直線上に配置  
   2018年桜前線追跡ツアー  
 
 

1日目

本日、東北3県の桜前線を追いかけるツアーに出発。外環から東北道をひたすら北上、途中那須ICで高速を下り、いつもの「ペニーレイン」に立ち寄り好物のパンを大量に買い込んでから、再び東北道へ。

福島西ICで東北道を下りて、日帰り温泉「あづま温泉」にも立ち寄った。ここにはEVパークが併設されているので、良ければここでP泊のつもりだった。温泉は高台にあるが、広場の周囲に動物の飾り物やらなにかの銅像など、そぐわないものが沢山ある。どうやら昔はなにかの施設だったのでは? 温泉棟はその片隅にある。入浴料¥350 リンスシャンプーなし、貴重品預かり無し、ロッカーに鍵無し。温泉は適温でグッド。とても鄙びたというか鄙びすぎの感あり。但し高台にあるので見晴らしは抜群。RVパークの設備はあるが電源のみ。トイレは9時から9時までは温泉のトイレが使えるが、この時間以外は前述の公園らしき広場のあまりきれいとは言えないトイレを使うことになる。この時点で家内からここでのP泊はダメとの宣言あり。


やむなく再度東北道に戻り、夕方になって視界が悪くなってきたため国見サービスエリアでP泊することに。あいにく予報では明日は雨とのことで、桜見物は一時お預けで、水沢の知人(家内のお友達)に会って懇親する予定。

2日目

今朝は予報通り終日雨降り。国見SAを朝のうちに出発、水沢に向かい、友人宅には11時半到着。しばし友人宅で歓談してから、前沢に向かい、ご贔屓のトンカツ屋、「福ふく亭」でランチを頂いた。ホストが自慢するだけあって、久しぶりに美味しい、さっぱりしたトンカツを堪能。最初に豚汁を食べたところ、全くくどさの無いすっきりした味が印象的だった。ホスト夫婦と誠子はヒレかつ、私だけロース(トンカツはやはりロースでしょう)。いつもは美味しく食べられても食後に胃もたれ感があるのに、今日は全くなし。しかも奢り!ご馳走様でした。

食後はお願いして新幹線の水沢江刺駅の向かいにある「キューポラの館」(南部鉄器の工芸館)に行ってもらった。実は今をときめくエンジェルスの大谷選手が水沢の出身で、ここに大谷選手のコーナーがある。彼の右手の鋳物が飾ってあり、誰でも握手ができるというもの。先日テレビでローカルニュースとして取り上げていたので、さっそく行ってみた。こんなものが出来ているのはご案内いただいた地元民も知らなかった由。

この後、水沢に戻り「ひめかゆ温泉」で恒例の温泉三昧。入浴料金は¥600也、シャンプーなど全てあり。ドライヤー、ヘアトニック、アフタシェーブローションもあり。前日のあづま温泉は何もなかったので落差が大きい。露天は適温でゆっくりでsきた。内湯は熱くて長居できず。


温泉の後、道の駅みずさわに到着。今夜はここでP泊。

 

3日目

昨夜は道の駅みずさわで泊まり。今朝は快晴。友人との待ち合わせて時刻まで付近を散歩。予定より早めに友人到着。あわてて散歩中の家内を呼びに行き、揃ったところで北上展勝地へ向けて出発。水沢から約1時間ほどの道のり。のんびり走って10時に「北上展勝地」に到着。前回来たときは駐車場が満杯で車を停めるのにとても苦労したが、今回はレストハウス前の駐車場にすんなり入場できた。入場料¥300也。


ここから北上川の堤ににそって桜並木が続いている。スタート地点の手前には屋台が大挙出店している。昨夜の奥方同士の内容ではこういうところでの飲み食いは落ち着かないのでちゃんとしたところで食事したいとのこと。よってこれら屋台には目もくれず、ひたすら桜並木にそって歩く。北上川がカーブをえがきながら続いているので、遠目には桜が円弧を描いて咲いているように見える。


肝心の桜は開花して数日しか経っていないので、3-5分咲きといったところ。そばに寄ってみるとどの枝も蕾がぎっしりついている。今日は快晴、気温も22度と昨日に比べてかなり上がったので、今日明日で一気に咲くかもしれない。今日はちょっと寂しい感じ。数は減ったが相変わらず東南アジア、中国系の方が多い。桜を背景に写真を撮っているグループが枝を持ってポーズを作っているのが気になる。枝が折れなければ良いが。

珊瑚橋まで行ってUターン。今度は桜並木の中を(満開ならばトンネル様)戻る。北上川の対岸の奥にまだ雪をかぶった奥羽山脈が綺麗に見える。川面には渡し舟やら川から桜を眺める観光船が行き交い、川を横断する様に飾ってある鯉のぼりの大群が賑やか。




一通り見てから、キャンピングカーに戻り、友人ご夫妻が用意してくれたコーヒー、お茶、お菓子でしばし休憩タイム。1時間ほど懇談してからランチへ。

私の後輩から教えてもらったロシア料理店「トロイカ」へ向かう。さすがに評判のお店で、料理もご自慢のチーズケーキも美味しかった。ケーキは息子夫婦にも宅急便で送ることにした。知人ご夫妻とはここでお別れ。お世話になりました。

ロシア料理の トロイカ  ピロシキとボルシチ
 きのこつぼ焼き  ベークドチーズケーキ

北上の後、角館の桜を見に行くつもりだったが、花見ウオーカー情報では、まだ蕾で花見は無理の様子。やむなく角館を後回しにし、先に青森(弘前)に向かうことにした。P泊場所は温泉のある道の駅「碇ケ関」を選択。5時半に到着し、6時に早速構内にある「関の庄温泉」へ。入浴料¥350也、シャンプーなどは無い。風呂は内湯のみでとにかくここは熱い。湯船は2つあるが、①とても熱い、②まずまず熱いの2種類なので、ぬる湯好きの私は長湯は出来ず。温泉で疲れが取れたのかどうか? むしろ熱さで緊張して筋肉がこわばったような感じ。風呂の後、車内にて道の駅売店で見つけたご当地ラーメン「味噌カレー牛乳ラーメン」で簡単に夕食。今日は結構つかれたので、早めに寝ることにしよう。

4日目

道の駅碇ケ関はやはり山の中なので夜半にかなり気温が下がり、冷え込んできたためよく寝られず。暖房を入れればよかったのだが、ベッドから出るのも面倒で横着したのが良くなかった。かなり睡眠不足気味で早々と起床。起きてすぐ暖房を入れる。暖かくなってようやく人心地がついた。そういえば東北道の鹿角を過ぎたあたりから、路肩に残雪が見られる様になり、山肌にも所々白いものが見える様になっていた。青森が岩手県よりも北にあることを実感。

朝トイレに向かうと扉が施錠されている。よく見ると脇に「夜間男性用」のドアあり、入ってみると小が2基、和が1基しかない。先般のお出かけの際、和式で腰を痛めているのでヒヤヒヤしながら用をたす羽目に。朝は8時半になら無いとトイレは開けないとのこと。今時の道の駅ではあり得ないのだが。

慌ただしく朝食を終えて、すぐ出発。快適なトイレを求めて東北道に向かい、最初の津軽サービスエリアで、ようやく落ち着くことができた。


寝不足と疲れで運転していてもシンドイので、今日は疲れ休みデーとすることに。東北道に乗ってしまったので、とりあえず青森市内へ。津軽SAで家内が「青森県立美術館」の「シャガール展」のチラシを見つけて、ここで骨休みとの提案。早速美術館に向かう。


シャガールはスイスに長期出張中にけっこうまめに美術館に通っていたので、家内はお馴染みとのこと。私はさほど興味がある方ではないし、また美術館の暗さ、静かさが睡眠不足の身にはなんとも辛い状況。1時間ほどお付き合いしたが、ついに休憩所に退避。でも真面目に見ていた1時間の中で印象に残ったのは、同美術館所有のバレエの舞台の背景画。縦9m、よこ15mの大作だが、これを大ホールの4面の壁にそれぞれ1枚づつ展示し、ライトアップしつつ解説。家内の100号の大作でも十分大きいと思っていたが、さすがにこれには負ける。

美術館には結局2時間滞在。このあと道の駅「なみおか」に行きランチ。その後、待望の温泉「和の湯」へ。ここではぬるめの湯にゆったり浸かり十分疲れ休みになった。温泉情報 入浴料¥420 シャンプーなど無し。風呂の後、コインランドリーで溜まった洗濯物を処理。今夜の宿泊場所、浪岡駅のPへ。

夕食は車内でジャージャーうどん。

5日目

本日快晴、でも風が強い。案じていた花粉が盛大に飛んでいるようで、朝から鼻水が!

「弘前公園」の桜は開花したようだが、まだ見頃では無いようだ。明日の友人ご夫妻のご案内まで花見見物はお預けし、今日は最近陶芸を始めた家内の希望で、「津軽金山焼」の窯元を訪ねることにした。

JR浪岡駅の駐車場を9時に出発。窯元は五所川原市の郊外にあり、1時間弱のドライブ。ここは5月連休にセール「春の陶器まつり」があるときに立ち寄ったことはあるが、今日は広い駐車場はガラガラで、朝早いこともあってお客も数人程度。

見物する前に庭を一巡してみる。岩木山を背景に陶製の仁王像が一対、他にインカの像などが飾ってあった。岩木山はまだほとんど雪で覆われ真っ白。花曇りの空の色と重なってしまい、写真に撮るとよく分からない。でも肉眼ではよく見え、その圧倒的存在に感動。


窯場の見学ができるとのことで、中に入る。家内があれこれ質問しても、職人さんは親切に対応してくれた。





今日は窯出しの予定だそうで、中は暑い!先に窯出ししたばかりの作品はまだワラが残っていたり、まさに窯出しといった状況。朝のモーニングカップにちょうど良いのがあったが、値段が付いていないので、ギャラリーで探すことにした。同じものが見つからなかったが、困ったことに家内はかなり形の良い二人用の蒸し器を見つけてしまった。¥5000の札が付いてがかなりご執心の様子。本当に欲しいものかどうかお茶でも一服してから決めたら?と場内の喫茶店へ。この喫茶店、今まで中に入ったことは無かったが、意外に落ち着いたスペースだった。


ここで一服してから帰途につこうと車に乗りかけたら、突然家内が「やっぱり買う !」と宣言し店に戻ってしまった。結局蒸し器のみお買い上げ。これは彼女のおこずかい経費扱いにつき私はノーコメント。でも嬉しそうだった。

これがその蒸し器(二人用の小型)。

まだ時間があるので、近くにある吉永小百合のJRのCMで有名になった「鶴の舞橋」に立ち寄ることに。前回訪問したときはあまり天気が良くなくて寂しい感じがしたが、今回は晴れた空、青い湖(富士見湖と言っているが実は巨大な溜池)、鶴が羽を広げた様な橋、それにバックに岩木山と役者が揃い踏みで、言う事なし。やっぱり来てみて良かった。写真を撮りまくってから昼飯探し。




お昼ご飯は道の駅「つるた」で。新しくできたカフェレストラン(パンとケーキ)でピザとアイステイーで簡単に。


これで文化活動を終えて、今夜の目的地道の駅「ひろさき」に向かう。早めに到着したので、先に道の駅の向かいにある日帰り温泉「花の湯」へ。今日は土曜日で道の駅の駐車場は混雑しているので、夕方になってから道の駅へ移動。それまで昼寝しながら待機。




今日の弘前の気温は23度!日帰り温泉の駐車場はカンカン照りで、車の中は夏の様。やむなく窓を開けて風通しを良くしたら風だけでなく花粉も盛大に入ってきた。薬の甲斐もなくくしゃみと鼻水で大変な事に。外には出たくなかったが、家内の希望で寿司の「函太郎」へ向かう。道の駅から9kmなのでそこそこ遠い。ここは函館発祥の回転寿司だが、ネタが新鮮な上、珍しいネタが多いのがウリ。当家も北海道旅行中たまたま見つけて気に入ったので、以後お気に入りリストに。

今回、誠子マミーがチャレンジして旨かったのは、「ほうぼう」と「八角」だそう。私は海鮮については特にコメントなしだが、エビの頭入りの味噌汁は美味しかった。今回のツアー初めての海鮮で家内は大満足。一方私は帰りの車中でくしゃみと鼻水で往生した。今夜は寝られるかしら?

6日目

昨夜は遅くなってから花粉症が急激に悪化。かんでもかんでも鼻水が!疲れもあったので8時過ぎにとりあえず横になる。ところがそのまま寝てしまって起きたら11時半。メールをチェックし、改めて寝ようとしたら鼻水はおさまったものの、今度は鼻づまりで息苦しい。結局、横になったり、起きたりで寝られず。寝付いたのが3時。処方してもらった薬が昨日で切れてしまったので、今日は市販薬を買わねば。

東京を出てからすでに6日。花見前線追跡ツアーと銘打ちながら、訪れたのは北上展勝地のみ。やや看板倒れの感が無きにしもあらずというところ。知人の情報では、弘前公園の桜の見頃は明日ということで、花見は明日に延期。今日はオススメの八甲田の雪の回廊を案内してもらう事になった。

道の駅ひろさきまで友人の乗用車で迎えに来てもらい、午前10時出発。まずは薬屋に寄ってもらいアレルギーの薬をゲット。これで1週間はOK。(と信じたい!)弘前から1時間ほどで雪の回廊に差し掛かる。4月1日に除雪ができて通行可能になっているが、まだ相当残っている。
途中にある茶店「かやの茶屋」で休憩兼昼食



まず無料サービスの「かやの三杯茶」をいただく。一杯飲むと3年長生き、二杯で6年、三杯で死ぬまで長生き!というもの。ランチはおすすめの山菜そば。蕎麦は関東の蕎麦とはちょっと違って冷麺風で舌触りが良い。でも私にはやっぱり信州のみはらしの蕎麦が一番。



雪が多く残っているのはやはり「酸ケ湯温泉」付近。




国道103号は道路の幅が狭く退避所もないので、歩いて写真を撮ることができず、車内からの撮影になってしまった。それでも積雪量の多さが実感できる。

この後「奥入瀬渓谷」、「十和田湖」を巡り午後5時過ぎに道の駅ひろさきに戻る.
十和田湖で入った茶店のメニューが観光地らしく無く激安だったのにびっくり。それがこれ。団子が¥300で、コーヒー(ドリップ式で淹れていたのを確認)が何と¥200!



戻ってすぐ昨日に引き続き、向かいの「花の湯温泉」へ。二人で¥700と格安だが、シャンプーなどは無い。どうやら日帰り温泉は¥500がボーダーラインで、これより安くなるとシャンプー、ドライヤーなどが無くなるようだ。

7日目

本日ようやく弘前公園の花見を決行。1日ずらしたおかげで今日は満開だった。ところが、朝から一騒動。今朝、出発準備中にゴミ処理をしていた家内が突然ギックリ腰を発症!原因は変な格好のまま体をねじってしまったため、今の所、動ける(歩ける)状態では無いが、しばらく休めば動ける可能性もあるので、知人との待合わせ場所を道の駅から弘前公園の近くの臨時駐車場に変更。車にウオーキング用のストックがあるのを思い出し、ためしに使ってみた。結果は上々で、なんとか動けそう。


知人には予定通り迎えに来ていただき、弘前公園へ。これでようやく花見開始。さすがに満開の桜は壮観!平日にもかかわらず、人出も最高!外人さんも結構目立つ。


追手門の手前の堀端から満開の桜がお出迎え。場内に入るとソメイヨシノだけでなく、しだれ桜を始めいろいろな種類の桜で、今まで待たされたフラストレーションは一気に解消。言葉では言い尽くせないので添付の写真をご覧ください。なお背景にある山が岩木山。










歩けるかどうか心配された家内も桜に感動して痛みも忘れているようだ。10時過ぎに開始して場内を一通り回ったら午後1時過ぎ。桜の写真もたくさん撮ったので、もう満足。そろそろランチタイムだが、公園付近の食事処はどこも満員。結局オススメの最近できた青森では一番新しい道の駅「津軽白神」へ。世界遺産白神山地の入り口にあたり、目的が無いとなかなか行きにくい道の駅なので、スタンプ集めをしている身としては大変ありがたいアレンジだった。

蕎麦がオススメとのことだったが、私は舞茸の天ぷらとカレーという組み合わせ。天ぷらは旨かったが、カレーは普通。家内が注文したダムカレーは添えてあるブロッコリーにドレッシングがかかっていないので、確認したらそのまま召し上がっていただいていますとのこと。仕方なく代わりにウスターソースを出してもらった。

食後は友人ご推薦のコーヒーショップ,「カフェ・ルーラル」へ。弘前はコーヒーの名店が多いことでも有名だが、白神山地までとは!

この後、「りんご公園」に立ち寄りりんごジュースを購入。

今夜の宿は平川のRVパーク、「アップルランド」を予約。屋根の上野飾りは「りんご大観音」だそうです。



予約時刻の5時ギリギリに到着。場所がホテルの玄関脇というベストポジション?のため、出入りする客の好奇心の的に。電源(ドラムで供給)を、玄関脇のホーズで清水タンクへの補給を終えてから、隣接の日帰り温泉「南田温泉」へ。

青森の温泉は大概熱いのだが、やはり内湯は熱くて入れず。露天は40度前後で快適。湯船が深いので、座ると溺れそうになるし、油槽の石段に座ると浅すぎて背中が出てしまうという困った仕掛け。長湯しようと思ったけれど中途半端な姿勢では長続き出来ず。でも出たら体は結構温まっていた。家内も温泉効果でギックリ腰はだいぶ良くなったとのこと。一時危ぶまれたツアー続行も何とか続けられぞう。

8日目

今朝は小雨が降ったり止んだり。RVパークアップルランドのある駐車場が濡れているところを見ると、昨夜はかなり降ったようだ。もう一台のスペースを利用していた埼玉ナンバーのバンコンの熟年カップルと、しばし朝の会話。昨日は我々と同じく弘前公園の花見で、今日は十和田湖経由で三陸沿岸を回って戻るとのこと。お互いの無事を念じてお別れ。


出発前にホテルにゴミの処理をお願いした。瓶、缶、ペットボトル、燃えるゴミの分別は必要だが、70リットル入りの袋一杯に詰め込んでも¥500也。水の補給は玄関脇の水道ホースで可能だったが、地下水のようで飲料不可とのこと。

今日は1日雨の予報だが、明日はもっと雨が強くなるとのこと。やむなく予定通り角館に向かう。大鰐弘前ICから東北道に入り盛岡で高速を下り、「イオンモール盛岡」で衣類、食料を補充し、46号線で角館へ向かう。桜見物用の「臨時駐車場」探しで時間を食ったが、無事に見つかって止めることができた。駐車料金¥500也。


角館では花見以外の食の楽しみを期待して昼抜きで直行したので、もう午後3時。まずは以前訪れた比内地鶏と稲庭うどんのお店探し。駐車場とは結構離れているので、傘を差しながら探し歩く。合間に撮影もしなくてはいけないので結構大変。町の反対側でようやくお店発見。店の名前は「十兵衛」。早速比内地鶏の親子丼と稲庭うどんのセットを注文。稲庭うどんは普通は冷たいやつをゴマだれでいただくのだが、温かいのもあるとのことで、盛りをお願いした。昨日の青森の気温は20度だったが、今朝の出発した時の気温は何と9度。午後2時過ぎの角館では11度!。冷たいうどんを避けたくなっても無理はない。添付写真でお分かりのように親子丼はまず卵の色が濃い。黄色ではなくオレンジ色が食欲をそそる。鳥肉は前もって煮込んで味が付いている。噛んだ時の感触はシャモに似ている。ご飯を半分にするのを言い忘れたため、丼と麺の両方はさすがに多かった。今日の夕食は省略としよう。




お腹が落ち着いたところで、やっとお花見モード。でも傘を差しながらというのはやっぱりもう一つ気が乗らない。角館の花見の場所は2ケ所あって、ひとつは武家屋敷だが、こちらは全て「枝垂れ桜」。満開でも昨日の弘前のソメイヨシノのような豊満な華やかさに欠ける。もう一つは桧木内川の土手沿いの桜並木「ソメイヨシノ」。食後は先に桧木内川を、橋の上からカーブを描く桜並木を堪能してから、武家屋敷へ。



行き交う車を避けながら枝垂れ桜を見る。人出も多いし、車も多いし、傘を差して用水路に落ちないよう注意しながらなので、落ち着いて鑑賞できない。武家屋敷界隈は歩行者天国にした方が良いのでは?




あいかわらずここも中国人が多い。声も大きいし、目立つから余計そう見えるのかも? 途中で稲庭うどんの「佐藤養助商店」を見つけてお土産も含めて大量購入。

午後4時、雨が激しくなる中、秋田道の「錦秋湖SA」に向け角館を出発。雨だけでなく霧も出てきて視界が悪い中、午後5時半錦秋湖に到着。一休みして隣接の「峠山温泉」に向かう。ところが温泉館に着いたら入り口に「本日の営業は終了しました」の看板が!どうも経営方針が変わったようで、午後6時に終了にかわっていた。角館付近にも温泉はあったのだが、ここを当てにしてきたので代替案無し。止む無く今夜は風呂なしという羽目になった。家内のギックリ腰の治療のためにも明日は早めに温泉を探さねば。

9日目

錦秋湖からひめかゆ温泉へ向かう。秋田道から東北道へ。前沢平泉ICで東北道を降りて、最近出来た道の駅「平泉」に立ち寄りまずはスタンプゲット。何とここのスタンプ台のインクが妙に色褪せているなと思ったら、そうではなくて黄金色!だった。さすが金色堂の平泉!


ひめかゆ温泉はここから20キロ。田舎道を走って午前9時にようやくたどり着いた。

温泉は9時半オープン。グッドタイミングで入館。料金は¥600也、シャンプーなど全てあり。ドライヤー、ヘアトニック、アフタシェーブローションあり。

前回は露天が適温、今回は朝一だったので現泉が入れたてで熱い!内風呂が適温で良かった。もっとも熱い露天から移動したので、そう感じたのかもしれない。家内のギックリ腰治療に効果があれば来た甲斐があるのだが。さて?

家内も同じ感想で、やっぱり露天は熱くて風呂上がりは真っ赤に茹で上がったそうだ。それから温め?の内湯でゆっくりできた由。腰も少し良くなったような気がするとのこと。まあ来てよかったと思いたい。

相変わらず小雨が降る中、前沢牛の昼食を狙って前沢に戻る。先般水沢の友人が誘ってくれたトンカツ屋「福ふく亭」の向かいに前沢牛専門店があったのを思い出し行ってみた。でもトンカツ屋の駐車場は昼前にもかかわらず結構車があったのに対し、前沢牛の店の前の駐車場はガラガラ。嫌な予感がしたが店の前を通ったら無情にも「本日定休日」の看板が!やっぱり。

他に店も見当たらないので、止む無くトンカツ屋へ。今度はカツ鍋を注文。要するに牛丼の牛鍋に当たるもの。ちょっと待たされたので、あわててすぐに口に入れたら、これがまた驚異的に熱い!熱いものが好きな私でも思わず怯む熱さで、掛け値なしに舌先を火傷。まだヒリヒリする。前沢牛は次回のお楽しみということにした。


まだ雨は降りやまず、予定していた中尊寺見物も傘をさしながらでは鬱陶しいので、急遽取りやめ。家内のギックリ腰治療を優先し、帰途につくことにした。とはいえ前沢からは自宅までは450キロもあり、若い時ならいざ知らず、もう1日で走破する距離では無い。結局いつものように那須で一泊することにした。那須ではもう一度温泉に入りたいという家内のリクエストに応え、「那須山温泉」へ。今回は私は遠慮し、ひとりでいってもらった。1時間後ご機嫌でご帰還?


もう午後6時を回って辺りは暗くなってきたので、道の駅「友愛の森」へ急ぐ。乗用車は数台止まっているが、キャンカーらしきものは見当たらないので、なるべくトイレが近く明るいところへ駐車。

翌日、いつものようにペニーレインでパンを買いモーニングプレートを食べてから帰宅。
皆さま、長い間お付き合いいただきありがとうございました。これを持って今回のツアーは終了です。お疲れ様でした。