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ここ半年ばかりロングツアーをやっていなかったが、今回誠子マミーがスケジュールを調整してくれたお陰で、ようやく「しまなみ海道」ツアーを決行することができました。 ところであらためてしまなみ海道についてご説明します。 上記の地図をご参照ください。 瀬戸内しまなみ海道の正式名称は「西瀬戸自動車道」と言い、本州四国連絡橋3ルートのうち一番西側に位置し、本州と四国を結ぶ三番目の道路として開通。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路で西瀬戸自動車道、生口島道路、大島道路からなります。
ガイドツアーで歩き疲れて、このあと「明治村」に行くのはは体力的、時間的に無理と判断し、当初の目的「しまなみ海道ツアー」に復帰することにした。明治村は帰りに余裕があればということで、パンフレットのみゲット。 午後2時、トヨタ博物館を出発。今夜の目的地である山陽道の「三木SA」を目指す。途中、新名神の「土山SA」で小休止、ソフトクリームを半分こ。 三木SAには午後5時に到着。今夜はここでP泊。駐車場が水平でなく微妙に傾斜があるので、位置決めに神経を使う。人間は頭が下になると寝られないので、傾斜がある場合は、かならず頭部が上になるようするのがP泊の鉄則。 4月6日 朝の8時20分、「しまなみ海道」に向けて三木SAを出発。 途中、福山SAに立ち寄り、インフォーメーションでしまなみ海道に関する地図、ガイドをゲット。立派な地図と、沿線の見どころなどのガイドブックを無料でいただく。サービスエリアとか観光案内所の係は、尋ねれば喜んで相談に乗ってくれる。これを活用しないのはもったいない。 閑話休題 眠気覚ましに飴やらお菓子をつまみながら順調にしまなみ海道へ。11時半に最初の橋、「因島大橋」を渡る。まずは「村上水軍の水軍城」と思ったが、あいにく本日休城!代わりに因島の「500羅漢」へ行ってみた。ここは「白滝山」の頂上にあり、道の勾配がハンパ無い。最大で13%!ローギアで苦労しながら登る。駐車場からは階段で10分ほどの道のり。実際に500もあるのかどうか不明だが、とにかく周りは大小の羅漢様で一杯。羅漢様といっても地蔵さんのような形ではなく石に羅漢像が浮き彫りになっているもの。どれも彫りがかなり崩れれているので古くからあるものだろう。(写真参照) 頂上からは眺望抜群、瀬戸内海が一望できる。眼下には今渡ってきた因島大橋の橋脚がスッキリそびえている。晴れていればもっと素晴らしいだろうなと思わせるもの。 見学を終えて帰途につこうとしたらポツリポツリと雨が降ってきた。駐車場にたどり着くまで本降りにならないで良かった。すでに12時半を回ったのでそろそろ昼食をと思ったが、ガス欠気味なので、先にガソリンスタンドで満タンに。サービスエリアのスタンドで入れておけば問題ないのだが、いかんせん下界に比べバカ高いので、よほどの緊急時でなければバカバカしくて使えない。 因島から「生口島」を素通りして「大三島」に渡り一般道へ降りる。高速を降りたすぐのところにある道の駅「多々羅しまなみ公園」へ。まずは道の駅のスタンプをゲット。場内の食事処は誠子マミー待望の海鮮。選んだのは滅多に出回らないと宣伝している高級魚「マハタ」を使った握り寿司御膳、私は無難に「うずしお御膳」。中身はイカそうめん、天ぷら、角煮(ほんのちょっぴり)、茶碗蒸しとご飯と味噌汁といったもの。「マハタ」は形も味もタイによく似ている。握りというよりオニギリと言った方が良いようなボリュームのある寿司。私のイカそうめんを半分あげたので誠子マミーは大満足。私も久しぶりにご飯も含めて完食。食後レストランの入り口にある水槽で泳いでいるマハタを見たら、かなり鯛より大きい。水底が茶色のカーペットのように見えたが良く目を凝らしたら何と全てヒラメで、それも重なり合っている。これにはビックリした。(写真参照)縞のあるのが「マハタ」で、後ろの茶色のが全て「ヒラメ」 食後に「大山祇神社(おおやまずみ)」へ。隣接した道の駅「しまなみの駅御島」で本日2ケ所めのスタンプをゲット。大山祇神社は風格のある立派なお社で、境内の入り口には今治造船グループの名前入り石柵、灯篭など今造一色! 「宝物館」と「海事博物館」は有料(¥1000シニア割引無し)。 村上水軍の海事博物館ならばさぞ見ごたえのあるものだろうと勝手に決め込んで訪ねたが、これには期待を大きく裏切られた。入り口に今治造船寄贈の5000台積み自動車専用船のプロペラが展示してあったので、期待に胸を膨らませて入館。ところがそこにあったのは! 昭和天皇が水産物を採取するために使用された「葉山丸」が真ん中にデンと置いてあり、周りの陳列棚には、貝殻、海藻類、鉱物資源 (何故か夕張炭鉱)などが特に説明もなく陳列してあるだけ。船に関するものは壁にかかっている写真(主として旧日本海軍の艦艇)だけというお粗末なもの。宝物館のチケット売り場のお姉さんに「海事博物館だけ見る」と言ったら妙な人だ?というような目つきをされたのに納得。 私が海事博物館を見ている間、誠子マミーは向かいにある「大三島美術館」で日本画を鑑賞。これは見ごたえがあったとのこと。 まだ雨も降っていて気が乗らないので、今日のスケジュールはこれまで。「多々羅温泉」に向かう。風呂代は驚きの¥310。ただしシャンプーなどは無い。それにしてもなかなか無い価格設定が嬉しい。実は65歳以上と年齢が証明できれば、¥250に割引される。島内の方を対象としたこじんまりとした施設、露天風呂は無いが、相客も3名のみ。お湯の温度はちょっと高めだが自分の許容範囲だった。満足して今夜の宿、道の駅「多々羅しまなみ公園」に戻る。ここは海べりで見晴らしが良く、目の前に因島大橋が見える。すでにキャンピングカーの先客が2台ほお見えだった。相変わらず雨が降っていて車の屋根に当たる音が気になるほど。 4月7日 東京を出て6日目を迎えた。今朝の「多々羅しまなみ公園」は雨と霧。多々羅大橋も橋脚の一部しか見えないほど。 昨夜 衣類のチェックをしていて下着の在庫切れを発見。今日の最初の行事はコインランドリー探し。都会とは違ってそう簡単には見つからず、最寄りといっても橋を渡った「因島」にしか無い。結局尾道方面へ戻ることに。さすがに因島は都会?でフェリー乗り場付近にスーパー、ホームセンター、ダイソーなどの一画にあった。洗濯物も6日分となると結構な量で、乾燥時間を含め所要時間は1時間半ほど。その間にスーパーで飲用水のボトル、パン、野菜など食材を買い求める。 洗濯を終えてから、小雨が降る中昨日休城?だった「水軍城」に行ってみた。山城だから当然登りだが駐車場からは意外に近い。大島桜が満開だった。今回初めて満開の桜にご対面。 資料館は昨日の海事博物館と違って、村上水軍だけでなく各地の水軍を含めて解説してあり、見ごたえのあるものだった。 これで因島を終えて井口橋を渡り、隣の「井口島」へ。ここでは「平山郁夫美術館」を訪問するのが目的。その前に昼食を食べるためレストラン探し。ところが島の方々はあまり外食されないようで、観光客向けも見つからない。ようやく見つけたイタリアン?(多分)で簡単に。私は「ハヤシライス」、誠子マミーはコーヒー付きの「タコとアサリのスパゲティ」。ハヤシは自分の得意料理なので点数は辛いが、これはドミグラスソースのクセがなく、掛け値なしに旨かった。ちょっとライスが多かったが、ソースも多いので完食。 これでようやく「平山郁夫美術館」を訪問する準備完了。平山郁夫は井口島の出身のため、ここに美術館ができたようだ。建物もも庭も立派なもので、展示品も平山郁夫一代記と言った感じで幼少の頃の絵から晩年までの絵が時系列的に3つのステージに分けて展示してある。とにかく圧巻!ここは是非行ってみるべきところ。 まだ雨が降っている。鬱陶しいがこれも旅(と達観できるほどではないが)。 今日はちょっと早めにP泊場所へ向かう。今朝予約したのは瀬戸田のRVパーク「瀬戸田サンセットビーチ」。水道の使用料が基本料金に含まれないとの説明に一悶着あったが、追加料金を支払って無事に清水の補給ができた。もっともホースを直結できないので、ポリタンク(10リットル入り)で数回に分けて運ばねばならず、これは結構な運動だった。おかげでまだ腰が痛い。 電源はあるので、明朝までに車のサブバッテリーの充電と持参したポータブル電源(リチウム電池)を満充電できそう。 さて明日のお天気がどうなるかな? 4月8日 今日も朝から小雨が降っている。天気予報では11日までは晴れマークが無い!そんな中、めげずに旅を続ける。 今朝は早起き、4時半に起床。誠子マミーはまだ寝ているのでそっと車外に出て、小雨降る中トイレへ。といってもサイトから100mくらいあるので、これが結構面倒。 車内に戻り薄暗い中で、メールのチェックと今日の予定を考える。基本は今日中に「しまなみ海道」を渡り終え、今治経由で出来たら新居浜の道の駅「マイントピア別子」を目指すことにする。 そうこうしているうちに誠子マミーが起きてきたので、出発の準備にかかる。先ずは朝食。昨日買ったコロッケでサンドイッチを作り、トマトとゴボウのサラダにヨーグルト、カフェ・オレという献立。 食事を終えて、私は水汲み(昨日満タンにしたが夕食と朝食の支度で1使った分を補充)。その間に誠子マミーはゴミ処理。このRVパークは無料でゴミを引き取ってくれるので助かる。電源と水道の鍵を返却して出発。 あたりは霧が立ち込めて視界が良く無い。気温は高めでむしむしする。 「大三島」を通過し、「伯方島」で高速を降り、道の駅「伯方SCパーク」に立ち寄りスタンプを。ついでに伯方の塩(純国産の弓削塩)を購入。高速に戻り次の「大島」へ。しまなみ海道は高速とは言え、橋の部分以外は中央分離帯の無い対面交通のため、速度を控えめにしているが、対向車はバンバン飛ばしてくる。濃霧の中飛ばすのはヒヤヒヤもの。 「大島」では待望の「村上水軍博物館」を訪問。10数年前に訪れた時は木造の冴えない建物だったが、今やコンクリートの堂々たる建物に変身していた。展示の方法、ビデオなど工夫されており楽しめるものだったが、昔と違って船そのものに関する資料が少なくなったような? それにしてもこれだけ組織だって活動していた水軍がなぜ海賊と称されるのか、見終わった後でもやっぱり釈然としない。 ランチタイムには早いが、今日は土曜日なので ちょっと早めに道の駅「よしうみいきいき館」へ。忘れないうちスタンプをゲット。 お目当は人気の海鮮バーベキュー。店内のショーケースにある魚介類(何故かソーセージ、たこやきなどもある)を選んで、自分で七輪で焼いて食べるという趣向。待望の新鮮な海鮮とあって、誠子マミーは大張り切り。遠慮もなくアワビ(と言っても1個¥1000でトコブシと見間違うような小型なのはご愛嬌)などいろいろ選ぶ。私はホタテ、カニ甲羅グラタン、平貝。それに鯛めしを一つ。二人併せて¥4160也。でもトレイに乗っている品物を見るとなんだか寂しいくらいの量。 バーベキューの会場はすでに沢山人が入っている。観光バスがずらりと並んでいるほどで人気店なのだろう。紙製のエプロンをかけていざと思うも、なかなか七輪の温度が上がらず。よくみたら横の通気口が閉じていた。滅多に七輪など使わないのですっかり使い方を忘れていた。通気口を全開にしてようやくBBQらしくなってきた。焼きだしたらあっというまに終了。平貝は焼きすぎて堅いスルメイカのようになってしまった。頑張って口に入れたが ついに噛みきれず、残念なことをした。 鯛めしは最初から最後まで鯛の香りも味もしなかった。四国にいる間にどこかであらためて美味しい鯛めしを食べたいものだ。 雨は止んだものの盛大な霧。「伯方大島大橋」は霧に霞んでいる。視界は期待できないかもしれないが、ダメ元で「亀老山展望公園」に行ってみた。桜は満開だったが、やはり雲と霧で視界は良く無い。でもよく言えば幻想的な風景とも思える。 さてこれで「しまなみ海道」に別れを告げ来島海峡を超えて今治へ。今治では息子夫婦へのお土産にタオルを買いに「今治タオル美術館」へ急ぐ。ショップで無事にタオルセットを購入。美術館は端折ってそのまま引き上げる。 まだ2時を過ぎたところなので、予定していた目的地、「道の駅マイントピア別子」には行けそう。途中、「石鎚山SA」に立ち寄り、隣接している道の駅「小松オアシス」でスタンプをゲット。これで本日3個目。ここの観光案内でダメ元で四国のスタンプ帳が入手出来るか尋ねた所、奥の方から出してきてくれた。しかも無料で!四国以外では通常¥300位で販売しているもの。これは嬉しかった。今までのスタンプは手作りスタンプ帳だったので、これでだいぶ楽になる。 最終目的地道の駅「マイントピア別子」には午後3時半到着。雨にも関わらず駐車場はほぼ満杯の様相。なんとか隅の方に駐車して、先ずはスタンプをゲット。 二人とも大分疲労が蓄積されてきたので、早めに場内の温泉「天空の湯」へ。この道の駅は別子銅山の跡地を整備したもので、世界産業遺産に登録された関係で、人気のスポットとなっている。別名「日本のマチュピチュ」。だから天空の湯という名前になっている。ビルの4階にあるからかも? 風呂は内湯、露天、壺湯、寝湯その他いろいろあって全部は試せなかった。ぬるい露天には大型テレビがあって退屈しないようになっている。昨日は風呂無しだったので、それも挽回すべくゆっくり過ごす。疲れがとれたという実感が無いまま、風呂から上がったらどっと疲労感が出て動く気にならず。休憩コーナーでジュースを飲んでぐったり。昔と違って無理が利かなくなったな! 明日は日本のマチュピチュ見学に専念する予定。 4月9日 今朝も激しい雨音で起こされた。まだ4時なので改めて寝直し。6時半に起きたが、まだ雨が降っている。予報では曇りのはずなのに。東平(とうなると読む)へのマチュピチュツアーに出発する頃は止むだろうと淡い期待を抱きつつチケット売り場に向かう。坑道体験とガイド付きマチュピチュツアーをセットにしたチケットを購入。一人¥1800。 マイクロバスによるツアーは11時に出発するので、先に坑道見学。レプリカのSL(実際は電気機関車)に引かれたトロッコ列車で坑道入り口へ。沿線の桜が満開だった。 坑道体験は今まで「夕張炭鉱」、「尾去沢鉱山」などいろいろ見てきたが、ここは一番メインテナンスが行き届いており、また凝ったジオラマがあったり、水滴防止の透明ビニールで天井、側面が覆われているなど、ちょっとやり過ぎくらい。水汲みなどの体感施設があって、大人でも結構楽しめる。私は水汲みのポンプを体験。誠子マミーは鑿岩機を体験。 絵を良く見てください。坑道の沿って水揚げのポンプの列が延々と続く 1時間ほどで坑道見学を終え、またトロッコ列車で戻る。バスツアーの所要時間は2時間で、出発は11時。バスに乗っているのが往復1時間。現地で食事する時間は無さそうなので、巻き寿司のお弁当を休憩所で慌しく食べる。 バスツアーは定刻の11時に出発。ようやく雨があがり、なんとか傘なしで行けそう。同行するのは老若カップル2組、熟年パパ1人、それに私たち2人の7名のみ。道は途中まで片側1車線の走りやすいもの。ところが途中で山に入る脇道に入るや、突然道幅が狭くなり、すれ違い不可の道が延々続く。ところどころ退避所があるがそう多くはないので、対向車が来た時が大変。登り優先なので下りてくる車は狭い坂道をバックしなければならない。やはりキャンピングカーで来なくて良かったと胸をなでおろす。それにしてもコーナーをギリギリで交わすマイクロバスの運転手さんの技能には脱帽! 30分ほどで目的地東平に到着。誠子マミーは外国人が話す日本語に慣れているせいか、気にならなかったようだが、私は聴力も落ちているせいか、ガイドさんの伊予弁がほとんど聞き取れず、しかたなく単独行動へ。 マチュピチュらしさを感じるために、山を下るが、元インクライン(ケーブルカー)の220段の階段を降りるのはともかく登りが一苦労。結構良い運動にはなった。 話は前後するが、坑道見学のトロッコ列車の運転手とおしゃべりの際に、「今なら戻りカツオが旨いので高知へ行った方が良い」とのアドバイス。高知へ向かうなら一般道なので、道中道の駅の訪問が出来そうだ。ということで高知行き決定。 まず向かったのは誠子マミーの希望で内子へ。道の駅「内子フレッシュパーク」へ向かう。途中桜が満開であちこちで花見しているのが見えた。そう言えば今日は日曜日。到着したら、ここも花見客で一杯。何とか駐車出来たが、産直市場は大賑わい。誠子マミーは夢中で見て回っていて、当初の目的、伝統的保存地区を見て回ることを忘れたようだ。市場を一通り見て、「じゃばら」(柑橘類の一種)のマーマレード他を購入。買い物を終えて、ようやく内子の町の散策に出発。 愛車は道の駅に止めて徒歩で街中へ。これが結構な距離。保存地区の北から順に見て回る。面白かったのは「木蝋資料館」、木蝋の製造過程、歴史などは勿論だが、当時の豪商の暮らしぶりには圧倒された。建物に使われている木材の立派なこと。大黒柱が40cm角という城の天守に使われているような代物。また食器が輪島塗のセットものだったのには唖然! 手の込んだ欄間、障子の桟 最後に「内子座」に行ったが、5時をまわっていたためすでに閉館。2時間ほどの散策を終え、道の駅に戻る。街中で「鯛めし」が食べられたらと思いあちこち探したが、当地の鯛めしは炊き込みではなく、ご飯の上に刺身を乗せて、とろろ、卵、あるいはお茶漬けにして食べるものだった。鯛めしにも種類があるようだ。考えていたものとは違うので鯛めしは取り止め 。 当初の予定とおり、道の駅のレストラン「カララ」で夕食をすることにした。久しぶりの洋食?。誠子マミーは「内子豚の味噌だれ炒め」、私は「内子豚のカツカレー」。これにサラダバーと前菜が6品のっているプレート、さらにデザートのミニケーキがついて驚きの¥1200。写真参照。
今日はマチュピチュ散策、内子散策で運動したので温泉探し。ホテルでやっていると聞き、さっそく「オーベルジュ内子」へ。さすがにホテルなので¥1000だった。ただしお値段だけのことはあって、露天風呂からは満開の桜越しに、内子の街を見下ろす絶景が楽しめた。 道の駅に戻ったのが8時前。今日は疲れた。 4月10日 さすがに9日目となると元気が売り物の私たちでも、雨降りが続いているせいもあって、いささか疲れが出てきた。でも美味いもの、珍しいものを探し、めげずに旅を続ける。 今日で4日連続で雨。今朝も朝から降り続いているが、やっぱり雨降りは士気が下がる。予定とおり一般道で高知へ。内子から須崎に至る国道197号沿いにある道の駅を順番に巡ることに。9時半に出発。最初は「清流の里ひじかわ」。ところがナビがどうも不調で、内子からは10キロ程度のはずが、すれ違い困難な山道を延々と走らされ、挙げ句の果てに着いたのが大洲!全く逆方向の上に道もちがう。あわてて197号線に軌道修正。「ひじかわ」にたどり着いたのは1時間後。エライ時間ロスになってしまった。さてこれからが本番。「きなはい屋しろかわ」、「日吉夢産地」、「ゆすはら」、「布施ケ坂」を経て目的地「かわうその里すさき」には午後1時到着。 ここでマイントピアで教えてもらった待望の「藁焼きカツオのたたき」をいただく。誠子マミーはたたき御膳(たたき以外にウツボの天ぷら、茶碗蒸しが付いている)。私はたたき丼とミニうどんのセット。今日は昨日とは打って変わって気温が低め、また標高の高い山越えをしてきて冷えたため、熱々のうどんが旨かった。
誠子マミーのたたき御膳の感想:「カツオの味が濃くてこれぞカツオ!という感じ。臭みは全く無く、シャキッとしていながら柔らかくいただけた。ウツボの食感は白身の魚の唐揚げで、ウツボの姿からは想像できない上品な味だった。」 食後に売店で藁焼きの実演を見ることが出来た。なかなかの迫力で、かなり高温になって居るのが分かる。私がムービーで撮っているのを見て、もう一度実演してくれた。サービス精神に感謝。 まだ午後2時だが 、昨日までの疲れと今日の運転で疲れはピーク。運転が面倒だけど温泉に行くことにした。売店で聞いた最寄りの温泉、「そうだ温泉和」に行ってみた。ところがこれが大変なところにある。アプローチを間違えて狭い道に入ったのが運の尽き。ハラハラヒヤヒヤ運転の最後にトラブルが。なんと対向車に出くわした。幸い三叉路で、気をつけながら路肩までバックし、なんとかやり過ごすことができた。帰りを考えると憂鬱な気分。 着いた温泉は鄙びた旅館で入り口(受け付け)がわからない。二人でバタバタしながらようやく見つけて支払いを終える。おひとりさま¥700。 温泉は内湯も露天もヒノキ。露天風呂の温度がやや低めでのんびり出来た。露天風呂は満開の桜の木の下にあり、湯船に花びらが2、3落ちて漂っている。依然として雨は降り続いているがしばし陶然と過ごす。もう動きたくない。 帰りは正規の道案内でスリル無く無事に下界へ。そのまま須崎東ICから高速(高知道)に乗り、南国SAに到着。今夜はここでP泊。 4月11日 今朝もまた雨。これだけ雨に祟られるツアーは数年前の北海道ツアーくらいしか記憶に無い。今日はとりあえず四国を出るのを目標とする。淡路島に渡り、明石海峡大橋を渡って本州にというルートになる。高松回りルート、徳島回りルートの2つが考えられるが、距離は長くても道の駅スタンプ集めの点では数が多い高松ルートに決定。実は美味しいうどんを食べるという狙いもあったが。 準備を整え、9時半に出発。 高知道は四国山脈を横断するので、アップダウンというよりアップアップが続き、またトンネルが多く、キャンピングカー泣かせのルートになる。スピードは出ないが、川之江まではまずまず順調。ところが川之江で高速を降りて11号線に入るやすぐに渋滞。高松に勤務していた頃よく走った国道だが、渋滞は昔と変わっていない。 ここからスタンプ集めに専念。順次道の駅を訪問。最初は「とよはま」、ついで「ことひき」へ。ここは道の駅というにはあまりにお粗末。「銭形」で有名な「ことひき公園」の一画ににあるコイン博物館が道の駅を兼ねたもの。「銭形」はここから300mという案内版に惹かれて、行って見ることにした。ところが300mの先にあったのは車で展望台へ登るための入り口だった!入り口に「この先道幅が狭く低いトンネルもあるので注意」との案内板が。どうせキャンピングカーでは無理だから歩こうと思ったがこれが距離がある。距離を節約すべく階段へ。これが結構大変。傘を差しながらなんとか登りきって初めて「銭形」を見た。よく写真では見ていたが、実物はかなり大きい。 「ことひき」の次に「ふれあいパークみの」へ。とりあえずスタンプをゲット。丁度昼になったので予定していた讃岐うどんを食べようと食堂へ。ところがこの食堂は日帰り温泉の休憩所を兼ねたもので、思っていたようなうどんでは無かった。やむなく空きっ腹を抱えてうどん屋を探すため11号線に戻る。昔は道路沿いに幾つも名店があったはずだが、なかなか見つからない。ようやく善通寺で「讃州名代大釜うどん」を見つけて入る。 昔ながらのうどん屋で、まずカウンターで希望するうどん(釜揚げ、湯溜めなど)を申し出る。丼を受け取ったら、自分で出汁を入れる。次にカウンターに並んでいる副菜(いなり寿司、バラ寿司、オニギリなど)を取り、更にトッピングのカウンターで好きなもの(天ぷら、おでんなど)を載せてレジへという三段構えの注文。この手順に慣れていないのでバタバタしながらも何とか完了。誠子マミーは釜揚げのタコの天ぷらとおでん(スジ)、私は釜玉あげに穴子の天ぷらをトッピング。釜玉とは汁なしの「かまあげ」に生卵を載せたもの。これで二人合わせて¥870だった。うどんもトッピングも美味しくいただけた。人気店らしく次から次とお客が絶えない。偶然見つけて入ったが正解だった。 ここで時刻をチェック。予定していた道の駅巡りをこのペースで続けると淡路島到着が夜になってしまいそう。急遽道の駅巡りを3つで中断し先を急ぐことにした。善通寺ICから高速の高松道に入る。入ってから燃料補給を忘れていたことに気がつき、鳴門でインターを降りる。ガスを補充してからまた高速に戻り淡路へ。目的地は「あわじハイウエイオアシス」。 ここは高速の「あわじSA」とつながっており、一般道からアクセスできる。ということはサービスエリアのレストランが利用できるということ。海鮮の美味しそうなメニューをHPの案内で見ていたので、夕食はここに決めておいた。 トンネルの向こうにハイウエイオアシス館がある。 場内の「みけ家」と言う妙なネーミングの和食レストランは内外装とも豪華。でも入ったら広い客席に全く人が居ない!こりゃ選択ミスかと思ったが、聞いてみたらどうやら昼間が専門のよう。「どうぞごゆっくりお過ごしください。」とのお言葉に安心して注文。誠子マミーはサワラの漬け丼、私はタコの2色丼(タコの柔らか煮と唐揚げがトッピングもされている)。どちらも旨かった。
食後、道の駅「あわじ」に向い、場所を確認してから、すぐに温泉「松帆の郷」へ。ここは明石海峡大橋が正面に見える高台にあって露天風呂からは眺望絶景。道の駅のすぐ裏手にあり便利なので、淡路に来た時は必ず入ることにしている。リニューアルしたようで前回よりだいぶ綺麗になった。さあ、後は道の駅に戻って寝るだけ。明日は晴れますように! 4月12日 昨夜は、夜半風が激しくかなり車が揺れて安眠出来ず。もっとも初めのうちは風が原因とは思わず、誠子マミーが寝返りを打っているものと思っていた。何度か目が覚め、ついに5時過ぎに起きてしまった。ここは海辺で明石海峡大橋のアンカレッジ(吊り橋のワイヤーを止める重し)のそばにあるので、余計に風が強くなるようだ。 駐車場は写真の左下 今朝は嬉しいことに予報通り雨は止んでいた。でも、まだ晴れ間が出るほどではない。予報では午後から晴れるとのことだったので、午前中は淡路所在の道の駅(4ケ所)のうち、残りの3つを巡ることにした。最初は「東浦ターミナル」を訪ね、次は南端にある「ふくら(福良)」に回る。ここでついに6日ぶりに陽が差してきた。もう眩しいくらいでサングラスを着用するほど。ここに隣接している「淡路人形座」を見てみようということで来たのだが、もう晴れてきたので用無し。でも念のため開演時刻をチェックしたら、本日は定休日。悩む必要が無くなった。
人形見物を取りやめ、最後の鳴門大橋のそばにある「道の駅うずしお」へ。私は来たことがないと言っているのに誠子マミーは絶対に来ていると主張。意見が噛み合わないまま「うずしお」に到着。 他の道の駅に比べて平日でも観光客が多い。混まないうちにランチを済ませることにした。レストランは鳴門大橋を見下ろす位置にあり、見晴らしは最高。誠子マミーは「桜鯛のなめろう茶漬け」、 私は「淡路牛一尺丼」を。言葉で説明しにくいので写真をご参照下さい。今回のツアーの食事ではレストランのロケーション、雰囲気、味の面で一番良かった思う。
久しぶりのお天気でようやく誠子マミーが絵を描く気になったので、ご要望に応えて「花さじき」へ行くことにした。「花さじき」とは要するに広大な丘の全てを花畑に仕立てたもの。入園料、駐車場も無料という太っ腹なもの。「うずしお」からは高速を使って約1時間。淡路は島といっても結構大きい。誠子マミーは早速スケッチ開始。そのあいだ私はカメラを持ってあちこち撮り歩く。写真でお分かりの通り、とにかく広い。咲いているのはほとんど菜の花。とても全てを回りきれなかった。 今夜は、清水の補充とバッテリーの充電をするため初めてオートキャンプ場、「五色ウエルネスパーク」にした。まだシーズン前の平日だから当然なのだが、広いキャンプ場にたった1台のみ。温泉は場内に「温泉館(ゆーゆーファイブ)」が併設されているので便利。キャンプ場使用者は割引があるのもありがたい。早速水を補給、電源を繋いで準備万端。これで東京に戻るまで心配の種が一つ減った。 折角良いお天気になったのに、明日はいよいよ帰還の途につかないと。 4月13日 昨夜は場内のコインランドリーを使ったが、家庭用の洗濯機、乾燥機で、コインランドリーンのようにパワーが無い。大した量は無かったのだが、何時間やっても乾かない。結局洗濯物を分割して複数乾燥機使用でようやく乾いた。と思って車に戻って点検したらまだ生乾きのものがあり、車内は洗濯干場の様相を呈した。 今朝も朝から良いお天気で、出発の時間まで洗濯干し。すべて準備を終えて出発したのは9時半。今日は昨日に引き続き、あわじハイウエイオアシスに隣接している「兵庫県立淡路島公園」で画を描くことにした。ここも広大な公園で徒歩ではまわり切れない。結局一番近い花畑でスケッチをすることに。誠子マミーが画を描いている間は例のよってオアシス内、公園内を散策。お天気が良いと同じ景色を見ても気分が違う。やはり明石海峡大橋の姿は素晴らしいし、海の色もいい。 お昼まで画を描いてようやくあわじサービスエリアに戻り、フードコートで簡単にランチを済ませる。これで今回のツアーは実質的に終了宣言。以後の経費はすべて家計費からダシて貰う。 12時半に淡路を出発。一路東京へ。途中の伊勢湾岸道の「刈谷PA」で一泊し、自宅には14日の昼過ぎに到着。新東名を走行中久しぶりの快晴の中、富士山が豪壮に見えた。 富士山を見ると気持ちが和むのはなぜだろう。 なんだか得した気持ちで、気分良く帰還できた。あー長かったな! 終 |
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