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  2019年桜と雪のツアー    
2019年4月25日〜5月4日
 
 
 


目次

日付欄をクリックすると当該日にジャンプします。 
4月25日  .自宅→平泉   
4月26日  平泉   毛越寺
4月27日  平泉→碇ヶ関  えさし藤原の郷、北上展勝地
4月28日 碇ヶ関→弘前  弘前公園
4月29日  弘前→鰺ヶ沢  りんご公園、深浦
4月30日  弘前  津軽金山焼
5月 1日  弘前  休養日(りんご公園)
5月 2日  弘前→八幡平→岩城  八幡平雪の回廊
5月 3日  岩城→鳥海山→西川  鳥海山雪の回廊
5月 4日  西川→自宅  


4月25日 自宅→平泉

毎年恒例の桜前線を追いかけるツアーの時期が来た。今年はお天気が安定しないので、例年のように開花時期に合わせてツアーが敢行できるかどうか危ぶまれたが、現地の友人達との再開もあるので、ダメ元で出かけることにした。

昨夜から出動準備を始め、今朝ようやく完了。心配された雨もとりあえず上がり、チャリで離れた駐車場へ。車を家の前まで回送し、枕(必須)、食料品、など積み込み午前8時に出発。外環、東北道は渋滞もなく、順調に蓮田SAに到着。ここで持ち込んだ荷物と冷蔵庫内の整理を終え、ようやく旅に出る態勢が整った。

気温は20度前後。湿度が高いようで、車内はエアコンを入れないとちょっと蒸し暑い。お天気は東京近辺は曇り、北上するにつれ時折青空が見えるようになってきた。11時20分、那須高原SAに到着。朝食が早めだったので、ここでランチタイム。あんまり食欲が無いので麺類を選択。誠子マミーがちゃんぽん麺、私はかき揚げうどん。どちらも特にコメントするほどのものでは無かったが、。「かき揚げ」のサイズは印象的だった。沼津の丸天名物のかき揚げほどでは無いが、小型の茶筒ほどのボリュームでびっくり。見ただけで食欲が無くなった。

食事もそこそこに先を急ぐ。明日は水沢の友人と再会の予定なので、今日中にできるだけ北上したい。といって無理は禁物なので、1時間ごとに休憩をとりつつ走行。蔵王PA付近でバーストしたタイヤの残骸を避けきれずガツンという音と同時にのし上げてしまった。心配なので次のPAで車を降りて触ってチェック。とりあえず見た目も触った感じも大丈夫そうなので一安心。その後は順調に走ることができ、目的地の長者原SAには予定より早く到着する見込みとなった。まだ陽も高く、先に行けそうなので、頑張って平泉まで行くことにした。「道の駅平泉」には午後4時半に到着。


早速平泉近辺の温泉探し。一関と平泉の間にある日帰り温泉「前沢舞鶴の湯」へ向かうことにした。平泉、前沢インターで東北道を降り、一旦道の駅「平泉」の場所を確認してから温泉へ。温泉へのアクセス道路がお粗末だったのであまり期待していなかったが、着いたら意外に立派な建物にびっくり。平日の夕方なのでお客は地元のお年寄りと部活帰りの中学生の一団だけ。入浴料は3時間\600。露天風呂好きな私にとっては内湯だけというのが残念だったが、高台にあって眺めが良く、明るく清潔な湯船が良かった。湯の温度は比較的高めで、あまりのんびり浸かるというのは無理だった。併設されている電気風呂?に入ってみたが、電極?付近はかなりのもので、体がビリビリする。注意書きを見たら高血圧、心臓病の方は控えるようにとあり、あわてて出る。これ本当に効果があるんだろうか?


夕食は道の駅に到着してから車内で持参した食材で簡単に。

明日は朝9時に友人と待ち合わせで水沢に行かねばならないので早めに就寝。今日は450キロも走ってしまったので疲労困憊。明日はセーブしよう。

4月26日 平泉から水沢往復

昨夜は夜半になってから急に気温が下がり、何度もトイレ通いで熟睡できず。ついに5時半に起きてしまった。誠子マミーはなんとか寝られた様子で一安心。寝る前に頭が痛いと言っていたので、また低体温になったかと心配したが、今朝の具合から見ると大丈夫そう。

朝一で道の駅のトイレに行くと、場内の食堂で「朝定食やってます!」の看板をみつけた。暖かい味噌汁の絵に惹かれてイン。塩鮭、ベーコン付き目玉焼き、納豆、煮物、漬物が付いてご飯と味噌汁はお代わり自由。これで\500。トラックのドライバーが次々とやってくる。寒いときは暖かい味噌汁はありがたい。


今朝は9時に水沢の友人宅で待ち合わせのため、8時半に道の駅を出発。

友人宅で懇談後、平泉の「毛越寺(もうつうじ)」を訪ねるため前沢に戻る。その前にホーマック(ホームセンター)に行く。アルファの助手席は前車ほどではないが若干座席位置が高いので誠子マミー用に高さ調整のための足台(踏台)の材料を購入した。買い物を終えてとんかつの「福ふく亭」に招待していただいた。去年もご馳走になっているが、今年はヒレカツにしてみた。たった1年しか経っていないが、私達の食事の量は確実に減っているようだ。美味しかったけれど、すぐにお腹が一杯になってします。食べられなくなるのは寂しい。


食事を終えて雨の中、「毛越寺」へ。入り口で拝観料を支払ったら直ぐにお守りなどの売店があって御朱印帳の受付をやっているのを見かけた。今回ツアーの前に流行りの御朱印帳をやろうかと相談していたので、その場で御朱印帳を購入し、ご朱印をいただくことにした。



出来上がりは拝観後になるので引換券を頂き、傘をさしながら庭めぐり。創建当時は豪壮広大なお寺だったらしいが、当時の建物は全て火災、戦乱で焼失。あるのは礎石のみ。だから庭巡りがメインになる。それにしても今日は最高気温が8度!昨日が23度でエアコンを入れていたことを考えると信じられない寒さ。震えながら見学を終え、友人ご夫妻とお別れしてから御朱印帳を頂いて帰途につく。






とにかく体が冷えて体調が芳しくないので、直ぐに昨日行った舞鶴の湯へ向かう。昨日は控えた電気風呂に入り、とにかく体温を上げることに専念。

ようやく温まったところで再び道の駅へ戻る。今夜もこちらでお世話になる予定。相変わらず雨は降り続いている。もう上着、パンツ、靴下までびしょ濡れ。車のヒーターを入れて濡れた衣類、靴を乾かす。やはりFFヒーターがあると住環境が随分違う。体も温まってウトウト。夕食は持参したカップラーメン。でもこれだけではちょっと。ということで持参したイチゴをデザートにする。朝も昼もご飯だったのでこれで十分。

さて明日は今日よりもさらに気温がさがるとのこと。ところによっては雪との予報もあり。果たして北上展勝地の桜はどうなるんだろう?

4月27日平泉→北上展勝地→弘前

朝起きたら、またしても雨!しかも予報通り気温は昨日よりさらに低い。昨夜は暖房を入れっぱなしで寝たが、ようやく温度設定がうまくいくようになり、熟睡とは言えないまでもまずまず寝られた感じ。

今日は昨日に引き続き午前中は「江刺の藤原の郷」という奥州藤原氏が東北を治めていた時代の復元施設?をご案内いただいた。出来上がってから25年とのことだったが、この種にアトラクションにしてはかなりメインテナンスがしっかりしており、スタッフもやる気があって予想以上に楽しめた。当時の都人は東北の蝦夷(野蛮人といった意味か?)  と言っていたようだが、とてもそうとは言えない高度の文化を有していたことが実感できたのが収穫。



園内は広大


解説を聞く

問題の「北上展勝地」だが、昨日の地元の新聞には桜は満開とあった。ランチの後、ずっと雨が降り続いているが、まだ大丈夫だろうと期待して行ってみた。現場に近くなってもあちこちにある桜にもう一つ華やかさが無く、とても満開とは思われない雰囲気。嫌な予感がしつつ、とりあえず駐車場に向かう。GWの最中なので、メインの駐車場には停られないだろうと思っていたが、予想に反して最寄りの駐車場にすんなり入れた。お客さんも傘をさしながらではあるが、結構な数が繰り出している。



車を降りて早速桜並木を目指す。地面、立て看板には盛大に花びらが積もっているが、肝心の木の枝はグリーンが目立つほどで、花びらが寂しい。良く見るともう葉桜の様相。カーブを描いた桜堤はまったく去年の面影無し。これも花見と言えば花見かもしれないが、と東京570キロも走ってきたにしては、あまりに期待外れ。失意のまま滞在わずか30分で、次の弘前に急ぐことにし、北上を後にした。

案内板に桜の花びらが貼り付いている


地面には散った花びらが満開?


ほぼ葉桜

弘前まではまだかなり距離があるので、今日は手前の道の駅「碇ケ関」を目指すことにした。北上江釣子ICから東北道を北上。紫波SAを過ぎた頃から気温は3度!に下がってしまい、しかも「ユキチュウイ」との標識が目立つようになってきた。



安代をすぎると粉雪が舞って山も畑もかなり白くなってきていよいよ冬景色。ついに夏タイヤ危険!などの看板も出てきた。愛車はオールシーズン仕様ではあるが、ユキが積もりだしたらちょっとヤバイなと思いつつ何とか午後5時半道の駅碇ケ関に到着。

体が冷えたのですぐに場内の温泉へ。料金は格安の\350だが、シャンプーなどは無い。風呂は内湯のみ。さすがにGWで結構な混雑。洗い場で場所をゲットするのも難しいくらい。湯の温度は体が冷えていたこともあってやや高めのように思ったが、しばらくしたら適温に。

さて明日は晴れて気温も大幅に上がるとのこと。弘前公園(弘前城)の桜が見頃でありますように!

4月28日 碇ヶ関→弘前

今朝の「道の駅碇ケ関」は昨日とは全く様相が変わり、気温は低いが久しぶりの青空を拝むことが出来た。今日の弘前公園の花見は期待が持てそうだ。


出発前の点検で清水タンクが残り少なくなってきた。C水タンクが10リットル入のポリタンクで、前の車の8分の1しかない。旅の途中での補給が大問題になるが、今回は大鰐のJAのスタンドで快く分けてもらえた。感謝!

弘前市街に近くなると渋滞がはじまった。「弘前公園」に向かう車が多い。お城を迂回するルートを探し、岩木橋の花見用の無料駐車場を目指す。すでに3割がた埋まっていたがまだ余裕あり、楽勝で停められた。ただし、公園までは案内では徒歩20分となっていたが、実際には25分かかったが。


公園に到着し、園内に入る前に大勢の人がカメラを構えているが見えた。お堀の水面を埋め尽くす桜の花びらがすごい。「花筏」というようだが、花の絨毯と言った方が良さそう。


市役所のトイレを借りるついでに花見用に開放されている屋上に登った。市役所は公園の向かいにあるため、ここからの眺望はかなりのもの。また雪をかぶった岩木山、八甲田山も綺麗だった。

右上が八甲田山



いよいよ園内へ。通りも中も見物人で満杯。人混みを縫って歩くのは結構な運動になる。まず目に入ったのが枝垂れ桜。ここでは茣蓙(ござ)を貸してくれるので、あちこちでお花見のグループが桜の木の下で優雅に楽しんでいる。


園内で撮影の一番のポイントは岩木山が見えるところなので、ここには人が集まって来る。入れ替わり立ち替わりで撮影するグループの合間を縫って割り込んで撮影。その成果がこちら。




一通り撮影を終えて帰途につく。丁度12時になったので、ランチと思うも園内には適当なところが無い。一旦お城の外へ出て探すことに。ねぶた会館の前で青森のグルメ祭りらしき会場を見つけ、 すいてそうな屋台を探す。「りんご巻き」が空いているのですここで2個購入。要するにりんごの春巻きをイメージしてもらうと分かりやすい。あまり甘すぎず丁度良い。

こちらはギネスに挑戦中の巨大アップルパイを焼いているところ(右の大きな皿がそれ)


とりあえず空腹は治まったので、車に戻る。駐車場にはトイレが無いので、トイレ休憩を兼ねて近くの「イオンタウン樋の口」へ。その前に誠子マミー用踏み台の工作のため、ダイソーで蝶番とミニ鏡を購入。ついでに食事と思ったが、レストランは無くフードコートしか無かった。それもドーナッツとたこ焼きと王将のみ。消去法で王将を選択。ラーメン餃子と天津飯という組み合わせ。取り敢えずお腹は満たされたが、何か今まで食べた王将とは味が違うようで、あんまり旨くない。

食事を終えて今夜の宿?「道の駅ひろさき」に向かう。今日は駐車場と公園の往復で歩き疲れたのでまずお風呂へ。毎度お世話になっている道の駅の向かいにある「花の湯」へ。シャンプーなどは無く料金は\350。ちゃんとサウナも露天風呂、それに電気風呂まである。露天風呂でのんびり過ごすつもりが子供が二人入ってきて大騒ぎ。早々に退出するはめに。それでも頭も洗ってさっぱりした。

風呂の後、駐車場で誠子マミー用の踏台工作を終え、追加で誠子マミーのリクエストがあり、助手席のシェードの背面に化粧用の鏡を取り付けた。

夕食後、地元の友人のご夫妻を迎えて車内でテイータイム。鯵ヶ沢のレストラン情報を入手。お返しにこれから彼らが訪問する南房総情報を提供。お互いの無事を祈念してお別れ。

4月29日 弘前→鰺ヶ沢→弘前

昨夜は道の駅ひろさきの臨時駐車場で初めてP泊。入場した午後8時すぎにはほとんど車が無かったが、朝起きたら前後左右とも車がいっぱい。さすがにGW。

朝から爽やかに晴れて気分が良い。今日は誠子マミー待望の「ヒラメの漬け丼」を食べに鯵ヶ沢に行くことにした。昨夜友人ご夫妻と懇談した時に鯵ヶ沢の「汐風」というドライブインが良いと勧められたので迷わずここに決定。弘前からは1時間以上かかった。国道から脇道に逸れて進むと海岸端にドライブインが見えてきた。遠くから見てもかなりの数の車が見える。近くまで来たら駐車場は満杯でほぼ空きなし。なんとかスペースを見つけて車を駐め、レストランの入り口へ向かう。ところが店の前には長い行列が!視察を兼ねて、まずはトイレということで店内に入ると、中にも行列の続きが!念のため数を数えて見たらざっと40名ほどが待機していることがわかった。

さらによく見ると店内の客も食事をしている人より出来上がりを待っている人のほうが多い。これじゃいつになったら食べられるか分からない。到着したのが1時前だから、あまり待つ気持ちも無く直ちに撤収し、他を当たることにした。前回鯵ヶ沢の「道の駅深浦」でヒラメの漬け丼を食べているので、またここを目指すことにした。さらに15キロほど南下し、2時前にようやく道の駅に到着。

こちらも駐車場は満杯!またしてもいやな予感が。幸い臨時駐車場には停めることができて一安心。さっそく場内へ。中も人でごった返している。食事処も満員だが致し方無し。待つのを覚悟で食券を買おうとしたら、ラベルには「漬け丼」としか書いてない。ヒラメかどうか受付で確認したらヒラメとのこと。安心して食券を買い求めようとしたら、なんと売り切れの表示。なんのこっちゃと思うも、無いものは仕方が無い。やむなく誠子マミーは海鮮丼、私は無難にカレーライス。(どんなところで食べてもカレーライスだけは大きなハズレは無いので)。海鮮丼は見てくれはあんまりうまそうに見えなかったが、見た目よりも実質本位だったそう。カレーはいわゆるお母さんカレー。


食後のデザートは深浦名物の「イカ焼」。店の前で6人がかりで焼いている。それでも行列が途切れることが無い。ここでも並んで出来上がりを待つ。出来上がったイカ焼に自分でマヨネーズを思いっきりかける。




1パック(一匹)\600也を持って海岸へ。ここは風が強いので有名だが(周囲には風力発電の風車が多数見えるほど)、今日は風も無くポカポカ陽気で良かった。

ヒラメは残念だったが、イカ焼きが旨かったのでまあ良しとしよう。次回は絶対GWの時期を外そう。

今日のミッションは終了したので、空いた時間にお洗濯とすることに。五所川原のイオンモールで教えてもらった最寄りの大型コインランドリーへ。洗濯と乾燥で1時間ほどかかるので、またイオンに引き返し食材と生活用品を調達。結局、五所川原を出たのが5時過ぎ。

今夜もお世話になる道の駅ひろさきへ直行。6時半に到着したが意外に疲労感がある。旅も今日が5日目でそろそろ疲れがたまる頃。夕食はコンビニで買ったおにぎりと惣菜類に味噌汁で簡単に。食後にまた向かいの花の湯へ。ロビーに入ったら親子連れを初めてかなりの人でごった返していて、昨日以上の大混雑。疲れを取るのが目的なので、ひたすら露天風呂で過ごす。湯の温度が低めなのが助かる。

風呂から上がったらもう10時。いつもなら日記を書いたり、写真の整理をして過ごすのだが、今日はベッドメークして直ぐに就寝。ちょっと暖かかったので油断して夜間暖房を切ったら、2時過ぎに寒くて目が覚め、改めて暖房を入れ直し。やはり夜間は冷えるので油断は禁物という教訓。

4月30日 弘前→五所川原→弘前

昨日五所川原市内を通過中に「金山焼陶器祭り開催中」の看板を発見。陶芸にはまっている誠子マミーが見逃すわけもなく、今日は疲れ休みで休養するはずだったが、結局午前中は陶器祭りに出かけることになってしまった。

9時から始める陶器祭りに合わせて、8時過ぎに弘前を出発。約1時間のドライブ。午後から天気が崩れそうとの予報の通り、朝から曇っていて岩木山はまた冬山の雰囲気に戻ってしまった。


9時半に会場に到着。ここは数年前から通い始めているので、掘り出し物を探して勝手知ったる場内を見て回る。到着した頃は数台の車しか見えなかったが、やがて数が増え出し賑やかになってきた。

お土産用、自家用を幾つか買い求めたら、抽選券が付いてきた。この手のくじ運はめっぽう弱い私に代わって誠子マミーが引くと、なんと2回しか抽選機を回さないのに、1等が当たってしまった。時価\4000程度の大皿をゲット。早速当選の札(のぼり)を書いて(自分で署名!)貼ってもらった。



一等賞の大皿がこれ!

買い物を終えて場内のピザ屋「山の風」でランチ。頼んだのは牛肉タップルピザと人参スープ。これが予想外に旨かった。ピザの台は勿論、トッピングの牛肉が良く煮込んであってちょうど良い塩加減。人参スープも人参臭さを抑えて薄味で、これも良かった。器は皿もボールも金山焼でこれも良い味を出している。このところついていないランチだが、今日は二人とも大満足。

ピザを半分食べたところで気がついて撮ったもの。

出発する頃から雨が降り出した。今日は本来休養日のはずなのでもうお出かけ無し。足りなくなった食材と生活用品を買うためにつがる市のイオンとダイソーへ。実は昨夜トイレに置いてあった脱臭剤のボトルをひっくり返してしまい、自作のカーペットが臭いで使用不能になってしまった。この代替品を探すためにダイソー行きが必要になったわけ。探し回った結果、ちょうど良い足拭きマットが\200で購入できた。キャンプ旅ではたびたびこんなトラブルが起きるのでダイソーの存在はありがたい。

道の駅に戻りカーペットを交換してから、向かいの温泉へ。明日も朝から雨の予報なので、明日こそ休養日にしよう。

5月1日

今日から令和。昨日からTVでは大騒ぎだが、旅先ではこの感慨ももう一つ。

二人とも少なからず疲れ気味のため今日も一日中出かけずに休養日にすることにしていた。

ところが朝から誠子マミーが浮かない顔をしている。夜中に何度もトイレに起きているので心配していたが、やはり膀胱炎になりかけのようだ。疲れがたまってきているのでそろそろ不調が出てきても仕方がないところだが。旅先だし、しかもGW中なので医者は難しい。緊急用に薬は持参しているが、まだ初期の状態のようなので、市販薬で対処することにした。足りなくなった清水の補給をやらなければならないので、薬の買い物を兼ねてやむなく車を出す。

最寄りのイオンタウンへ。幸い薬局の薬剤師が良い方で相談に乗ってもらい、漢方薬を2種類選んでもらった。これで結果オーライなら言うことなし。本日第一番目のミッション終了。続いて車内で使うコロコロとミニほうきを探しに隣のダイソーへ。いろいろ見て回っていたら気になるものが次々に。結局10点お買い上げ。それでも全部で\1080だが。

3番目のミッションは清水タンクの補充。ポリタンクが10リットルなので、以前と同じように使うとあっという間に無くなってしまう。一昨日、水道水を分けてもらった「りんご公園」を再度訪問。水を頂いただけでは申し訳ないので、園内のカフェでランチ。選んだメニューは「りんごカツカレー」と「いがメンチカレー」、それに「5種のジュース飲み比べ」。りんごカツとは豚肉とりんごを重ねて揚げたカツ。かなり分厚いりんごを挟んである。りんごの風味を活かすためか全くスパイシーでないカレー。誠子マミー曰くリピートは絶対にないと断言。いがメンチとはイカをぶつ切りにしたメンチカツのこと。食べるとイカのげその食感が凄い。カレーは同様甘口。これも一度たべたら十分。ジュース飲み比べは5種類のりんごジュースが小さなカップに入っている。正直カレーの後だったせいかその差がよくわからなかった。

 りんごカツカレー  カツの断面
 いがメンチカレ^  5種のりんごジュー^ス
   

食後車内で休んでいるときに、誠子マミーが駐車場の一角に水飲み場があるのを発見。、ここで水道が使えることに気がついた。トイレもあるし次回はここでP泊ができるかも。

最後の4番目のミッションはお洗濯。一昨日つがる市のコインランドリーでやったばかりだが、今回はパジャマ、上着など大物をやることに。道の駅ひろさきの向かいにコインランドリーに向かう途中で、駐車場が大きなコインランドリーを発見。ここで洗濯することにした。

洗濯と乾燥を待っている間に車内で昼寝。寝不足だったせいかよく寝ることができた。誠子マミーの体調も少し持ち直したきたようで一安心。

コインランドリーを終えて、道の駅に戻る。また小雨が降ってきた。誠子マミーが洗い終わった洗濯物を仕分けしている間に、向かいのお風呂へ。夕食は道の駅の構内にある魚河岸岩木屋でお弁当とタコのから揚げ、カニのから揚げ、漬物など購入。明日は移動日なのであまりゴミを出したくなかったが、外食に出るのが面倒だったので、手抜き。

5月2日 弘前→八幡平→岩城

昨日はお出かけはしたものの、近場のみでまずまず体力の回復ができたようだ。

今朝は上天気。でも風が結構強い。天気予報をチェックしたところ八幡平市は終日晴れとのこと。お天気が良ければ「雪の回廊」は素晴らしいはず。手早く朝食を終えて、7時半出発。道の駅のすぐそばにある大鰐弘前インターから東北道を走り、鹿角八幡平インターで一般道へ。高速走行中も風で煽られて結構緊張したが、一般道に降りても風は強くなる一方。道路の両側に桜が咲いていて遠くに雪の八幡平が見える。



のどかな雰囲気は山道にかかると一変。両側には残雪が目立つようになり、高度が上がるにつれ強風で雪が舞い上がるような状況。後生掛温泉辺りまでは視界が確保できたが、見返り峠付近は濃霧でライトを点けても対向車が見えないほど。



しかもところどころ道路上に雪が!引き返したくてもUターンできる道幅は無いので、見返り峠の山頂レストハウスまで登ることになってしまった。料金¥500を支払って駐車場に入るも猛烈な風で車が大揺れ、車の外に出るのも大変。これ以上天候悪化する前に退散することにし、トイレに入っただけですぐ引返す。




帰りは「八幡平アスピーテライン」経由で「松尾八幡平ビジターセンター」を目指す。こちらは往路よりも雪の回廊が高いので見応えはあるが、猛烈な風と吹雪で回廊を鑑賞している余裕は無く撮影は誠子マミーに任せ、必死で山を降りることに専念。


途中まで降りてきたら風は依然として強いが、天気は回復、晴れ間も見えるほどになってきた。

途中の御在所ゲートを通過するときに、登り車線が閉鎖されていて、登ってきた車が列をなして待機中だった。事故でもあったか?と思っていたが、ビジターセンターに到着後、悪天候のため道路閉鎖になったと判明。さっさと降りてきて正解だった。


ビジターセンター前の屋台でホットコーヒーを買ったが、外は寒いので車内に持ち込み暖をとる。さっきまで晴れていたのにまた雨が降ってきた。今日は晴れ→曇り→雪→晴れ→雨ととにかくお天気に振り回された。

本来であれば山頂でゆっくり過ごす予定だったが、アテが外れて時間ができてしまったため、穴埋めをどうするか協議。以前地元の友人から聞いたカタクリの群生地が近くにあるのに気がつき、そちらに向かうことにした。場所は田沢湖と角館の間で、八津にある「かたくり群生の郷」。近いと言ってもビジターセンターから約100キロはある。東北道の松尾八幡平インターから盛岡方面へ。岩手SAで豪華昼食。誠子マミーは八幡平牛のステーキ、私は味噌味の豚バラ丼。誠子マミーの食欲は素晴らしく完食。私は4割ほど残す羽目に。ご飯の量はちょうど良かったが、バラ肉がめちゃくちゃ多かった。味は好みで良かったのだが、いかんせん量が!

盛岡からは一般道で秋田方面へ。途中の「道の駅雫石あねっこ」を通り過ぎたが、やはり駐車場は満員、人気の道の駅はどこもこんでいるということ。

カタクリの郷には2時過ぎに到着。群生というだけあって敷地は広大。園内は車で回って数カ所ある拠点で降りて散策する形。はじめのうちは枯れかかったカタクリの花がちらほら程度で、ちょっとガッカリ。ところが最後に訪れた山辺遅咲きコースに行ってみたら、ここは別世界。斜面全体がピンクに染まっていた。ようやく群生に遭遇。






今夜の宿は最寄りで温泉のあるところを探し、秋田の道の駅「岩城」に決定。かたくり群生の郷から100キロ超。4時半に到着したが、心配した通り駐車場が一杯で車が停められない。一度外に出て、再度入場。今度は目の前で退場する車があり、ようやく駐車できた。やっぱり人気の道の駅は要注意。


まず恒例の温泉、場内の「港の湯」へ。。

露天は無いが日本海に面した大浴場は見晴らしが良い。あいにくの強風で海が荒れて白波が打ち寄せている光景を浴槽内で鑑賞。因みに料金は3時間\300と格安だが、シャンプー類、ドライヤーは完備されているのが嬉しい。

食事の支度が面倒になってきたので 道の駅カフェで夕食。誠子マミーは無難に天ぷら、刺身のセット。私はミニサイズの由利牛のビーフシチューを選択。あまり期待していなかったが、運ばれてきたのを見たら予想外に見目麗しく美味しそう。一口食べてみたらとろけてしまうほど柔らかくはないが、その存在をある程度主張している程度の柔らかさ。味もドミグラが抑えめでとても美味しかった。量もミニサイズで丁度良い。今回のツアーで初めてうまいものに出会った。


5月3日 岩城→鳥海山→仁賀保高原→道の駅にしかわ

今朝は5時起床。

場内のピロテイで6時からモーニングが食べられるとのことで行ってみた。基本は和食だがパンもあるようなので聞いてみた。パンはパンでも何とバーガーのセット。バーガーと言っても挟んであるのは由利本荘市のグルメ「由利牛のハムカツ」。これが意外にさっぱり味で結構いける。あっという間に完食。他の方々は全員和食セット。サバ焼きに小鉢、味噌汁が付いているもの。私が先日アニサキスにやられてから魚好きの誠子マミーもサバ類には抵抗があるようだ。

昨日は八幡平で暴風に遭遇し、雪の回廊見物も消化不良気味のため、今度は鳥海山でリベンジ。鳥海山の方が2200mと標高は高いが、「ブルーライン」は5合目までなので、どのくらいの積雪量かは不明。今日はお天気が良いので高原ドライブだけでも期待が持てそう。

道の駅岩城を7時30分に出発。

高速を走行中、鳥海山が圧倒的な迫力で迫ってくる。誠子マミーは大興奮。付近の山の上には風力発電の風車が多数見えてこれまた興奮のタネ。




鳥海ブルーラインの入り口のスタンドでガスを補充。ついでに雪の回廊の状況を確認。今日は滅多に無い上天気なので期待が持てるとのこと。アルファでの本格的な山登りは昨日の八幡平に続き2回目だが、やは前のユーロスターと比べると、登坂力にはかなり余裕がある。いままで必ずギアダウンしなければならない斜度でもトップギアでスイスイ登るのには感動。後続車に気兼ねせずに走れるのは極めてストレスフリー。下りのエンジンブレーキの効きも信頼できる。これで夏の美ヶ原高原の登りも楽になりそう。


雪の回廊は八幡平とはやはりスケールが違う。5合目の「鉾立駐車場」付近が一番積雪量が多いが、それでも八幡平の方が壮観。ただし昨日の暴風の中での見物に比べれば青空で日が差す中での見物は極めて爽快。眼下に象潟、日本海が遠望できる。誠子マミーは写真を撮りまくっている。




しばらくしたら日が差して暖かいとはいえ、周りは雪のかたまりなので体が冷えてきたので山を降りることに。昼食にはまだ時間があるので、ビジターセンターで貰った仁賀保市の観光案内でみた景色が良さそうな「仁賀保高原」に行ってみることにした。さっき通った道を戻り、途中から高原に向かう山道を登る。上ったところに洒落た建物があった。これが案内にある「土田牧場」と思い、車を止めて建物の中に。牧場ならミルクとかチーズケーキはあるだろうと思い食堂へ。ところがメニューにはラーメンとかそば類のみ。改めて確認したらここは市の観光案内所らしい。せっかく来たので屋上の展望台に登ってから本物の土田牧場へ向かう。





ところがまたしても駐車場は満杯で停められず。何度か出入りしてトライするもダメ。先ほどの観光案内所で無駄な時間を費やしたことが悔やまれる。結局牧場はあきらめ高原を降りて「道の駅象潟」へ向かう。前回訪れた時に、道の駅の向かいにある「鳥海山」という海鮮料理屋が良かったことを思い出し行ってみた。まだ店があるかどうか心配したが、健在で繁盛している。おかげでだいぶ待つことになってしまった。並んでから席に着くまで50分。食事が出てくるまでに20分。昔に比べて忍耐強くなったというか、鈍くなったというか。


注文したのは誠子マミーが海鮮丼とアイナメのアラ汁、私は海鮮料理屋なのにメニュー表にあった比内地鶏の親子丼。誠子マミーは巨大な椀に入ったアラ汁が特に旨かった由。私は普通に美味しくいただいた。


さて今夜はどこで泊まるか? この近所で昔行ったことがある温泉付き道の駅を思い出し、山形道の中間にある道の駅にしかわに決定。3時50分到着。まずは偵察を兼ねて誠子マミーが温泉へ。偵察の結果、料金は\300。ボデイシャンプーは完備。ただし、お湯の温度が高めとのこと。暑い暑いと言って戻ってきたので、窓を開けベンチレーターを回し車内の風通しを良くする。


入れ代わりに私が風呂へ。露天はなく、内風呂だけ。お湯の温度はかなり高め。5分も入っていられない。温まるというより汗をながす程度。シャワー代わりのようなもの。

ここまで旅を続けてきたがそろそろ体力が限界。明日から帰還開始としよう。

5月4日 最終日 道の駅にしかわ→自宅

ここから自宅まで約400キロ。帰りの渋滞が懸念されるので、早めに到着する時間帯に戻るか、途中で泊まって、明日の午前中に戻るかしばし黙考。とりあえず早めに出発し、様子を見ることにした。

6時40分出発。ミルクとワッフルが朝食代わり。     

8時13分、国見SA到着。ここでカレーパンで朝食とする。

11時半、上河内SA到着 ナンカレーの昼食。

この調子だとなんとか昼過ぎには自宅に帰り着きそう。宇都宮を過ぎて東京に近くなっても渋滞は全く無し。その後外環道もスムーズに走行でき、午後2時前に無事自宅着。これで25日から10日間に渡るロングツアーも無事終了。       

終わり