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  南房総グルメ旅    
2020年11月16~17日
 
 
 


先日、TVのグルメ番組でアジフライを取り上げていた。昨年千葉の「ばんや」で食べたアジフライを思い出し気になって仕方がない。車検も終わったのでようやく千葉に出動することに決めた。

今回はアジフライがメインではあるが、今まで気になっていてリピートしたかったものも併せて堪能しようというグルメ旅を計画。
①金谷で「佐助」でアジフライ
②金谷の「船主」で地魚の寿司
③館山の「ボーノ」で「金目のアクアパッツア」
④保田の「ばんや」で「金目の煮付け」
⑤九十九里浜の「向島」で「貝焼き」
このうち⑤以外はリピートになる。

いずれも人気店なので週末の混雑を避け、11月16日(月曜日)に決行することにした。
早めに起きて早めの出発にするつもりが、ドイツへの国際郵便を出すとのことで、郵便局が開くまで出発延期。結局9時半に自宅を出る。
首都高の池袋付近まで渋滞があったが、その後は順調に、首都高、湾岸道路、アクアライン、館山道経由で金谷へ。金谷のフェリーターミナルのPに車を止めていざ「佐助」へ。ところが店の前は大変な渋滞状況。写真をご覧ください。



少なくても20人以上は待っているので、待ち時間はともかく中に入っても3密は避けられそうもない。君子危に近寄らずがモットーなので、残念ながらアジフライ一押しの「佐助」は取りやめ。

あきらめて駐車場に戻る途中で寿司の「船主」(ふなおさ)」の幟(籏)に寿司屋のアジフライの文字が見えた。前記のとおり「船主」も今回のグルメツアーの候補なので、代わりにコチラへ。さすがに平日とあって混雑なしというかむしろガラガラ。例の千葉を襲った台風で甚大な被害を受けてしばらく休業していたが、ようやく復旧したようだ。



以前は回転寿司と銘打っていたが、店の様子が様変わりしている。そもそも回っていない。代わりにテーブルに設置されたタブレットで注文するスタイル。声で注文する代わりにタブレットを使うだけで中身は普通の寿司屋さん。値段は高級な回転寿司並で内容からするとかなりリーズナブル。さっそくカウンター席に陣取り、まずアジフライ!から注文。続いて誠子マミーがどんどんタブレットにインプットする。またたく間に誠子マミーの前は寿司の皿が大混雑。ちょっと食べ過ぎではと思うくらい。私は例によって煮たり焼いたりしたものにしぼり、アジフライ以外はアナゴと炙りマグロだけ。途中で見かねて誠子マミーをサポート。鰺のなめろうと鰺の握りを頂いた。なめろうは普通サイズだが握りの大きいこと。とても一口で食べられる大きさでは無い。身はコリコリで新鮮さがよく分かる。

   アジフライと味のなめろう
 アオリイカ  地魚5種盛り
 甘海老
   
 穴子  マグロの炙り
   


アジフライは佐助の黄金アジには敵わないかもしれないが、カリッと揚がっていて油が良いのか、腹にもたれない。これはこれでアリ。材料が新鮮なためか、生モノをあまり得意としない私も寿司には大満足。誠子マミー曰く食べ過ぎで胸の辺りまで寿司で膨らんだ由。

食事を終えてお腹は一杯。まだ1時過ぎ。とりあえず金谷から館山に向かい食材を買うことにした。館山に向かう途中、「道の駅とみうら」に立ち寄り、名物ビワピューレ入りのソフトクリームをいただく。ビワピューレが入ると値段が¥50アップして¥350也。これがトルコアイスのように粘って今まで食べたソフトとは明らかに食感が違う。ビワの香りもよく美味しかった。




イオン館山で明日の朝食用食材を購入。続いて日帰り入浴の「休暇村館山」に行ったが、日帰り入浴は休業中でアウト。仕方なく館山市内に戻り日帰り専門の「里見の湯」へ。ここは房総に行った時よく利用するところ。タオル、バスタオルのレンタル代込みで¥1080。風呂は大きな露天風呂もあってのんびりできる。平日の3時頃なので客も少ない。もっぱら貸切?状態の露天風呂で過ごす。湯上りの休憩所も広くて綺麗。誠子マミーを待っている間に眠くなってしまいしばらくウトウトしてしまった。この時間が最高。このまま横になりたいところだが。



夕食はホテルファミーリオ内のレストラン「海山レストランボーノ」を予約しておいたので、風呂を出て早めにホテルへ。夕食は5時半からなので、時間までホテルの駐車場で待機。車内をベッドに展開して横になってしばしまどろむ。うっかり寝込んでしまったようで、5時28分に誠子マミーに起こされた。慌ててレストランへ。






宿泊客用とレストラン利用はテーブルが離れている。メニューを見るとコース料理はあるが、アクアパッツアがメインのコースが無い。予約の時にアクアパッツアを食べに来ていると申告してあるが、昼間のアジフライと寿司であまり量は食べられない。結局アクアパッツアとこれを食べた後、そのスープを利用してパスタを作って欲しい旨要請。パスタ代は別途かかりますと言われたが勿論了承。アクアパッツアの材料は金目鯛、アサリ、ムール貝とトマトなど野菜類のみ。以前ここで食べた時はサザエなどもっと材料が多かったが、これでも十分ダシが出て美味しかった。さすがに皿に金目鯛が一尾ドンと乗っていると見応えはある。シェフがテーブルまでやってきて目の前で骨と身を切り分けてくれた。.
写真をご覧ください。



ちょっと濃い目のスープでいただく金目は淡白な身だが美味しく頂けた。このスープで仕上げた細めのパスタは絶品だった。私は最初からパスタだけでも良かったくらい。



食後はあたりはもう真っ暗。館山というか房総の道路は狭い上にカーブが多いので夜の運転は結構しんどい。今夜の宿は道の駅ふらりと決めて、館山道を木更津方面に向かう。富良里PAは道の駅と合体したハイウエイオアシスになっているので、PAから道の駅が利用できる。PAに到着し、P泊の準備を始めたところ、警備員がやって来て、今夜はPAの工事のため閉鎖されるとのこと。やむなく次のインターまで行って一般道から利用できる道の駅へ戻ることにした。

遠回りしたが、ようやく道の駅の駐車場へ。ところがいつもはキャンピングカーで混んでいる駐車場にはキャンピングカーどころか車がない。寂しいのとセキュリテイの点で不安があるので、ここでP泊するのは中止。



あらためて途中で見かけた「道の駅保田小学校」へ向かう。小学校となっているが、廃校になった後を道の駅にリフォームしたところ。こちらは新設の道の駅で評判も良い。到着したら予想通りP泊と思しき車が多数。安心してここに泊まることにした。すでに8時を回っている。いつもよりだいぶ遅い到着時刻。



早めに就寝したが、夜半暖かい南房とはいえさすがに冷えて来た。出発したときに毛布を余分に持ってこなかったので慌てて暖房を入れた。久しぶりの暖房(FFヒーター)なので温度設定がうまくいかない。しばらくしたら今度は暑すぎたのでベンチレーターを動かして冷気を取り入れる。誠子マミーは全く起きる気配なし。こちらはバタバタ動き回ってすっかり目が覚めた。眠くなるまで日記の続きを書く。

17日

7時過ぎに起床。すでに誠子マミーは起きていた。お天気は上々。



朝から暑いくらい(暖房の効果が残っていた)で、窓を開けて風通しを良くする。朝の空気が心地よい。ロールパンとミルクとヨーグルトで簡単な朝食のあと、道の駅の即売所に行ってみた。一晩ご厄介になっているので、お礼の意味を兼ねて必ず買い物か食事をすることにしているが、今回は花(シクラメン)といろんな珍しい調味料、お米(千葉産の食べ比べ)など締めて¥5000ほどのお買い上げ。

小学校の元体育館が物産販売所になっている。


今日の予定は「ばんや」で早めのランチを。狙いはアジフライ食べ比べと金目鯛の煮付け。昨日のアクアパッツアの金目に触発された。ばんやには10時過ぎに到着。まだ駐車場はガラガラ。止めやすいところに駐車し、しばらくあたりを散歩。10時半になって人の出入りが見られるようになったのを見て入店。





入り口のアルコールスプレーはもう珍しくなくなった。昨日からもう何度消毒したか?今日はやたらに指先にアルコールが滲みて痛い。テーブルは三密対策で4人がけの真ん中に仕切り板あり。それでも1テーブル2名で使用するようになっている。不思議なことに席についているのは老若の別はあるが全てカップルのみ。ファミリーはゼロ。





さて注文は①金目鯛の煮付け②鰺の食べ比べ(刺身、たたき、なめろう)③アジフライの3品。開店早々でお客が少ないせいかすぐに料理が運ばれてきた。まず鰺の食べ比べ。



続いてアジフライ。



これを食べている間に金目の煮付けも運ばれてきた。



3品を同時並行で食べるので大忙し。アジフライは昨日に比べて型は小さいが、外はカリカリで、身はびっくりするくらいフワフワ。昨日とはだいぶ違う。好みは固めでしっかり揚げた感じが好きなのだが、今日はこちらの方がほっとする。

金目鯛は昔に比べて型が小さくなっているような気がするが、その分価格も下がっている。注文を受けてから炊いているはずだが、しっかり味が染みていて美味い。身も煮過ぎて固くなっている感じはなくふわっとしている。誠子マミーがちゃんと骨をとって取り分けてくれるのがありがたい。自分でやると身が目減りしてしまう。

まだ昼前なのでご飯と味噌汁は頼まず、おかず?に専念。これで思い残すことは無い。二人とも満足して帰途につく。誠子マミーのリクエストがあって木更津でアウトレットモールに立ち寄り、ウオーキング用のシューズを購入。この買物を待っている間が一番疲れた!

この巻終わり