準備OK。サイト内に流しもついていて便利なのだが、問題は水道の蛇口。車の洗車用のホース(レバーを握ると水流が強くなったり、霧状にしたりできるやつ)しか無い。水を出すためにはレバーを握らねばならず、両手が使えない!洗桶が無いので顔も洗えない。また洗車用なので、水流が猛烈に強すぎてヤカンに水を入れようとすると半分以上ヤカンの外へ!
まあこれが唯一の不満だが、サイトは広く、係りの対応も良し。やはり新設だけにトイレ、シャワールームは清潔で清掃も行き届いている。これだけでもRVパークを使うメリットあり。
不満というところで気が付いた。もう一つ大きな問題が。しばらくして「RVパーク翼の杜」の意味が分かった。宿泊準備を整え一息ついたところに頭上から轟音が!周りを見てもよくわからない。しばらくしたら轟音の正体が判明。なんとここは千歳空港の滑走路の延長の真下にある。
真上を見ると大型機がまさに飛び立つ瞬間だった。これが10分おきに飛んでくるのでかなり騒々しい。もっともしばらくしたら慣れたが。
カレーランチがヘビーだったので食欲なく、夕食はミニカップラーメンで済ませ、食後に経費精算と日記を書いて過ごす。今夜も早めの就寝。
7月8日
行程:千歳→白老→十勝川温泉 走行距離:344km
今朝は朝のうち霧雨。
霧雨から小降りに変わってきた頃、本日のメインイベント、「ウポポイ」見学に出発。
ここは観覧に事前の予約が必要と紹介されていたので、朝一番(9時)の予約を入れておいた。でも駐車場に着いたら、ナント私たちが一番乗り!その後も客は無し。しばらくしたらバスで小学生のグループがやってきたくらい。
お役所の施設(国立)のためか、案内係の人数が多いこと! 駐車場、入り口案内、ゲート前と常に2,3人が待ち構えていて、ちょっとまごついていると飛んでくる。これは園内の各施設でも同じ状態。民間施設ではあり得ない。
閑話休題
ウポポイとは国立アイヌ民族博物館を中心施設とする「民族共生象徴空間」であると解説されていた。要するにアイヌ文化の紹介ということか。
敷地は広大。博物館以外にも色々あって全部を見て回って体験するとなると、とても1日ではムリ。基本的に主な体験学習、歌と踊りなどの演奏は土日祝日がメインで、平日は限定されていた。といっても広い園内!を雨の中移動するのは大変。入り口で傘を貸してくれるサービスがあったようだが、私たちが入園する頃は小雨だったので、ヤッケで済ませたのが失敗。
それでも博物館、工芸見学、伝統家屋の紹介、最後に歌と踊りのミニコンサートを堪能した。
すでに12時を回っていたので3時間ほど滞在したことになる。ランチは園内にある入り口付近のフードコートで。体が冷え切ってしまったので、おにぎりと行者ニンニクラーメンで温める。
午後1時半に出発。寒さで関節炎が痛みだしたので温泉療法の意味で、温泉付きの道の駅へ。明日のホテルが足寄なので、まずは十勝方面の道の駅を探す。最近できた「十勝川温泉」が良さそうなので行ってみた。SPAという名称が気になったので確認したところ、湯浴み着で入る温泉との説明。普通の裸で入る湯船は無い。家族が一緒に楽しめる温泉ということで、どうやら温泉プールみたいなものらしい。到着したのが4時半だったが、入浴は6時までとのこと。今から他を探す時間もないので、やむなくここに決定。湯浴み着とバスタオルのレンタル代込みでお一人様¥1500也。北海道の温泉としては破格のお値段。(普通は¥500のところが多い)
場内には洗い場は無し、もちろん石鹸シャンプーも無い。あくまでも浸かるだけ。まあ、数十年ぶりで誠子マミーと一緒に入れたのが収穫か?これで夫婦の絆が一層強くなったとしておこう。
風呂から出たら気のせいか肩の痛みが少し減ったような?でも夜半痛みが増してきて湿布を貼ったりで忙しかった。明日はまともな風呂(温泉)に入りたい。
7月9日
行程;十勝川温泉→上士幌→足寄 走行距離:54km
今日の十勝は霧雨からスタート。お天気が芳しくないので高原めぐりはやめて道の駅めぐりとした。
まず最初の道の駅は「ピア21しほろ」。ここは新装開店で、最近の作りに習ってかなり豪華に変身していた。まずトイレをチェック。やはり洗浄トイレは定番になったようだ。屋内の土産物、情報コーナーも充実していた。以前訪れた時にスタンプラリー用にスタンプは取得済であるが、スタンプも新しくなっていたので、あらためてゲット。ついでにピンバッジも。
ここは士幌牛で有名なので、レストランにはうまそうなメニューがいっぱいあったが、まだ9時過ぎたばかりでランチには早すぎ。後ろ髪を惹かれる思いで次の道の駅「かみしほろ」を目指す、こちらは昨年開店したところで、ま新しい香りがする。
スタンプとピンバッジをゲットしてから場内探索。こちらもトイレは洗浄トイレで非常に清潔かつ綺麗だった。売店も整備されていて珍しいものがある。名物の乳製品、ミルクとヨーグルトを試飲。どちらも味が濃い。これは旨かった。
WiFi及び電源完備の窓向きのテーブルに座って飲んでいたら、目の前で「猿回し」がはじまった。もちろん窓越しだが。さすがに午前中の早い時間帯なので、お客はほぼいない。私達は無料観覧席で裏側から楽しませてもらった。料金は観覧後にお気持ちで支払うスタイルのようだが、なかなか最前列の席には座る客が無い。牛乳を飲み終わって一旦車に引き上げ。あらためて私だけ前記WiFiと電源があるテーブルに戻る。
恒例の日記を書いていてふと頭を上げたら、なんと誠子マミーがちゃっかり最前列に座って猿回し観覧中。後で聞いたらお気持ち代は¥1000支払った由。でも見ていたのは数人(1桁)だから、猿回しさんも大変だなと同情。
無料WiFと電源のおかげで仕事がはかどり、今日までのスマホの写真などもすべてPCに取り込むことができた。一段落してランチタイムになったので、フードコートでしほろ牛の牛丼をいただくことにした。アメリカ牛は¥800だが、こちらは¥1100、いずれも税抜価格。券売機で持ち帰りにするか、ここで食べるか聞かれたので、場内でと申告。ちなみにここはセルフサービス。
しばらく待ってお盆を取りに行くとなんとなんと器がボール紙で、紅生姜もセロハン入にちょっぴり。つまりテイクアウト用を場内でも提供ということ。これで¥1240とは!味が良かっただけに提供方法には疑問が残る。いちおう道の駅の事務所には、リピーターが減るよとアドバイス。
気を取り直して次の道の駅へ向かう。30キロ先の「足寄銀河ホール21」。松山千春の生地ということで、入り口に名物の巨大な「ラワンブキ」と一緒に写っている等身大のパネルがある。誠子マミーのリクエストはこのパネルの前でツーショットを取りたいというもの。めでたく数枚撮って早速千春ファンの友人へ送って羨ましがらせていた。
今夜のホテルはこの道の駅の直ぐ側にある「レウス・アショロ」。言い忘れたが、今回の旅からツアーの間に随時ホテル泊まりを入れることにした。現在の愛車は今までとはことなり、居住性が良くないので、長期間の車中泊は無理。ということで2,3日おきにホテルを予約している。
このホテルはいわゆるB&Bで、新築で、駐車場が広くてWiFiが使えるというのが気にいって予約したもの。到着時刻がチェックイン時刻よりも早すぎたので、待ち時間を利用して隣のコインランドリーで溜まった洗濯ものを片付ける。
部屋はツインでバストイレ付き。かなり広めでフェリーの部屋よりもリラックスできる。仕事ができるようなコンセント付きテーブルがあるのが嬉しい。これでいままで書き溜めておいた3日分の日記を仕上げることができた。
夕食は近所のスーパー(フクハラ)へ買い出しにいって、いろいろ買い揃えて部屋でいただく。良く言えばバラエテイに富んだ夕食だった。
だいぶ疲れが溜まってきて二人ともバテ気味。明日からのお天気は芳しくないようなので、ここはじっくり静養に励むことにしたい。
7月10日
行程:足寄→ナイタイ高原→上士幌 走行距離106km
昨夜は足寄のホテル「レウスアショロ」に泊まった。レウスとはアイヌ語で宿の意味。車中泊の1泊目が千歳、2泊目は十勝川温泉。3泊目はホテル。このくらいのローテーションで間にホテル泊まりを入れると体が楽というのが実感。ただしフェリーのときと同じで、車から持ち出す荷物が多いのが難点。
寝てからエアコンの調整がうまくいかず、たびたび起きて調整していることが多くて、あんまり寝られた実感は無い。もっとも誠子マミーは私が苦労しているのを知らず熟睡していた(ように見える)。
昨夜は9時過ぎに就寝だったので、今朝は5時起き。朝食までの時間があったので、整理が出来次第荷物を車へ。6時半に朝食。本来ビュッフェ方式らしいがコロナ対策で、基本のお皿は個別に用意してくれていて、ご飯、パン、ドリンク類を自分でする選ぶ方式。使い捨てのラミネートの手袋が用意されていた。
出発前にキャンカー用の清水タンクに水をいれてもらい、ついでに溜まったゴミ処理をお願いした。快く応じてくれて感謝!
本日も曇りで時折霧雨という芳しく無いお天気だが、一応ナイタイ高原の視察に行くことにした。
その前に改めて道の駅「足寄銀河ホール」を再訪。昨日スタンプを押したが写真を撮るのを忘れたので再度チャレンジ。
足寄から上士幌を経由して「ナイタイ高原牧場」へ向かう。上士幌からは基本登りになる。途中から急に視界が広がってこれぞ北海道という景色が圧倒的。牧場入り口からぐんぐん登ると終点にあるのが「ナイタイテラス」という洒落た展望カフェが現れた。
ここは例年訪れているが以前は山小屋風の建物だけだった。新しい建物は近代的なデザインでそれなりに高級感はあるものの.一見青山の会員制バーのような雰囲気。入り口が重そうなドアで中が見えない仕組み。なんとなく入りにくそう。
中に入ると室内は片側が一面ガラス窓になっていて広大な牧場全体が見渡せるようになっている。お天気が良ければ十勝平野が見えるだろうが今日はあいにくの曇り空で遠くまでは見渡せない。天気が回復したら今度こそスケッチをやろうと思う。
参考(晴れたらこんなところ)
カフェで誠子マミーがココアで私はホットミルクを注文。展望窓に沿ってテーブルが並んでいるので景色を眺めながらドリンクを楽しむことができる。
ドリンクを飲んだらもう用はないのでさっさと引き上げる。今日はお天気がぱっとしないので特に行事を設けずのんびり過ごすことにする。ナイタイテラスで上映していた上士幌のグルメで紹介されていた「ドリームラッテ」で肉系のランチにしようと高原を引き上げる。ところが新設のお店のようでナビには無い。地図で探すも見当たらず、しかたなく昨日訪れた道の駅ピア21士幌のレストランに行ってみた。
肉系も海鮮系もあったが、お店一押しのアジの漬け丼ではなく、二人ともビーフを選択。私は生姜焼き、誠子マミーは「剣先ハンバーグ定食」。「剣先」とはイカにはあるがビーフで?と思いつつ運ばれてくるのを待った。出てきたのは大型スコップの先を鉄板に見立てて、熱々のハンバーグが乗っていた。論より証拠、写真をご覧ください。
多少筋があって噛みきれない部分もあったが味は良し。サラダが多かったのが良かった。剣先ハンバーグは見た目のインパクトほど美味しかったかどうか?
食後、また道の駅上士幌へ向かう。上士幌について車の中に入っろうとしたら床が水浸しになっていた。どうやらホテルで入れてもらった清水タンクが満タン以上で車の振動のため溢れてしまったらしい。大慌てで乾いた雑巾類で水を出取ろうとするもなかなかうまくいかない。道の駅の隣にホームセンターがあるのを誠子マミーが思い出し、こちらで吸水シートを購入。ついでに誠子マミーの腰痛対策用にシートに敷くクッションも購入。道路の継ぎ目の振動が腰痛に響くので緊急対応策。
車の床に吸水シートを敷き詰め.様子を見る間を利用して温泉に行くことにした。場所は道の駅「しほろ温泉」。ここから約15キロ、30分の行程。
何度も訪れている温泉だが入浴料金は大人500円のところ、シニア割引があって¥350。ラッキーだった。温泉は十勝川温泉と同じモール温泉で濃いめの麦茶色。湯の温度は基本高めで、露天風呂も42度と私にはちょっと熱すぎ。ジャグジーが38度と比較的低めだったのでもっぱらこちらにつかる。1時間ほどの滞在で改めて道の駅上士幌へ戻る。しほろ温泉での車中泊もあるのだが、夜間トイレが外にあってあまりきれいでないので、あえて上士幌へ戻ることいしたもの。
と言うことで今日は道の駅上士幌で車中泊。
7月11日
行程:上士幌→ナイタイ高原→上士幌 走行距離:55km
5時起床。恐る恐る車のカーテンを開けて外をみると、やっぱり曇り。こういうときに限って 予報が良く当たるのが悔しい。「であれば出かけは止めて、まったり過ごすのが良さそう。」と覚悟を決めて本日の行動予定を決める。
まずはお洗濯。昨日車の床が水浸しになったときに乾いたタオルを大量に使ったの で、濡れたままにしておくこともできず、早めに洗濯して乾かして置きたい。 ネットで探すと道の駅のすぐそばに新設のコインランドリーがあるのを発見。食料が乏しくなってきたので、あわせてスーパーでの食材調達。とりあえずはこの2つを目標に。
新設のランドリーなので当然ナビにはでていない。地図をみながら見当をつけて 出発。ところが碁番目の街路のわりにわかりにくい。なんどか往復してようやく
発見。持参した汚れ物を洗濯機に放り込み、出来上がるまで車内で待機。出来上がったものを無事に回収して車内で畳んでいるときに、本来の目的だった肝心のタオルの洗濯を失念していたことに気づく。あちゃーやってしまった。といって今更タオルだけ洗うのは不経済なので、これは今晩の温泉で使って、ついでに洗濯
してしまうことにした。
その後向かいの小さなスーパーAコープ へ。買い物途中で誠子マミーがトイレに行きたいと叫ぶ。小さなスーパーでトイレは無い。やむなく買い物を途中で切り
上げ、道の駅へもどる。結局買えたのはくだものとパンだけ。
道の駅へ戻ってきたら晴れ間が出てきたので、急遽スケジュール変更。昨日下見したナイタイ高原へ。ここから20キロ程なので、30分もあれば行ける距離。思い立って直ぐに出発。ところが標高があがるにつれて段々霧が濃くなり、目的地ナイタイ
テラス付近では視界10mほどになってしまった。対向車が濃霧の中から急に現れるので慎重に運転。あまりに霧が濃くて駐車場の入り口を見落としてしまうほど。
「そのうち霧が晴れるかも?」との誠子マミーの楽観的な見通しに付き合って1時間ほど駐車場で待機。といってもその間、誠子マミーはぐうぐういびきをかいて熟睡。目覚めるまでじっと待つ。結局霧は晴れる見込みなく引き上げることにした。
途中まで山をおりたら霧が晴れて見晴らしが良くなった。でももう意欲が削がれて しまい、お腹も空いてきたので、スケッチは延期。道の駅に戻ってランチ探し。道の駅には不釣り合いな高級レストランはあるが(ランチコース¥5000)、手頃のメニューがない。たまたま売店で豪華サンドイッチ弁当を見つけたので、とりあえずこれを購入。結局これは夕食用にして、ランチは昨日の「ピア21しほろ」の食堂でとることに。
今回はうなぎをメインにチョイス。誠子マミーはうな丼。わたしはうなぎ牛丼。うな丼と牛丼がハーフハーフ。うなぎは関東風の蒸してからタレをつけて焼いたものでなく関西風の硬めに焼いたうなぎの蒲焼 だった。北海道は関西系だったのか?
写真はそのうな丼。イメージが?
今夜の風呂は上士幌町内にある町の健康増進センター「ふれあいプラザ」で。入浴料は破格の¥300。でも シャンプーなどは無いので持参する必要あり。懸案の洗濯を忘れたタオルも洗うことができた。
明日は美幌峠を超えて美幌のRVパーク「峠の湯」を目指す。
7月12日
上士幌→摩周温泉→美幌 走行距離:176km
今朝も5時起き。気になるお天気は今日も小雨。
早めの朝食を済ませ、昨日予約した美幌のRVパーク「峠の湯びほろ」へ向けて出発。
150キロほどなので直行すれば午前中に到着してしまう。チェックインが午後3時なので、寄り道して向かうことに。足寄→阿寒湖→摩周湖→美幌峠越えのルート。
8時に道の駅「上士幌」を出発。道の駅「摩周温泉」には10時半に到着。駐車場にはすでにかなりの数の乗用車が。キャンカーの数はまだ少ない。早速タオル片手にいそいそと「足湯」向かう。ところが只今清掃中の看板が!いずれオープンするかもと思い、先にスタンプとガチャンピンバッジをゲット。情報コーナーで資料を集めたり、土産物を冷やかしいると、いつのまにか足湯が営業開始。清掃は終わっていたようだ。あわてて車にタオルをとりに行き、あらためて足湯へ。温泉がいれたてなのだろうか、かなり熱め。足湯でなければ入れないレベル。足湯体験してきたと言えるくらいの間浸かってみた。これで効果があれあば万々歳だが。
足湯を終えて本日最後の難関「美幌峠」を目指す。峠の最高地点に道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」がある。以前ソロで北海道を回ったときに食べた「豚唐揚げ丼」が旨かったのが忘れられない。さっそくレストランに入ってチェック。ありました。名前を忘れていたが姿形は間違いない。私は迷わずこれ。誠子マミーにも勧めたが、温泉卵が苦手なので普通に豚丼を。
唐揚げ丼のタレがとにかくうまい。真ん中に鎮座した温泉卵を割ってタレとからめるとこれは最高。今日で北海道上陸6日目になるが、いままでで一番旨かった。ところが景色は最悪。摩周では小雨だったが、美幌峠の頂上に近づくにつれ霧が濃くなって、昨日のナイタイ高原のときと同じ状況。駐車場の入り口を見落としそうになるのも同じ。視界10mでは絶景のはずの屈斜路湖は見えるはずもなく、あたり一面真っ白の世界。長居しても意味ないので、食事を終えてさっさと下山。
因みにお天気が良ければこんな景色が拝めたはず。
美幌市街地を目指してものの5分も走ったら、様子が一変。ちょっと青空が見えたかなと思ったら太陽が眩しく、日差しも厳しくなってきた。あまりの天候の急変に言葉を失う。
明日からの晴天に期待をしつつ、今夜の宿、RVパーク「峠の湯びほろ」に到着。チェックィンタイムよりかなり早めの到着だったが問題なし。こちらからお願いする前にゴミ処理の案内があった。長旅のときはこれが一番嬉しい。(ゴミ処理代¥100也)
今夜は電子レンジが使えるので、冷凍してきた「たけのこご飯」にレタスと豚バラでトンしゃぶというキャンプ飯にしては豪華版。流しがあるので本格的な料理が可能。上陸以来初めてのキャンプ飯。トンしゃぶプラス漬物だけというメニューだったが、久しぶりに家庭料理が食べられてラッキー。
7月13日
行程:美幌→美幌峠→清里 走行距離:90km
今朝も5時には起床。カーテンから陽がこぼれていて目が覚めた。上陸した7日以後はずっと曇りか雨だったので、1週間ぶりの晴天。
やはりお天気だと気分が高まる。いそいそとベッドを元に戻し、朝食の準備にかかる。トイレと流しが遠いので朝から運動。たった10リットルのポリ缶なのだが水が入れば10キロ。いつもならなんということのない重量だが、肩が関節炎になってからこれが結構きつくなった。でも晴れるとこれもさほどきつく感じなくなるのが不思議。
食後は今までためこんだゴミを分別し、それぞれ昨日買ったポリ袋に詰め込む。車の水漏れ対策で使用した吸水シートが結構な量でゴミ袋がパンパン。車の背中に背負ったゴミ箱の中身もぜんぶ処理できて気分はさわやか。
これで出発準備が整い、ようやく斜里に向けて出発。斜里までは50キロ弱なので、再度美幌峠経由で向かうことにした。今日こそ絶景を見ることができるだろうと期待しつつ峠を登る。白樺並木のシーニックハイウエイ?は途中までは良かったが、登りかけて数分でまたもや霧。
標高が上がるにつれて濃霧に変わる。頂上では昨日と同じでなにも見えず。予報では9時過ぎには晴れると言っていたので、しばら待機することにした。実は今日はメジャーリーグのホームラン競争の実況が予定されており、これを見ながら待機なら一石二鳥というわけ。美幌峠には地デジのアンテナがあるため、ワンセグしか映らない車載テレビがここではバッチリみれるのを昨日確認しておいた。
早速NHKにチャンネルを合わせるとバッチリ写っている。残念ながら大谷はホームラン競争は1回戦で敗退してしまったが。最後まで実況を見たが、結局霧は晴れず。今回も目的を果たせず、11時過ぎに山を降りる。網走のモール内のダイソーでタッパーウエア、ホワイトボード、予備のiPhone充電ケーブルなどを買い求めてから斜里へ向かう。
TV観戦とスマホを視聴中の誠子マミー
「小清水原生花園」付近で見えた斜里岳と知床連山の姿が素晴らしかった。運転中につき撮影は誠子マミーに依頼。
ホテル「緑清荘」は日本旅館スタイルかと思っていたが、純粋のホテルだった。大浴場は温泉で、いわゆる日帰り温泉レベルの大きな風呂だった。残念だったのはお湯の温度が高すぎたこと。ただしジャグジーは適温で良かった。明日の朝8時までいつでも入浴可能というのが嬉しい。
予約したときにB&Bと紹介されていたので、夕食はスーパーで買い求めていたが、なんと館内にちゃんとしたレストランがあった。誠子マミーがこれを見逃すはずもなく、夕食はここで決定。まずは風呂に入ってからレストランへ。メニューはいろいろあったが、誠子マミーは迷わず海鮮丼、私は天丼。注文したときに、ご飯の量は正確に半分にしてほしいと依頼したら、「正確に半分は?」と困った顔をされててしまった。このホテルの標準がいくらか知らない私達だから、これは半分ですと言われたらそれまでのこと。とても正直なウエイターだった。
結果はとにもかくにも大変少なめのご飯にしていただいた。濃いめのタレがうまい天丼だった。
これから晴天が続くようだが、オホーツク側は気温が30度近くなるようで、日中はともかく夜間の気温が高いのは熱中症のリスクがある。3年前に熱中症でダウンした経験あり。すくなくとも夜間は涼しいところへ移動する必要がありそうだ。明日の予報をみて行く先を考えることにする。16日が帯広のホテルになっているので、ここから南下して中標津、別海方面が良いかもしれない。
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7月14日
行程:清里→知床峠→羅臼→札弦(さっつる) 走行距離:168km
今朝は4時半起床。いくらなんでも早すぎるので、寝ている誠子マミーを起こさぬようそっと部屋をでて、朝風呂に向かう。かけ流しの温泉なので、翌朝の8時までは何回入ってもOKという嬉しい仕組み。
この時刻では相客はいないだろうと思いきやすでに一人。もっともすぐに出ていったので、完全貸し切り状態。風呂の温度は42〜43度とやっぱり熱め。仕方なく昨日に引き続きジャグジー(こだけは38度)で過ごす。じっくり肩と腰を重点的にあたためた。これで数時間は痛みも忘れられそう。
誠子マミーが起き出す頃に戻り、昨日買っておいたお弁当(結局夕食はホテルで食べたので残ってしまった)で朝食代わり。ざるうどんとミニ天丼という妙な組み合わせで結構ボリュームがありすぎ。誠子マミーは冷麺だったので、ちょうど良かったようだが。
今朝は朝日が目に痛いくらいまぶしい。久しぶりの晴天なので、どうするか?いろいろ検討した結果、一応知床には行ってみようということに。知床といっても誠子マミーのリクエストは知床峠から羅臼岳をみることだった。
「道の駅ウトロシリエトク」の手前にある「オシンコシンの滝」に立ち寄り。駐車場が狭いのでいつもは通過するのだが、今朝はほとんど車が無い。もちろん観光客も数名のみ。
道の駅でスタンプとピンバッジをゲットしてから知床峠に向かう。途中で「知床五湖」方面の看板を見て、ここも訪れる予定だったのを思い出し、まずはこちらへ。ヒグマの生息地なので、地上から電気柵を備えた木道を歩くスタイル。最初は木陰もあったが、すぐにカンカン照りの中に放り出される。太陽がチリチリ焼き付けるようでとにかく暑い。そんななかウグイスの鳴き声がなんとも涼しげ。写真を取りまくってUターン。約1時間ほどの散策。途中で誠子マミーは鹿を見たと興奮していた。
知床五湖見物を終えて駐車場を出発。走行中を撮影するカメラをセットしようかと思ったときに、目の前の道路ワキに黒いものが見えた。最初はゴミかと思ってよけたが、近づいて良く見たら何とヒグマ(子熊)だった。危うく引いてしまうところだった。誠子マミーは下を向いてスマホを見ていたので見過ごしてしまい残念がる。クマに遭遇したのはこれで2回目。前回は子熊を連れた母グマだった。北海道の住人でもなかなか見られるものではないようで、まあラッキーだったということか。
「知床峠」に到着して羅臼岳に気を取られていたら、誠子マミーがご注進とばかりに興奮している。なにかと思ったら、羅臼岳ではなくて、海側(太平洋側)に壮大な雲海がでている。湖での雲海は経験があるが、海の雲海は初めて。きょう二度目のラッキー。雲海がどんどん発達して陸側へ押し寄せてくる。これは壮観だった。あんまりうれしくて二人で写真を撮りまくる。
その後誠子マミーが生徒さんとのLINEでの日本語レッスンをするということだったが、携帯の電波状態が悪くて結局つながらず。峠を降りて羅臼へ向かう。道の駅「知床羅臼」でスタンプとガチャピンをゲットし、また来た道を戻る。羅臼から海岸伝いで斜里へ戻るつもりだったが、距離的には知床峠越えのルートのほうが早いということ。
またまたワインディングロードを走って斜里へ。まだ訪問していなかった道の駅斜里に立ち寄りスタンプとガチャピンをゲット。構内の水槽に「クリオネ」が泳いで?いた。
夕食をどうするか悩んだが、当初考えていた清里のホテルは止めて、道の駅「パパスランドさっつる」のレストランに決定。ここは温泉もあるので、車中泊にも向いている。
午後4時過ぎに道の駅に到着。早速温泉へ。入浴料は¥450(シャンプーなど完備)とリーズナブル。嬉しいことにどの浴槽も湯の温度が低めだった。露天風呂の37.9度は最高だった。どういうわけか風が強く、湯船から頭だけだして風にあたるとなんとも言えない良い気持ち。
さっぱりしてからレストランへ。朝から妙なものを食べたので、空腹感が無い。迷ったあげく選んだのは、私がビーフカレー、誠子マミーは掻き揚げそば。これがどちらもみかけよりもずっと美味だった。
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ここの道の駅の唯一の難点は夜間トイレが改装中で、身障者用1ケのみしか使用できないということ。道の駅が開くのが9時なので、それまでトイレは我慢?ということになりそう。
7月15日
行程:札弦→裏摩周→厚岸 走行距離:120km
今朝も5時前には起きてしまった。やはり寝る時刻が早いと目が覚めるのも早くなる。最近は5時間も寝ると十分のようだ。
道の駅が開くのは9時なので、それまで溜まっていたレポート、写真の整理をする。結構な量があったので、ちょうど良いタイミングだった。毎日の日記をその日のうちに片付けるのは簡単なようで結構面倒。(片付けるというのは、弟妹に日報を送ること) 一日遅れると押せおせになって精神的にも良くない。今日で滞貨一掃したので、明日からは気が楽だ。
道の駅オープンと同時にトイレに駆け込む。なにせ24時間トイレがたった1個しか使えないし、トイレットペーパーも不足。床は濡れていてとても使う気にならなかった。
さて今日は移動日。現在札弦(さっつる)の道の駅だが、明日16日は帯広のホテルを予約しているので、なるべく帯広付近まで行っておきたい。天気予報によれば網走近辺の気温は明日から30度超えが予想されており、車中泊には不向き。せめて夜間はしのぎやすい場所には行っておきたい。さらに誠子マミーの好物、海鮮をそろそろ提供しておく必要もあるので、最終的に厚岸までゆくことにした。といってもせいぜい100キロの道のりなので、楽勝。
先に清里近辺の名所をざっと見てから南下することに。9時20分出発。
最初は天に登る道、「ストレートロード」を見にゆくことに。10キロの直線道路でまるで天にのぼるような道ということで有名とか?話の種に行ってみたが、名物にうまいもの無しということ。結論はべつに?というもの。
次に「さくらの滝」。ここは何度か訪れているところで、斜里川を遡上する鮭(サクラマス)が滝を遡上する姿が見られるということで有名。わかりにくい場所でちょっと迷ったがが無事に到着。昔とちがって随分有名になったようで、何と仮設トイレまで設置されていた。すでに先客の車が結構駐車していた。観覧席?もちゃんと柵が整備されていて、ついにここも観光地になったかという感じ。変わらないのは鮭の皆さん。あいかわらず元気にジャンプしている姿が見られた。毎度思うのだが、このジャンプで何匹の鮭が滝を飛び越えられているのか?3mくらいの滝を一気にジャンプして落ちてくる水流の中を泳いで登るという曲芸的な泳ぎには感嘆するばかり。30分ほど滞在して写真とビデオを収めて引き上げ。
これで清里に別れを告げ一路厚岸へ。途中「裏摩周展望台」に立ち寄る。こちら側から見る摩周湖は湖の色が濃い。施設としては文字通り展望台があるだけ。トイレは閉鎖中で使えず。あんまり観光客が来ることはないのかも。
厚岸に向かう途中、虹別市内の「きらり」でランチを。ここで食べたナポリタンとミートソースは意外にもどちらもかなりレベルが高かった。二人とも満足。
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目的地「厚岸グルメパーク」には午後2時に到着。この時間から道の駅で過ごすのもどうかと思い、場内にあった観光案内にあった「あやめヶ原」へ行ってみた。現地ガイドによれば残念ながらあやめはシーズンが終わっているとのこと。それでも多少は咲いているかと園内へ。ところがまたしても濃霧で視界不良。今回は濃霧に祟られている。濃霧の中あやめを探すも結局収穫なし。あらためて道の駅厚岸へ戻る。
道の駅「厚岸グルメパーク」
あやめが咲いていなかった「あやめが原」
5時半に待望の夕食へ。厚岸はなんといっても牡蠣!メニューはほぼ牡蠣づくし。私は嫌いではないができたら他のものがというレベル。誠子マミーは牡蠣大好き! 最終的に私はカニ飯、誠子マミーは牡蠣御膳。牡蠣飯、カキフライ、生牡蠣、プラス酢牡蠣というメニュー。私のかに飯はお隣の花咲カニを使っている。なかなか花咲カニを食べる機会がなかったのでちょうど良かった。やはり普通のカニよりも味が濃い。釜飯に入っているくらいで、さほど大きな蟹肉ではなかったが、それでも濃い目の味で旨かった。ふたりとも大満足。
牡蠣御膳+かき酢 |
花咲カニ飯 |
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さて明日はいよいよ帯広へ戻ることになる。
7月16日
行程:厚岸→霧多布→帯広 走行距離:239km
昨夜は厚岸の道の駅、厚岸グルメパークにて車中泊。昼間は結構日差しが強く、汗ばむほどで、夜寝られるかどうか心配したが、陽が落ちると同時に気温がぐっと下がり、夜間は毛布を重ねる必要があったほど。よく寝られたせいか、今日も早起き。
今日は移動日なので、身の回りの整理から。まず洗濯物をコインランドリーへ。続いてガソリンの補給。北海道はとにかくガソリンスタンドが少ない。だから道民はガソリンタンクの目盛が50%を切ると不安でしょうがないそうだ。たしかに100キロくらいは平気でスタンドが無い。私はかつて苦い経験があるので、5割を切る前に満タンにするようにしている。現在ちょうど5割ラインなので急いでスタンド探し。満タンにしてようやくほっとする。続いてスーパーへ。必要な食材を補給し、コインランドリーから洗濯物を回収し、いざ出発。
時間に余裕があったので付近を散策することにした。場所は「霧多布湿原」。厚岸から1時間弱の行程(車で!) まず「霧多布湿原センター」を目標にしたが、こちらは湿原の真ん中にあるネイチャーセンターで、スケッチするには不向き。代わりに以前行ったことのある「琵琶瀬展望台」を目指す。ところが途中まで晴天だったのが、目的地近くになるにしたがって霧が立ち込めるようになり、そのうちまたしても濃霧の中。展望台は濃霧のピーク状態。風も強く長居は難しいので、あらためて「霧多布湿原センター」へ引き返す。
湿原センターを見学し、展望フロアでコーヒーを飲んでのんびりしていたら、先程訪れた琵琶瀬方面の霧が段々薄くなってきた。そのうちほとんど霧が見えなくなったのを見て、再度琵琶瀬展望台に行くことに。せめて今日はちゃんとスケッチをしたいという誠子マミーの願いに応えるべく目的地に急ぐ。幸い、こんどは若干の霧は残っていたが、展望台付近は絶好の天気で、海側も山側も見晴らしは最高。
誠子マミーはさっそくスケッチ開始したが、すぐに昼になったので、まずは腹ごしらえ。今朝、AEONで買い求めたサンドイッチとミルクで簡単に昼食を済ませ、制作再開。一方私はいままで撮りためたGoProのムービーをPCに取り込む作業に勤しむ。無事にインポートできた段階でPCの電池が空っぽ。間に合ってよかった。
誠子マミーの方は、描いているうちにまた霧が濃くなってきて、午前中の再現。ただ絵はほぼ出来上がったので、とりあえず今日の目的は達成。
さてここから今夜の宿「ドーミーイン帯広」までは180キロくらいあるので、かなり急ぐ必要がある。絵を描き終わったのが2時。帯広までは約4時間のドライブになる。直行しても6時に到着の計算。明るいうちに着きたいので、ただちに出発。
新設の高速道路(無料提供)なので、途中にサービスエリアなど無く、休み無しで運転。久しぶりに頑張った。午後5時半にホテル到着。
嬉しいことにこのホテルには温泉がある。さっそく温泉に入った。露天風呂があるとの触れ込みだったが、ビル内なので、露天は無理。露天風作りではあったが。湯の温度は比較的高めで、私には熱すぎて長湯はできず。誠子マミーは風呂上がりにアイスの無料サービスがあったと言っていたが、私は見つけることができず残念。
夕食は外食になる。グルメ案内で有名なカレーの「インディアン」が隣なので、私としてはここが良いと思い、て誠子マミーの了解も取り早速訪れることに。
風呂は館内着なので、わざわざ衣装を着替えて出陣。インディアンはまるでホテルのような大きなビルで、ちょっと度肝を抜かれる。入ってみたらなんのことはない吉野家風の作りで、カウンター席の内側にキチン。他にボックスシートが3つ。
トッピングの種類はいろいろあるが、カレールーは辛さの程度はあるが、どれも同じみたい。我々は馴染みの深いチキンカレーの中辛を注文。ご飯は半分とリクエスト。運ばれてきたのを見ると、昔ながらのカレーのようだ。まず器が懐かしのステンレスボール、チキンは茹でたチキンをサイコロに切って、ルーを載せてある。どうやら煮込んではいなようだ。ここでちょっと不安を感じるものの、評判のお店なので、どんな味なのか興味深々。
一口食べて、うん? なんだか昔母が作ってくれたようなルーの粘度と味。懐かしいといえばそうだが、専門店のカレーとしては?
大手町に勤務していた頃よく通った神保町のカレー名店と比べてはいけないのだろうが、やはり私は「マンダラ」とか「共栄堂」のほうが合っているようだ。と辛口コメントになってしまったが、カレーは完食しました。
7月17日
行程:帯広→ナイタイ高原→上士幌 走行距離:76km
昨夜の宿、「ドーミーイン帯広」は今まで泊まってきたホテルの中では一番狭い部屋だった。まあ私たちは寝るだけの場所があれば文句は無い。ただベッドの硬さには神経質。シモンズベッドを使用というのが売り込みだったが、私たちにはふわふわして腰がないように感じた。肩の収まり具合が良くなくて夜中に痛くて目が覚めてしまった。鎮痛剤を車から持参するのを忘れたので処置無し。ひょっとすると温泉が良いかもと思い、午前3時に2階の温泉へ。当然ながら相客無し。あらためて寝直し、5時起床。少しは寝られたようだ。
カーテンを開けたら朝日が眩しい。今日は3度めの正直で、待望のナイタイ高原へ行く予定。さすがに今日は霧はないだろうな。
朝食は6時半開始。ビュッフェ方式で、和、洋、豚丼?の3種類。朝から豚丼は?と思うが、ここは豚丼の聖地。私は洋風、誠子マミーは和食。それにしてもコロナ対策には疲れる。まずマスクとアルコール除菌は当然だが、使い捨ての手袋着用が義務付けられている。
さっさと朝食を済ませて出発。
ナイタイ高原の「ナイタイテラス」には午前9時半に到着。もう暑い!
今日は快晴。霧もなく十勝平野が全部見えます。
ナイタイテラスとはナイタイ高原牧場というところがやっているカフェ。周りは公園のようで居心地良し。今日は終日ここで過ごす予定。下界は暑いので気温が下がったら下山しますが。
すでに陽は高く、チリチリするような日差し。スケッチが目的だが、ここには木陰は無いので、体力勝負となる。私は睡眠不足で体調が良く無いので車内で待機。誠子マミーだけ制作に勤しむ。
1時間ほどで仕上げ、テラスの中でランチを。誠子マミーがフィッシュバーガー(鮭)、私は十勝コロッケバーガープラスフレッシュミルクという組み合わせ。良いお値段ではあるが、そこそこ旨かった。
今日の帯広は最高35度だそうで、下界よりはこちらの方がマシだろうと、しばらく車内でお昼寝タイム。
1時間ほど休養してから、下界の道の駅上士幌へ。ここにはキャンピングカー専用駐車場がある。しかも水道の設備付きで無料。
実はちょっと前にメロンを買ったのだが、これを食べる機会が無かった。生ゴミを処理できるところでないと食べられない。ネットで調べたらこちらの道の駅では有料でゴミ処理をやってくれることがわかった。ようやくメロンが食べられる。メロンを処理して冷蔵庫にいれてから、先日も行った近所の温泉「ふれあいプラザ」へ。
夕食は車内で焼きおにぎりと冷蔵庫にある在庫品で済ませる。もちろんデザートはメロン。これが甘くて旨かった。
明日は中札内経由で札幌近辺の道の駅へ。19日はニセコのホテルを予約しているので、近くまで行っておきたい。
7月18日
行程:上士幌→中札内→恵庭 走行距離:264km
明日はニセコのペンションなので、今日は帯広とニセコの中間、道の駅「花ロードえにわ」を目指す。その前に親戚へのお土産発送をするため、まず帯広のイオンへ。さらに息子のリクエストを調達するため、中札内まで行く必要があり、ちょっと遠回りになってしまった。
中札内では「十勝野フロマージュ」というチーズの名店で、カマンベールソフトという濃厚なソフトクリームを試食。これは文字とおり濃厚で、いままでたべたことのないソフトだった。
道の駅「なかさつない」に立ち寄り、ランチタイム。構内にある古民家風のそば屋で簡単に。といってもお値段は結構なものでした。観光地値段か?
遠回りした結果、走行距離は270キロを超えた。帯広からは道東高速を使えば距離も短く、時間も短縮できたのだが、トンネルばかりでせっかくの景色が拝めないので、敢えて一般道国道274号(別名樹海ロード)で攻めてみた。流石に日高山脈を抜けるのは結構なタフなドライブだったが、「日勝峠」を越える途中で十勝平野を見下ろすシーンは最高の景色。
でもそれまで写真を撮りまくっていた誠子マミーは疲れてしまったのか、峠にかかる頃からいつものお昼寝タイムに突入。よって絶景はみていない。「なんで起こしてくれなかったのか」と後から文句を言われてしまった。
夜は恵庭の道の駅泊まり。日中の気温が高いので陽が落ちてからどのくらい下がるものかと懸念しいていたが、やはり外はともかく車内は日中の暑さが残っていて、寝苦しかった 北海道も最初に来た頃(20年前)に比べ格段に暑くなった。2年前には熱中症にかかってダウン。旅を途中で切り上げた経験があるくらい。
世界的に温暖化傾向は顕著だが、北海道といえども例外では無く、もう避暑に北海道という選択肢はありえない。
7月19日
行程:恵庭→京極→倶知安→ニセコ 走行距離:149km
昨夜は案じていたとおり、夜半になっても気温は下がらず。車から外にでるとそこそこ涼しい風が吹いてくるが、昼間熱せられた車内は、簡単には温度が下がらず、むっとした熱気が残っている。持参したUSB扇風機と車のベンチレータで強制排気をしてなんとか温度を下げる。
運転疲れでうとうとして横になろうとした時、誠子マミーからTVが消えたとのクレーム。電源が落ちたらしいが原因不明。寝てもいられないのでやむなく起き上がってあちこちテスト。結果電源プラグの指し方が甘くて抜けたらしい。修理作業をやっているうちにすっかり目が覚めてしまい、もう寝られず。誠子マミーは私が悪戦苦闘している間に熟睡しており、元気満々。おかげで治ったTVで11時半まで視聴。私は横になって寝ようとしても、暑さとTVの音でダブルパンチ。結局うとうとしただけで朝がやってきてしまった。
今日はなるべく早めにニセコを行かねばと、準備整え午前8時前に道の駅花ロードえにわを出発。途中支笏湖に立ち寄り、良いスポット探し。が、支笏湖も摩周湖とおなじ火口湖なので、水辺が無い。探しているうちに湖からそれて山の中へ。結局支笏湖はあきらめ先を急ぐ。途中、喜茂別の町に入る前に「きのこ王国」という多きな看板が目につき、ちょっと寄り道。きのこづくしの製品を製造販売するお店で、飲食もできる。ここで昼用お弁当とザンギを購入。ものは試しと「きのこ汁」もいただく。作っているところを見ると、大鍋でぐらぐら煮ているきのこ汁をおワンに入れるだけなのだが、これが妙にぬるい。味噌汁は熱々が良いので冷めかかったのは汁ではないというのが私の持論。もともと熱いのが苦手な誠子マミーもさすがにこれはダメとのこと。
ニセコに入るまえに道の駅「京極」に立ち寄り。ここは名水の里といって羊蹄山の伏流水が吹き出している。写真参照。
ちょうど昼前後でとにかく肌がチリチリ,あんまり暑すぎてぼーとするくらい。ニセコはもうすこし涼しいイメージだったが、どうやら間違っていたらしい。いままでなんども来ているのに、毎度同じようなミスをしている。とにかくエアコンの効いた部屋に入りたいと思い、チェックインタイム前に宿「コンフォートインニセコ」へ向かう。幸い馴染みの宿でこころよく了承してくれた。2時50分にチェックイン完了。
エアコンの効いた部屋にはいって極楽ごくらくの心境。今日こそ熟睡するぞ。
チェックイン後待望の中華料理「広州屋台」へ。道の駅「ニセコビュープラザ」の向かいにあり、屋台といってもちゃんとしたお店。
2003年に初めて訪れてから、ニセコに来たときは必ず立ち寄ることにしている。理由は料理が本格的で美味しいから。ただ昔に比べて料金は並になってしまったのが残念。昔はリーズナブルな料金でコース料理も出していただけに、残念。いまは一品料理の定食だけになってしまった。とはいえ数少ない中華なので、ここは外せない。
今夜注文したのは定番の酢豚とエビチリの2種類。なにせ量が多いのが特徴。二人でシェアして腹いっぱい。卵スープと小ライス付き。
シェアしやすいよう酢豚の豚とエビチリのエビは大振りなものが、それぞれ6ケづつ入っているのが嬉しい。ご多分にもれず小さな店だが、入り口と出口はセパレートされていて、換気も十分。それだけにエアコンは効かない。北海道に来てみてわかったことは、一般的にコロナ対策は東京よりもよほどしっかりされているとの印象。
7月20日
行程:ニセコ→神仙沼→ニセコ 走行距離:72km
昨夜からニセコのペンションに泊まっている。今朝出発のつもりだったが、ニセコが予想外に暑くて車中泊は無理。で1日滞在を延期。今朝の予報によれば、北海道各地は軒並み30度超えで、東京と変わらない。これでは北海道まで避暑に来た意味が無い。
ということで、今日は近場の観光にした。最初に向かったのはニセコ山系の標高750mの湿原の中にある「神仙沼」。湿原の中なので駐車場からは1kmほど木道を歩くことになる。駐車場は以前来たときとは大違いでガラガラ。観光バスも1台だけ。しかもその大型バスにに乗っていたのはわずか5,6名のおばちゃんたちだけ!前回訪れたときは中国人観光客が観光バスを連ねて大挙して訪れていたのが嘘みたい。観光業が大変だというのを実感した。
閑話休題
林の中の木道なので涼しいかと思いきや意外に日差しが強く、結構蒸し暑い。途中で林が切れるともう大変。沼についた頃には暑さでへとへと。しかもせっかくゴールしたのに、沼には木陰がまったくない。
実は歩きだして500mほどのところで急に背中がチクッと痛みがあった。あれと思う間も無く第二弾のチクツ!さっきからアブとかハチが飛んでいるのでやばいなとは思っていたが、まさか自分が刺されるとは! 後ろから来た誠子マミーに見てもらったら刺されたような跡は2つあるが、まだ腫れてはいないとのこと。アブじゃなかったかも。誠子マミーが来たときに背中にハチが止まっていたとのこと。まあ引き返すほどの事はなさそうなので、そのまま沼へ。沼のベンチで先着されていたご夫婦としばし懇談。暑いし、さっき刺されたところを処置する必要があるので、お先に失礼し帰途につく。
帰りはまた一段と日差しが強くなり、往きより更にきつくなった。文字とおりヘロヘロになって車にたどり着く。随分体力がなくなったものだ。さっそくミントスプレーを背中に塗り込んで応急処置。意外に痛みも痒みもない。ひょっとすると新型コロナワクチンが効いたのかも?
神仙沼見物を終えたのが11時。事前にチェックしておいたニセコ東山の「高橋ミルク牧場」でランチをするべく急ぐ。ちょうど12時に現地着。広い敷地の中にいろいろな施設があるが、私達が向かったのは「PRATIVO」というイタリアン?レストラン。ここはビュッフェランチのみ。大皿料理が並んでいるが、牧場というわりに野菜が中心で、動物性食品が少なく、あったのはローストビーフとカレー風味のチキンドリアくらい。他はチーズを多用したグラタンとか野菜類が主体。デザートはプリンとカステラ。飲み物はコーヒー、ジュース、飲むヨーグルト(これが一番旨かった!)これでお値段は¥1800。ま、観光地と思えば妥当なところか。そうそうパスタも2種類あった。
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食事はこんなところだったが、ここのウリは何といっても大きな窓越しにみえる羊蹄山の勇姿に尽きる。これだけでお値段は納得。
写真参照
食後に牧場に出て記念写真を
食後倶知安へ向かい、3度目のコインランドリーで1時間ほどお洗濯。その後は待望の温泉へ。
今回は「真狩温泉」(まっかりと読みます)。何度か利用しているが、露天風呂の温度がぬるめでこれが良い。露天からは真正面にどーんと羊蹄山が見える。30分ほど露天風呂を堪能。誠子マミーはこちらに来る前に腰の調子が悪く、乗車中はコルセットが必須なのだが、北海道上陸後はほぼ毎日温泉三昧しているのが効果があったようで痛みがだいぶ減ったようだ。
温泉からニセコ比羅夫経由で帰途についたが、比羅夫の町に入るととたんに周りが大型のビル(ホテル、マンション?)が林立する光景に唖然!香港資本による開発の現状を目の当たりにして愕然とした。バブル後の苗場で同じような景色を見たが、ああいうことにならなければよいが。
昨夜は早寝したわりに夜中に起きることもなく久しぶりに熟睡できた。だいぶ疲れが取れた感じだったが、今日は神仙沼ウオーキングがハードだったので、果たしてどうなるか?
今夜も寝るぞ!
7月21日
行程:ニセコ→占冠→富良野→美瑛 走行距離:257km
昨夜もニセコのペンション泊まり。今日は誠子マミーの日本語教室の先生同士のビデオミーティングが予定されているので、電波状況の良いところへ行く必要あり。
今日は最終的には美瑛まで行くことになるので、道東道の途中の美沢PAで会議の設営をすることにした。朝6時50分にニセコを出発、途中ガスの補給をしつつ、見沢PAには9時30分過ぎに到着。いま、10時からのおばちゃんたちの会話を聞き流しながら日記を書いている。
ニセコでは短期滞在でスケッチ三昧と思っていたが、想像以上に(今まで経験した以上)暑いことに気がついた。昼間はともかく夜間の気温がリーズナブルな水準に下がらないと車内では寝られ無い。やむなく寝られそうな涼しいところをチェックしたら、美瑛の新設の道の駅「白金ビルケ」が標高1000mあって涼しそう。さらにここには車中泊専用にサイトがあったので、昨夜予約済み。
道の駅「白金ビルケ」の受付が4時半までなので、ミーティング終了を待ちかねて出発。途中占冠(しむかっぷ)インターで一般道へ。すぐ道の駅「占冠」(しむかっぷ)発見。急いではいてもスタンプとガチャピンは外せない。慌ただしくスタンプをゲットして出発。
今日は朝食も手抜き、昼食はPAで買ったメロンソフトで代用。なぜかと言うと、富良野の「羊の丘」でジンギスカンを美味しく食べるため。富良野に来たらここは外せない。
羊の丘へ到着したのは1時半。コロナで人が居ないと思っていたら、これが大違い。お客さんが大挙してウエイテングサークルで待機していた。慌てて予約ボードに名前を書いたがすでに5番目。日除けのある待機所で30分ほど待たされたが、30分ほどで無事にイン。
ここも最近の回転寿司のようにタブレットを使うスタイル。いつものように「サホーク」肉と焼き野菜、ミルクを注文。直ぐにジンギスカン鍋を乗せた炭火のコンロが運ばれてきた。真夏に食べるのはどうかと思うが、汗を拭き拭き一生懸命焼き続ける。マトンでもサフォーク種は特に臭みもなく柔らかい。とにかく美味。あっという間に完食。
周りのテーブルも大人数でコンロの周りで盛大にやっている。コロナとは無縁の世界。テラス席には一応屋根はあるが周りは何も無し。風通し抜群で換気は問題無い?とは思うが。私たちが食べ終わる頃はもう待っている人は無く、空いたテーブルもいくつか。ランチタイムは1時がピークのようだ。
今夜の宿?美瑛の「白金ビルケ」はここから1時間ほどかかりそうなので、すぐに出発。3時半には到着。サイトに着いてほっとする間も無く、今夜の風呂探し。道の駅の係に聞いたホテルへ。割引券もいただいたが、私は温泉が肩の炎症に良くないようなので敬遠。誠子マミーのアッシー君に専念。待っている間に日記を仕上げる。
7月22日
行程:美瑛→望岳台→新栄の丘→美瑛(白金ビルケ) 走行距離:60km
昨夜は温泉から戻っていざシャワーへと思い場所を確認したら、5時で終了との冷たいお言葉。4時半までにチェックインしろとは言われたが、シャワーの説明まで受けて、いざと思ったら終了だと!こんなのはビジネスでは無いと思うも、所詮役所仕事。あきらめる。でも後で美瑛町長あて苦情申立しました。他にもいろいろ不具合があって頭にきていたのですよ。
閑話休題
今朝は一番で「望岳台」に行ってみた。ここは十勝岳を眺めるところ兼登山者の防災シェルターにもなっているところ。白金ビルケからは30分ほどの登り。さすがにリニューアルしたシェルターだけあって、綺麗かつトイレが抜群に綺麗で道の駅よりも数段まし。ここで車中泊したほうがよほど良かった。あいにく全体的にもやがかかっていて山の姿がくっきりとは行かなかったが、十勝岳の周囲に2000m級の山が5つもあってびっくり。
富良野が盆地で暑い理由がわかった。写真を撮って今日のメインテーマ、美瑛の美観をスケッチするため場所探し。まず向かったのが「就実の丘」という比較的最近になって有名になったところ。アクセス道路が別名ジェットコースターと言われるくらいアップダウンあり。誠子マミーお気に入りの場所。ここで誠子マミーのみスケッチ。私はエアコンの効いた車内で休息。
1時間ほどでスケッチを切り上げランチ用のパンを買いに「小麦畑」というお店へ。ところが見つからない。あきらめて次の目標、新栄の丘を目指す。ところが到着したところが何とさきほどまで探していたパン屋さん!ナビが狂ってしまったのか?おかげで美味しいパンを買うことができたが。パンを購入後、あらためて「新栄の丘」を目指し、ここで買ったパンとドリンクでランチ。焼きカレーパンが旨かった。揚げてないのでヘルシー。
食後は新栄の丘からの美瑛らしい景色を堪能。昔とくらべて観光客は激減している。観光バスも1台だけで、乗っている人数も10人弱。
その後誠子マミーのリクエストで「ファーム富田」のラベンダー畑を見にゆくことに。ところが、こちらは北海道の観光客が全員ここに集まったのかも?と思うばかり。車で道路は大渋滞。駐車場に入るための順番待ちで動けず。引っ返すこともできない。あきらめて流れにしたがって進行。ようやく駐車場の入り口にたどり着いたらキャンピングカーはお断りで、戻って入り直せとのこと。なんのこっちゃ。
もともと入園するつもりは無く、外から眺めるだけで十分だったので、あっさり引き上げる。そのまま日帰り温泉「富良野ラテール」へ。昨日は私だけ風呂なしだったので、今日は早めにリベンジ。露天風呂からは目の前に十勝岳他の山々が遠景で、平野がどーんと広がっていて気分良し。風呂上がりに夕食もいただく。誠子マミーは天ぷらそば、私はあんかけ焼きそば。どちらも意外なほど旨かった。
今夜の宿、白金ビルケに戻る途中、日の出キャンプ場の裏手に「ラベンダー公園」があったことを思い出し、立ち寄ってみた。これが期待を裏切る素晴らしいものだった。私としては富田ファームよりも数段素晴らしいと思う。
詳細は写真をご覧ください。
7月23日
行程:美瑛→富良野→恵庭 走行距離:200km
昨夜は夜半になってかなり気温が下がり、タオルケット一枚では寒すぎた。朝方4時過ぎに寒くて目が覚めてしまい、もう寝られず。そのまま帰り支度にかかる。誠子マミーはまだご就寝中。かなりバタバタしたが起きる気配無し。5時にお目覚め。さっそく今日の予定つくり。
そろそろ帰国準備にかかるので、今日は最後の富良野でのスケッチを。場所は昨日行った上富良野ラベンダー公園。
ファーム富田ほどではないが、早朝でもかなり人が出ている。なんと昨日も居た結婚式の写真撮影のカップルが3組も!ここは隠れた穴場なのか?
誠子マミーはさっそくお絵かきの場所を選定。結局展望台の2階に格好の場所を見つけて陣取る。私は持参したGoProを試すことにした。ムービーカメラにスタビライザーが付いているので、手ブレが皆無。歩きながら撮ってもブレが無いので気持ちよく視聴できるのがウリ。
さっそく新婚さんのそばをわざとらしく通りながら撮影。仕上がりを見たら結構いけることがわかった。この間誠子マミーは制作に勤しむ。
約1時間ほどでスケッチと撮影を切り上げ、土産物探し。流石に4連休でどこに行っても人が多く、駐車場は満杯で止められず。結局、中富良野に戻って「池田メロン」というところへ。こちらでは試食もやっているので、さっそくいただく。メロン半割を一人一個づつ注文。お一つ¥450だった。これがどのくらいのグレードなのか不明だが、非常に糖度がたかく旨かった。
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昨日、25日函館発のフェリーは予約済。ということは明日中に函館に入らねばならない。富良野から函館までは約400キロ。いかな私といえども一日では無理なので途中で一泊する必要がある。函館までの中間点の恵庭で泊まることに決定。今日はオリンピックの開会式があるが、車載のTVでは地デジは都会地でないと映らない。で、地デジが視聴可能な場所を探したら恵庭だったというわけ。
前記の半割メロンをランチ代わりに、すぐ出発。こんどは道東、道央高速を使用することに。2時過ぎに富良野を出て、途中占冠でおにぎりランチ。一見竹の皮のように見える包装紙に注目!
ガンガン走って2時間で恵庭へ。すぐに日帰り温泉「ほのかの湯」へ。今夜は手抜きでこちらで簡単に夕食も。
風呂を出て7時前に道の駅、花ロードえにわへ到着。誠子マミーは開会式が始まるまで隣で就寝中。
7月24日
行程:恵庭→函館 走行距離:282km
昨夜はオリンピック開会式を見ていたが、なんだか無観客となると虚しい気持ちになり、直ぐに寝落ち。誠子マミーは頑張って最後まで見ていたそうだ。
今朝は朝イチで函館へ行かねば。まだ280キロもある。いささかげんなりする気持ちだが、気持ちを奮い起こして出発。途中「八雲SA」でソフトクリームを食べて小休止。
恵庭を出て道央道に入ると、途端に濃霧。そのまま終点の大沼インターまで断続的に濃霧。今回の旅は濃霧に祟られている。でも今日ばかりは日差しを遮ってくれるのでありがたい。今夜は函館の街中の「RVパーク函館緑園通」泊まりなので暑いのは勘弁して欲しい。
チェックインまでの待ち時間を利用して函館朝市の店で誠子マミー待望の海鮮ランチ。誠子マミーは刺身盛り定食、私はさわらの味噌漬け定食だが、メニューにわざわざ切身が二つと書いてあったけれど、その切身の小さいこと!
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ビックリしたのが朝市に観光客が殆ど居ないこと!私たちが入った店も先客なし。しまったと思ったが引き返す訳にもいかず席に着く。運ばれてきた簡易おしぼり(ビニール袋入り)がパサパサ。取り替えて貰ったが、それも同じくで水気が無い。どうやらそれほど客が来ないということだろう。
誠子マミーの刺し身はあまり新鮮さが感じられなかった由。お店の選択を間違えたのは駐車代が気になって慌てて選んだため。
観光客が居ない金森倉庫付近
こちらは観光バス専用駐車場だがバスは無し!
その後金森倉庫付近を散策してからRVパークへ。街中なので向かいにコインランドリー、コンビニ。その隣がはま寿司。温泉もすぐそばにあり、しかも¥440と格安。もちろん全て利用しました。この便利さは捨てがたい。料金も電源付きで¥2500!次回も使いたい。でも次回はあるかな?
7月25日
行程:函館→青森→弘前→紫波SA(東北道) 走行距離:211km
今朝のフェリーは7時40分の予約なので、ゴミ処理などあわただしく準備をして、早めにRVパークを出発。
「津軽海峡フェリーターミナル」までは15分程度。すぐにチェックイン。こちらは往きの商船三井フェリーと違って体温検査は無し。事前に予約してあったので、自動受付で簡単にチェックインできた。
乗船待ちのレーンに並んで待機するが、キャンピングカーはおろか乗用車もかなり少ない。例年とは大違い。船内に入ってもカーデッキは空っぽ。
閑散とした乗船
青森までは4時間の航海なので、予約した大部屋には入らず、廊下のテーブル席で過ごす。ランチは船内の自動販売機で冷凍のたこ焼きを買って、備え付けの電子レンジでチンしていただく。ちゃんとしたランチは青森で。
青森のフェリーターミナルについてから、弘前の友人に会うために道の駅「弘前」へ急ぐ。ランチは道の駅のスナックコーナーで。友人とお土産を交換?し、しばらく懇談してから秋の再会を約してお別れ。
これから東京へ直行なのだが、途中で風呂無しは確定のため、道の駅の前にある日帰り温泉「花の湯」で人風呂浴びてから出発。途中紫波SAで車中泊し、自宅には翌26日の夕方に到着。紫波SAから自宅まで515キロ。一日で走破した距離としては新記録だった。
終わり
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