直線上に配置  
  第一次北東北キャラバン    
2014年7月23日~31日
 
月山にて
 
 
例年夏は北海道長期キャラバンと決めているが、今年は誠子マミーのスケジュール調整がつかず、北東北キャラバンに切り替えた。暑い東京を脱出してなるべく涼しいところで過ごすというが一番の目的。それから今から数十年前「鬼首」のキャンプ場で見た満点の星空を何とかもう一度見るのが二番目の目的。

7月23日
たまった仕事を午前中に片付けて夕方出発。今夜は行けるところまで行って涼しいところでP泊というアイデア。午後4時出発。佐野SAで簡単に夕食。那須ICを降りたのは午後7時半。まずは風呂探し。ICすぐ近くにある「那須山温泉」で入浴。8時40分に風呂から出て、P泊場所探し。できるだけ涼しいところを選んでいたら「那須ロープウエイ」の駐車場に到達。到着時刻は午後9時20分とかなり遅い時間になってしまった。駐車場にバックで入れるときに例によってガードロープに引っ掛けてしまい擦り傷ができた。幸先悪し。気温は20度以下。涼しいのを通り越して寒いくらい。疲れていたので直ぐに就寝。



7月24日
昨夜は夜半に強い風が吹きだし、体が冷えて気が付き、慌てて窓を閉めた。気がつくまでにかなり時間が経ってしまったので体が冷えきってしまい熟睡できず。そのまま4時半に起床。

今朝は「ペニーレイン」でパンを買って、テラスのレストランで朝食を食べることにした。オープンまで「道の駅那須高原友愛の森」でしばらく待機。



このパン屋さんは有名店なので売れ筋のパンは買いそびれる可能性もあるので、7時半に道の駅から店の駐車場へ移動。開店時間8時だが、10分前に「どうぞお入りください。」との案内でめでたく入店。レストランは木立の中のガーデンレストランで雰囲気良し。サービスしている係りも有名店にありがちな尊大な雰囲気は全く無く、初めての私たちにも親切に対応してくれた。

下の写真は「ペニーレイン」のテラス席


まずはベーカリーで売れ筋ですぐに売り切れそうな「甘栗パン」、「ベリーパン」他を購入し、あらためてレストランに向かう。ここはベーカリーで買ったパンをテラス席に持ち込んでドリンクだけオーダーしても良いが、私達は定番の「モーニングプレート」をオーダー。紅茶が出るまでしばらく時間がかかったが、やがて運ばれてきたプレートの豪華なこと!最初にオニオンスープ。これもオニオンの香りだけのスープでは無く、オニオングラタンからチーズを除いたようなしっかり身のある本格的なスープ。美味しかった。プレートに乗っているのは、厚切りの食パン(千切って食べやすいよう細かくナイフの切れ目が入っている)、サラダ、ソーセージ2種(ウインナーの2倍の大きさで食べ応えあり)これがジューシーで旨かった。さらにベーコンエッグ(卵はオムレツ)。これもかなりの量!さらにデザートのヨーグルト(ヨーグルト状だがちょっと味が違う)。
焦って食べてしまい写真を撮り忘れた!

全部食べたら満腹を通り越し、結果的にランチを抜く羽目になった。これで\800というのは極めてリーズナブルと言えよう。大満足。

あらためて道の駅に戻り、スタンプをゲット。9時38分那須ICから高速に入り、盛岡を目指す。毎度のことながら東北道は変化が少なく単調なドライブが続くので、結構疲れる。盛岡には午後4時到着。

土曜日からの八幡平のキャンプ場でのミニオフ会に備えて「盛岡のイオンモール」にて食料品、その他必要な品々を調達。・・・・したはずが、食料品の買い出しに気を取られ、後で中身をチェックしたら、せっかくメモしておいたのにメモを出し忘れ買いそびれたものが出てきた。二人ともそろそろ危ない年齢になったということか。

ガソリンを補給してから「八幡平」へ向かう。それにしたもガソリンが高くなったのを痛感。カムロードの80Lタンクを満タンにすると軽く1万円を越えてしまう。
余談だが今回のキャラバンで最もウエイトが高かったのがガソリン代。総費用の約30%!これに高速代を足すと50%を越えてしまう。今後はあまり長距離キャラバンは控えなくては。

最初に「八幡平温泉森の湯」温泉で汗を流す。ひなびた温泉で入湯料は\600也。露天風呂もあり、湯の温度も高過ぎずちょうどいい感じ。昨日誠子マミーに聞いた風呂上がりの暑さ対策「最後に水風呂にさっと浸かる」を試して見た。確かに風呂上がりでも汗が吹き出てくるような状況にはならなかった。



八幡平はさすがに標高が高いためか風が涼しい。今夜のP泊は見返峠と決めていたので、まだ陽があるうちに出発。しばらくして誠子マミーが大きな駐車場を見つけてくれた。ここは「松尾八幡平ビジターセンター」だった。気温はさきほどの温泉と同じくらいで十分涼しいので、夜道を走るリスクを避け、ここでP泊決定。明るいライトが夜通し煌煌と照っているので防犯上もありがたい。残念ながら余りに明るいので星は見られず。星の見物は明日に延期。



7月25日
昨夜は八幡平でも標高の低いところだったが、暑苦しくなく比較的順調に寝られた。
5時半起床。快晴で気分よし。誠子マミーはとっくに起きていて散歩に出る格好で待機。一緒には出られないので、散歩は先に行ってもらう。トイレに行こうとしたら、ビジターセンターのトイレはシャッターが閉まっていて使用不可。オープンは8時となっている。まだ時間があるので、山頂の「見返峠」に向かうことにした。

6時に出発。「アスピーテライン」は最初からかなりの急坂で、セカンドとローギアを交互に使ってあえぎあえぎ登る。段々霧が出始めたが、「見返峠」の数百メートル手前で濃霧になってしまった。ほとんど前が見えない。誠子マミーにも手伝って貰い、センターラインを確認しつつノロノロ進む。突然小屋が見えたと思ったらそこが駐車場入り口だった。9時オープンとなっていて、誰も居ない。これ以上前には進めないのでここで待機。レストハウスが開店前なのでトイレも使えず。もっとも霧が晴れてから確認したらレストハウスとは別に24時間使用できるトイレ棟があった。



早めの朝食を食べながら霧が明けるのを待つ。ネットでの八幡平の天気予報は9時から晴れとなっている。車内のTVニュースで天気を確認しながらしばらく待機。駐車場は後から1台やってきただけ。さてあと1時間半、晴れるのだろうか?
一休みしていたらいつの間にか9時を過ぎていた。ようやく霧が晴れて周りが見えてきた。駐車場の向かいには岩木山、裏側は八幡平頂上が見えるという絶好のロケーションだったことが分かった。さっきから駐車場の係りが車の周りをウロウロしていると聞き、駐車料金\500を支払にゆく。(この駐車場は夕方5時以降朝の9時まではは無料開放)
まだ風が強く八幡平頂上への散策は無理そうなので、しばらくあたりえをウロウロする。やっとレストハウスが開いた。上空にはまだ厚い雲が。



しばらくして風が弱くなったのを見て、山頂へのハイクへ。良いスポットがあったらスケッチをするつもりで道具を担いで登る。駐車場の標高が1541m、山頂が1613mだからたった72mの登山。 結構重装備の人もいるが中にはヒールあるいは草履ばきの人も! 山頂の周りを一周したが1時間ほどの軽いウオーキングだった。肝心の山頂は山頂を示す柱が立っているだけで、多分あっただろう小屋は解体されてブルーシートの中!回りは林で視界は全く無く、「なんだこりゃ!」という感じ。



途中の八幡沼を見下ろす展望台が一番眺めが良かった。鏡沼にはまだ残雪が水面に残っており、たまたまその一部が溶けて水面に落ちた瞬間に居あわせた。水面に大きな波紋が広がり 落ちた雪がその波紋に乗って流れてゆく光景は不思議な感じだった。散歩のルートには残念ながらスケッチできるポイントが無く、道具を開くチャンスなし。





車に戻ったら腹が減ってレストハウスで源太カレー、源太カレーうどんをいただく。うどんは稲庭うどんでカレーがよく絡み結構なお味でした。なおカレーライスは普通のカレーだったがコクがあって旨かった由。因みに源太の由来は近くにある源太岩という名所からきている由。

食事のあと、車をスケッチしやすい位置に移動し、それぞれ気に入ったポイントをスケッチ。今回のキャラバンでの初のスケッチであまり気合が入らず、とりあえず一枚仕上げたが、上手くかけたな!ーと思ったのは手すりの部分だけ。



描き終わってから改めて持参した「榎木孝明の日本の世界遺産」のスケッチ集を確認。部分部分はさほど違いは無いようだが、全体では大きく印象が異なる。もう一度初心に立ち返り勉強のやり直しせねばと反省。

二人ともスケッチを書き上げたので、まだ明るいけれど定例の温泉へ。土産を買った売店で聞いたらここから車で2-3分の所に「藤七温泉」があるとのこと。2ー3分はオーバーにしても近いのは間違いなさそうなので、早速行ってみた。
写真右手の部分が露天風呂。道路から丸見えです。



急坂を下ること5分で到着。崖の中腹から噴煙が立ち上り硫黄臭くなってきたら、そこが温泉。昨日の「森の湯」も鄙びた温泉だったが 、こちらは森の湯が高級に見えるほどのクラシックな温泉。入湯料¥600を支払い別棟の温泉へ。こちらの露天は基本混浴なので、女性用に専用の大型タオルも売っていた。誠子マミーは渋っていたが、結局\1000也のタオル購入。



湯船は傾斜にそって段々畑状にいくつかある。お湯は乳白色の濁り湯。底に泥が沈殿していて、これを肌につけると美容効果がある由。問題は虻が乱舞していること。入ろうとしたらすぐさま2,3匹が襲来。あわててタオルを振り回すもまったく効果無し。なるべく虻が飛んでいない湯船をさがしてウロウロしていたら、上の湯船で誠子マミーが呼んでいる。行って見たらやっぱり虻が!幸いこちらの湯船には虫取り用の網があったので、これを振り回しながら入浴。お湯の温度は見かけほど高くなく快適だったが、いかんせん網を振りながらでは落ち着かない。入浴中に3匹退治。 誠子マミーはもう少し入っていたいということなので、私だけ先に退出。

虻が苦手な方は内風呂を利用してください。

帰る時に係りに聞いたらやっぱり虻に間違い無いとのこと。でもこの土地の人は刺されると痛いけれどね!程度の反応なので私達とは違って免疫があるのかも?そういえば一緒に入浴中のおばあちゃんは事も無げに手に止まった虻をピシャリと潰していた。私は虻毒に極端に反応してしまうので虻どころか蚊も苦手。虻を心配せず落ち着いて入浴できるのは6月頃までとのこと。7月から10月までは虻のシーズンだそうだ。藤七温泉の営業は10月までなので、結論として安心して入れるのは5,6月くらいになってしまう。来年の春出直そう。

駐車場に戻ったら岩手の「めんこいテレビ」が中継をやっていた。キャスターやミス岩手などが来ていた。映像の対象は岩木山らしい。誠子マミーはさっそく中継をしているところを撮影。さて記念になるのかしら?4時からの実況を待って早速テレビのスイッチを入れたが、ここでは「めんこいテレビ」が映らない。昨夜は確かに見えたのに?そういえば昨夜は今の位置から10mくらい離れた場所だった。いまは秋田のテレビ局しか見えない。昨夜と車を止めた位置が10m離れただけで、電波状況が変わってしまうとは。やはりここは秋田と岩手の県境だから、TV電波も影響するのかも?





今回キャラバンの2番目の狙い「星を見る」には、見返峠は絶好のポジションと聞いていたので期待しながら、世が更けるのを待つ。外に出て見たが期待していたほどの沢山の星は見えず。真っ暗だと思っていた駐車場だが、トイレの明かりが一つだけ点いていて 、これが存外明るい。昔、「鬼首」でキャンプした時、真夜中に起きたら満点の星が落ちて来そうなほど近くに見えたのに比べ、やや期待はずれ。とはいうものの東京では見られないほどの星にしばし陶然。誠子マミーは眠気が飛んだそうで、見終わってからお茶を沸かして飲むと言い出すほど。さっきまで居眠りしていたのが様変わり。ただし寒さはかなりのもの。昼間でも23度だったが、現在10度あるかどうか。私は今日のキャラバン記が片付いたので、ようやく寝られそう。

7月26日
4時過ぎに目が覚めた。枕のセットがうまくいったようで首の痛みが無くなった。駐車場は昨日と同じく濃霧の中。しばらくしたら雨が降ってきた。それもかなり強い雨。止むのを待ったが霧も晴れないし雨も止まず。9時にようやく雨が上がったが、霧は晴れず。視界不良で少し離れた車が見えない位。10時まで待機したが霧は晴れない。夕方「八幡平アスピアキャンプ場」で仲間と待ち合わせしているので、あまりのんびりともしていられない。キャンプ場に電話して現地の状況を確認したところ、「後生掛温泉」まで下ってくれば霧は晴れるとのこと。多少不安はあったが濃霧の中出発。見返峠からは急な下りでヘアピンカーブの連続。どんどん高度が下がり、「後生掛温泉」手前でついに1100m。見返峠が1541m だから一気に400m下ったことになる。晴れてきたけれど、それに比例して気温もぐんぐん上昇。さっきまで20度だったのに、もう27度になってしまった。

キャンプ場での待ち合わせ時刻までには余裕があるので、「八幡平ビジターセンター」に立ち寄った。情報収集と誠子用木綿のマフラーを購入。
向かいの「大沼」の自然探勝路を一回りして見た。まだ花は多くない。北海道で数多く見てきた湿原に比べて規模は小さい。続いてちょっと戻って「御生掛自然探勝」に向かう。こちらは草津、蔵王、大分で見たような火山活動の一端を見ることができる。





どこにいっても人が少ない。こちらではまだ夏休み前とのことで、それで人出が少ないようだ。さっきまで涼しいところにいたのに、急に気温の高いところで動き回ると汗が吹き出る。自然探索を終えてキャンプ場に向かう。受付で「銭川温泉」の割引券を貰い、さっそく行ってみた。温泉は道路からかなり下がったところにあり、上から見下ろすとキャンピングカーにはなかなか厳しいアプローチのように見える。しばしためらっていたところ、宅急便のトラックが降りて行った。これをみてチャレンジ決定。もちろんすれ違いは不可。道幅もギリギリで路肩に寄り過ぎる落ちてしまいそうな急な下り。幸い温泉館の前には駐車スペースがあり方向転換ができるのを見てホツ!



温泉は内風呂のみ。虻攻撃を考えると露天は考え物。風情は無いが内風呂で結構。源泉掛け流しのため、湯の温度が高め。あまり長時間は入って居られず。料金はキャンプ場割引で\400也。

風呂から戻り、椅子テーブルオーニングなど設営を終えた。まだ陽が高いので暑い。グーグルの標高で調べたらここは500mくらいだった。夜になったら涼しくなることを祈るのみ。



待ち合わせていたユリウス氏は5時半に到着。お子様方は参加せず、ご夫婦のみ。早速、夕食の支度を始めたが、こちらで用意した豚しゃぶは、お子様方の参加前提だったので、ユリウス家のメニュー(チーズフォンジュ)は明日に回していただき、今夜は当家に任せていただくことにした。私は野菜の用意、レタス、もやしを洗って適当な大きさにカット。大根、人参をピーラーで薄切りにする。豚しゃぶをメイン、肉味噌サラダ、牛タンの塩漬けなど豪華?メニューで。アルコールドリンクはユリウス家にお願いした。下戸な私はソフトドリンク。ビールで乾杯の後、宴会開始。



しばらくして先ほどまで晴れていた空の様子が怪しくなってきた。雲の流れが早くなり風も出てきた。やがて黒い雲がどんどん頭上に迫ってくる。予報では夜になったら天気が崩れるとあったが、間違いなさそう。キャンプ場の係りがやってきてお天気が崩れるのが必至なので それに備えるようとのアドバイス。そこからは雨降りとの競争。シメの稲庭うどんを食べ終わった頃に最初のポツリ。そこからあわてて、机、椅子、オーニング撤収にかかる。雨が本降りになる前にキャンプ道具を片付け、車に積み込み出来てホッとする。

食後のコーヒータイムはユリウス車で。なにせユリウス車はエアコンがついている。このキャンプ場では電源サイトを予約していたので、発電機を使用せず快適にエアコンが使える。今朝まで涼しく過ごしてきた私たちには下界の暑さになかなか慣れないので、本当にありがたかった。ドリップコーヒーを頂きながら明日以降の計画を相談。誠子マミーのフランス旅行のアルバムを見てもらっている間に夜も更けてきたのでお開き。

明日は早起きして「玉川温泉」「乳頭温泉」に向かうことにした

7月27日
平地でのP泊は暑くて寝苦しく何度も夜中に起きて窓の開閉をする。夜更けて雨脚が強くなり、慌てて起きて全開の窓を閉める。明け方までこんな作業を繰り返し。夜明けにソファでうとうとしているうちに朝が来た。やはり夏場のキャンプは平地は避けるべきだった。朝食後、出発の準備をしている時に車の外部収納庫の鍵が抜けなくなり一騒動。この鍵はどうも品質が悪いようで、他の箇所も故障が多い。最終的に鍵がかからないので、ユリウスさんい手伝ってもらい結束バンドで応急修理。次のキャンプ場でAC電源をセットするときにまたやり直しが必要になってしまうが。

修理完了し出発。本日最初の訪問地は「玉川温泉」。キャンプ場からは30分ほどの距離。「玉川温泉ビジターセンター」の駐車場から徒歩で日帰り用温泉「大浴場」」へ向かう。年季の入った木造の吹き抜けの天井が高い。場内には蒸し湯、箱湯、その他各種風呂あり。源泉は酸性。100%源泉は刺激が強そうなので敬遠し、入ったのは50%に薄めた風呂のみ。打たせ湯、泡風呂に入る。残念ながら普通の露天風呂は無い。



風呂上がりに玉川温泉の売り物の岩盤浴の見学に行ってみた。「北投石」という岩が温泉で熱せされていてこの上で寝るシステム。あたりは硫黄の匂いが強い。あちこちで硫黄臭の煙が噴き出しているが、ここで長時間寝ていても大丈夫なのだろうか?





普通の温泉の入浴料は¥600。岩盤浴は特に入場料などは無かったようだったが?
小雨降る中、「玉川温泉」を後に次の目的地「乳頭温泉郷」に向かう。ここから40キロ。約1時間半の道のり。

乳頭温泉に向かう前に田沢湖のスーパー「グランマート」で食材を補充。ついでにガスも満タンに。買い物の後で向かいの「田沢屋敷、宝風」で釜飯の昼食。

準備が整ったところで、乳頭温泉の手前にある「田沢湖温泉郷」にある日帰り温泉「アルパこまくさ」に向かう。1時48分に到着。写真はアルパこまくさの駐車場。



乳頭温泉へ向かう道路は狭いのでキャンカーで行くのはあきらめ、バスで温泉めぐりをすることにしていた。さっそく乳頭温泉行きのバスの時刻表を見たら、6分後に出発だった。あわてて風呂の支度をしてバスに乗り込む。乳頭温泉へ向かうつもりが、途中で「 鶴の湯」入口というバス停を見つけて思わず降りてしまった。ところが山路を歩くこと20分、追い越してゆく車が怪訝そうな顔で通り過ぎてゆく。行けどもいけども目指す「鶴の湯」は見つからない。結局「鶴の湯別館」で日帰り温泉の場所を確認したら、ここからまだ1km先とのこと。すでに午後2時半。日帰り入浴は午後3時までとなっているので、到底間に合わない。泣く泣く来た道を引き返す。雨は激しくなってくるし、さっきおりたバス停へ戻ったけれど、次の戻りのバスまでの待ち時間は1時間近くある。やむなくあらためてすぐにやってきた乳頭温泉行きのバスへ乗車。「田沢湖休暇村」で下車。ここにも日帰温泉があるので、ここで体を温めることにした。一風呂浴びて休憩をとってから、「アルパこまくさ」へ戻る。



それにしても「鶴の湯入口」のバス停留所の表記には問題ありすぎ。普通入口とあったら、そこから3km歩く必要があるとは考えにくい。せめて徒歩で何分、距離は何キロとか書いてくれたらとおもうが? ガイドブックを良くみないでバスに飛び乗った私たちが軽卒だったのかもしれないけれど、観光地ならもう少し気を遣ってくれても? 


上の写真はがっくりして雨の中来ないバスをひたすら待っているところ。

「アルパこまくさ」でユリウス車でフォンジュデイナーのご招待にあづかる。パンのほかにウインナー、ブロッコリー、ポテト、トマトなど。おくらのベーコン巻、グレープフルーツのデザート。ワインを頂き誠子マミーはご機嫌。



車に戻って10時前に就寝。昨夜と違って今夜は涼しすぎて寒いほど。またまた布団を冬用に入れ替え。今日は雨の中結構なウオーキングだったので、良く寝られそう。

7月28日
5時起床 「アルパこまくさ」のお天気は曇り。9時になるのを待って「こまくさの湯」へ。入湯料¥520也。朝の一番風呂は爽快。ユリウス氏と二人だけの貸切だった。お湯は入れたばかりでまだ熱くなくちょうど良い湯加減でほっとする。露天風呂から田沢湖が眼下によく見える。周りの緑が眩しいくらい。しばらくしたら外人さんが一人入ってきた。グッドモーニングと声をかけたが、ニコリとしただけで、会話にならず。何か話題をと考えていたときにまたしても虻が一匹飛んできた。あわてて手ぬぐいを振り回してみたが効果無し。ユリウス氏は虻を見たとたん、反撃することもなく内風呂に戻ってしまった。私も諦めて以後室内の風呂に浸かる。どうも虻は苦手。

写真は風呂から田沢湖方面を見る。


風呂から出て大慌てで「秋田駒ケ岳」登山の支度をする。実は風呂に入る前にアルパこまくさの前の停留所から「秋田駒ヶ岳」の八合目までのバスが出ているのに気がついたユリウスママが周りの景色だけでも見に行きたいとのご希望があり、これに応えたもの。

出発した時は晴れていたが、だんだん高度が増すに連れてお天気が崩れてきた。最初は霧、そのうちに小雨。八合目についた時点では本格的な雨降りになった。登山客も大慌てで山小屋に駆け込んでくる。いくら周りを見るだけといっても、こちらは全員軽装、ユリウス氏は半袖Tシャツ、奥方はサンダル履き、こちらもスニーカーで雨具無し。とても雨の中出かけることもできず、しばらく山小屋にて待機。気温は13度!小降りになったのを見て、ちょっとだけ出てみた。さすがにヒールのあるサンダルで山路は無理。ついに奥方も諦めて帰途につくことにした。八合目までのバス代往復¥1240也。





「アルパこまくさ」に戻ったら昼どき。田沢湖のイタリアンをネット検索し、ナビをセットして出発。ところが田沢湖入口の「はちみつ屋」の隣に「ピザ工房」の看板を見つけて急遽予定変更。同じイタリアンなら近い方がということでこちらに決定。4人で4種類をオーダーしてシェアすることにした。ところが普通のサイズのピザを一人で一枚は私たちの年代には多すぎた。ようやく半分強食べたが残りは無理。お店に頼んで持ち帰りにしてもらった。これが明日の朝食になる予定。





ランチの後、おとなりのはちみつ屋でお土産を!




お買い物を終えて、ここでユリウスご夫妻とお別れ。彼らは弘前へご帰還。ユリウスさん!3日間お世話になりました。



私たちは鳥海山を目指すことにした。
まず道の駅「象潟」に向かう。午後5時前に「道の駅象潟」に到着。さっそくスタンプを押しにゆく。おなじみの展望台から象潟の風景を再確認。残念ながら鳥海山は雲の中で見えず。



夕食は久しぶりの海のそばでのP泊なので、誠子マミーは海鮮をご所望。ご希望に応えるべく「岩牡蠣」を探すも道の駅のレストランでは売り切れ。たまたま車の中から道の駅の向かい側の料理屋を見ていたら「岩牡蠣あります」の旗が見えた。すぐに車を降りて偵察に行ってみた。岩牡蠣の有無を確認したら「ありますけど一個¥600」とのこと。フライではなくて生牡蠣であることを再度確認し誠子マミーに報告。勿論誠子マミー文句なし。

さっそく料理店「鳥海山」へ。誠子マミーは岩牡蠣と地魚海鮮丼、私はお腹に昼のピザがまだ残っている感じなので、控えめの稲庭うどんと天ぷらのセットを。ざるうどんはつるつる入るので食べやすい。天ぷらもさすがに仲買人資格を持つ料理人がいるだけにエビもなにも新鮮。大変結構でした。誠子マミーの地魚は10種類くらい乗っていたが、名前を全部覚えきれず、名前はわからなくても結構なお味だったそうだ。



岩牡蠣が大きいので手と比較。


さて今回の東北ツアーで海岸を走るのはこれが最後になるはず。なんとか海鮮メニューが確保できて良かった。そうそう象潟名物、肝心の夕陽は食事から戻る時に赤く見えていたが、日の入り時刻を間違えてようで、海辺に出た時にはすでに沈んでしまった後だった!残念。

7月29日
昨夜は夕日を見損なったものの、予想外に涼しい「道の駅象潟」でよく寝られた。もっとも涼しすぎて毛布を追加する必要があり、夜中に起きてしまったが。ここでのP泊の問題はエンジンをかけっぱなしのトラックが居たこと。街道沿いの道の駅では良くあることだが、このケースは極端だった。アイドリングをはるかに超える出力でエンジンを回していたとしか思えないトラックが一晩中大音量を響かせていた。早めに気がついたので、明るいうちに遠く離れた場所に移動しておいて正解だった。それにしてもあの音量の中で運転手は寝られたのだろうか?

7時半に「鳥海山」を目指し道の駅を出発。「鳥海グリーンライン」経由で五合目の「鉾立展望台」へ向かう。途中からかなりの急坂になりセカンドとロウギアを交互に使ってようやく五合目に到着。約50分のドライブ。登山者用駐車場に車を停めて、登山ガイドを物色するためビジターセンターを訪問したが、9時半開館とのことで、登山マップは入手できず。もっとも下山後に改めて覗いて見たがパンフレットの類は一切置いて居なかった。ここは鳥海山の案内のための展示物のみという珍しいビジターセンターだった。



気を取りなおしてさっそく象潟口の登山道から登る。最初はなだらかな舗装路、続いて木道だがすぐに岩だらけの急な登りになる。岩を階段状に積み上げてあるが 一つ一つのステップが高いので結構疲れがくる。これが尾根伝いにえんえんと続く。50分で秋田県と山形県の県境を示す杭があった。





登山口からここまで1キロとの表示。ここから「賽の河原」まであと900m。私たちが目指すのは高山植物の群生が見られる7合目なのだが、登山口から4キロある。ドライブガイドによれば7合目から本格登山になるので、花見物なら7合目までにしておく方が良いとあった。私たちは登山靴を用意せずスニーカーで登れる程度と勝手に勘違いしていたようだ。中高年のグループがたくさん登ってくるが、スニーカーはいない。







賽の河原の手前で大きな雪渓に遭遇。結構長い、しかも斜度がある雪渓を横切らねばならないが、雪も深いし滑るのでスニーカーでのチャレンジは無理。やむなく引き返すことにした。ここまで1時間半。雪渓が見られただけで良しとしよう。ステイックも車においてきてしまったので、下りがちょっと厄介だったが、同じく1時間半かけて下山。登山路は尾根伝いで日陰が全く無し。暑さの影響もあって、久しぶりの山登りはこたえた。



五合目の稲倉山荘で昼食。ラーメン、蕎麦、いずれもとても旨いとは言えなかったが山小屋だったらこんなものかな?何と登山ガイドのパンフレットはここでゲットできた。それも置いてあるのではなく、受付で保管してあり、お願いしないとダメなのだが。

何はともあれ汗を流したいので、直ぐに下山。国道7号線沿いにある「鳥海温泉保養センター あぽん西浜」で汗を流す。風呂は熱めだったが、バブルの寝湯が良かった。料金は¥350と格安。さっぱりして今夜のP泊地を探す。まず「道の駅鳥海ふらっと」に行って見たが、国道沿いで車の通行量、騒音もかなりある。しかも気温は32度!夜になったら昨日の象潟のように涼しくなる可能性はあるかもしれないが、保証の限りではない。涼しさが確実なところで月山を選択。鳥海ではスタンプだけ押して出発。

月山に向かう前にガソリンの補給とATMで資金手当を行う。ガスはセルフ。

まず情報収集のため「道の駅月山」へ。ここでスタンプをゲットしてから、月山登山情報をいただく。情報コーナーの親切な係りに登山地図と、ルート地図をいただき、具体的なアドバイスも頂くことができた。最終的に「姥沢」の夏スキー用リフトを使うコースが負担が少ないことが分かった。さっそく「姥沢」へ。またしても急坂の連続で車が可哀想なくらい。午後5時過ぎに姥沢到着。広い駐車場には乗用車が5、6台止まっているだけ。もう夏スキーのシーズンは過ぎたのかも。



たまたまバス待ちをしていた同年齢とおぼしき2人組に状況確認。鳥海山と同様上の方になると雪渓が結構あるとのこと。アイゼンが必要とまでは言わないが、登山靴でも滑るので気をつけるようにとのアドバイスをいただいた。月山頂上まで2時間半は見た方が良いとのこと。

夕食は車内で残り物をアレンジして簡単に済ます。陽が落ちたら先ほどまでの強い日差しが一挙に無くなり、あっというまに涼しくなった。窓を一箇所だけ開けているが、もう寒くなってきたので、寝る前に閉めねば! 今夜も安眠できそう。

7月30日
月山姥沢のPで一夜を過ごし、今朝5時に起床。月山登山のペアリフトは8時に運転開始なので、じっくり時間をかけて登山の準備。念のため車の荷物を捜索したところ誠子マミーがスイスで買った登山靴が出てきたが、私のは置いてきたみたい。幸いステッキはあった。私の方はレンタルのアイゼンで対応することにした。

ちょっと早めにリフト乗り場へ。すでに夏スキー合宿の学生が多勢待機。リフト代往復\1030とレンタルのアイゼン¥500を一組借りた。リフトのルートの下にニッコウキスゲがたくさん咲いていた。これなら高山植物見物は期待が持てそう。



リフト頂上で念のためアイゼンの試着。案の定登山靴で無いので微妙にセッテイングが難しい。何とか装着できることが確認できたので勇躍出発。最初は木道が続くが直ぐに急な雪渓に遭遇。かなりの急斜面で一応ロープは整備されている。ここでアイゼンの出番。簡易型でつま先部分だけゴムベルトで留めるものだが、効果は抜群。ほとんど滑ることなく踏破。誠子マミーはさすが登山靴で足跡頼りでこちらも無事踏破。







ここからは雪渓はあったがアイゼンを使うことは無かった。登山道は昨日の鳥海山と同じで自然石の岩が階段状に積み上げているところが多い。ステップが高いところは足が上がらない。今回はステッキを持参したのだが、それでも結構疲れた。50分で「姥ケ岳」1653mに到達。ここから「牛首」まで30分。



問題はここから。ステップ状に組んだ岩のサイズが大きくなり、傾斜も急になる。牛首から月山頂上まで50分。かなりタフなルートだったが頑張ること40分。

頂上直下の稲荷神社とお地蔵さんのところに到着した時、突然誠子マミーが不調を訴え、その場で横になってしまった。目の前が暗くなって気分が悪いとのこと。慌てて水分を補給し、休養を取らせた。20分ほどで復調するも、これ以上無理はできないので、月山の頂上まであとわずかというところで登頂断念。その代わり休養を兼ねて記念にスケッチを描くことにした。描いていたのは30分位だったが、大分体力が回復できたようなので記念写真を撮って下山にかかる。





石ころだらけの急坂なので登りと同じ位時間がかかるし、登ってくる人も多いのですれ違うにも時間がかかる。



下りのルートは時間節約のためショートカットしたが、こちらも往きと同じ位急な雪渓を下る羽目になった。アイゼンだけでは無理で、設置してあったロープを握りしめながらのスリル満点の下りではあった。



下りのルートなのに、不思議なことにリフト小屋が近くなるにつれて登りが多くなる。結局、随時休憩を取りつつ持参した水がなくなった時にリフト小屋に到着。何とか誠子マミーも無事に下山できてよかった。
本日の登山に要した時間は5時間20分。

翌日、新聞で「前日に牛首付近で疲労で動けなくなった老人(72歳)がヘリで救助された」という記事があった。「72歳は老人なんだな」と別の感慨はあったが、誠子マミーが二の舞にならなくて良かった。疲れの原因は昨日の鳥海山登山の疲れが十分取れていなかったことにありそう。お互いあまり無理はできない年齢になったということだろう。

リフト乗り場に着いたのが2時過ぎ。ここで遅いランチを。かき揚げそばを食べたが、私はお腹が受け付けず半分しか食べられなかったが、先ほどまでヒイヒイ言っていた誠子マミーは何と完食!あの騒ぎは何だったんだ!

かなり汗をかいたし疲労もハンパでは無いので、すぐに温泉へ移動。ここから30分ほどのところにある「道の駅にしかわ」へ。ここには温泉「水沢温泉館」が併設されている。やはり温泉は疲れが取れる。すっかり気分良くなったところで、誠子マミーにはしばらく涼しい休憩室で休んでもらい、こちらは清涼飲料水などを買い求め、車の窓を全開、風通しを良くしてP泊の準備にかかる。一段落しソフトクリームとエスプレッソで休憩しているときに、誠子マミーがお昼寝から帰還。車内はまだ陽が高いためか、いっこうに涼しくならない。これでは寝られそうも無いので場所を移動することにした。近くで標高の高いのは蔵王だが、車で1時間くらいかかるので、暗くならないうちに出発。

山形道から中央東北道経由で上山ICへ。ここから蔵王ラインで蔵王中央高原へ向かったが、8月3日のクロスカントリー用にどこの駐車スペースもレース関係者用の札があってロープが張ってある。仕方なくそのまま蔵王エコーラインへ向かう。結局「お釜」のリフト乗り場のPを見つけたのは陽が落ちるというか、まだ明るさが辛うじて残っていた午後7時。 「道の駅西川」から予定外の2時間もかかってしまった。さすがにここまでくると涼しい。先客のキャンカーが2台とまっていたので安心して停める。



車内にある保存食で簡単に夕食。ホントは「道の駅西川」で豪華デイナーの予定だったのだが、午後五時で閉店になってしまった。道の駅のレストランは少しの例外を除けばほぼ例外なく5時に閉店になってしまう。やはり市町村が経営する関係かあまりーユーザーの都合を考えていないようだ。象潟のように温泉など公営でない会社が経営する道の駅のようになって欲しい。
今夜は熟睡できそう。誠子マミーだけでなく私も疲労困憊で10時就寝。

7月31日
7時半に出発。白石ICで東北道へ。途中国見SAで休憩。おみやげに好物のずんだ餅を買う。駐車場には自衛隊のトラックが大挙してとまっている。よく見ると大砲(自走砲)を引いている。間近で見るのは初めてで、誠子マミーも目を丸くし見ていた。



那須ICで降りて、11時、往きに立ち寄ったパンの「ペニー・レイン」を再び訪問。お隣りと自分用にパンを各種購入。昼時だったので、ちょっと早めだったがランチにすることに。モーニングプレートは午前10時までで、その後はメニューにあるものもテラス席で食べることができる。昨日の夜は粗食だったので、ランチはがっちりいただくことにした。私はビーフシチュー、誠子マミーはマスのパイ包み焼き。ビーフシチーはとろけるほど柔らかく煮込んであり、ドミグラの濃さもくどくない。私の作るシチューよりは濃い目だが、好みの味で比較的さっぱりといただけた。誠子マミーのパイ包みは見るからにサイズが大きくて持て余しそうだなと思っていたら、やっぱり残していた。私達には二人で一つで十分なようだ。ランチにも満足して帰途につく。





東北道から外環を経て自宅間近まで来たところで、なんとトラックと接触。といってもオーニングがトラックのミラーに接触しただけだが、保険の関係上、警察へ連絡しなければならず、結構大事になってしまった。見たところミラーに傷もないし曲がっているとも思えない。もちろんオーニングのほうも無傷。

帰宅後保険会社経由いで先方から連絡あり。「ミラーは損傷が無いので、請求無し」との結論。やれやれ。オーニングは高い位置にあるので、滅多にほかと接触することは無いので安心していたが、今後気をつけなければ。
これで何とか無事に東北キャラバンは終了です。