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今日から夏休み。 8月8日 乳頭温泉郷は田沢湖に近いので、東京からは約600キロ。かなり距離があるので、一日で走破するのは難しい。東北道のどこでP泊するかがポイント。 誠子マミーが戻ってくるのを待って出発。 結局出発は10時40分。いつもよりもかなり遅くなった。こんなときに限って自宅前の目白通りで交通事故発生。自宅を目の前にしてかなり迂回せざるを得ず、かなりタイムロスしてしまった。その後はお盆休み前なので外環、東北道ともさほどの渋滞なく快調に飛ばす。 途中、羽生PAでランチタイム。那須高原SAに到着したのは15時38分。時間的にはまだ走れる状態ではあるが、ふたりとも昨夜あまり熟睡していなかったため眠気が出てきて、ここで小休止。のつもりだったが、休憩したら面倒になってしまい、今夜はここで泊まることにした。 夕方まで待ってサービスエリア内のフードコートで夕食。東北道ではここが一番標高がある(450m)ので、涼しいはず? それで決めたということ。 とはいえ、それでも夜間は暑い。途中エアコンを入れたり切ったりで忙しくしているうちに朝が来た。 8月9日 朝、7時半に出発 安積PA、国見SA、鶴巣SAで小休止をとりつつ、昼に長者原SAに到着。ここでランチ。 食後気がついたら駐車場脇に水飲みがあって、ここで給水できそう。念の為、SAのインフォーメーションで確認をとってから水を頂く。 無事に水を補給して出発。盛岡IC到着は午後1時。いつも使っているインター脇のAEONモールに向かい、食材など購入。その後ガソリンを補給してから目的地、田沢高原の「アルパこまくさ(日帰り温泉施設)」に到着したのは16時4分。 ここは秋田駒ヶ岳の中腹にあり、眼下に田沢湖を見下ろす高台にあって眺めが抜群。また標高が800mあるので、昼間はともかく夜間はかなり涼しくなる。到着した16時ではまだ陽も高く、涼しい感じはするものの、気温は28度もあった。夜間冷えるのが待ち遠しい。 昨日は風呂なしでさっぱりしたかったので、到着後すぐに風呂へ。¥520なり。 あ〜天国と思っていた矢先、頭になにかとまったような感じがして振り払ったら、なんと巨大な虻!この時期はアブには気をつけないと行けないと思っていたが、早速の洗礼に大慌て。タオルを振り回しながら室内に退散。残念ながら内風呂は湯の温度が高めで長湯できず。結局のんびりできたのは10分くらい。このあと、乳頭温泉の7湯のどこかにゆくか迷ったが、体力も限界にちかいので本日はこれにて終了。 夜になったら涼しくなり、窓を開け放しのまま寝てしまったようで夜半寒くて目が冷めてしまったほど。慌てて窓を閉めて寝直し。 8月10日(土) 昨夜は9時前に就寝してしまったので、朝は早起き。でもカーテンを開けたら外は雨! 気落ちしながら朝ごはんを食べているうちに雨があがったと思ったら日が燦々とさしてきて暑くなってきた。 待望の温泉巡りの第一発目は誠子マミーのご要望にこたえて乳頭温泉では一番有名な「鶴の湯」へ。「こまくさの湯」から約8キロ。こまくさの係に聞いたら「山道でちょっとむずかしいところもあるが、乗用車なら大丈夫でしょう」とのこと。マイクロバスの送迎があるくらいなら道幅の問題はないだろうと出発。たしかにすれ違いが難しい場所が何箇所があるが、30分ほどで無事に到着。 予想していた以上にひなびた感じ。湯治宿なのだが、宿泊棟はかやぶき屋根だった。(写真参照)お風呂は何箇所かに別れているが、大別して3ゾーン。露天風呂はあるけれど混浴のみ。とりあえず¥600を支払ってチェックイン。チェックインといっても開き戸をガラリとあけるとそこは脱衣所。風呂は3m四方の正方形で、ちょっと深い。最初に入ったのが白湯という湯槽。ミルク色で香りはあまり無かった。 流し場とか流し湯はなく、水がでる蛇口?が1ケ所ある。湯槽から桶で温泉をすくって流すスタイル。上がり湯もないので、そのまま拭いてでるだけ。湯治だからこれで良いのかも。でもタオルをゆすぐことができないので、そのまま持ち帰り。キャンプの時は大量の水を使う洗濯は避けたいので、これが問題。案の定持ち帰ったタオルは硫黄の匂いが取れず、温泉専用に使う羽目に。 8月11日 昨夜から誠子マミー不調。またまた膀胱炎かもしれない? 用意してきた薬がなくなったので、薬探しのため急遽山を降りることにした。大曲にイオンモールがあるのは知っていたので、当初はそこを目指したが、途中の角館で大きなスーパーと薬のチェーン店を発見。幸いこちらで探していた薬は見つかったので一安心。これで安心して旅を続けられる。ついでに隣のスーパーで足りなくなった清水(飲料水)も補給し、その他生活用品など購入。 まだ11時だったので、来る途中で見つけた「抱返り渓谷」に寄り道。車で行って駐車場にとめて見物できるようなものと思っていたらこれが大間違い。抱返り渓谷そのものはかなりヘビーなもので、徒歩で往復数時間かかるようなものだったらしい。 滝の見物を終えたら12時半過ぎ。そろそろ昼飯をと思い、以前訪れた田沢湖の「山のはちみつや」というピザレストランを探す。見つかったのは良かったが、駐車場は満杯。目指すレストランは当然満員だけでなく、待っている人が多数見える。念のため順番待ちのシートにエントリーしたが、なんと15番目!これじゃいつ飯にありつけるかわからない。でも誠子マミーはなんとしてもここがご希望とのことで、やむなく待機。途中で私だけ車にもどり、今朝方コメリで買った排水チューブの取替工事を。工事完了して1時間後、ようやく順番が来てテーブルに座ることができた。 注文したのは「はちみつポーク」と「ガーリックチーズ」の2種。ポークはここの名物ではちみつをかけて食べるもの。塩味にはちみつというアンバランスさが意外な食感になる。誠子マミーはこれがお気に入りで、今回は2度め。チーズガーリックは予想とおりでシンプルさが良い。
食後に本日の温泉だが、乳頭温泉郷にある7つの湯のどこかに行くつもりだが、種類が多すぎてまた場所がよくわからないこともあり、とりあえず温泉郷入り口にある「休暇村乳頭温泉郷」に向かう。田沢湖畔からづっと上りになるが、前のユーロスターと比べると登坂能力ははるかに上で、スイスイ登るのに感動。 温泉郷の駐車場に車を止めて7つある源泉のうち良さそうなのを選ぶ。「孫六の湯」が露天が広そうなので、ここに決定。温泉郷からは1.6キロ。徒歩20分とあるが、車でいけそうなので山道を登る。道幅は狭くほぼすれ違い困難と思われる。幸い対向車がなく途中の「黒湯」に到着。これ以上深入りすると帰るのが難しくなりそうなので、ここに決定。準備を整えていざ入り口へ。ところが日帰り温泉は午後4時まで!との張り紙が。すでに4時6分。タッチの差で間に合わず。やむなく休暇村温泉郷に戻る。
8月12日 今朝は晴れた。午前中にすこし歩きたいという誠子マミーの要望に応えてぶなの森の散策を試みる。まず休暇村に行ってどこのコースにするか調べる。検討の結果、乳頭温泉の7つの湯を一筆書き順に回るルートがあり、これを全部回ると約1時間。ウオーキングにはちょうど良い距離。歩き始めたら結構車の往来が激しい。昨日自分たちも黒湯にむかったときに走ったルートがそのまま散策ルートになっている。背後の車に注意しながら歩くのは嫌だと誠子マミーからクレームがあり、結局このルートは断念。代わりに乳頭温泉園地という林の中の小道を歩く。子供連れも歩いているくらいで簡単なコースで20分程度のお散歩。このところ体重増に神経を使っている誠子マミーとしては満足できず、 午後12時22分発のバスで駒ケ岳へ。乗車時間は25分程度だが、この登山ルートがかなり厳しいもの。文字通りの九十九折でカーブの数が63ケ所。それも道幅がバスと同じくらいの急坂でほぼUターンに近いようなカーブ。自分だったらとてもやりたくないという代物を難なくこなすドライバーに敬服。 8合目に到着して山頂への登山ルートを少し登ってみた。やはり火山なので、岩だらけの登山道はスニーカーでは厳しい。子供連れでも登れるようなあまり高低差のない登山ルートだが、ふにゃふにゃの底では足を捻挫しそうで、途中でギブアップ。誠子マミーはもっと登りたかったようだが。景色と花の写真を撮ってとりあえず運動不足を解消したと考えよう。 同じ道をくだってアルパこまくさに戻る。やはり高度があっても夏の日差しはきつい。暑さを避けるため、乳頭温泉郷の7湯ででまだ行けていないところに行ってみることにした。 周りはバンタイプの車で車中泊する人が多くなってきた。キャンピングカーとは違って鉄板で覆われたバンではさぞかし暑いだろうなと思ったら、やはり皆さん車の外に椅子とテーブルを出して暑さをしのいでいる。 夕飯はやきおにぎりと卵焼きと煮物類で済ませた。 8月13日 相変わらず今日も早起き。今日は趣向を変えてもっと高度のある「八幡平山頂」に移動してみることにした。ここからのルートは一般道(国道341号線)を玉川温泉経由になるが、洗濯物が溜まってきたこと、飲料用の2リットル入のペットボトルのカラボトルなどのゴミ処理、食材の追加買い出しのため、あえて国道46号線(秋田街道)で盛岡のイオンモールを経由する遠回りルートを選択。盛岡からは東北道を使用し、鹿角八幡台ICから山頂を目指すことになる。 お盆休みに入ったようで、盛岡への46号線は市内に入る手前からだいぶ渋滞してきた。イオンモールも午前10時の開店直後にもかかわらず駐車場は7〜8割の入り。 イオンモールはとにかく駐車場が広大なのでキャンピングカーには大助かり。地方に行ったらまずイオンモールを探すのがくせになっている。コインランドリー(スーパーコインランドリーイオン盛岡)はモールの敷地からちょっと外れたところにあり、約1時間かけて洗濯物を処理。その間にイオンで買い物。ついでにランチも。おなじみの冷麺の「ぴょんぴょん舎」は昼前だというのにもう満員で外で待っている人が大勢いた。やはり盆の休みはどこも混雑しているということ。やむなく待ち時間の無いレストランで珍しくもないとんかつを頂く。上げ方が良いのかあまりもたれないのが良かった。 コインランドリーで洗濯物を回収していざ出発。盛岡ICから東北道へ。鹿角八幡平ICで降りてアスピーテラインを山頂へ。4月に来たときは道の両サイドが雪の壁になっていたが、いまは夏なので、視界が良い。あっというまに山頂へ。山頂駐車場前を通過して「藤七温泉」へ直行。温泉前の駐車場は満杯だったので、そのすぐ下にある無料の公営駐車場へ。ここは良い露天風呂があるのだが、前回訪問時にアブの攻撃を交わすのに必死でゆっくり楽しんで入浴出来なかったので、私はパス。誠子マミーだけ出撃。売店で湯浴み着(ここは基本混浴なので、女性は必要)を¥1000で購入。温泉は¥600だった。 後で聞いたらたくさんあった露天風呂は修理中とのことで、かなり数が減っていた由。 誠子マミーにアブ対策を聞いたら湯船の底に溜まっているドロ(パック代わりにも出来る)を体に塗りたくると匂いでアブは寄ってこないらしい。また湯船の底から湧いてくる源泉がとても熱く、長湯はできなかったそうだ。やっぱり私には向いてなかったようで、やめて正解。 風呂から出てあらためて山頂駐車場へ戻る。入場料¥500を支払。とりあえず空いているところに車を止めてあたりを視察。まずはトイレと思ってレストハウス内へ。ところがトイレルームの入り口に使用不可の札をはっている最中。外のトイレを利用するようにとのことで、そちらに向かう。こちらはまず水が出ない。また個室はすべて使用禁止。使えるのは身障者用トイレ1ケ所のみ。水も補給できないし、P泊しようとしている車が多数あるので、これではここで泊まるのは難しそう。 直ちにここを撤収し、田沢湖へ戻ることにした。この時点ですでに4時過ぎ。帰りは国道341号線経由で田沢湖へ直行することにした。暗くならないうちに山道を通過すべく急いで下山。玉川温泉を横目で見ながら通過。午後5時12分、無事にアルパこまくさの湯の駐車場に到着。まだ陽は高く暑い! 今度は私だけここの温泉へ。前回は温めで良いなと思っていたが、今日はかなり熱い。それでは露天風呂へと思ったが、こちらもほぼ同じくらいの熱さだった。やむなくシャワーを浴びて風呂代わり。とりあえず汗を流すことはできてさっぱりしたが。 8月14日 昨日買い忘れた食料(主食のパン)を買いに山を降りて「グランマート田沢湖」というスーパーへ。買い物の後、はちみつを買いたいという誠子マミーのご希望で「山のはちみつや」(前回ピザを食べたところ)に立ち寄り。ここでたくさんはちみつを試食し、ブルーベリーはちみつを購入。ついでに田沢湖周辺で日陰のある駐車場を探しに周回道路を走ってみた。昼時になったのでちょうど通りかかった「たつこ茶屋」でランチタイム。ここから見える田沢湖は微妙なグラデイエーションで水面の色が様々に変化している。 風呂からあがってこまくさの湯に戻る。あいかわらず木陰がないので日差しがきつい。台風10号の趨勢が気になるのでTVでチェック。上陸後は日本海を北上するようで、ここらへんにも明後日には影響がでそう。ここへのアクセス道路は1本のみ。なにかあった場合は孤立してしまいそうなので、種々見当の結果、やはり君子危うきに近寄らずの精神に基づき、撤退を決定。といって付近にトイレと水場が利用できるところは無い。家を出てからちょうど1週間になるので、そろそろ頃合いかもと判断。 台風の影響が関東地方に及ばないうちに東北道を南下する必要があるので、すぐに帰宅を決定。すでに午後6時を回っているが、途中で仮眠をとれば明日には帰宅できそう。6時40分出発。田沢湖でガソリンを補給し、そのまま国道46号で盛岡へ。盛岡ICから練馬を目指す。46号線は山道なので、明るいうちに通過したかったが、山にかかる頃から雨が振り出し夜間ドライブ向きでは無くなってしまった。それでもなんとか盛岡には7時過ぎに到着。 盛岡からは1時間おきに休憩をとりつつ那須高原SAに到着したのは午前0時半。そろそろ限界なので、ここで仮眠を取ることにした。車のシートをベッド展開して1時間半ほど寝る。すっきりして目覚めたところで、誠子マミーを起こさないように出発支度をする。ガソリンが心補足なってきているので、SA内のスタンドで20リットルほど補給。価格は¥154。盛岡のセルフで入れてときは¥131だから、高速のスタンドはぼりすぎ。だから満タンにせず家までの分のみ入れた次第。 走っているうちに夜があけてきた。さすがにこの時間はお盆といえどもまったく渋滞無し。スイスイ走って午前6時無事に自宅に到着。 今後は万一お盆など渋滞時期に出かけるときはこの手でいこう。 終わり |
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