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  伊豆で海鮮三昧   
 2020年2月28日〜3月1日
 今回は河津と沼津で海鮮を食すが目的です
 
  2月28日

今回はコロナウイルス騒動でおでかけムードにはなかなかならず、といって珍しく誠子マミーが空けてくれたスケジュールを生かさないわけにもいかず、結局出発直前まで目的地が決まらない。例年なら河津桜見物のタイミングではあるが、さほど気乗りもしなかった。

そんな中、TVで河津の桜祭りと海鮮グルメ特集を見て、レポーターの中山エミリがとても美味しそうに食べていたので、この番組で紹介していた3軒のうち当家向きのお店を目指すことにした。河津桜見物は当然だが。

8時過ぎに自宅を出て、伊豆方面へ。最近朝のうちに環八を使うことが無かったのでうっかりしてたが、やはり朝の渋滞は健在だった!谷原から用賀までちょうど1時間。東名に入ってからも断続的な渋滞が続き、まともに走れたのは厚木を過ぎてから。

その後は順調で沼津インターから伊豆縦貫道へ。さらに伊豆中央道の終点月ヶ瀬インターを降りたところで道の駅の看板発見。「道の駅月ヶ瀬」とある。伊豆の道の駅は全て制覇したはずだが、この名前は初耳?何はともあれスタンプを貰うため急遽立ち寄り。



やはり去年の12月にできたばかりのピカピカの駅だった。最近の道の駅らしく建物はモダンで肝心なトイレも機能的で綺麗。当然シャワートイレ付き。お土産をおいてある売店は広く、今まで他では見ないものが多い。椎茸が名産らしく、生の椎茸、加工品が沢山あった。試飲した「椎茸ミラクルスープバター風味」の粉末がバカ旨だったので車用に一つ購入。

予定外の寄り道だったが収穫は多かった。昼までには河津まで行かねばならないので、先を急ぐ。浄蓮の滝、道の駅天城越えには寄らず直行。河津七滝のループ橋あたりの桜はもう盛りを過ぎている。河津よりは標高が高いので若干心配しつつ山を下る。街中に入ってから川辺の桜を見たらほぼ葉桜!桜祭りは3月8日までとなっているが、もう終わった感じ。歩いている観光客もまばら。コロナの影響だけとは思われない。やはり暖冬のせいか。



桜はともかくまず狙っていたお店、「河津茶屋」へ向かう。国道136号から谷津で海側に下る細い道に入る。道が狭いので心配しつつ奥へ。突き当たりにとても営業中のお店とは思われない何とも素朴な建物が。TVで事前学習していなかったら、諦めて帰るところ。





車を止めてお店を偵察。入り口にメニューの看板があるので営業中のようだ。恐る恐る扉を開けて様子を伺うと、テレビで見慣れた?女将さんが現れたのでホッとする。一応営業の確認を。お店の中は外見とは違ってかなり現代風。奥には大画面テレビで海中の様子が映っているし、椅子、テーブルは全く現代風で外とのギャップが凄い。正午を回ってからの入店だったがまだ席には余裕があり、奥の方の座席を贅沢に使うことができた。



メニューは基本は売り物の「漁師だし」を使った炊き込みご飯と、はんば飯(岩海苔のような海藻をご飯の上に乗せて醤油をかけていただくもの)。私にとっては海鮮類は生でなく火が入っているのがうれしい。炊き込みご飯は中に入る魚によって値段が異なる。今回はいしがき鯛を選択。誠子マミーは中山エミリが絶賛していたはんば飯を注文。炊き込みご飯は注文を受けてから炊くので30分ほど待つ必要がある。合間に女将さんとロケの様子など会話を楽しむ。気さくな方で気持ちが和む。

しばし待ってからまず「はんば飯」。パリパリした海苔が香ばしく二人で分けながら一気に食べてしまった。そのまま醤油をかけて食べても美味しかったが、炊き込みご飯についてきた「漁師だし」(スープ)をかけてお茶漬け風にしたらこれがまた旨かった。(注)はんばとは幅海苔のこと



続いて炊き込みごはん(釜飯)。いしがき鯛もさることながら、出汁が染みたご飯が美味しくて、残ったら包んでくれると言われていたのに、二人でペロリ完食。久しぶりに評判通り美味しい食事を堪能した。



食後は花見のつもりだったが、花が咲いてないのでは仕方がない。時間があるので南伊豆に向かう。菜の花を見ながら下加茂温泉へ。いつも行っている日帰り温泉「銀の湯会館」でゆっくりすることにした。中に入ったら何か様子が違う。お風呂は内湯だけのはずが、豪華な露天風呂が新設されていた。湯の温度も高くなくて入りやすい。思わず長湯してしまった。



最寄の道の駅は下加茂温泉だが、ここは昔からの道の駅でトイレが?しかも桜祭りの関係か、道の駅なのに駐車料が必要とあったので、ここはあきらめて今朝訪れた道の駅「月ヶ瀬」に向かう。

今朝、誠子マミーが月ヶ瀬の売店を偵察したときに、夕食になりそうなものがいろいろあったとのことだが、道の駅の閉店時間は総じて早いのが多い。お店が閉まる前に到着すべく急いで向かう。ちょうど午後5時に到着。お店に向かうと、案の定本日は閉店しましたとの掛け札が!残念、文字通り一足違いでアウト。

やむなく車に常備してあるインスタントラーメン、どん兵衛で夕食する羽目に。でも今日はランチが大満足で量も多かったのでこれで丁度よし。


2月29日

昨夜から道の駅月ヶ瀬でP泊。お世話になったお礼を兼ねて9時オープンと同時に入店し、いろいろ購入。お土産用に椎茸スープ、自家用に焼塩、わさびデイップ、柚子と白味噌のドレッシング、ベーコン味塩、みかん、みたらし団子(誠子マミー用)。締めて\4000!ちょっと買いすぎの感じ。

朝食後、今日のスケジュールを調整。昨日は海鮮は火が入っている海鮮だったので、沼津漁港では生の海鮮をいただくというのは決まっているが、それ以外は決まっていない。あれこれ検討。たまたま道の駅においてあるパンフレットに「ジオパーク」絡みのものがあり、途中の修善寺にある「ジオリア」という博物館を紹介していた。無料というのに惹かれて行くことに。月ヶ瀬からはあっというまに修善寺へ。役所の駐車場に停めて早速訪問。入り口で係りのお姉さんが待ち構えていて、館内案内をいただき、館内の廻り方を教えていただく。



ここで展示されているのは何かというと、要するに伊豆半島の成り立ちを地球規模の地殻変動から解説してくれるもの。最初に案内されたのは、大画面で太古の伊豆半島が太平洋で誕生してから、太平洋を移動し本州と衝突して今の伊豆半島になったという壮大な物語。実は以前ブラタモリの天城編でも同様の解説がされており、かなり興味があったので、余計に印象深かった。

沼津でのランチタイムに合わせて、ここで1時間ほど過ごしたがあとでこれが大失敗だったことが判明。

修善寺から伊豆中央道を経て沼津漁港に到着したのは11時半。コロナ騒動でお客も少ないだろうと思いきや、御目当ての漁港の駐車場は無料は当然として、有料も満杯。うっかりしていたが今日は土曜日だった。ここは週末はかなり早めに行かないと駐車場を確保するのが大変なんです。

いつもはこんな感じなんですが、今回はあまりに多すぎて写真も撮れず。



特にキャンピングカーのように立体駐車場が使えない車は気をつけないといけないのに。結局、どこにも停められず引き返す羽目に。以前も同じようなシチエーションでやむなく近辺の海鮮レストランに行ったことを思い出し、記憶を頼りに探すも見つからず。ついに今回は諦めることに。誠子マミーの口数も少なくなり、明らかにご機嫌がよろしくない。

結局、今日は漁港は諦め、簡単ランチをしてから予定していた「向山古墳群」(ジオリアで教えて貰った古墳群で三島にある)に行くことにした。ランチは「道の駅伊豆ゲートウエイ函南」 のGreen Grill Kisetsuで。ご当地名物「三島コロッケ」入りのミックスフライ定食とめんたいクリームパスタとカキフライというもの。お値段は一流だったが量と質はちょっと?決してまずいわけでは無いが、昨日の河津茶屋とは差がありすぎる。感激しなかったので写真は撮らず。誠子マミもうかぬ顔!





食後は向山に向かうが、なかなか見つからない。そういえばジオリアのお姉さんも分かりにくいところと注意してくれていたのだが。道は狭いしウロウロすると事故る可能性があるので、後ろ髪を惹かれる思いで探索断念。先日、前橋で見た「八幡塚古墳」が素晴らしかったのでかなり期待していたのだが。残念。これでまた誠子マミーのご機嫌が。

まだ昼を回ったばかりで他に当てもないことから、疲れ休みのための温泉探し。この辺りで行ったことのある温泉はあるが、混んでいるところはコロナのリスクがあるので、なるべく空いているところを探す。結局ちょっと離れているが裾野の「時之栖」(ときのすみか)にある「茶目湯殿」を選択。

入り口がわからず周りをウロウロ。探し当てたら、最初に行ったところで正解だったが、その周辺の造作が様変わりしていて分からなかっただけ。

入り口はこんな感じで趣あるもの。



3時前に入店。ここは18歳以下は入場お断り、また入湯料も\2200と日帰り温泉にしては破格の価格設定なので、空いているのが嬉しい。特に今のコロナリスクを考えると価格についてとやかく言えない。生憎お天気が崩れかけていて売り物の富士山の絶景は見られず。私の好きな露天風呂は高濃度炭酸泉で湯の温度を38?39度に設定してあるので、長く入っていられる。カラスの行水と言われる私でも15分は楽勝。ここに出たり入ったり、合間に内湯も。さらに山の上にある天空の湯(一度一般の風呂から出てから着替えて向かう)にも行ってみたが、富士山は見えず、また湯の温度も高めで5分も入っていられず早々に退却。晴れて晴れていればこんな景色が見えたはず?



風呂上りに昼寝用の別室で無料のマッサージチェアーで休養を取る。すっかり温泉を堪能し、このままここで泊まりとも思ったが、夜間のトイレが心配なので、移動することに。

お風呂から移動する際に河津で見損なった満開の桜が見えた。



4時半頃に茶目湯殿を出て、東名高速の「愛鷹PA」に5時過ぎに到着。ここはPAだがミニフードコートもあり簡単な食事も可能。しばらくしたら雨が降ってきた。PAの売店で見つけた手作りおにぎりと肉味噌サラダ、海藻スープで簡単に夕食。今日は終日グルメとは言えないメニューになってしまった。明日は挽回しよう。

3月1日

朝になって雨は上がったが、気温はまだ低い。昨夜は10時過ぎに就寝したので、早朝に目が覚めてそのまま起床。

今日は昨日行き残った沼津漁港グルメに再チャレンジの予定だが、日曜日でもあるし、昨日の例もあるので早めに現地入りすることにした。幸い愛鷹PAにはスマートICがあるので、PAから直接沼津へ行くことが可能。距離も無いので8時40分に出発。ガソリンが少なくなってきたのでスタンドを探しながら漁港へ。結局スタンドは見つからず。

いつものように平置き出来る奥の無料駐車場を目指すが、様子がおかしい。まだ午前9時なのに、かなり広い駐車場はすでに満車で空きを待っている車も居るほど!ちなみに漁港のお店はたいがい10時開店だが車で待機している気配も無い?謎は深まるばかりだが、今日は絶対に海鮮を食べて帰るという信念のもと、まずは空きスペース探し。漁港の周りを2周してようやく有料駐車場に押し込むことが出来た。

市場にはちらほらお客の姿が見えるくらいで、むしろ開店準備で忙しくしている店員の姿が目立つ。

食事の前に親戚宛に送る干物を物色。どちらも遠方の親戚なので干物より送料が高く付く。あれこれ選んで発送を依頼してもまだ10時前。いつものように丸天に向かう。2号店の場所が変わっていたがとりあえず店の前で待機。グッドタイミングでご案内開始。若い!カップル3組と一緒に入店。



さて本日のメニューは?誠子マミー渾身の選択は「駿河握り」「金目鯛の姿煮。





、私は「アジフライ」。駿河握りとはご当地名物の桜海老と生シラスプラス鯵の握りが2貫づつセットになっているもの。アジフライは昨日の道の駅で食べたものよりも大型でしかも3匹分(半身が6枚)もある。見た瞬間とても完食は無理と思ったがやはりそうだった。揚げたてで美味しかったが、若干魚臭さがあるのが残念。昨年房州で食べたものは、千倉、金谷どちらも大きくてふわふわ、しかも魚臭さは皆無!どうしても比較してしまうので評価が辛くなるのは致し方なし。





少し分けてもらった金目鯛の煮付けは中型だが型の良いもので、味付けは甘辛で誠子マミー向き。私ははじめ身の上側をつまんだが、味が染みていないのでちょっとがっかり。でも煮汁に浸かった下半分はちょうど良い具合で、これこそキンメの煮付けと納得。

それでも数年前、金谷で食べた金目鯛の姿煮が大きな皿からはみ出るくらい大きく、あまりに旨かったので、私としては最高点はつけられず。

とまあいろいろコメントはしたが、誠子マミーがしっかり満足してくれたのでようやく任務完了。これにて今回のミッションは全て終わりました。食事がおわればもう用はないので、直ちに帰途につく。11時に沼津を発って、午後2時に帰宅。なんとかコロナウイルスを回避して戻ってこれた。(と思う)。

終わり