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  2015年河津桜ツアー    
2015年3月4日〜7日
 
 
3月4日

今回は八王子の墓参りを兼ねて決行。
お天気は快晴でキャラバン日和。午後2時に墓参りを終えて伊豆へ直行。
目的地を最初は道の駅「下賀茂温泉 湯の花」に設定し、最近開通した圏央道を使って東名の海老名JCTに向かうことにした。圏央道の「あきる野IC」を目指す。初めて利用してみたが、まだ一部一車線区間があるものの、八王子方面からは便利。もっとも当家からは環八から用賀に向かうほうが近いが。

東名を走っていると大井松田を過ぎるころから富士山が見えてくる。この見始めが一番心が踊る。なぜか富士山が見えると嬉しくなる。

途中足柄SAで休憩。ここから見える富士山はいつも綺麗だが、今日は格別大きく見事な姿を見ることが出来た。



休憩後ナビをチェックしたら下賀茂到着が午後6時になっている。途中の休憩タイムを考えると、6時到着は難しそう。やはり明るいうちに目的地に入りたいので、急遽目的地を道の駅「伊東マリンタウン」に設定。ここに決めた理由は場内に温泉があるから。

東名の沼津ICを降りて、2月に開通したばかりの「東駿河湾環状道路」(伊豆縦貫道)に入り、そのまま伊豆中央道へ。



亀石峠で左折、海岸へ下り宇佐美経由で午後5時丁度「伊東マリンタウン」に到着。この下りはかなりの急坂(10%勾配の表示あり)なので、エンジンブレーキを多用しつつ慎重に下る。これを逆に登るのはキツイだろうな。帰り道はこのルートは避けることに決めた。

伊東マリンタウンには様々なタイプのキャンピングカーが多数止まっていて、キャンピングカーの見本市の様相を呈している。



到着後まずは夕食。一応場内のレストランを探索。以前インドネシア料理店だったところが、「ばんばん食堂」という妙なネーミングのお店に変わっていた。メニューを見ると干物主体の和食店のようだ。母体が伊豆中という干物屋さん。メニューに惹かれて、ここに決定。

誠子マミーは干物定食、私は釜揚げしらす丼。干物定食は金目鯛と鯵、さらに刺身が付いている。しらす丼のシラスが文字通り山盛り状態。ホントは生しらすがよかったけれど、無いので致し方なし。量は多かったが、味は普通。干物は特に金目鯛が旨かった由。見た感じ量が???



写真では分かりにくいがしらすの山の高さは5cmくらいある。


一旦車に戻り、風呂支度をして、場内の温泉「シーサイドスパ」へ。入浴料金¥1000(夜6時以降は¥860)。平日の夕方だが、地元の家族連れで結構賑わっている。好きな露天風呂もあったが、強風で花粉の飛び具合がハンパではないので、露店を諦め内湯でのんびりする。

余談
今日の墓参りした八王子近辺は杉が多いためか、生まれて初めて本格的?な花粉症を発症!いままでも多少鼻がぐすぐすすることはあったが、今日は違う。くしゃみが連発、目は痒いし、鼻水がひっきりなしに垂れてくる。誠子マミーから花粉症初心者とからかわれる。誠子先輩はすでに薬を処方していてさらに点鼻薬でばっちり防御。ほとんど影響が無いとのこと。見習わなくては。明日は風がおさまってくれたらいいのだが。

3月5日

昨夜は10時に就寝し、朝一番で「河津桜祭り会場」駐車場に向かうつもりだったが、夜半に起きてしまった影響で目が覚めたのは7時半。それも誠子マミーがとっくに起きていて私を起こそうと意図的に?音を立てて出動準備をしていたから。

あわてて身支度を整え朝食もとらずに出発。1時間ほどで到着したが、幸い、祭り会場の駐車場はまだ空いており、良い場所を確保できた。これでようやく安心して車内で朝食を食ることができた。

朝食後、屋台をひやかしながら、河津川の土手へ。屋台が切れ目なく並んでいる堤の道を川に沿って上流方向へ向かう。開花状況は満開からそろそろ葉桜になりかけといったところ。ところどころ菜の花が咲いているところもあって、桜の濃いピンクと黄色の菜の花とのコラボレーションが楽しめた。







今回印象的だったのは、歩いている人の5割以上は中国人を中心とした外国人(東南アジア)で占められていたこと。大きな声で団体を組んでやたらに撮影しまくっているので、まるで外国人に囲まれているような感じだった。

河津は有名になり過ぎたのか平日でもかなりの混雑。2時間ほど滞在して下賀茂温泉に向かうことにした。前回の教訓で下賀茂温泉のほうが河津桜を落ち着いて鑑賞できるので。河津から南下して下田を経て、かなり南になるので、それだけ観光客が限られるということ。

実は今日のランチは弓ヶ浜の「青木さざえ店」で食べることにしていたため、早めに河津を後にしたもの。1時間ほどで「南伊豆休暇村」の駐車場に到着。この向かい側に青木さざえ店がある。



日本の砂浜100選に選ばれた弓ヶ浜


店の前の看板をチェックしてからドアを開けて入ってみたが、誰も出て来ない。お客はちらほらみえたが店の係り姿が見えない。ややしばらくしてからようやく係りが登場。誠子マミー曰く、「しーとさんが着ているジャンパー(ワークマン製の職人用)を見てお客と思われなかったのでは?」とクレーム出し。



機能一辺倒のこのジャンパーは車で出かけるときはポケットの数が多く、それぞれ大きくいので私は気に入っているが、誠子マミーは最初からいい顔をしていなかった。お出かけの時に毎回クレームがついているが、今回もその一環か?

そのジャンパーがこれ!襟のフェイクの毛皮が気に入っている?


ようやく店の人が気がついてくれて席に案内され、改めてメニューをチェック。どうやら昼と夜のメニューに区別は無いようだ。海鮮大好きな誠子マミーが選んだのは「舟盛り定食」。この店の売り物であるアワビとサザエがメインの刺身、それに伊勢海老のグリル、鯵のたたきもあってそこそこボリュームがありそう。で、私は無難に名物「さざえ丼」。

先に運ばれたのがさざえ丼。2mm!ほどに薄く切ったさざえを卵と玉ねぎでとじたもの。さざえは薄くても火を通すと硬くなるのか、しっかり歯ごたえがあったというより、噛み切るのが難しいほど。ただし「さざえ」の量はわずか。



続いて舟盛り定食が到着。
伊勢海老がザリガニ程度の小ぶりなものだったのがご愛嬌だったが、刺し身の中では「アワビ」一番美味だったよし。誠子マミー大満足。私は少々不満。



そこで店の看板にあった「金目のコロッケ」を追加した。これはさすがに看板メニューらしく金目の身がたっぷり入った揚げたてのクリームコロッケで、これは旨かった。さざえ丼の満足度は70%、コロッケを追加してようやく100%になった。
めでたしめでたし。



二人とも満足して第二弾河津桜物のため「道の駅下賀茂温泉 湯の花」に向かう。道の駅の手前2kmの所で広大な菜の花畑「元気な百姓の花畑公園」を発見。付近に駐車場がなく、いつも横目で見て通りすぎていたが、今日は向かいにコンビニがあることに気が付き、車を止める。
たまたまスピーカー用の電池が切れていたので、ちょうど良かった。

ここは観賞用菜の花畑でちゃんと木道もできている。いつも残念な思いがあったが今日は晴れて花畑の中に入り景色を堪能。菜の花の後方に桜がちらほら咲いているのが見えとても雰囲気のある写真が撮れた。花畑の奥に行ってみたら何の事はないバスも駐車可能な専用の駐車場を発見。次回はここを利用しよう。





菜の花見物を終えて桜祭りの会場へ。2キロの距離だから歩けないことは無いがもう少し近くまでと思い行ってみた。予想とおり道の駅の駐車場は満杯だったが付近の駐車場に案内された。駐車料金は河津と同じく\500。

さっそく青野川の土手に咲く桜を見に行く。観光客の人数は河津に比べ圧倒的に少ない。おかげでゆっくり散策を楽しむことが出来た。河津より南で気温が高めのせいか、すでに葉桜になってしまった木もいくつか。それでも散り始めているものは無い。今週末が最後のチャンスかな?







場内の売店でソフトクリームを選ぶ。メロンソフトを注文したら、何のことはない普通のソフトクリームに小さなメロンが一切れ差してあった!

桜見物を終えて、まだ日は高かったが「銀の湯温泉」に向かう。ここは時間制で3時間¥700。風呂は内湯と露天があるが、内湯の温度が高すぎるので40度に設定してある露天に直行。露天の庭から土手沿いに咲く桜が見える。

風呂から出て休憩室で涼んでいるとクシャミと鼻水が止まらない。ひょっとして休憩室の窓が空いてるのではと探しまわるがその気配無し。すると誠子マミーが一言。「露天風呂に入らなかった?」考えるまでもなく、今日は露天しか入っていない。花粉症初心者としてはうっかり自分が花粉症だということを忘れていた。露天でおもいっきり花粉を吸ったようだ。

鼻をかみながら車に戻り夕食。昼間が結構なボリュームだったので、夕食は簡素に。コンビニで買ったやきそばとごぼうのサラダをベースに家から持参したがんもどきの煮付け、なめこの味噌汁、イチゴのデザートで済ます。

先ほどの桜見物をした際に観光案内所で午後6時から灯籠流しをするとの案内があった。「天の川プロジェクト夜桜☆流れ星2015」なるもので、LED電球を仕込んだ「祈り星」というアクリルのボールを青野川に流すというもの。ボールの数は5000個というかなりの規模。7日までの限定行事ということでいい時に出くわした。

昼間は暑いくらいだったが、夜になったらぐっと冷える。6時過ぎに会場へ向かう。昼間よりも沢山の見物人が押し寄せている。「祈り星」という名前の直径8.5cmの青白いプラのボールを放流する。来宮橋から九条橋までが流れる区間で、ちゃんと回収するようになっている。太陽電池で充電しまた回収して再使用するのでエコということのようだ。本体はパナソニック製。形は写真のとおり。



さすがに5000個という数は大したもので、6時過ぎに会場に到着しときにはすでに始まっており、川一面に青い光のボールが流れてゆく景色はライトアップされた桜と良い対照になっている。それにしても寒さが厳しい。橋の上が撮影ポイントなので、特に見物人が多い。人の間を探して撮影する。それがこれ。


1時間ほど歩き、下流の回収ポイントまで行ってみた。この寒空の中、川にはいって一個一個回収している人が居る。全部回収できたのだろうか?
なお、この祈り星の絵馬付き放流権?を¥1000で販売中だった。絵馬付きといっても、絵馬そのものはボールの中に入れるのではなく、別途絵馬用の棚に飾るシステム。自分で流すのではないので、自分の祈り星がどれかは分からないだろう。

寒くなったので車に戻り、温泉の効果なのかかなり眠くなってきた。なんとか10時まで頑張るも、睡魔には勝てずついに早めの就寝。

3月6日

5時起床。朝食前に車を道の駅側のPに移動。陽が差していないためか、昨日とは打って変わって冷え込む。しばらく我慢していたが、ついにたまりかねて今回初めてヒーターを入れる。

今日は帰るだけ。8時半に出発。河津から国道414号で道の駅「天城越え」、修善寺を経て沼津というルート。途中「天城越え」に立ち寄り、お土産の「わさび漬け」を購入。ここは標高が高いせいと、風が強かったためか、めちゃくちゃ寒かった。昨日暖かくてセーターを脱がなければならないほどだったのが信じられない。

天城は土産を買っただけでそそくさと出発。ここから道は下りになるのでだんだん気温が上がってきた。どこから有料道路なのかわからないまま、通行料¥200を2回支払い、伊豆縦貫道を通過。降りるICを間違えたが、なんとか三島に出て後は国道1号経由で沼津へ。沼津へ向かったのは、魚市場の「丸天」でランチを食べるため。

漁港に向かったはずが、ナビの設定を間違えて漁港でない食彩市場に到着してしまうというハプニングがあったが、昼前に目的地沼津漁港に到着。さっそくレストラン探し。駐車場は満杯でようやく車を停めることができるほどだったが、その割に通りを歩いている人が少ない。最初に向かった市場の2階の回転寿司「すし廻鮮うお亭」、和食の「沼津魚市場食堂」のどちらも人影がなく、あまりにも寂しすぎるので敬遠。いつもの「丸天」に向かう。今日は新しくできた「丸天みなと店」。店内はほぼ満員状態。なんとかテーブル席を確保。我々が入ってから続々とお客がやってくるが、入店できず寒空の中外で待機している数が段々増えてくる。12時前に来ていてよかった!



誠子マミーが注文したのは「海鮮丼」プラス「鯵フライ」、「マグロの串焼き」。私は「かき揚げ丼」。写真のように立てたままでは食べにくいので、横に倒して召し上がって下さいとのアドバイスあり。ちょっと多いかと思ったがやはり多かった。途中で天つゆが足りなくなるほどかき揚げ丼は量が多すぎて持て余し気味。これに鯵フライを追加したのは失敗。残念ながらかき揚げ丼のご飯は殆ど残してしまう始末。省エネの時代に申し訳なかった。さすがにマグロの串焼きは誠子マミーにお任せ。二人とも堪能を通り越して苦しい。



食後、一路自宅を目指す。いつもながら環八の用賀からの渋滞には泣かされる。今日も例外ではなく青梅街道を超えるまでづっと渋滞。結局自宅に到着したのは午後4時。最後の渋滞でどっと疲労が増した感じ。

今回のハイライトは下賀茂温泉の「夜桜☆流れ星」。帰宅後調べてみたらこの天の川プロジェクトは日本全国で行われているようで、昨年5月には隅田川で開催、流された祈り星の数は10万個だったそうだ。

さて次回はどこへ?