直線上に配置  
   2015年東北花見キャラバン  
  青森・岩手・秋田・宮城 道の駅巡り  
2015年4月23日~5月5日
 
 
  今年も恒例の北東北の花見キャラバンを企画。例年であればGWがちょうど見頃になるので、この時期にしている。ところが今年は例年よりも開花が早く、青森以外は満開の時期を逸してしまったので、急遽道の駅スタンプラリーに変更。

回った道の駅はまず青森県で名称が記載してある19ケ所「下記参照」



4月23日(木)
出発  到着  経由地  走行距離
 練馬 紫波SA  北上展勝地  546.8Km


いつもより早めの出発。その訳は?
那須の「ペニーレイン」で朝食を食べること。ついでにお土産用のパンを買うこと。7時20分に家を出て、ペニーレインに到着したのは10時。意外に早かった。モーニングセットは10時までだが、今日は焼きたての調理パンにするつもり。



ベーカリーコーナーでお土産用とは別にそれぞれ好きなパンを選ぶ。私が選んだのはチーズがゴロゴロ入っているものと、チョリソソーセージ入りの辛いパン。誠子マミーはオレンジピール入りの甘いパン。いつものようにガーデンテラスに持参し、ドリンクを注文。お天気は快晴。山頂に雪が少し残った那須の山を背景に、ゆったりとした気分でいただく。お客は先客が一組だけ。前回の賑わいとは大違い。やっぱり今の季節が良いのかな?

11時に遅い朝食を終えて、あらためて東北道に戻り北上開始。途中、休憩を取りつつ、午後4時に花見第一号、「北上展勝地」に到着。今年は全般的に開花が早く、弘前の桜の後では時期を逸してしまいそうだったので、先にしたもの。事前に開花情報(22日)をチェックしたところ、散り始めとあったので、まだ十分間に合うと思ったが、到着したらなんと散り始めではなく散り納めの段階。





ぼやっとした桜色で華やかさは無い。葉の緑が目立つ。
コリャ花より団子だな!ということで、屋台村で遅いランチとなった。ワタシはご当地B級グルメ、「横手やきそば」(外見上では目玉焼きが焼きそばの上に乗っている)。誠子マミーはホタテの貝焼きとツブ貝の串焼き。デザートにくるみ醤油の串刺しのおもち。焼きそばは至って普通で取り立ててコメントなし。誠子マミーも特になしとのこと。食後、適当に写真を撮ってここは終了。どこで情報をゲットするのか、ここにも中国人の団体さんが大挙してきていた。





夜間のライトアップを見るため今夜はここでP泊するつもりだったが、この咲きようではライトアップしても綺麗に見えそうも無いし、ライトアップが無いかもしれ無いので、先を急ぐことにした。5時半に出発し、東北道に戻り、「紫波SA」にてP泊決定。



夕食はSAのレストランで。メニューを見ていたら料理の隣に各カロリーが記載されている。これによると旨そうなものは全て1000キロカロリー越え!結局食べたかった和風シチュー(4ケタ越えの最大のカロリー数だった!)を諦め、ご当地の冷麺単品にした。カロリーを気にしないで済む誠子マミーが食べていた白金豚の生姜焼きが旨そうだった。



4月24日(金)

出発  到着  経由地  走行距離
紫波SA 弘前 黒石 226.88Km


昨夜地元のU氏と打ち合わせ、弘前城の花見は明日(土曜日)にすることになった。待ち合わせは道の駅「ひろさき」。今日は時間がたっぷりあるので、青森県の道の駅巡りに充てることにした。

紫波SAを発って最初に向かったのは道の駅「いかりがせき」。続いて「虹の湖」「田舎館」、最後に「弘前」という順番。

紫波SAを7時40分に出発して「いかりがせき」には 10時10分着。



道の駅全景を写真に収め、スタンプと切符をゲット。ここは温泉目当てで、過去数回訪れている。ただし東北の温泉全体に言えることだが、湯の温度は高め。ぬる湯好きな私としてはゆったり浸かるというイメージではなく、汗を流してサッパリするところという印象。今日は最後の「弘前」の向かいにある日帰り温泉「花の湯」に行く予定なのでパス。一般道で「虹の湖」に向う。ところがナビが案内してくれた道路は国道とはいえ、かなりの山道、しかも回転半径の短いカーブの連続。対向車が来ないことを祈りつつヒヤヒヤしながらの40分のドライブ。路肩にも山にも残雪がたっぷり。



ようやく道の駅「虹の湖」に到着したら駅前の道路は100番台の立派な2車線道路。どうやら「いかりがせき」からの近道ルート(距離だけ)を来たようで、一度弘前に行ってからのほうが正しいルートらしい。



スタンプを押してそそくさと出発。標高が高いせいかこのあたりの桜はまだ5分咲き。ここから「いなかだて」に向う途中の沿道の桜はまだ細い木が多かったが、結構賑やかに咲いていた。



山を下っている途中、黒石で「津軽こけし館」「津軽伝承工芸館」の看板を見つけ立ち寄り。こけし館は鳴子のこけしより優しい顔立ちが多かったように思う。誠子マミーは日本一大きいこけしとツーショット。



伝統工芸館は展示、実演、販売を目的にしているようで、津軽塗などいろいろな伝統工芸をブースに分けて個別に訪問するスタイル。戸が閉まっているので、やっているのか休みなのか分かりにくい。誠子マミーはここでお土産用のペンダント購入。

ランチはこの一角にあるレストラン「もみじ」でご当地B級グルメの「黒石つゆやきそば」を。誠子マミーは無難に普通の焼きそば。「つゆやきそば」はやきそばにラーメンほど多くはないがタレがスープになっているもの。ソバはラーメンよりも太い平打ち麺。ソース味のスープだが、食べ終わって飲めるようなスープではないように見える。これホントは飲むものだろうか? 誠子マミーと交換して食べ比べてみたが、普通の汁なしやきそばのほうが旨い。つゆ焼きそばは前から気になっていたので、まずは目的達成。



次に田舎館(いなかだて)へ。ここは「田んぼアート」で有名なところ。稲を植える段階で種類を変えて色を変える。これで田んぼに絵を描くというもの。百聞は一見に如かず。下記をご覧ください。今はシーズンオフで田植えの準備中だった。



スタンプと切符をゲットして帰ろうとした時に、出口でケーキのお店を発見。あれだけカロリー過多にならないよう気をつけているのに、思わず買い求めてしまった。もっとも二人で1個だけだが。最後に弘前へ。



道の駅「ひろさき」はJAの農産物直売所が道の駅を兼ねているもの。朝からお客さんが多い。
スタンプと切符を求めてから、向かいにある日帰り温泉「花の湯」へ。一人¥350と格安だが、シャンプーなどは無い。あるのが当たり前と思っていたボデイソープを持参しなかったので、露天風呂で汗を流しただけ。例によって内湯は熱すぎて入れず。



風呂から上がっても未だ4時。今日は朝食が早かったのと昼がソバだったので、早めに夕食を食べることにした。弘前に来る途中で見つけた回転寿司の「函太郎」へ。先客無し。ゆえに回転寿司なのに、回転していない。私が最も苦手とする状況。回転していないと、都度注文する必要があるが、私は滅多に生物を頼まず、卵焼き、納豆巻きなど皿の図柄がシンプル(つまり安い!)なもの。よって極めて注文しにくい。しかたなく誠子マミーが頼む時に合わせ技で注文てもらうことになる。これが面倒。

今回は幸い他のお客を気にすることなく落ち着いて注文。誠子マミーはココぞとばかりキンキラキンのお皿を中心に頼む。でも二人平均するとまずまずのお値段に落ち着くので安心。二人共お腹がいっぱいで苦しい。今日の幸せな締めくくり。

4月25日
出発  到着  経由地  走行距離
弘前 弘前 弘前公園 27.0Kmm



朝からユリウスさんの案内で「弘前公園の花見」に出る。岩木川の河川敷にある臨時駐車場に車を停めて、徒歩で弘前城跡へ。20分ほどで花のトンネル到着。桜はまさに満開。ところどころ散り始めの状態。寂しい北上展勝地から来たせいか、一段と豪華絢爛に見える。





今年は「弘前城の石垣の修理」のため、天守が曳家でいまの位置から90mほど移動することになるので、現状での花見は今年が最後。



修理は10年かかると言われている。おかげで全国から見物人が殺到。例年になく混雑していた。いつものようにたくさんの屋台が出ているが、東京育ちの私たちが見慣れないお化け屋敷とかのショーの屋台が珍しい。ここにも中国人が多数来ていた。天守閣に登るため並んでいる人の数が異常に多い。おそらく1時間以上は待たないといけないくらい。私たちは登頂?断念、花見に専心することにした。やっぱりここから見る岩木山は素晴らしい。例年よりも雪が多いように見える。青い空、白い雲、白い岩木山、ピンクの桜のコントラストが見事。



ときおり強風が吹くと桜吹雪になるのが良い。今回は、石垣の修理のため堀の水を抜いてあり、空堀の中を歩くことができるようになっている。堀の底から見る天守はやっぱり豪壮。いままで見ることができなかったアングルからの撮影が可能となった。



修理が必要になった石垣は一部外側に膨らんでいるのがよく分かる。これを一旦バラして元どおりに組み立てるのは大変そう。



園内は広く、相当歩いた印象。気温が高く初夏のようで疲れもひとしお。場内をくまなく一周してからランチのため場外へ。いつもの蕎麦屋は満員で入れず、「三忠」という蕎麦屋へ。細身の蕎麦をとろろでいただく。舌触りは良いがとりたてて特徴は無かった。

ランチの後「藤田記念庭園」に行く。満開の大きな枝垂れ桜が印象的。



水琴窟は順番待ちの盛況だったが、肝心の音が琴とは全く異なるボコボコという音で、これにはがっかり。庭園のポスターの表紙にある滝はご覧の通り。市役所の管理下にあるそうで、多くの職人が手入れに勤しんでいた。夜桜見物に備えて一度道の駅に戻り、向かいの花の湯で入浴、昼寝。体力が戻ったところで、友人のU氏のお誘いで夕食に出る。市内に入った途端、夜桜見物の車で大渋滞。全国からのゲストであることがナンバープレートから読み取れる。市内中心部のレストラン、夜桜見物とも断念し、Uターン。中心部から外れた料理店に入店。ところが入店したとたん、ラストオーダーの時間と知らされえっ?という感じ。あわてて稲庭うどん御膳を注文。あわただしく食事を終える。料理についてはとりたててコメントするまでも無し。キャンピングカーに戻り、車内でコーヒーを淹れ、昼間撮影した写真を鑑賞しながらしばし懇談。明日の予定を打ち合わせしてお別れ。よく歩いた1日だった。

4月26日

出発  到着  経由地  走行距離
弘前 鶴田 十三湖 26.2Km


U氏に迎えに来て貰い、9時に道の駅弘前を出発。目指すはこの近くのもう一つの桜の名所、「芦野公園」道の駅「鶴田」までは2台で向かう。まずはスタンプをゲットし、私のキャンカーをここに置いて、U氏のVOXYで芦野公園へ向かう。途中の五所川原で友人が美味しい鯛焼きを紹介してくれた。立ちねぶた会館の裏手にある小さな店。「あげたいやき」の赤いノボリが目印。要するに鯛焼きを揚げたもの。注文するとその場で揚げてくれる。食べてみたら食感はあんドーナッツの感じ。衣が普通の鯛焼きよりふわっとしてドーナッツに近い。旨い!これをかじりながら駐車場に戻る。



芦野公園には10時過ぎに到着。途中で行き交う車も少なく駐車は楽勝と思われたが、着いてみたらどこからこんなに多くの人と車がと思うほどものすごい混雑。一回りしてようやく車を停めることができた。キャンカーでこなくて正解。

こちらの桜も満開だったが、昨日の弘前城が見事過ぎて、一見したところあまりパッとしない印象。確かに咲いてはいるが、枝についている花がまばらで、空が透けて見える。弘前城の桜を後にすれば良かったのかもしれない。



ここは撮り鉄の名所らしく駅前付近は桜と電車のコラボを写そうとアマチュアカメラマンで一杯。花のトンネルを抜ける電車を撮るのが目的らしい。たまたま駅を出発したばかりのタイミングだったので、私もあわててにわか撮り鉄に変身。それがこれ。



園内には「津軽三味線発祥の地」の碑があり、ここ金木町が発祥の地であることを初めて知った。広い園内を一周してから昼ごはんのためシジミが名物の十三湖へ。しじみラーメンの元祖と言われる「和歌山ラーメン」に連れて行って貰った。途中ほとんど車を見かけなかったのに、芦野公園と同じく到着したら駐車場は一杯。なんとか玄関先に停める。こういう時はキャンカーでなく普通車の方が小回りがきいて便利。メニューによるとシジミラーメンには普通のと特製の2種類あり。





ひときわメニュー札が大きい(上の写真の右側)特製には入っているシジミが大きいとの説明で、迷わず特製(\1000)注文。ラーメンとしては立派な値段だが中身はシンプル。ゆで卵少々、シナチク少々、ワカメ少々に貝ごとシジミが入っている。スープを一口飲んですぐにシジミの味と香りが強い。シジミは大量に入っており、身も大きく食べごたいあり。これが\800の普通だと小さくてダシに使うようなシジミになりそうだ。満員の客はほとんど全員が特製を注文。シジミダシが効いていて旨いラーメンだが惜しむらくはちょっと塩気がきついこと。残念ながら血圧を考えて全部は飲めず。



食後、無理を言って道の駅「十三湖」に連れて行って貰い、スタンプと切符をゲット。いままで買った切符は全て¥180だったが、ここの切符は¥160だった。晴れていたので構内にある展望台に登ってみた。ここからは360度周囲が見渡せる。





今日のご案内の最後は津軽三味線の演奏会。道の駅「十三湖」から金木の大宰治の斜陽館の向かいにある「津軽三味線会館」へ。太宰治は好きではないので、斜陽館はパスし、会館へ。丁度2時からの演奏に間に合った。奏者は3人。家元と女性の弟子2名。正直なところ津軽三味線の良さが良く分からなかったが、迫力があるのは分かった。たった20分間の演奏だったが途中で居眠りしていたそうで家内から叱られる。その後、U氏に道の駅「つるた」に送ってもらい、ここでお別れ。2日間に渡りすっかりお世話になってしまった。ありがとうございました。





その後、これまた教えていただいた「つるまい温泉」へ。ここも¥350と格安だが、シャンプー石鹸は無い。露天は無く内風呂が2つ。一つは熱い湯の表示あり。表示が無い方へ入ったが、それでも熱い!体感的には少なくとも43度以上は確実。我慢して入ってみたが、2分で脱出。これで熱いとなると、熱いと表示のある方は何度だろう? 温泉に入って出るまでわずか15分のショートステイだった。



道の駅に戻り、場内の中華レストラン「幡龍」で夕食。中華あんかけ飯とカツ丼を注文した際に、ご飯を正確に半分と注文したが、出てきたものはやっぱりいつもの通りかなり多め。ウエイトレスに文句をつけたら、少なめにしてあると反論された。どうも店側は文字通り半分にすることにかなり抵抗があるようで、半分と言うと必ず少なめですねと確認される。だから少なめでなく丁度半分の量にしてくれと頼むのだが、要求通りにして貰ったことが殆ど無い。

味付けは濃いというか、かなり塩辛い。先日「みのもんたのケンミンショー」でやっていたが、青森県民は塩辛い味付けNo1とのこと。今日はそれを実感した1日だった。そうそう青森ではご飯の盛りを少なめとう申告すると割引になるようだ。今回も¥100引きだった。鹿角では割引の代わりにアイスコーヒーがサービスだった。これは東京では滅多にないので、ちょっと得した気分。

4月27日

出発  到着  経由地  走行距離
鶴田 浪岡 深浦 151.7Km


昨夜は道の駅「つるた」で泊まる。ここは観光用の「地吹雪ツアー」が開催されるほど風が強いことで有名らしい。昼間も結構風が強いな!という印象を持ったが、一晩中地震のように車が揺れていた。今朝も変わらずというかもっと強い風が吹いている。



車内での朝食はいつもこんなものです。野菜が不足しがちなので、あまり調理せずに食べられるようサラダにしている。調理不要のきゅうりとトマトは欠かせない。



昨夜レストランで聞いた「鶴の舞橋」が近くにあるとのことで、朝一で訪問。まだ観光客の姿は見え無い。TVで放映された時に綺麗な橋だな!と思っていたので、今回は良いチャンス。鶴田は冬に鶴がやってくるので有名。鶴で町おこしをやっている。この橋も鶴がモチーフ。青森産の総ヒバ造りで優美な姿を見せていた。あまり期待していなかった桜も散り始めだが綺麗に咲いている。橋と桜と岩木山の3点セットが美しい。橋を渡ってあたりを散策。タラの芽がどいうふうに付いているのか初めて実物を見ることができた。







鶴の舞橋見学を終えて、道の駅巡り再開。最初は「もりた」。スタンプと切符を入手。その後日本海まで足を伸ばし、道の駅「ふかうら」へ。ここは道の駅の看板がイカ。





ここの名物は生干しのイカをその場で焼いて売ってくれるところ。場内の売店の惣菜コーナーはイカ尽くし!AC誌の記事にヒラメの漬け丼が旨いと宣伝していたので、迷わずこの2点を注文。これだけで二人分ではちょっと足り無いので、惣菜コーナーでミニアワビ丼を購入。あとはセルフサービスコーナーで食べるだけ。イカはマヨネーズが付いてくるが、薄く塩味がついているので、そのままで十分美味しい。ヒラメも一切れ貰って食べたが、さすがに生きが良くて美味しい。また漬けに使用している醤油(金醤)が旨い。宣伝には東京以北ではここだけとある。アワビはミニサイズとは言え、お値段がお値段(\500)だけに切り身というより切れっ端という方が良い位で、具もミニサイズ。アワビの煮汁で炊いたご飯は美味しかった。



   
食後あらためて売店を覗いてみた。お惣菜のコーナーにはイカづくしの珍しいおかずが沢山。

 イカ寿司と鯛寿司  イカ寿司
   
 イカ寿司  イカ焼き

二人とも大満足で次の道の駅うことに。さてどちらに向かうか?
当初の予定通り道の駅「みんまや」(竜飛)に向かうか、今回うっかり訪問しそこなった道の駅「なみおか」に戻るか協議した結果、浪岡に決定。ただし疲れが溜ってきたので道の駅巡りはこれで終り。午後は休養を兼ねた観光に充てることにした。とりあえず夕食の食材、清水ボトルなどを調達するため五所川原のイオンモールへ。準備を整えてから「なみおか」へと思ったが、途中で「金山焼」のセールの立て看板を見てしまった。ここは前回もマグカップを買ったところで、なにか良いものがあるかもと思って寄り道。セール品、工房などを見てあるき、最初に見て気に入った自分用の小さめのマグカップと小さめの小皿などを購入。



買い物を終えてあらためて道の駅「なみおか」へ。スタンプと切符をゲット。駐車場は満車で、とてもP泊できるような状況では無かったので、浪岡駅でのP泊に変更。まだ陽は高かったが、休養を兼ねているので、そのまま日帰り温泉「和の湯」へ。露天のぬるいモール温泉が肌に優しく、風が吹いてくると顔が冷えてもう天国。



今夜の泊は道の駅でなく、常宿?としている浪岡駅の駐車場にした。いつもはあまり混んでいない駐車場が今日はほぼ満杯!なんとか端のほうに空きを見つけ無事駐車完了。イオンで買った食材で簡単に夕食を済ませた。腹が一杯になると、とたんに眠くなるようになった。

4月28日

出発  到着  経由地  走行距離
浪岡 平舘 三厩 155.5Km


昨夜は大混雑の道の駅なみおかを敬遠し、JR浪岡駅の駐車場にてP泊。今朝は7時40分に出発。今日も道の駅巡り。訪問予定は津軽半島の北部。最初の目的地は「こどまり(小泊)」、次に「みんまや(三廏)」。三廏では津軽海峡トンネルの坑道をもう一度体験するつもり。最初の休憩地は一昨日スタンプを押した道の駅十三湖。まだ開店前で人が居ない。これはチャンスとばかり、一昨日パスした滑り台へ。見ていると簡単そうに見えたが、お尻の位置を微妙にコントロールする必要がある。うっかりすると下半身だけ滑ってしまい、上半身が置いていかれる。童心に返ったひと時だった。
滑っているのは誠子マミー



改めて北を目指す。道の駅「こどまり」近くなったら急に風が強くなった。道の駅の幟(旗)がバタバタ音を立てている。風が強すぎて車外に出るのが大変なので、誠子マミーは車内で待機、私だけスタンプを貰いに。ここもイカ焼きが名物のようで幟にもなっているが、値段は¥300で「ふかうら」より安かった。先を急ぐ。



龍飛まであと30キロ。ここからは猛烈な風。12%の急勾配の連続した山道をふうふう言って登った頂上付近に「眺瞰台」という展望台があった。車から降りて117段の階段を上ると展望台がある。車から降りた途端物凄い強風。体を倒すように斜めにしないと倒れてしまいそうなほど。道理で風力発電器があるわけだ。残念ながら晴れているが靄っていてさほど眺望はきかない。とにかく風は強いし寒いのでほうほうのていで車に戻る。



ここから道の駅「みんまや」まではほぼ降り。風は依然としてというか更に強くなってきた。道の駅は窪地にあるが、海からの風で隣に止めてあった大型バイクが倒れてしまうほど。道の駅ではあるが、らしいのは道の駅「みんまや」と書かれた柱だけで、その実体は「青函トンネル記念館」





記念館のチケット売り場で確認すると、申し訳なさそうに「実はここが道の駅です」とのこと。スタンプは記念館の入り口にあった。ここにはスタンプをもらうだけでなく、坑道体験が目的。高倉健主演の映画「海峡」ファンとしては、見逃せない。息子からもメールがあり、体験できる坑道は先進導坑の一部なので是非行ってみるようにとのこと。実際にケーブルカーで海面下140mまで降りて中を歩くのだが、ガイドに確認したら、先進導坑ではなく作業坑だった。といっても予想以上にトンネルが錯綜していて自分の位置を掴みにくい。ツアーの終わりにここから立ち入り禁止の柵があるところに案内され、その先が本坑(つまり列車が通っている)とのこと。先般トンネル内で列車のボヤ騒ぎがあったが、乗客の避難にはこの坑道とケーブルカーが使用された由。立派な現役のトンネルだった。約45分のツアーだったが満足できた。

   
   

ツアー終了が12時過ぎ。体験の前にスコーンとミルクを食べているので、ランチは次の「いまべつ」で取ることに。今別に向かう途中で見晴らしの良い公園らしきところがあり、寄り道してみた。看板を見ると「高野崎」とある。車を降りて散策。公園内にはキャンプ場(といっても水場とコンロがあるだけ)もあり。海に向かって遊歩道も整備されていたので、赤い橋が見える岩場に下りてみた。



戻りが辛くなりそうな階段が続く。岩場に下りたら猛烈な風で抑えていないと帽子が飛ばされそう。橋のところで記念撮影をして、早々に戻る。懸念していた通り帰りはシンドかった。



寄り道をして遅くなったのでランチに急ぐ。道の駅「いまべつ」は新幹線の「奥津軽今別」に併設されており、建物はリニューアルしたばかり。ここのレストラン(アスクル)で誠子マミーは今別牛のビーフシチュー、私はオムレツを。あまり期待していなかったが、どちらも高水準にあり、美味しく頂いた。



本日最後の道の駅は「たいらだて」。調べてみたらオートキャンプ場「おーだいば」が併設されていることがわかった。バッテリー充電、清水の補給、ゴミ処理、トイレの処理のため、そろそろキャンプ場かRVパークに行くつもりだったので、ちょうど良いタイミング。受付に向かったところ、なんと入り口にスタンプ台が。どうやらここが道の駅のようだ。電源つきで¥2500とリーズナブルな設定。サイトの広さは普通だが木立の中にあり過ごしやすい。





先に教えて貰った日帰り温泉、「ちゃぽらっと」へ。ここも¥350でシャンプーなどは無い。他では無料だったドライヤーが有料だったのにはビックリ。チラシの宣伝文句には熱い湯とあったのでおそるおそる入ってみた。一般湯と熱い湯と2つあり、最初から熱い湯は敬遠し、一般湯に入ってみたが、こちらもかなり熱い。腰まで浸かって様子を見るも、やっぱりジンジンするほど熱い!我慢して2分くらい肩まで浸かってみたがもう無理。結局入場してから30分で退却。



4月29日

出発  到着  経由地  走行距離
平舘 十和田 浅虫 154.5Km


昨日、平舘のキャンプ場、「おーだいば」に泊まり一夜を明かす。他にお客は居ない!電源つきを最大限利用し、充電できるものは全て満充電。パソコン、iPad、電話2台、カメラ2台、ルーター。さらに車のサブバッテリーも充電できたため、言うこと無し。これで今後の旅が快適になるだろう。車の清水タンクも満タン。トイレの始末、ゴミの始末など、全ての準備を整えて、いざ出発。(溜まったゴミはキャンプ場で¥200で引き取ってくれたので大助かり。)

本日最初に向かうのは道の駅「あさむし」
おっとその前に洗濯をせねば。東京を出てから1週間。溜まった洗濯物をクリーニングするため、青森市内でコインランドリーJabba羽白店へ。1時間半かけてすべてクリーニング完了。そろそろ昼時なので「あさむし」へ急ぐ。12時まえに浅虫に到着。早速レストランに向かう。看板を見ると「生ホタテメニュー有ります」とある。誠子マミーは迷わずホタテ尽くし定食。私も迷ったうえご当地名物「牛バラ焼き定食」を。誠子マミーから一口貰って食べたが、ホタテの貝焼きは味噌の加減がちょうど良く、ご飯がすすみそう。バラ肉は最初はすき焼き風に卵を絡め、次に溶き卵を鍋に投入し、牛丼風にする。B級グルメの人気メニューだそうだが、やっぱりすき焼きはバラ肉でない方が旨い。ランチタイムを過ぎており、道の駅に着くなりレストランに直行したため、すっかりスタンプと切符を忘れるところだった。辛うじてスタンプと切符は入手。



あらためて次の道の駅「とわだへ」。できるだけ一筆書きになるよう順番を考えるのだが、これがなかなか難しい。「とわだ」に向かう途中でイオンを見つけ明日以降の食材(パン、野菜、果物、乳製品、ハムなど)購入。「十和田」はかなり広い敷地で駐車場のスペースも十分。敷地の一角に匠工房、南部裂き織りの里があり、閉館間際に入ってみた。体験できる時刻を過ぎていたので見学のみ。誠子マミーはかなり興味があったようだ。



すでに4時半を回っているので時間がない。急いで次の「おいらせ」に向かう。奥入瀬渓谷のそばだと狭いのかなと思っていたら、なんととわだを凌ぐ広大な敷地で、場内にはアイスクリーム工場、地ビールの醸造場、レストランまで備えたとても道の駅とは思えないもの。広さに圧倒されたが、夜間は寂しそうとの誠子マミーの一言で、P泊は「とわだ」に戻ることにした。途中で見つけた日帰り温泉温泉「ポニー温泉」で入浴してからとわだへ。



昼間がヘビーな牛バラ丼だったので夕食は車内で簡単に済ませた。たくさん停まっていた車も夜になったら減って、今はキャンピングカーが1台、車中泊とおぼしき車が2台のみ。ま、少ないとは言え、仲間がいるのは多少なりとも心強いが。

4月30日

出発  到着  経由地  走行距離
十和田 鹿角 小坂 144.0Km


朝の道の駅「とわだ」は濃霧の中。気温は昨日よりも高め。簡単な朝食をとってから出発。いつもより遅めの9時の出発だった。今日は青森県の太平洋側の南部を集中的に攻めることにした。ただ残った道の駅は4つだが点在しているので一筆書きで回るのが難しい。結局ナビの設定もシンプルにして、一つづつ攻略することにした。最初は「階上(はしかみ)」に向かう。1時間ほどで到着。スタンプと切符を入手。すぐに次の「なんごう」へ。巨大なトイレ棟が目立つ道の駅。(ただしこのトイレ理由は不明だが使用できず?)ジャズ演奏のための建物(ホール)がある珍しいところ。

この時点ですでに11時を回っているので先を急ぐ。次は「さんのへ」。11時40分到着。気温は高く暑くなってきてもう初夏のようだ。この様子だと最後の「しんごう」は昼を過ぎるのは必至。ところがこの最後のルートが難関。一度八戸方向に針路をとって大回りすれば国道で安全に行けるのだが、ついショートカットと思ってルート探索したら、これが大失敗。全線厳しい山道の連続。すれ違い困難な道をヒヤヒヤしながら運転すること1時間。「しんごう」にたどり着いたのは12時40分。ちょっと遅くなったが、ようやく待望のランチタイム。ここは角煮が名物なので楽しみにしていた。残念ながらご飯ものはないので、角煮らラーメンをチョイス。ついでに餃子も。角煮はトロトロに煮てあり、脂身が口の中でとろける。赤身の部分は噛みしめるほど豚の旨みが出てきて、これは抜群のうまさ。二人とも完食するまで一言も発せず、夢中で食事を終えた。やはり最後を「しんごう」で締めて良かった。



これで予定していた青森県の道の駅巡りは終了。残すのは下北半島の2つのみ。これは北海道キャラバンの時に寄ることにした。さてこれからどうするか?聖子マミーが鹿角の草木染め体験を希望していたので、ここから秋田県の道の駅ツアーに方向転換。最寄りの道の駅は「小坂七滝」なので、ここに立ち寄ってから道の駅「かづの」を目指すことに。十和田湖をかすめて小坂に向かう途中で雪に埋もれた展望台を発見。わざわざUターンして行ってみた。展望台はあったが、アプローチに雪が積もっていてたどり着けず。橋の上から遠景を撮影。

「小坂七滝」は文字通り道の駅の向かいの崖から落ちてくる七段の滝がよく見えるところ。



滝は遠くから眺めるものと思っているが、日差しがきついのでひんやりした気分が味わいたくて滝つぼ近くまで行ってみた。しぶきが霧状になって涼しくて良い気持ち。



ヤマブドウのソフトが美味しそうだったので2人で1個を分け合う。ソフトが旨い気候になった。小坂からは東北道を使って鹿角八幡平ICで降り、鹿角へ。



道の駅「かづの」は国道沿いの街中にあり、長時間ステイするには目立ちすぎる。さがしてみたら裏手に大きな駐車場があり、今夜はここでお世話になることにした。停めたところは花輪線の線路沿いで、ときどき電車が通るのが見える。道の駅かづのは駅の構造がちょっと変わっている。正面に閂型の大きな門があり、その内側に駐車スペース、その門の外側と道路の間に駐車スペース。さらに裏手の離れた所に「大駐車場」ある。建物の中と前のパーキングは今時の道の駅に比べて駐車可能な台数が限られているし、門の内側にはキャンカーのような車は目立って止めにくいので、P泊など長時間の駐車はちょっと離れた「大駐車場」が良い。実際にP泊したが線路際であっても便数が少ないので全く気にならなかった。とにかく文字通り広いし静かなのでP泊むき。但しトイレがかなり離れるのでトイレ付きのキャンカーでないと苦しいかも?

恒例の風呂は近くの「五宮の湯」にいった。料金は\500だがシャンプー類あり。熱くて閉口している温泉だが、ここは珍しく露天風呂が35度!東北で初めてのんびりゆったり浸かることができた。昨日から左肩が回らなくなり、なにかと不自由なので、温泉治療が上手くいくと良いのだが。今日制覇した道の駅は6箇所。



5月1日

出発  到着  経由地  走行距離
鹿角 毛馬内 尾去沢 140.0Km


道の駅鹿角の大駐車場は意外に静かで熟睡できた。おかげで二人とも疲労回復。早速朝から活動開始。今日は昨日からの懸案で草木染めの体験がメイン。昨日が定休日で予約ができず、今日も出来るかどうかわからない状況。オープンが10時なので、先に「尾去沢鉱山の坑道体験」をやることにした。道の駅からは15分くらいの距離にあり、午後の体験には十分間に合うと予想。9時過ぎに到着したがお客はゼロ!切符売り場にも人影が見えない。呼び鈴を数回押してようやく係員登場。坑道体験の料金はシニア割引をしっかり適用してもらい、一人¥800也。坑道内は気温が低いので暖かい服装でとの注意があったので、Tシャツの上にお気に入りの職人風ワークマンの作業着を羽織って入坑。



予想していた以上に寒い。坑道にはショートコースとロングコースがあり、途中で選択できる。過去見てきた金山、銀山とは異なり、坑道はグランドキャニオンと称するほど天井は高く(30m)、地下は深い。鉱脈に沿って掘り進めるとこういう形になるとの説明。写真を参照。







他に客がいないので、暗い坑道を2人だけで歩く。ひたすら登ったり降りたり。ところどころ灯りがついているが、ついにどこを向いて歩いているのかわからなった。結局何キロ歩いたのだろう?歩き疲れと寒さで出口が見えた時はホッとした。砂金堀体験をしたいと思っていたが、草木染め体験の予定があるので、取りやめ。草木染の予約をするために電話を入れるが要領を得ない。やむなく尾去沢鉱山見学を切り上げ鹿角に戻る。

「草木染の工房」に行って確認したら、なんのことは無い、今日は体験教室は開催無しとのこと。仕方なく、昨日定休日で家なかった「小坂鉄道レールパーク」へ。旧小坂鉄道の動態保存の公園?ウリはレールトロッコ。人力トロッコでレールを走るもの。あちこちで体験しているが、ここは正真正銘の人力だけ。誠子マミー側は電動自転車になっているが、ほとんど効果無し。ひたすら疲れる。レールは駅構内だけで変化が無いし、雰囲気はもうひとつ。機関庫の中の電気機関車などを見て回る。警笛を鳴らし運転士の帽子をかぶって記念撮影。見せ方にもうすこし工夫があっても良いかなというのが印象。





この後、ランチの場所探し。「伊勢家大昌園」で中華ランチ(ここは韓国料理がメインだが?)を2種類とってシェア。どちらもボリューム満点。ここでもご飯は半分と申告したが、やはり多い!少なめの場合はアイスコーヒーがサービスだった。ちょっと得した気分。

町おこしのB級グルメは「かつラーメン」らしいので興味はあったが、ここのメニューは「たたら麺」、「がんばる麺」のタイトル付きで、写真では汁が妙に赤い!どうもラー油が大量に入っているように見えるので、敬遠。後で聞いたら予想通り。止めておいて良かった。



町おこしのため他にも5軒ほどかつラーメンメニューがあるが、そぞれ味付けが異なるようなので、辛くないのもあり。お試しください。

まだ時間があるので、気になっていた「太陽環状列石」に行ってみた。むかしイギリスで「ストーンヘンジ」を見たことがあるので同じようなものかと思っていたが、巨石を使用していないだけで思想は一緒のようだ。広い敷地に点在している。一見しただけでは良く分からないくらいささやかな遺跡。





今日の宿?、「RVパーク毛馬内七滝」へ。ちょうど午後三時に到着。キャンプ場では無いが、設備は全く同等以上。違うのはクルマの外で煮炊きができないだけ。

実はRVパークは初めての利用。場所は毛馬内七滝温泉の駐車場の一角に2サイト。それぞれ電源設備あり。トイレはRVパー ク専用棟でシャワートイレ完備、ブラックタンク、グレータンク処理設備が併設。井戸水だが水道付きなので処理後に洗うことも可能。サイトの直ぐ裏手には流しが付いた大型テーブル付きの東屋があり、食事をとることも可能。これで料金が施設料¥500、電源使用料¥500と格安。徒歩数歩で温泉という最高のロケーションで、キャンピングカーユーザーとしては願ったりかなったりのありがたい存在。こういう施設がどんどん増えて来ることを願っている。サイトは若干斜面になるが、レベラーで補正できる。





一休みしてから母屋?の「七滝温泉」へ。料金は?350。風呂は東北では初めてのぬる湯。露天はさらに低く体温より少し高い程度(35-36度)で、初めてゆっくりのんびり浸かることができた。



5月2日

出発  到着  経由地  走行距離
鹿角 小坂 八幡平 305.0Km


5時半に起きたが、もう温泉に来るクルマが続々到着。お母さんというかおばあちゃんが多い。そういえば昨日誠子マミーが入った時は女性客がめちゃめちゃ多かったそうで、体もろくに洗えない程だった由。男風呂はガラガラで私はゆっくりできたが、彼女は相当に欲求不満の様子。混まないうちに行ってきたらとアドバイス。急いでゴミ処理と清水の補給を終えてから、誠子マミーだけ朝風呂へ。私はお留守番。戻ってきたので確認すると、「今日はあまり人が居なかったので、ゆっくりできた。」そうだ。

もともと今日から岩手県の道の駅めぐりに向かう予定だったが、TVを見ていたら、く八幡平の雪の回廊が良さそう。八幡平の「アスピーテライン」が本日開通と言っているので、急遽予定変更。8時20分に出発し、東北道を南下し、松尾八幡平ICで降りて一路見返り峠を目指す。途中まではあまり苦労せずに登れるが高度が上がるにつれてエンジンがヒイヒイ言いだした。セカンドギアをベースに時々ローギアだったのが、セカンドとローギアを交互にしないとダメになってきた。エンジンからの焦げ臭い匂いは結構なもの。ところが苦労している割に期待していた雪の回廊はなかなかお目にかかれない。



頂上手前の3kmくらいからようやくらしくなってきた。



立山ほどでは無いが、一部分だが壁の高さが5m位はありそう。立山と違ってここは自分で運転できるところが良い。¥500支払って見返り峠の駐車場に停めて、雪の壁が一番高そうなところへ道路を歩いてみた。さすがにそばに行くと圧巻!やはり無理しても来て良かった。





一通り写真を撮ってからクルマに戻り、運転席に並んで座り、今回ツアーで初めてのスケッチ。私は水彩、誠子マミーはパステル。まばらな林の間に残雪があるという風景はとても描きにくい。誠子マミーのパステルはこの情景に合っているようで悔しいけれど、なかなかの出来であった。苦労して書き終わったのが12時前。約2時間ほど峠に滞在した計算。



お腹が減ったので慌てて下山。前回はレストハウスの源太カレーうどんだったが、今回は趣向を替えることにした。ここまで登ってくる直前の「八幡平ビジターセンター」にテントがいくつかあるのが見えていた。おそらくGWを当て込んでいろいろ屋台が出ているのではと思い、半分期待して行ってみた。みんな美味しそうだったが、選んだのは鮎の塩焼き、豆腐のミソ田楽、ウニご飯。食後にコーヒーフロートとカフェオレという献立。いつもはこのくらいの量なのでさほど違和感なくランチを終えた。

   

ランチを終えて当初の予定通り岩手県の道の駅を巡りつつ南下を開始。最初の訪問地は「にしね」。西根ICからすぐのところ。GW初日で地元の方々で大にぎわい。続いて「石神の丘」「葛巻高原」「白樺の里やまがた」「おりつめ」を経て最終の「おおの」に到着したのは午後4時40分。



訪れた道の駅一覧
 にしね  石神の丘
   
葛巻高原  白樺の里やまがた
   
  おりつめ  おおの
   

何とか営業時間内に着いたのでめでたくスタンプゲット。一筆書きに近いルートを走ったはずだが、最短距離を選択すると、どうしても山道が多くなる。今日は八幡平から始まっていくつ峠を登ったり降りたりしたことだろう。車にも人にも厳しい1日だった。ほっとしたらお腹が空いてきたので、「おおの」の食堂でラーメンで簡単に夕食。その後疲れを癒すため、場内の温泉「健康の湯」へ。料金は¥410だったが、シャンプー類は置いてあった。薬草湯は39度でこれは入りやすかった。ジャグジーもどきが40度の表示だったが、体感温度は42-43度と結構熱め。長湯はできず。道の駅「おおの」は古い道の駅のようでトイレに難あり。男性用トイレの個室がたった2つ。洋式、和式が1個づつ。いずれもかなり年季が入っていた。

今日は昼間の最高気温が26度だったが、夕方になると急に冷え込んでくる。風呂上がりは暑いので、車の窓を全開にしたが、ものの5分と経た無いうちに涼しいのを通り越して寒くなってきた。あわてて窓を閉める。

5月3日

出発  到着  経由地  走行距離
大野 雫石 久慈 206.2Km


今日は何と言っても「久慈琥珀博物館」での琥珀発掘体験をやったこと。掘り当てた琥珀は持ち帰り可ということなので張り切ってチャレンジしたが、さて結果は? 8時20分に道の駅「おおの」を出発。まず向かったのはあまちゃんで一躍有名になった久慈。道の駅「くじ」には8時45分に到着したが、付近の朝市に行く人が駐車場代わりに使っているようで、オープン時刻の9時を待たずしてすでに満車! やむなく離れた臨時パーキングに停めて、スタンプとチケットをゲット。



長居は無用なので、ただちに琥珀博物館へ向かう。「琥珀発掘体験」(\1200)の申し込みが締め切られる前に急いで受付へ。幸い、9時半からの第一回発掘に間に合った。バスでちょっと離れた場所にある発掘現場に案内され、ここで長靴に履き替え、手袋と発掘のための道具(アイスピック、ショベルとプラスチックのお皿)を借りる。準備が整ったところで、発掘場所に案内される。着いたら何とすでに数十人の先客あり。簡単なレクチャーを受けてから、いざ発掘開始。







教えられた手順通りあちこち掘り返してみたがさっぱり成果なし。決められた時間は1時間。掘れども掘れども出てくるのは石炭ばかり。締め切り時間まであと10分との合図があってから、誠子マミーの掘っている場所にアタリが!小粒(直径5mm程度!)だが続けて5、6個発見。私も1ケ発掘。これを鑑定してもらったら、小粒だが琥珀間違い無し。ただの石ころばかりの気の毒な人も居るので、私たちはまずまずの成果。



博物館にはキログラム単位の大物が飾られていたが、体験となればこんなものらしい。今日は良いお天気で暑いさなか中腰で1時間掘り続けるのはかなり重労働。これが報われれば文句は無いが。体験終了時にお土産代わりのお守りを貰った。袋の中には私たちが見つけた琥珀より少し大きめのものが入っていた。



カンカン照りの下、中腰の態勢での発掘は異常に疲れ、お腹も空いたので向かいのカフェで休憩兼ランチ。メニューはリトアニア風包み焼きピザとホットコーヒー。注文とは違ったピザが出てきたのでクレームしたら、間違ったピザはサービスでタダ!ラッキーだった。
ピザ風包み焼きとはこんなものです。



今日は明日以降のスケジュールの関係で盛岡まで行く必要がある。久慈から三陸沿岸に沿って南下。街道沿いの道の駅を順番に訪問。まず「のだ」。ここは駐車場が満杯で入場できずスタンプゲットならず。つぎの「たのはた」「たろう」「宮古」は順調にスタンプゲット。「たのはた」から「たろう」に向かう途中で鵜の巣断崖展望台を見つけ立ち寄り。空と海のコントラストが絶妙だった。



「宮古のATMで資金手当してから、岩手を横断。道の駅「やまびこ館」「区界高原」を回り、遅いランチを区界高原で。誠子マミーの牛の鉄板焼き飯を一口貰って食べたが、肉が柔らかい。お腹の調子が良ければ私も頼みたかったが、残念。因みにわたしは無難に山菜そば。



すでに5時を過ぎている。今夜は風呂なしでここで泊まることも考えたが、サイトが斜面で寝るのに苦労しそうだったので、風呂のある雫石の「あねっこ」まで行ってみることにした。途中までは順調だったが、盛岡市内で渋滞にはまり、「あねっこ」に着いたのは7時前。着いてびっくり。ある程度予想はしていたが、すごい数のキャンピングカーが泊まっていた。おそらくP泊車の半数はキャンカーと思われる。いつもの駐車場は満杯で隣の臨時駐車場に停める。

わざわざ区界高原からここに来たのは風呂が目的だったので、さっそく場内の風呂「新はしば温泉」へ。ところが入るやいなや「本日大変混雑している」との張り紙が!どうするか悩んでいる最中も後から後から客がやってくる。この分では待っても混雑が解消される見込み無しと判断し、今夜の風呂は中止。明朝盛岡市内で早朝からやっている温泉、「開運の湯」へ行くことにした。
本日訪問した道の駅一覧
 たのはた  たろう
   
 宮古  やまびこ館
   
 区界高原  雫石あねっこ
   

5月4日

出発  到着  経由地  走行距離
雫石 津山 猊鼻渓 242.9Km


今日は午前6時にあねっこを出発。「開運の湯」は6時半から営業しており、到着した6時半には駐車場はぽつぽつ埋まっている状態。料金はちょっと高めの¥600だが、早朝割引で¥480。市民ランナーと思われる方々が結構順番待ちしていた。お風呂は露店風呂が最高。開放的なのはもちろん、岩風呂の感触がなんとも言えず心地よい。しかも温度は低めで私のためにあるような風呂だった。入ったら出たくないと思うような風呂は初めて!夏休み、GWなど混雑する時期は、道の駅に行く前にここで風呂を済ませてからのほうが良さそう。



朝風呂の後休憩も無しに、まず道の駅「みずさわ」を目指す。誠子マミーが水沢の「伝統産業会館」で南部鉄器の風鈴を買うついでにスタンプをゲットするつもり。東北道を使って1時間のほどで道の駅に到着。さっそくスタンプを押したが、慌てていたためか、風呂上りでぼーとしていたのか、写真を撮り忘れた。以前訪れたときはもっと古びた昔ながらの道の駅だったが、リニューアルしたようで、トイレも綺麗になっていた。これなら次回はP泊できそう。その後伝統工芸館にまわったものの、ここには入り口に2、3台のスペースしか無く、大きな駐車場は無い。新幹線の江刺水沢駅の駐車場も満車。しかたなく道に停めて誠子マミーだけ買い物に。

道の駅「みずさわ」



伝統工芸館


無事に買い物が出来たので、これからのスケジュールを検討。結論はまだ行ったことが無い「猊鼻渓」見物に決定。GW真っ只中なので混雑は避けられ無いだろうと予想はしていたが、こんな時に限って予想は大当たり!駐車場を探してウロウロした結果、ファミマに止めることが出来た。猊鼻渓の乗船券も割引で買えると宣伝していたので、駐車場代のつもりで購入。

朝食が早かったので船に乗る前にランチタイムにすることに。舟着き場に向かう途中で「マンマ」という看板を見つけて行ってみた。鄙には稀なと言うとしかられそうだが、中身は本格的イタリアンだった。ただしランチタイムはパスタだけになる。ベーコンとガーリック、トマトのスープスパゲテイをそれぞれ注文。これが抜群に旨かった。味は勿論だが出来立ての熱さが気に入った。



   

ランチに満足していざ乗船と思ったが、何と舟着き場には大行列ができていた。遊覧船は何隻もあってフル回転しているが、なにせ客が多すぎて対応できず。係員曰く1時間ほどで乗船できるだろうとのこと。カンカン照りの下ホントに1時間待ってようやく乗船。こいのぼりが風をはらんで良く舞っている。



1隻に40名ほど。ここは流れが急で無いため船頭が長い竿を操って下って上ってを行う。乗船時間は1時間、途中上陸して散策する時間が30分ほどあるので、都合1時間半の船旅。崖と水と緑のコントラストを十分に堪能した。



   

道の駅巡り再開。岩手県から宮城県へ南下開始。「かわさき」、宮城県の「林林館」「津山」「上品の郷」を順番に回り、上品の郷でP泊することにした。まずは場内の温泉「ふたごの湯」で一風呂浴びて車に戻る。午後8時過ぎ、風呂あがりでいい気分でのんびりしていたら突然ドアをトントンされた。何事かと思ってドアを開けると、温泉の係員が数名。要するんにこの駐車スペースは温泉用で道の駅の駐車場ではないので、出てくれということらしい。仕方なく移動してみたが、すでに道の駅の駐車場は満車状態で入れるスペースが無い。やむなくひとつ前の道の駅「津山」に戻る。最初からこちらにすればよかった。

かわさき   林林館
   
 津山  上品の郷
   

5月5日

出発  到着  経由地  走行距離
津山 練馬自宅 磐城 475.0Km

いよいよ最終日。
8時20分出発。三陸道路経由で道の駅「相馬」「南相馬」を巡りスタンプと切符をゲット。

 相馬  南相馬
   

ラリーを続けながら、ランチの予定地、福島の「いわき・ら・らミュー」へ。当地の方々はGWの最中、他に行くところが無いようでアクセス道路は車でいっぱい。駐車場にも入れ無い!諦めかけたが念のためと思って、あたりをぐるぐる回り、やっと料理屋「さすいち」のPを見つけて停めることができた。



これが午後1時。ところがどっこい、店先には順番待ちの人が大挙して並んでいる。とりあえず受付を済ませたが1時間ほど待たなくてはいけない。一旦車に戻り時間待ちする。ようやく席に着いたのが2時。入店して席を見たら、あちこち席が空いている。しばらく見ていたら、配膳係は居るが、厨房にいる料理人が少ない。ひとを入れすぎると料理が出せなくなるのを怖れているようだ。私たちの注文した料理が運ばれてきたのは注文してから30分後の2時半!しかもかなり後から席に着いたカップルの料理(本日のおすすめ)はすぐ運ばれてきた。察するにこちらはある程度下ごしらえが済んでいるようだ。どうやらメニューの選択を誤ったらしい。


肝心の料理だが、わたしはジャンボエビ天入り天丼、誠子マミーは代わり映えのしない海鮮丼。てんぷらは家庭で揚げるような衣が分厚い重量感あるもの。まあまあ旨いと思ったが、野菜が多くて、天丼によくあるあなご、めごち、きすなどが無かったのが残念。海鮮丼は種が新鮮で美味しかったようだが、漁港で食べるにはお値段が?いつもの那珂湊の方が余程マシという結論。

   

いわきで予想外に時間を費やしてしまったので、道の駅「四倉港」はパスし、渋滞が酷くならないうちに東京方面を目指す。国道6号線から常磐道に入りたいが、そのうち路側に多数の看板が出てきた。よく見ると「帰宅困難地域」とか、歩行者自転車通行禁止、交差点にはガードマンが、時折パトカーなど赤色灯を光らせた緊急車両が通るようになってきた。6号線と交差する道路は全て通行禁止になっているため、ナビが案内するようには右折出来ない。しかたなくそのまま直進。ついに福島第一原発の道路表示が。確かここから左手4キロにあるはず。後でチェックしたらこの地域を通過するときは窓を開けず、停止もせず通り抜ける必要があった。



そうとは知らない誠子マミーは窓を開けて、写真を撮りまくっていた。道路両側の商店、デーラー、ガソリンスタンド、民家には車が止まったまま。ガソリンスタンドの値段表示は震災時の価格(レギュラー\150以上)のまま。一見何も無かったように見えるが、よく見ると車は下のほうから腐食が始まっていた。



以前訪れたことがある道の駅「ならは」が見えてきたが、現在は供用停止中のため通り過ぎる。



この情景が延々と続くのはなんとも言えない心が折れる風景だった。原発再開を言っている人たちはこの状況を身を以て体験しているのだろうか? とにかく胸が痛む姿だった。帰宅困難地域を抜けてしばらくたってから、ようやく常磐道へ。案じていた渋滞は友部までは問題なし。友部を通過したら渋滞が始まったので下道に降りる。そのまま牛久のイオンモールへ。実はここでまたまた「ペニーレイン」のパンをお土産にするつもり。ところが目的地直前でナビが故障。案内不能。なんとか自力でイオンにたどり着いたが1時間のタイムロス。パンは無事に買えたので車内で遅い夕食。あたりを通る人たちが興味深そうに眺めてゆく。9時に食事を終えて渋滞情報を確認したら、ほとんど渋滞なしとの表示。自宅まで1時間の道のりなので、思い切って帰宅することに。すでに石巻から400キロ走ってきているので、かなり疲れは感じていたが、もう一踏ん張り。
9時半に自宅着。お疲れ様でした。