直線上に配置  
   伊勢詣オフ兼広島キャラバン    
2014年3月6日~13日
 
     
 

3月6日(木曜日)

午後誠子マミーの英会話講座の終えるのを待って午後3時35分、光が丘を出発。この日は伊勢湾岸道の「刈谷SA」まで行くことにした。オフ会は土曜日からだがその前に京都で知人と会うため。
午後8時10分無事に到着。
さっそく日帰り温泉「かきつばた」で長距離ドライブの疲れを癒やす。

3月7日(金曜日)

午前8時に刈谷を出発、途中新装なった「大津SA」に立ち寄り、中身ををチェック。

駐車場が(1)大型車(トラック専用)と(2)バス、乗用車が離れた場所に設置された。なお乗用車スペース脇にシャワートイレ完備の専用トイレが新設されており、わざわざ本館のトイレまで行く必要がない。キャンカーには有り難いP泊向き?になった。今後関西方面に出撃する際に使うことが多くなりそう。

レストラン棟の2階には見晴らしの良いフードコートとレストランもあってこちらもメニューが豊富。また3階には展望台が設置されていて、ここからの琵琶湖の眺望は素晴らしい。ここは使えそう。



記念にカフェでチョコラタを飲んで見たが、これは絶品。今まで飲んだチョコレートの中では一番だった。

さてここからドイツから一時帰国している友人との再会のため京都へ。

昼前に定宿?にしている「京都国際会館」に到着。友人が来るまで車内で待機していたら、あっという間に雪が降ってきた。それもかなりの量。あたりいちめん銀世界になるかと心配したが途中で晴れて良かった。再会できた時刻が2時過ぎになり、外食はやめて誠子マミーが作ってきた手作りの中華ちまきとサラダで車内で簡単にランチ。2時間ほどのミーテイングだった。帰りがけに記念写真を撮影中、最期の一枚のところでうっかりカメラを落としてしまい、あえなくご臨終!当家のカメラは寿命が短い。写真が無事だったのが幸い。


ブルーな気分だったが、夕方になって気をとりなおして京都見物に出かける。地下鉄の会館前から四条烏丸まで行き、河原町あたりを見物するつもり。大通りから一歩入った裏通りが良いと聞いていたが、なかなかそう簡単には見つからず、夕方になり寒さが厳しくなってきたこともあり、あえなく京都市内見物は断念。自家用お土産としてケーキを2つ購入。
京都の夜は冷える。戻ってからFFヒーターはつけっぱなし。

3月8日(土曜日)

京都を発ってオフ会参加のため伊勢へ向かう。

名神、新名神、伊勢道を経由し伊勢市へ。さっそく「イオン伊勢」で食材を調達。しばらくしてトイレに行くとどうも排尿時の不快感が消えない。どうやら昨年もやった前立腺炎になりかけの模様。あわてて最寄りの病院探し。こういう時はiPadが役に立つ。すぐイオンのそばの山崎病院が見つかった。今日は土曜日なので、診察時間は午前中のみ。気がついたのが11時半だったので、あわてて駆け込む。親切な病院で旅の途中だというと検査を省略し、持参した薬局の処方箋を参考に1週間分のクスリを処方してくれた。助かった!



とんだアクシデントで買い物を途中で切り上げているので、あらためてイオンに戻り、飲料水ボトルその他の必要品を購入、ついでに店内のレストランで遅いランチ。「きしめんと小さい親子丼」のセットで昼飯を終える。きしめんはさすがに本場?に近いせいかつるつるシコシコでうまかった。

どたばたしたが、ようやくお買い物を終えて集合場所、ロッジ「カンパーニャ志摩」へ。到着したらすでに大半の仲間が到着済みで、自分たちは最後の方のグループだった。狭い駐車場内に11台のキャンカーを泊めるので、大変。なんとか納めて仲間と合流。すでにコテージでは宴会が始まっていた、当家からは「ちまき」とキウイフルーツを提供し、持ち寄りのご馳走によるの大宴会に合流。大人と子供で大変賑やか。この会にはあまり参加していない私達は半年どころか1年ぶりの再会をした方が大半。それでもしーとさんは有名人らしく、直ぐに仲間入り。



じゃんけん大会


北海道での「セグウエイ」体験で盛り上がる。「パラグライダー」体験はさすがに同調者が少なかった。持参したPadで私のHPの画像を見せながら説明。やっぱり話よりも絵のほうが分かりが早い。

宴会の最後で持ち寄りスイーツのじゃんけん大会で盛り上がったところでちょっと体調が悪くなり、お先車内にもどる。処方してもらったクスリを呑んでなんとかしのぐ。明日良くなってくれればと思いつつ就寝したが、やはり夜間に違和感があり、何度もトイレにたつ。背筋もさむくなかなかね疲られない。明日からのスケジュールはどうなるのだろう?

3月9日(日曜日)
 
夜明けて寝不足気味なるも、体調はまずまず回復した模様。

今日は「伊勢詣で」本番。予定では午前6時にサイトを出発し「伊勢神宮内宮」に向かうことになっていたが、出発できたのは午前6時半。40分ほどで内宮に到着、さすがに駐車場はこの時間は空いていたので、無事に11台のキャンピングかーが揃って駐車できた。まずはこれで第一難関は突破できた。まずはここで全員の記念写真を。



全員そろって内宮へ。参詣道を「おかげ横丁」を見ながら歩くこと15分で内宮の大鳥居の前に到着。、各自記念写真を。鳥居の前で一礼し、正宮へ向かう。途中の祈祷所でご祈祷の申し込み。息子が無事に結婚できたのでそのお礼参り。他のメンバーは先に正宮のお参りに行ってもらい、私たち二人だけお祓いを受ける。ご祈祷料は最低の¥5000でお願いした。同時にお祓いをうけた他の方々もどうやら¥5000組らしい。
お祓いを終えて、お札をいただきあらためて正宮へお参り。今度は自分達の分をお願いする。お参りを終えて車用に交通安全のお守りをゲット。



おかげ横丁で他のメンバーと再度合流。まだ朝飯前だったので、朝食代わりにいろいろスナックをいただく。タコ天、コロッケ、「伊勢うどん」など。伊勢うどんは讃岐うどんとはまったく別物。汁なしなところは生醤油うどんと似ているが、味は甘くてうどんは非常に柔らかくてコシが無い。二人でひとついただいたが、あっと言う間にペロリ。消化は良さそう。これで昨日処方してもらった薬が飲めるようになった。



皆さんにはここでお別れし、誠子マミーの買い物につきあい、またまた3度めのイオンへ。買い物を終えて駐車場に戻るとまたまたメンバーが続々と終結。ぜぶらさん、ヒグマさんの修理工作オフが始まった。私のほうは天井につけておいたロールカーテンが脱落してしまったので、ついでにここで修理。自分で取り付けたはずだが、元に戻すやり方を忘れてしまい、エライ手間取ってしまった。

悪戦苦闘しつつなんとか修理完了。

あらためて皆さんにお別れのご挨拶をして出発。目的地は広島の世界遺産「
厳島神社」。

昨日来た道を逆戻り。伊勢道、新名神、名神と乗り継ぎ午後1時に「大津サービスエリア」に到着。昨日目をつけておいたレストランでお目当ての近江牛のランチを。私はビーフシチュー、誠子マミーは近江牛レモン焼肉を選ぶ。ビーフシチューの近江牛が小ぶりで「ごろごろ感」は無いが、タンシチューのように柔らかく煮込んであって、食べ終わったら結構充実感あり。まあお値段相応か?(¥1580)


オーダーするときに一悶着あり。いつもご飯は半分にしてくれとお願いするのだが、まず絶対に半分にはなっていることはない。8分目くらいが普通で、なかなか正確に半分にしてもらえない。今回は念を押してみた。ウエイトレス曰く「残せば良いじゃないんでは?」との暴言!戦前派としてはなかなかよそってもらったものは残せないのだ!
結論はちゃんと半分になってました。

遅いランチを終えて、記念に屋上階の展望台に登って記念撮影。

あとは一路広島へ。名神、中国道、山陽道を経由し、午後5時半に岡山の「吉備SA」に到着。さすがに疲れた。

3月10日(月曜日)

今日は早々と早朝7時に吉備SAを出発。一路広島を目指す。目的地は宮島の厳島神社。出発前に清水を補給。あまり使わなかったはずなのに入るはいる。結局30リットルも!



小谷SAで小休止し、宮島に到着したのが9時過ぎ。フェリー乗り場付近の駐車場を探すも、どこもキャンピングカーには優しく無い。フェリー乗り場近辺の駐車場は5mを越える車は基本はお断り、OKの場合でもマイクロバス並みの¥3000を要求される。教えられた¥1000の駐車場を探し回るもダメだった。やむなく涙を呑んで¥3000支払いフェー乗り場に一番近いところに駐車。どうも今日は出だしからついてない。今朝の星占いでは好機とあったのに。でも駐車場はスペースを広く取ってくれてドアを開けても他の車と接触しないようポールを立てるなど丁寧な対応ではあった。

写真右手が駐車場




宮島口から「厳島神社」へは5分程度の船旅?それにしても着桟のときのスピードコントロールは絶妙。立っていてもショックはほとんどなし。さすがプロ。と妙なところに感心しつつ上陸。

まずは厳島神社へ向かうと、早速鹿のお出迎え。



厳島神社の拝観料は¥300。干潮だったため海辺に降りて大鳥居を撮影することができた。もっとも大きなものかと思っていたが、遠目のせいかあまり大きさを感じることはなかった。







参詣をおえて後背地にある「弥山」へ。途中の土産物店で焼き立てもみじ饅頭をいただき元気をつける。登山道を歩くこと15分で、ロープウエー乗り場へ。今日のお天気は晴れたり、曇ったり、ついには雪が降ってきたりと大忙し。ロープウエイの乗り場で料金を確認したら、往復¥1800也。後から来た若者2人は料金表をみて顔を見合わせ断念した模様。我々は次の機会は何時に鳴るかわからないので、思い切って乗ることに。ロープウエイは2段階で分かれていて、これを乗り継いて終点の獅子岩駅へ。ここの標高は430m。ただしほぼ海面からの高さだがら正味400mくらいか?結構急斜面をもぼってきた感じ。


本来、獅子岩駅から弥山まで徒歩で登山するのが本道らしいので、そのつもりだったが、頂上についてしばらくしたらお天気が急変。なんとただでも寒いのに雪まで降ってきた。しばらく考えたが、この後のスケジュールを考えると無理はできないと判断し、あえなく登山は断念。弥山への登山をやらないとロープウエイの料金の割高さが目立ってしまう。残念!



麓に降りてきたらとっくに昼を過ぎてもう1時前。今朝は早い朝食だったので、お腹がすいた。戻り道の途中で見つけた茶屋で、宮島名物の「あなご飯」をいただく。このあなごはかなり良く煮込まれていて生臭さは皆無。出汁の山椒が利いていて旨かった!漬物と味噌汁が付いてお値段は¥1500也。



港に向かう直前に「千畳閣」と「五重塔」を見学。千畳閣木組みと飾ってあった多数の絵馬に面白いものが多数あった。



フェリー乗り場に戻り、今夜のP泊地と温泉探し。車中泊ガイドで目をつけておいた呉の「音戸の瀬戸公園」へ。ガイドによれば公園から800mのところに日帰り温泉があるとのこと。これはP泊には持ってこい。午後5時にようやく探して落ち着く。しばらくして気がついたが場内の階段を登ると何とそこに日帰り温泉「汐音」があった。これはラッキー、勇んで風呂の支度をして温泉館へ。ところが今日は定休日(毎月月曜は定休日なので、皆さん気をつけてください)。駐車場(第一)は下の建物に向かって右側にあります。



がっくりきたが昨日も風呂なしだったので、なんとかせねばと思い、あらためて風呂探し。ようやく12キロほど離れたところに見つけ、あらためてそちらへ向かう。日帰り温泉の名前は「昭和の湯湯楽里」。一度車でアプローチしたが、駐車場がせまく断念。誠子マミーのアイデアで、ここから近い「ニトリ」の駐車場をお借りすることにした。もちろん誠子マミーの枕を探すのが一応の目的。買い物は後に回し、まずはお風呂へ。歩くと結構距離があって15分ほどの道のり。風呂はよかったがシャンプー、リンスなどは無い。それだけに料金は¥600とリーズナブル。このところシャンプー有りのところに慣れていたので、あわてて脱衣所に戻りシャンプーを持ち込む。

風呂をおえてあらてめて音戸の瀬戸の駐車場へ戻る。さすがに夜間は車が少ないが照明が明るいのでまずまず安心。ところが翌日気がついたら音戸の瀬戸公園はここから更に登ったところにあり、ここは前記の日帰り温泉の第二駐車場だった。といっても綺麗なトイレ(24時間OK)もあり、温泉客でない車(トラック乗用車)も昨日から結構停まっているので、P泊用には使えそうというか使ってしまったが。



私がブログを更新している間、誠子マミー今回はツアーで初めて絵本作成にいそしんでいる。もっともテレビを見ながらなのでなかなか捗らない。

3月11日(火曜日)

朝食後、本当の「音戸の瀬戸公園(高鳥台)」に行ってみた。P泊地からかなりの急坂を5分ほど登ったところにある。こちらにもきれいな24時間トイレあり。ただ駐車台数はさほど多くないし、微妙に斜度があるので、人によってはP泊には向かないかも?



こちらには「音戸の瀬戸」を開削したといわれている平清盛像があった。展望台からは音戸の瀬戸は勿論江田島、倉橋島など遠くに宇品あたりまで見える絶好の眺望。しばらく景色を楽しんでから、山口県を目指す。







今日は誠子マミーの希望で当初は計画していなかった「錦帯橋」へ向かうことにした。理由は簡単。私がどうしても行きたかった「やまとミュージアム」が何と火曜日定休につき本日不可となったため、時間調整の意味もあって錦帯橋を入れたもの。



錦帯橋には10時40分に到着。ありがたいことにここは駐車場が広くしかも無料。昨日の宮島とは大違い。橋を河原から見るだけなら拝観料?も無し。ただし、橋を渡る際に維持協力金として¥300が必要になる。橋の維持に協力する意図を示すことにし、橋を渡ってみた。アーチが5つ連続した形だが、真ん中の2つのアーチが太鼓になっていて、橋桁の足組が異なる。歩く場合はこの部分のみ段差があまり無い階段状になっている。この段差が低すぎて結構歩きにくい。記念撮影をしつつ、対岸まで渡る。





茶店で世界で一番種類が多いと豪語しているアイスクリーム屋でゆずソフトを買ってみた。いつものように二人で1コだが、味は普通だが、量が多かったので、これで十分。



その後「石人形のミニ資料館」を見学。「ニンギョウトビケラ」の幼虫が河原の小石を体液でまとめたもの。珍しいとは思ったが、あんまり綺麗とは思えず、一生懸命に説明してくれたおじさんには申し訳なかったが、見学だけしてお土産購入はしなかった。ストラップにするにしても、ちょっとデザインが?



めだたく錦帯橋見学を終え、昨日定休日で見学できなかった熊野の「筆の工房」へ向かうため広島へ戻る。その前に昼飯だが、これまた誠子マミーの希望で「牡蠣」をなんとかせねば。山陽道の宮島SAのインフォメーションでキャンピングカーが止まれる牡蠣料理のお店を確認。宇品の「かき小屋」がお勧めとのこと。隣が公園で大きな車でも駐車は問題ないとのことだった。果たしてキャンカーの駐車が可能かどうか不安は残るものの、他にあてもないのでこれに従うことにした。錦帯橋から約1時間で、かき小屋のあるみなと公園に到着。かき小屋は見つかったが、問題は駐車場。付近の駐車場は高さ制限があって、入れない。あちこち探し回るも長さ制限、幅制限、高さ制限にひっかかりどこもダメ。困り果ててフェリー乗り場のそばにある無人コインパーキングを見つけ、なんとか入場。出るときにチェックしたらやはり上記制限に全部ひっかかっていた。無人のコインパーキングだったのが幸い。

車を置いて勇んでかき小屋へ。ここはセルフサービスでまず獲物を選びお会計を終えると係のお兄ちゃんが炉端に案内してくれる。購入したのは牡蠣1キロ、ホタテ2枚、あわび1枚と牡蠣飯でシメて¥3100也。カキ1キロでさほど多そうに見えなかったが結構数がある(15枚?)。





後は係りのお兄さんがて取り足とり焼き方を教えてくれる。エプロン、軍手、トングをもらい、厚手のエプロンを着て、早速く調理?開始。カキはほとんど誠子マミーが食し、私はカキ2コとホタテで満足。牡蠣飯は半分づつ頂いたがこれで満腹。





牡蠣は焼いているうちに爆発することがあって、あちこちでパカーン!と派手な花火が打ち上がっていた。熱い牡蠣殻が飛び散るのでエプロンは必須。平日なので、オープンしている小屋は1つだけだが、それでも場内は満員の盛況。お客は観光客と地元の人が半分づつといった具合。結構皆さん沢山召し上がっていて当家はすくない位。



牡蠣を堪能して大満足した誠子マミーを引き連れ次なる目的地、熊野の「筆の里工房」に向かう。女子サッカーのなでしこがもらった化粧筆で有名な熊野にある筆の博物館といったもの。場内には筆の歴史、当然ながら文字の歴史も含んでいる資料をパネルで紹介。私は筆の作り方を紹介したビデオが一番参考になった。





誠子マミーはやはりお土産の化粧筆と絵筆を購入。ただし全部自分の小遣いで買った由。入場直前に持参した予算を使い果たしてしまい、ATMを探し求めたが、結局見つからず。このパフォーマンスが利いたようだ。作戦成功!

これで全ての行事を終え、今夜のP泊地、音戸の瀬戸の汐音の第二駐車場に戻る。昨日は定休日で温泉に入れず残念な思いをしたが、今日は晴れて入場。風呂は音戸の瀬戸を見下ろす高台にあり、眺めは抜群。お風呂も露天の炭酸風呂が37.1度で長湯にはもってこいの熱さ。30分ほど長湯を堪能。大変結構でした。





さて明日は持ち越しのやまとミュージアムを見たら帰途につく予定。往きはよいよい帰りは怖い。
果たして東京まで何日かかるだろうか?

3月12日(水曜日)

今朝は暖かい朝で朝のうちはもやっていた。

今日は「やまとミュージアム」見学がメインテーマ。8時過ぎに音戸の瀬戸公園を出発、市内の「やまとミュージアム」へ。普通なら15分程度で到着するはずが、道路工事でナビのルートが使えない。呉線の線路が邪魔で海岸側へのアピローチに手こずり、何度かアプローチをやり直してようやく駐車場に納めることができた。おかげで入館時刻の9時ちょっと前になったので、待機時間が無くなったので良かったかも?



やまとミュージアムはさすがに資料豊富で見どころが多いので駆け足で見るのが難しい。パネル表示が多いし、館内の照明は押さえてあるので目が疲れる。誠子マミーは早くも頭が痛いと文句を言う始末。半分ほど見学した後で、たまたま館内ツアー開始のアナウンスがあり、あわてて参加。これはガイドが口頭で説明してくれるので結構楽チン!約1時間の駆け足ツアーだったが、いろいろエピソードなど交え、面白く聞けた。



一番聞きたかったのが、建造船価だったが冒頭に説明有り、現在の価格で約3000億円とのこと。イージス艦が1隻1500億円と思えばさほど高くはないのだが、飛鳥などの豪華客船でも1隻500億円であることを考えると、やはり軍艦は高い。船体そのものよりも装備品(兵器)がめちゃめちゃ高いということ。

やまと以外にいろいろエピーソードが披露してくれたが、これが以外に面白かった。
山本五十六がロンドンに出張した際に食べたビーフシチューの件。帰国後コックに作らせたが、ドミグラソースが作れず醤油と砂糖で味付けしたら肉じゃがになってしまったというエピソード。ホテルニューオータニの屋上回転展望レストランの回転機構は何とやまとの主砲の砲塔回転する技術が使われていること。水上飛行機(偵察機)を飛ばせるためのカタパルトの技術者が戦後新幹線の台車つくりにノウハウを伝えたこと。オート三輪のマツダの創設者が呉海軍工廠の出身で、独立して自動車会社(マツダ)を起こしたことなどなど。

あまり軍国主義礼賛のムードがあったら嫌だなと思っていたが、技術的な側面に絞ってあって、比較的好意的に受け止めることができた。ただし、ちゃんと全部を見学するには丸一日でも十分かどうか。見学される方は相当時間に余裕をもって行かれたほうが良いと思います。

ところで、事前に見たガイドブックではミュージアムの隣に展示してある「鉄のくじら館」と称する潜水艦の内部見学ができるとあったので、さっそく行ってみた。受付の女性案内が自衛隊のキャップをかぶっているのを見て気が付いた。ここはミュージアムとは無関係で海上自衛隊の広報の一環らしい。今更引き返すのもと思うと同時に、やっぱり中を見たいという欲望に勝てずにこやかな挨拶に迎えられて入場。見学ルートには爆雷、魚雷、掃海艇などの解説があり、これらを一巡した後で、艦内ツアーへ。



艦内は想像以上に狭い。映画「レッド・オクトーバーを追え」で見た様子とは大違い。もっともレッド・オクトーバーは原潜だし、大きさも違うから仕方ないのだが。士官のベッドでも3段ベッド。ベッドのサイズは我がキャンピングカーのベッドとほぼ同じ。寝た場合の上部空間は当家の下段ベッドの方がちょっと高いようだが、ほぼ同じようなもの。居住性が良いとはとても言えない。艦内至る所に計器、パネル、配管がむき出しで、歩くのも大変。これで何日も過ごすのはさぞかしストレスが溜まることだろう。記念に潜望鏡を覗かせてもらったが、このお値段がなんとなんと6億円もするとのこと。軍備は金がかかるということ。


見学を終えてランチ。となりのカフェ(BEACON)で海軍カレーをいただく。カレーには2種類あって、¥980の水兵カレーと¥1480の士官カレー。おすすめを聞いたら士官のほうが人気が高いとのことだったので、こちらを注文。出てきたのをみたらカレーにタンシチューのタンが載っているだけ!だった。良く煮こまれたタンは旨かったが一切れしか載ってないし、コストパフォーマンス的にはどうかな?お子様ランチのように軍艦旗が立っているのがご愛嬌。



ランチの後呉港内の遊覧船ツアーと思っていたが、乗り場まで行ってチエックしたら、水曜日は午前中の2便しか無い。仕方がないので「お散歩クルーズ」と称する江田島までのフェリーを往復で乗るクルーズに。ここで問題が。どこでこの切符を買えるのか? チケット売り場が閉まっていて分からない。結局隣の別会社の窓口で確認したら、大変親切にターミナルの売店で売ってくれると教えてくれた。窓口に到着してからチケットを買うまで30分もかかってしまった。
ところでこのクルーズは江田島での下船は出来ず、乗船した船でそのまま戻ってくるというもの。まあ海上から護衛艦、造船所で建造中の船舶をみるのも良いかということで乗ってみた。幸い良いお天気でデッキから各種護衛艦を見ることができた。

これにて広島での行事は全て消化し、帰途に着くことに。

山陽道は予想外にアップダウンが多く、3~7つのトンネルが連続していることもあって、その数が中央道よりも多い印象。名前のように海を見ながら走れるものと勘違いしていたが、とにかく山坂の連続で、キャンカー泣かせ。

帰り道は低気圧の影響で風雨が強く、難儀しましたが、この後順調に走行し、途中三木SAで一泊し、3月13日の午後5時過ぎに無事帰宅。
全走行距離は2100キロだった。