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   倉敷・姫路・比叡山ツアー  

姫路城
 
  2016年10月12日

今日の天気は最高!
午前中バタバタ家の掃除をして、お昼過ぎに出発。途中港北PAで昼食を兼ねて1回目の休憩。おにぎりと冷たい茶碗蒸しプラスリンゴで簡単ランチ。
食後の片付けでキッチンの水道をひねったら電源が全部落ちてしまった。あわてて水道のスイッチを切ったら、また電源復活。急遽キャンピングカーのデーラーに連絡したら、どこかで漏電しているかもしれないとのこと。水道さえ使わなければ電気は使える(はず?)ので、旅を続行することに。このときはまださほどシリアスな状況とは思っていなかった。

2度目の休憩は富士川SA。いつもはここから見事な富士山が見られるのだが、今日はダメ。小休止して今日の目的地、伊勢湾道の刈谷PAに6時15分に到着。お腹が空いたのでまずは食事。フードコートをあちこちチェックして、最終的に「きしめん処葵」へ。私は名古屋コーチンの卵焼きがドンと乗っコーチンきしめんを、誠子マミーは大きな揚げがのっ大きつねきしめんを。どちらも出汁の利いた汁が旨くて、残さず飲んでしまった。ご馳走様。



車に戻り灯りを点けようとしたら、ポヤポヤ点滅して点かない。おかしいなと思って電圧計を見たら、見ているうちに電圧が急降下!あっというまに11ボルトを切るしまつ。ここで気が付いた。昼間の水道のトラブルはバッテリーが弱っていたのが原因ということを。たった今も電圧計も正常値よりも高い数値を示していたので、まったく気づかず。すっかり騙されてしまった。

あわてて、車の外に出て、サブバッテリーをチェックした。懐中電灯で照らしてみたら、バッテリー液がかなり減っているように見える。とりあえず手持ちの蒸留水を補充してエンジンを始動したら、なんとか回復しそうな気配。一度は家に引き返すことも考えたが、液の補充でなんとかなるならと思い、この付近のクルマやを探す。幸い、行きつけのイエローハットの系列店が見つかったので、予約を入れた。明日の午前中に見てもらうことにしたので、上手くいけば旅行は継続できそう。なんとかなってほしいなあ。

10月13日

昨夜は電気無し生活を十分エンジョイ?出来た。
夜はいつもテレビかDVDを見て過ごすのが定例だが、昨夜はテレビはおろか灯りもつけられない暗闇生活。といっても高速のパーキングなので、駐車場は終夜照明があり、窓からの灯りでなんとかなった。問題はトイレ。自慢の水洗トイレは電源無しでは機能せず。灯りがない暗闇の中で懐中電灯を頼りに用を足すのはかなり難しいし、手動でコップの水を流す始末。結局車内トイレは諦め、外に出てPAのトイレを使う羽目に。夜中に2度もトイレ通いで今日は二人とも睡眠不足。

ボーとして起床。朝食後、直ちに弱ったバッテリーを診てもらうため、予約したイエローハットのある「イオンタウン刈谷」を目指す。予想以上に大きなモールでスーパーからEDEON、メガネ、ダイソー、フードコートなどなんでもある。さっそくバッテリーを車から外して診てもらったところ、なんとバッテリー液が殆ど無い! 今年の4月にトヨタで整備した時は問題なかったはずなのに?夏をはさんだとは言え、そんなに急に減る訳無いだろうと思いつつも、 液が無ければ充電できるはずもなく、あわてて補充をお願いした。店員から「ここまで弱っていると復活は難しい」との話だったが、ダメ元で入れてみた。これで今夜のRVパークでAC電源から充電できれば旅が続けられるかも?果たして結果は如何に? 明朝が楽しみ。



バッテリーのチェックを終えて、フードコートでランチ。誠子マミーはーラーメン。私はベーカリショップでパンと紅茶という組み合わせ。どちらもかなりリーズナブルなお値段。車の冷蔵庫は使えないので、代わりにクーラーボックス用のブロックアイスを購入。これで冷蔵庫が復活するまで様子を見ることにした。



昨日、電源が使えるRVパークを予約しておいたので、早めに移動。ここは日帰り温泉が経営するところなので、温泉で休養を兼ねて充電に専念することにした。ナビの指示がいい加減なため、四苦八苦しながらようやく目的地、午後2時にRVパーク「湯の花あじさい」に到着。



チェックインには早すぎたので 昼寝しながら待機。 駐車エリアは車3台分のスペースが割り当てられている。日帰り温泉の駐車場の一角を仕切ってRVパーク専用としてあるもの。電源ボックスは裏側に設置。



景色は殺風景だが、スペースが広いので安心して駐車できた。トイレは「クラスポ蒲郡」というショッピングモールのトイレを使用することになるが、ここは駐車スペースからちょっと離れているので、女性と子供の夜間はどうだろう?



とりあえず車を所定の場所に止めて、早速風呂へ。料金は\1100。風呂の種類は数多く、露天風呂も2ケ所に五右衛門風呂多数、さらに泥湯まで!(泥パックができるエリア)。誠子マミーはちゃんとやってきた由。露天風呂は38-39度と長湯向きで 、しかも大画面テレビがそれぞれ備え付けてあるのですっかり落ち着いてしまった。

夕食は移動が面倒なので館内のレストランでいただく。誠子マミーは広島産牡蠣フライ定食、私はヘルシーにチゲ鍋とライス。どちらも日帰り温泉の食堂のレベルよりは上と思う。まずまず満足。


10月14日

今朝、起きてさっそくバッテリーのチェック。電圧計は13ボルト超えていたが、テレビのスイッチを入れたらドンドン電圧が下がってしまい、あっというまに12・4ボルト。その後も下がり続け、ついに12ボルトを切ってしまった。テレビを諦めて灯りだけなら何とか使えそうなので、このまま旅を続けることにした。

今日は愛知県蒲郡から岡山県玉野まで、400キロを超える長距離ドライブ。朝の8時に湯の花あじさいを発って、夕方5時前に玉野の道の駅「みやま公園」に到着。途中何箇所かで休憩を取ったが、やはりこれだけ走ると結構疲れる。

ランチは東名高速の大津SAで誠子マミーは牛肉そぼろ丼、私はサンドイッチとカフェオレと簡単に。誠子マミーは本当は近江牛のステーキランチを食べたかったようだが、夕食を豪華にということで、ランクダウンしたもの。ところが当てにしていた道の駅の和食レストランはすでに閉店!やむなく車内でありあわせの食材でお粗末デイナーになってしまった。明日はどこかでリベンジしないとストレスが溜まってしまいそう。明日は倉敷を目指す。



10月14日

昨夜は流石に疲れて私は8時には就寝。誠子マミーは私が運転している横で十分に睡眠をとっているので、同じタイミングで寝る必要なく、後から寝たようだ。道の駅みやま公園は、夜半だいぶ気温が下がったようで、毛布2枚では寒くて夜中に何度も起きてトイレ通い。長時間寝ていた割に熟睡した気がしない。

今朝は8時に出発。倉敷では大型キャンピングカーが停められる駐車場が限られているので早めの出立となった。「倉敷アイビースクエア」には9時前に到着。駐車場の入り口で早速係のお出迎えあり、まず注意兼確認。「キャンピングカーは1日\2500になるが、それで良いか?」とのお尋ね。普通観光地では高くても\1000だから、ここは破格の設定になる。おそらく駐車料金をめぐり、後で揉めたトラブルがあったのではないかと思われる。



確かにキャンピングカー専用の広いスペースがあるわけでもなく、普通車と全く同じスペースに入れるだけだから、この設定は無理がある。もし納得できる説明としたら、倉敷のような景観を保存しているところに、大きなキャンピングカーがドカドカ来てもらっては困るということで、あえてこんな設定にしているのかも?

さて倉敷に来た理由は誠子マミーがジーンズ製の衣服を見たい(買いたい!)との希望により、姫路を後回しにして来たもの。当初の予定には無かった。

まず倉敷の街歩きマップをもらいに美観地区の観光案内書に向かう。そこで堀を船で巡るというツアーを見つけ、早速申し込んだ。ほんの数十メートルの距離の掘割を往復するだけだが、船の目線から見る景観は一味違って見える。







船遊びの後、たまたま通りを歩いていたらお祭りの準備をしているところに出くわした。今日から「屏風祭」が始まるとのこと。老舗のお店が表の格子戸を外して、玄関に各家自慢の屏風と生花を飾り皆さんにご披露するというもの。なかなか見事な屏風もあれば、そうでないものも。誠子マミーは合間にジーンズのお店があれば立ち寄るので忙しい。





昼になって気温が上がり、暑くなってきた。そぞろ歩きとは言え、人ごみの中を歩くのは結構疲れる。ひと段落して休憩のためスイーツのお店へ。昼前なので私はソフトクリーム、ところが誠子マミーはこれからランチというのに豪華フルーツパフェを!値段もソフトクリームの3倍以上!あまり物事を難しく考えず、思ったとおりに行動するという生き方は評価するべきか?



パフェを食べ終わったら、これから児島に行きたいとのこと。ジーンズの発祥は倉敷でなく児島なので、本場でいろいろみてみたいとのご希望。私は倉敷には児島の製品を扱うショップが沢山集まっているので、そのために倉敷に来たと思っていたため、ここで意見の衝突発生。しばし不穏な空気が流れる。あらためて観光協会に連れて行って、ジーンズ状況を確認。児島が出店している倉敷のショップを幾つか紹介してもらった。これでようやく機嫌が直り、ショップ巡り再開。





あちこち見て回ったが所詮ジーンズだから、さほどオシャレ感がない(私の感想)。最終的に本人も自分にはジーンズは似合わないと納得し、これでようやくジーンズ店巡りは終了。時間も昼過ぎなので、お昼ご飯選び。お祭りの本部の近くでお母さんたちがやっているお弁当屋さんに向かい、ばらずしを1ケ購入し、その場でいただく。さっきのパフェが効いているので、二人で1コでちょうど良かった。





駐車場に戻る途中、最後に訪れたアイビースクエアのジーンズショップでなかなかデザインがよくて実用性もあるオシャレザックを見つけ、これをお買い上げ。なんとか気に入ったものが見つかって私もホッ!



倉敷ツアーを終えて、明日の姫路城見学のため、今日は相生の道の駅「あいおい白龍城」へ行くことにした。倉敷から約100キロ。高速を使って1時間の距離。倉敷での行事を終えて、出発したのが1時15分。山陽道の倉敷ICから快調に走っていたら岡山ICで事故によりこの先通行不可。ここで降りろ!との指示。やむなく一般道へ。ところが岡山市内は高速から降りた車で大渋滞。ここを抜け出すのに1時間。一般道で岡山から相生までは75キロ以上もある。高速がどこまで使えないのかわからないので、そのまま一般道で相生に向かう。1車線の一般道をえんえん走って 道の駅に着いたのは4時半過ぎ。3時間以上もかかってしまい疲れもハンパ無い。



白龍とはペーロンが鈍ったものらしい。ペーロン(下の小舟)は長崎から伝わったもの。


道の駅の偵察もそこそこに早速場内の「ペーロン温泉」へ。いやー気持ちよかった。湯の温度は比較的高めなので、落ち着いて入れたのはジャグジーのみ。昨夜からの運転のし過ぎで腰痛が再発しているので、腰を中心に泡でマッサージ。なんとなく大分腰が軽くなったような気がする。


風呂から出てようやく夕食タイム。場内の和食レストラン「麺坊はりまや」で、誠子マミーは刺身定食、私はガッツリロースカツ煮御膳。これは固形燃料で温めた鍋入りのカツ丼の上のカツ? 熱々のカツ煮は本当に美味しかった。久しぶりにライスを含めて完食。これで元気が取り戻せそう!


10月15日

昨夜はレポートを書いてからトイレに出ようとしたとたんフラッとしたので、やばいなと思ったらやっぱりめまい発症!昨日の疲れと今日の予想外の長時間ドライブで、歳にしては?元気な私もさすがに黄色信号が出た。なんとかベッドに潜り込み、ひたすらおとなしく寝る。今日は布団を引っ張り出して暖かくしたのが良かったようで、朝まで熟睡できた。どうやら疲れと睡眠不足が重なったのが眩暈の原因らしい。今朝起きたらめまいは治っていたので一安心。熱いコーヒーを飲んで目を覚ます。

朝食の後、洗い物をしていたときに水が入っていたヤカンを落としてしまい、カーペットが水浸し!この後始末に時間がかかり、出発したのは9時。姫路まで30キロ弱なので一般道(国道2号)で向かう。姫路には1時間足らずで到着したが、キャンピングカーを停められる駐車場を見つけるのにてこずり、城の周りをグルグル回ってしまった。やっと見つかった駐車場は、何のことはない城の大手門の真ん前だった。参考のために名前を確認したら「大手門パーキング」だそう。



ところで今回「姫路城」を目的地に選んだ理由は、改修後、まだピカピカのうちに見ておこうというのが趣旨。

10時ちょうどに駐車場を出発して城に向かう。さすがに日曜日、観光客が多い。どこの観光地でも目立つ中国人はあまり見かけず、南アジア、ヨーロッパ、南北アメリカなど各国からの観光客が多い。

まずは化粧直しが終わってピカピカの城を遠景で撮る。改装直後のテレビでは漆喰の城が眩しいくらい白かったが、もうかなりくすんできている。もっともテレビでは空撮で上から屋根を撮っているので白さが目立つのかも?







入場券売り場から混雑が始まる


場内入り口


天守は後回しにして、まず化粧櫓と100間廊下を観る。化粧櫓は千姫が住んで?いたことで有名だが、今回はじめて特別に公開したとのこと。居住区にしてはトイレなどの設備が無い。係に確認したところ、生活の本拠は下にあった御殿との説明。じゃここは何なんだ?と疑問は尽きない。100間廊下は本当に100間、つまり200mあり、端から端まで他の観光客と並んで上ったり降りたりで結構重労働。

化粧櫓の見物を先にしたのが失敗だった。天守の急な階段の上り下りではまだ足がふらつく上に、前後の人にも注意を払わねばならず、その意味でも二重に疲れた。

左手が化粧櫓 右が100間廊下


すでに疲れてる?


ようやく天守に登ろうとしたら、すごい数の観光客で入場制限される始末。なんとか天守の最上階まで登ったら、ここもごったがえしており、立ち止まらないで前に進めとの係が叫んでいる。結局ベルトコンベアに乗って一周したようなもの。やはり日曜日には来るものじゃ無いな!というのが感想。



狭間」の各種



天守の中の混雑


一つ発見したことは、姫路城と言えば池田輝政と思っていたが、城主は頻繁に変わっており、(説明には大名の国替えが頻繁にあったことが記され)支店長クラスのサラリーマンの転勤のような感じをうけた。

見物が終わったのが1時前。昼飯時を逸したが、大手門の付近の混んでいる店は敬遠し、空腹を抑えるため、焼き栗を買って時間稼ぎ。昼食は後回し。



今夜の宿は近江(琵琶湖湖岸)と決めていたので、1時に出発。一路山陽道を京都方面へ。ところが宝塚IC付近での事故のため、またしても渋滞に遭遇。週末はサンデードライバーが多いので、どうしても渋滞に引っかかりやすい。なんとか渋滞を抜け、京都東で名神を降り、湖西道路で琵琶湖大橋方面へ向かう。ところが雄琴から渋滞が始まり、琵琶湖大橋を渡り終えるまで渋滞が続く。ようやく日帰り温泉の「みずほの湯」に到着したのは5時半!

風呂は日帰り温泉には珍しく浴槽が3階建で裸でエレベーターに乗ることが出来る!これ初めての体験。風呂の種類も豊富で結構楽しめた。今日は昼抜きだったので食事もここで簡単に。

ここから今夜の宿、道の駅「竜王かがみの里」まで16キロ。眠くならないうちに出発。あたりは真っ暗でどこを走っているのか見当がつかないままナビを頼りになんとか到着。今日も疲れた1日だった。



10月16日

昨夜半から屋根がバラバラ音を立てるほど猛烈な雨降り。朝のうちもまだ小雨が残っていた。さて今日どうしたものか協議。待望の安土城址見物。「信長の館」が月曜日休館なのは昨日調べて分かっていたが、小雨の中、安土城址に登るのももうひとつ。結局雨でも快適に?過ごせるところということで、琵琶湖大橋のたもとにある「イオンモール草津」で映画を見ようということになった。丁度見たかった「超高速参覲交代リターンズ」をやっていることも確認。一晩お世話になった道の駅の売店でお土産など買い求めてから出発。順調にイオンモールに向かっていると思ったら、突然、琵琶湖大橋の有料道路入り口に入ってしまった。ここでUターンは出来ないので、そのまま\150払って対岸へ。橋を渡っている最中に急に雨が上がって陽が差して来た。となればもはやイオンモールに行く理由が無い。



急遽、橋のたもとにある道の駅「琵琶湖大橋米プラザ」の観光案内に行って比叡山観光を聞いてみた。親切な係の方で、地図、案内、「比叡山ドライブウエイ」の割引券まで用意してくれた。ついでに道の駅のスタンプも貰って、比叡山延暦寺に向かう。かねてより誠子マミーは行きたかったそうで丁度良かった。



急坂とカーブが連続するドライブウエイを走って、最初に着いたのが「横川地域」。ここで横川中堂、元三大師堂など見て回っているうちにお昼になった。途中の「峠道レストラン」で軽食を。お腹が空いていたので写真を撮る間も無く完食。食後に西塔地域、最後に根本中堂がある東塔地域。それぞれ坂と階段の連続で今日もまた疲れる。お堂の数が多いのでいちいちお賽銭やらお線香代が必要。結構な散財と言ってはバチが当たるかな!

ドライブウエイ途中の展望台から琵琶湖を望む


横川中堂


釈迦堂


根本中堂


阿弥陀堂




東塔地域の大鐘楼で誠子マミーが鐘をならすというアトラクションも終えて
3時前に延暦寺を出る。途中の名神の入り口でモタモタしていて危うく大型トラックと接触しそうになるというハプニングがあったが、午後5時過ぎに、無事伊勢湾道路の刈谷PAに到着。さっそく風呂の支度をして隣接の温泉にむかったら灯りが点いてない!確認したら本日休館日の札が!



このPAに来たのは温泉が目当てだったのに。せっかく風呂で回復できると思っていたが、全てパア!どっと疲れが増す。

これで今回のツアーは終了、翌日豊橋の友人と会って昼食を終えて帰途につく。
ながらくご愛読ありがとうございました。