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   安曇野新蕎麦祭り  
2016年11月4日〜6日
 
  11月4日

そろそろ新蕎麦の季節が到来。

長野県の蕎麦の名店をチェックしていたときに、偶然安曇野で「新蕎麦祭り」が開催されるとのニュースを見つけた。タイミング良くこの週末だったので 急遽新蕎麦ツアーを決行。

準備を整えて出発したのは9時半。途中渋滞もなく横川SAには10時15分到着。パン屋さんで明日の朝食用を兼ねてパンを数種類購入。昼には早いので車内で少しつまんで出発。

上信道から長野道に入り、長野出身の友人に教えて貰った蕎麦屋、「青崎山荘」に行くため、安曇野ICから国道147号経由で「ちひろ美術館」を目指す。目的地が近くなるにつれて、おなじみの景色になってきた。ひょっとしてと思う間もなく、お気に入りの蕎麦屋「みはらし食堂」の前を通過。何とここから100m程坂道を登ったところが目的地青崎山荘だった。



駐車場は広いので安心して駐車できた。すでに1時半を回っていたので、営業しているかどうか心配したが、先客が2組待機中でほっとする。

お店は小上がりとテーブル席が4つ。囲炉裏?を囲むようなお大きなテーブルが1つ。「みはらし食堂」のような座敷はなさそうだ。早速メニューを見ると、天ぷらを始めかなり品数が多い。この辺が蕎麦だけで勝負している「みはらし」とは違う。せっかくなのでかき揚げ蕎麦を注文。初めに蕎麦を揚げたつまみと蕎麦茶が出てきた。蕎麦茶だけ飲んで、蕎麦を待つ。運ばれてきた蕎麦はかなり細めで、色も黒く無い。見るからに上品。見晴らしの黒く太いブツブツ切れている無骨な蕎麦とは全然異なる。



口に入れたら新蕎麦の良い香りがして。みかけよりはずっと腰のある麺だった。味もみはらしとは違うもののかなり旨い。二人共これは当たりだったと納得。かき揚げも2つに切ってくれているので食べやすい。これまた美味しかった。二人とも満足して店を後にした。



来た道を豊科方面に戻り、今夜お世話になる道の駅、「ほりがねの里」へ。午後3時到着。さっそく道の駅のスタンプを押す。場内の母ちゃんの店で夕食と思っていたが、なんとレストランは2時半で終了!あてが外れて傷心のまま本日の温泉、「ほりでー湯」へ向かう。



到着したら奥のほうにキャンピングカーが1台停まっている。車から降りるとそこからこちらに向かってくる人が!なんと我がクラブのKパパだった。仕事帰りに一風呂浴びてこれから帰宅するとのこと。本当に仕事だったのかしら?久しぶりの再会だったが風呂上がりで風邪を引いては大変なので立ち話だけでお別れ。



この温泉は安曇野でP泊した時はほとんど毎回使っているところで安心感がある。問題は場所で、国営安曇野公園の奥にあり、アクセス道路が一部狭く対向車があった場合交換ができないこと。対向車が来ないことを念じつつ運転するのは精神的に良く無い。今日は時刻が遅いこともあって無事に通過できた。



道の駅に戻ったら急に気温が下がってきて今年初めて暖房を入れることになった。バッテリーを交換したとは言え冷蔵庫、照明、テレビ、FF暖房を同時に使うとさすがに電力不足になる。夜間は冷蔵庫はオフにしてテレビは見ないことにして何とか乗り切った。明日は気温が高めになりますように。

11月5日

昨夜は早くベッドに入ったが、夜半顔に水滴がポツリで目が覚めた。雨でも無いのになぜ?と思うもの、またポツリ。慌てて起きて点検するも目立った雨漏りの痕跡なし。念のため天井の隅を触ったら濡れている。外を見ても雨が降っている気配は無い。とりあえずポツリ対策で天井の隙間にテッシュペーパーを押し込んで水滴が落ちないようにした。その後は気になって寝られず。うとうとしながら5時には起きてしまった。点検したが湿っている気配はあるが雨漏りというレベルではなかった。よく考えてみれば昨夜はお湯を沸かしたので、外気との温度差で結露したようだ。原因が分ったので一安心。念のため再度テッシュを押し込んで湿気を取る。

今日は「穂高神社」で開催される新蕎麦祭りに行くため、付近の駐車場を確保する必要がある。早めに道の駅を発って、シャトルバスが来る「ほだか会館」へ。7時に着いたらまだ誰も来ていない。しばらくしたらスタッフが到着、案内状、シャトルバスの案内をもらう。地図を見たらどう見てもバスを使う距離には見えない。念のため確認すると徒歩10分!とのこと。



祭りは10時に始まるので、9時半まで待ち、歩いて会場へ。まだ開会式の前だが、もうかなりの人が集まっている。市のお偉方、消防団を横目に場内(穂高神社境内)を見て回る。場内は蕎麦屋の各店のブース、物産販売のブースに大別されている。まずメインの本日出店している蕎麦屋(5店)のメニューをチェック。ここで目星をつけから場内を一巡。この間にお参りも済ませる。案内には「蕎麦手形\1500」を買ってこれで買い物をするようになっていたので、入り口で1枚購入。これには抽選券が付いていたが見事に外れ!





10時になって舞台ではまだ挨拶が続いているが、10時にお店が開店したら、誰も聞いていない。早速最初のお目当て、10割蕎麦のお店「しげやなぎ」へ。ここは従業員の数はお客を上回るほど多かったがにわかチームと見え、段取りが悪くてなかなか蕎麦が出てこない。一人一杯では食べ比べができないので、二人で分けて食べることに。やはり昨日の青崎山荘と比べると、味も風味も期待していたほどでは無かった。





次に暖かい蕎麦をと思い、「森の蕎麦」でわさび蕎麦のかけを食べてみた。こちらは段取りがよく待たされることもなくすぐに出てきた。ワサビとは葉と茎を煮たものが山菜風に蕎麦の上に乗っているもの。これが予期していた以上にツーンとくる。わさびの香りと辛さで肝心の蕎麦の印象はほとんど無し。汁も最後の方にはわさびの辛さが溶け込んで辛すぎて飲めないほど。わさび好きにはたまらないだろうが、我々には刺激が強すぎた。





朝食をたべたばかりなので、これ以上は食べられず、腹ごなしのため、穂高神社の周辺を散歩。すでに山頂が積雪で白い北アルプスの群れが青空に映えて綺麗に見える。写真に収めてからあらためて祭りの会場へ戻る。蕎麦手形が残っているので、デザートのケーキを買おうとしたが、蕎麦手形ではお釣りが出ない由。結局現金でケーキを買い、残った蕎麦券(\500)でパンを買った。これで我が家の新蕎麦祭りは終了。





まだ昼前でお天気は良く時間があるので、近辺の紅葉の名所探しをすることに。「大町ダム」周辺が良さそうなので、温泉巡りを兼ねて行くことした。大町市に入る前から誠子マミーは熟睡。もったい無いことに山道に入って紅葉のトンネルを通る頃は爆睡中だった。大町ダム着いてしばらく休憩。





次に「葛温泉」に向かう。道は2車線あって山道にしては走りやすい。葛温泉手前に「仙山閣」の駐車場が見えたので、空いているのを確認して入る。玄関がひっそりしていて人影が無いので、誠子マミーに営業しているかどうか確認してもらう。結果は立ち寄り湯OK、一人\700とのこと。





風呂は内湯が1、露天が2、半露天が1という構成。一番大きな露店風呂の温度が低い。この露店風呂は男女別に仕切られているが、先の方に行くと仕切りが切れていて行き来できるようになっている(ように見える)。もっとも仕切りの切れ目に温泉の吹き出しがあるので、そこを通過するときは熱いかもしれない。先客は無く貸切り状態。風呂から見える紅葉がなかなかの絶景。しばし景色と温泉を堪能した。

風呂から出たら2時。中途半端な時間に蕎麦を食べているので、昼飯のタイミングを逸した。風呂上がりに先ほど買ったケーキを食べて昼飯代わり。

夕食は「信州サーモン」を食べたいとの誠子マミーの希望に沿うべく店探し。穂高にあることが分かったが夜の営業は5時からとなっている。まだ時間があるので、手前の「道の駅まつかわ」で待機することにした。売店で土産を物色中に、場内のレストランで信州サーモンも「ソースカツ丼」も提供していることを発見。しかもまだ営業中。さっそく誠子マミーを呼び、ここで早めの夕食とした。




「信州サーモンはさっぱりしていて魚の臭みが無く美味しかったが、サーモンのコクが無くてちょいと物足りない。一度食べたら十分。」と言うのが誠子マミーの辛口コメントだった。ソースかつ丼は、大町の名店?「昭和軒」のように揚げたてのトンカツをソースにドボンと漬けるのでは無く、濃いめのソースを普通に掛けてあるだけ。なんか違うなと思いつつ、小のサイズをためしてみたが、これで十分ボリュームあり。

夕食のためにレストラン探しをする手間は省けた。ほりがねの里に戻り、今夜もここでもう一泊。昨日と違って気温が高めで暖房を入れる必要がなかったため、バッテリー残量を気にすること無く、灯りを点けて誠子マミーは得意の絵本作り、私はブログ原稿(この文章)を書き、合間にブラタモリの大阪編を見て過ごす。

11月6日

今日は予定を早めて帰るだけと思っていたが、これが大外れ!
ではその顛末を。

今朝は霧も無く気温も昨日に比べてやや高め。6時半に起床。出発の準備を整えていたら、道の駅の入り口に長い行列ができていた。そういえば駐車場の車がバカに増え、車から降りたお母さんたちが駆け出して並んでいる。何事かと思ったら、農産物販売所で野菜などの安売りがあるようだ。誠子マミーに行った方が良いのではと水を向けるもあまり乗り気では無かったが、やっと腰をあげる気配なのでついていった。場内は大混雑。めぼしい野菜はもう数が少ない。そのなかから白菜、ネギ、ほうれん草、リンゴ、ラフランスなど大量にお買い上げ。ついでにおはぎを芯にした特産饅頭も2コ。これで\2000強!のバカ安。\4000は超えるかもと思っていただけにびっくりポン。これで我が家は当分野菜に不自由しない。
車に戻って荷物を整理していたら、花を抱えている人を発見。あわてて誠子マミーは再度戦場へ戻る。今度のターゲットは花。



買い物に満足してようやく出発。
今回のツアーでまともな食事が一度も無かったとクレームする誠子マミーに何処で何をと聞いても特に無し。こちらで考えろということで肉をメインに考えることにした。この付近で知っているところは諏訪のとんかつだが、中央道経由では帰りたく無い。上信道、関越道の沿線で考えることにして、安曇野ICから長野道へ。最初の姨捨SAでは見つからず、次の湯の丸SAに向かうところで、「軽井沢のアウトレット」というアイデアが。で、軽井沢へ直行。インターを降りてアウトレットに向かおうとしたら軽井沢72ゴルフから大渋滞。これじゃ無理とUターン。



考えてみれば今日は日曜日。普段日曜日には出かけないので、すっかり状況把握できていなかった。すでの時刻は1時を回っている。やむなく来た道を戻り、再び上信道へ。次のSAは横川になる。ところがここも駐車場が満杯で止められない。やむなく駐車帯でないところに置いて場内へ。予想通り中も超満員。フードコートは諦めて奥のレストランへ。ところがここも順番待ちの行列が。順番待ちのボードに記入して待つことに。我々は待機8番目。普通なら絶対に並ばない私だが、誠子マミーの断固並んで待つという気迫に押されてお付き合い。ようやく順番が来たと思ったら名前を間違えて呼ばれたため、自分たちだとは気ずかず、さらに遅れる始末。1時間ほど待ってようやく席につくことができた。



誠子マミーはがっつりビーフステーキ丼、私は親子丼。お腹が空いていたこともあって(多分?)二人とも美味しく頂けた。珍しく御飯もキレイに完食。

お腹も一杯、満足して横川SAを出発。すると間もなく電光掲示板に事故渋滞情報。
本庄児玉から嵐山PA間で事故あり、通過に45分のお知らせ。しばらくするとこれが55分に、さらに進むとついに1時間超え。これから帰りの車で混雑する時間帯に入るので、われわれが通過するときはもっと長くなる可能性あり。やむなく状況把握のため、甘楽PAで情報チェック。ドラぷらによると事態は更に深刻で、高坂SA付近、練馬付近の3ケ所で渋滞が始まっており、練馬ICまで2時間以上とのこと。

どうせ明日帰る予定を早めたので、ゆっくり温泉にでも入って時間待ちしようといいうことに。付近で探すと本庄児玉IC付近(3km)に「こだま温泉」という日帰り温泉施設があるのを見つけた。渋滞の手前でICを降りれば問題無し。すぐに本庄児玉へ向かう。ICを過ぎたところが渋滞の最後尾であやうくセーフ。



こだま温泉で休憩しつつ1時間ほど待ったが、道路状況に変化無し。ここでの長期待機も難しいので、いつも時間待ちで使っている「道の駅玉村宿」が近いのも思い出し、そちらに移動することにした。30分ほどで到着。上州名物からっ風が強い。ここで横川SAでレストランの待機中に買っておいたカツサンドと買い置きのスープで、簡単に夕食。食後はどうせすぐには渋滞は解消しないだろうと、ベッドに潜り込み一寝入り。目が冷めて再度渋滞チェックしたが、まだ1時間かかるとのこと。テレビを見ながら待つ。

お気に入りのビフォーアフターを見終わって渋滞状況をチェックしたら大泉の料金所で少しあるものの、すでに解消している模様。これを見て9時半に玉村宿を出発。以後順調に走行し、家に着いたのは10時半。

やは休日に帰還するのはリスクが多いとの教訓。