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  2013年北海道ロングキャラバン   

2013年7月19日〜8月5日
 今回のキャラバンのハイライト グライダー体験


 日程  行程
7月19日 自宅→東北道「前沢」SA
7月20日 前沢SA→青森県 道の駅「小川原湖」
7月21日 小川原湖→大間→フェリー→ 函館
7月22日 函館→道の駅「くろまつない」
7月23日 「くろまつない」→道の駅(ニセコビュープラザ」
7月24日 「ニセコ」→マオイオートランド(長沼)
7月25日 長沼→道の駅「風Wとままえ」
7月26日 道の駅「風Wとままえ」→道の駅「稚内」
7月27日 稚内→東神楽「フローレオートキャンプ場」
7月28日 東神楽→美瑛→ 東神楽
7月29日 東神楽→道の駅「しほろ温泉」
7月30日 士幌→道の駅「なかさつない」
7月31日 中札内→マオイオートランド(長沼)
8月 1日 長沼→道の駅「余市」
8月 2日 余市→道の駅「くろまつない」
8月 3日 黒松内→流山温泉
8月 4日 流山温泉→函館→フェリー→津軽SA
8月 5日 津軽SA→自宅
 
 
 


例年6月下旬に出発するのだが、今回はいつもと異なり7月の中旬に出発することになった。誠子マミーの体調があまり快調とは言えず、ロングキャラバンに耐えられる程度まで体調が回復するのを待って出発。 

総走行距離は4117キロ、使ったガソリンは523ッター 燃費は7.7キロだった。

東京から大間(青森)までは東北道を自走。フェリーは往きは大間港から函館港へ。帰りは函館港から青森港へ。

それにしてもガソリン代が高くなったのには参った。今回の最大のコストはガソリン代だった。総予算の1/3にもなってしまったのには後で経費を確認してびっくり。

来年はもう少し移動距離を減らして効率よく旅をすることを考えなくては。涼しいところで定住し、動かないのが一番かもしれない。

7月19日 自宅→東北道「前沢SA」  走行距離 463キロ

9時45分に自宅を出発。

長期キャラバンに備え、出発直前まで洗濯、ゴミ捨てなどでバタバタしたが(誠子マミーだけ?)なんとか10時前に出立できた。

写真は出発直前に誂えたサングラスをかけてご機嫌な誠子マミー。

今回は青森でなくて大間から函館に渡るため、いつもより長距離を走らなくてはならない。距離的には100kmほど増える感じ。昼食は早々と羽生PAで。誠子マミーはがっちり「とんかつ丼」、私は「黒ゴマ坦々麺」。ランチの後は1時間置きに休憩をとりつつ時速90〜100kmで安全運転を心がける。

今日の目的地「前沢SA」には午後5時半に到着。

まだ運転できるとは思うものの、すでに走行距離は460kmを超えているので、ここは慎重を期すことにして、今夜はここでP泊。

ランチがヘビーだったため夕食は抑えめに。誠子マミーはご当地名物「めかぶうどん」、私は「ミニ牛すき丼」。もっともミニとは言え、結構御飯の量が多かった。残念ながら?というか当然ながら値段からして前沢牛ではないようだ。

一昨年の北海道キャラバンの際は、東北道を北上するにつれ気温がぐんぐん上昇。仙台あたりを通過した時は35度を越えていたと思うが、今回は梅雨明けということもあってかなり過ごしやすい。

前沢SAまでの間で一番低かったのが23度、一番高くても26度。暑い東京からすると天国とまでは行かないが、ようやく人心地ついたという感じ。

夜は窓をあけたままでは涼しすぎるので、寝る前に閉め、天井の換気窓のみ開けておいた。それでも夜中に寒くて目が覚めてしまい、あらためて布団をかけ直して寝る始末。

7月20日 前沢SA→道の駅「小川原湖」 走行距離 319キロ

5時起床。さわやかな目覚めだった。世間は今日から夏休みに入るので愛車の周囲は朝から賑やか。駐車場はこの時間満杯にはなっていないが、混まないうちにと思い7時に出発。

今日はまず「八戸」を目指す。当初の目的地は「久慈」だったが、あまちゃん人気で混雑が予想されたため敬遠し、八戸に変更。

誠子マミーの希望を入れて八戸で海鮮グルメ三昧に決めた。八戸の「八食センター」には10時過ぎに到着。さっそく場内へ。評判とおり、広い場内には魚屋さんがメインのお店が目白押し。ひとつひとつ見てあるくも大変。

一通りお店をチェックしてお買い物。生の魚はまだ先が長いので敬遠し、乾き物を中心にあちこちショッピング。買い物を終えてから、早めのランチタイム。

誠子マミーは魚屋さんで寿司を購入。これを持参して場内の休憩所へ。ここにはそのためのテーブルと椅子が設置してある。

私は海鮮以外のものを探して歩きまわるもなかなか無い。結局休憩所の向かいにある「八戸せんべい汁」のお店で「せんべい汁」だけを。

二人並んで静かに食べる。向かいに座ったファミリーは牡蠣、イカ、てんぷらなど大量注文。ビールをがんがん呑んですっかり宴会気分。

ランチを終えて、予約したフェリー乗船日の22日までどう過ごすかこれからの旅程を検討。

結論は東北地区の「道の駅スタンプラリー」に参加することにした。

まず道の駅「六戸」に行ってスタンプ帳(¥200)を購入。ここで記念すべき第一号のスタンプを押し、「七戸」「小川原湖」、最後に「みさわ」を順に回る。
写真は馬と戯れる誠子マミー(みさわにて)

当初は「みさわ」でP泊と考えていたが、小川原湖のほうが活気があるし、向かいが駐在所というところが気に入って引き返す。

戻る途中で道の駅「小川原湖」のすぐそば(600m)に日帰り温泉「玉勝温泉」を見つけた。

早めの入浴タイムとし、さっそく入場。日帰り温泉施設というよりは、銭湯のイメージ。入浴料は破格の¥210!

湯船は内湯のみで2つ。うち一つには超音波発生機が設置してある。このマシンを抱いて超音波を浴びる仕掛け。

カランには昔ながらの湯と水の栓が2つあって、温度を調整するのだが、これがなかなかうまくいかない。湯の温度はちょっと高め、多分42度以上はありそう。あまり長湯できず。

道の駅へ戻り夕食。売店で買ったおにぎりに東北道のSAで買ってきたトマト、きゅうりのサラダ、味噌汁で簡単に済ませる。

今回は出発前にじりじり体重が増えつつあるのが気になり、いつもより気をつかうことにしている。

今夜も涼しい。よく寝られそう。

7月21日 道の駅「小川原湖」→大間→フェリー→函館  走行距離 160km

今朝5時の気温は20度。半袖で外に出たら寒い。昨夜ここでP泊したキャンカーは3台。まだ誰も起きてこない。昨夜は早めに就寝したので当然目覚めも早くなる。

簡単に朝食をとってから付近を散歩。道の駅の名前に湖が入っているのに湖が全く見えないので探しに出た。すこし離れたところに展望台があり、ここから小川原湖が一望できるもののさほど良い景色とは言えず。

道の駅周辺の道路は環境に不釣り合いなほどの高規格道路。道の駅の隣には地域交流センターのま新しい立派な建物があり、屋根には巨大なソーラーパネルまで設置してあった。無駄に税金が使われているのか?あるいは原発マネー(六ケ所村関連)なのか?

この後大間に向けて走行中、六ヶ所村に通ずる道路が一見高速道路のような立派なもの。その先の道の駅「横浜」を過ぎ再処理施設につながる道路も立派なものだった。こちらは間違いなく原発マネーだろう。

散歩を終えて7時に道の駅を出発、一路大間を目指す。今日の観光の目玉は「仏ヶ浦」だが、ここは海上からアプローチする方が楽と言われている。まず佐井村の観光船の乗り場を目指す。

小川原湖からの距離は140キロ。ナビで調べたら4時間半となっている。仏ヶ浦の観光船は一日に3便しかないのだが第2便が10時半出発で最終が午後1時半!出発時間から逆算して、どうみても最終便しかないなと諦めて走っていたら、意外に道がすいていて、ナビの到着時刻ががどんどん早まる。

最後は10時5分到着との表示に!最終的には楽勝で10時半の便に間に合った。

仏ヶ浦は佐井港の船着場から陸奥湾を30分ほど航行し、「仏ヶ浦」到着後上陸して見物(ただし30分以内)というスタイル。

船は遊覧船というより高速艇なのでかなりのスピードが出る。あんまり速度が早いので船酔いするヒマが無かった。



海上からはさほど豪壮という感じは受けなかったが、上陸してそばでみるとさすがに壮観。







仏ヶ浦見物を終えて大間に戻りネットで調べたマグロ料理店、「かもめ食堂」を探す。

ところがこれがなかなか見つからない。苦労したあげくようやく見つけたお店は何と廃業!

誠子マミーがわざわざ玄関まで出かけてなにやら打ち合わせしている。奥方のお話では、ご主人が昨年亡くなったのを契機に廃業した由。ネット情報は鮮度の判断が難しい。〜残念。
他にお店はないかと探すもこのあたりの店は夜の営業のようで準備中の札ばかり。

結局お目当てのマグロは幻に終わってしまった。

最後の頼みの綱、ここなら食堂くらいはあるだろうと大間の「津軽海峡フェリー」のターミナルに行ってみた。我々の予約した便は翌朝の出発だが、ダメ元で今日の午後便(2時発)が空いているかどうか聞いて見た。なんと日曜日にも拘らず空きありで目出度く予約変更。ターミナルの食堂でランチをかき込み、乗船。

これにて大間に別れを告げ函館へ。大間から函館は90分の航海。昼寝をしていたらあっという間に函館到着。船酔が心配だったがまったく揺れず。

函館到着後、日帰り温泉「七重浜の湯」へ。

夕食は大間のリベンジを兼ねて地元の有名店?回転寿司「函太郎」へ。買い物は24時間営業のスーパーセンター「TRIAL」へ。国道際で深夜まで車の通行が多くてうるさかったが、大沼まで行く気力無くここでP泊。
  

7月22日 函館→道の駅「くろまつない」 走行距離 200km

昨日は誠子マミーが頭痛で早々とベッドに入ってしまったので、一人でTVの参院戦速報を見る。民主党の負け戦は予想していたが、その他の野党もあまり伸びていない。野党勢力がある程度揃わないとチェック機能が十分働かないのではと懸念。今後大きな問題になりそうな気がするが、選挙の大勢が読めたので私もベッドへ。

まくらの具合が今ひとつで熟睡した気分ではなかったが、朝まで起きず。

二人とも5時前に起床。P泊した場所が場所だけにせめて朝食は環境の良い「大沼公園」ですることにした。早々と5時半に出発。

大沼公園には6時に到着。駐車場は開いていたが早すぎて管理人が居ない。居るのは犬の散歩に来た地元の方々くらい。

車内でパンとヨーグルト、トマトで簡単に朝食。食後に公園内を散策。お天気は曇りで気温も低い。

駒ケ岳は雲の中で絶景は拝めず。島巡りコース(20分)を徒歩で見る。まだ観光客は居ない時間なのでゆったりと回ることができた。



沼には睡蓮が沢山咲いていた。説明書きを見るまで「蓮」と「睡蓮」は別物であるとは知らなかった。

 

散策を終える頃になって天気が崩れ出し、雨がポツリポツリ降り出したのでスケッチはあきらめ、大沼から移動。

我が家では雨の日は原則移動日としている。ただ移動するのでは寂しいので東北に引き続き、北海道でも道の駅スタンプラリーに参加することにした。

まず最寄りの道の駅「つどーるプラザさはら」へ。ここでスタンプ帳(\150)を購入。北海道の第一号のスタンプをゲット。

次に「ゆう遊森」へ向かい2つめのスタンプを。外の売店で珍しい果物を見つけた。

ズッキーニのような色をしたもので、「かんろ」と書いてある。形は「マクワウリ」そっくり。おじさんに確認すると「本州ではそう言うらしいね。」とのこと。黄色いマクワウリはメロンより旨いと思っている私が見逃すわけもなく、おおきめのやつを¥500でゲット。今夜が楽しみ。

 さらにキャンプ場での夕食用に海鮮コーナーで冷凍のタコしゃぶとホタテのマリネを購入。これも楽しみ。

道の駅の屋上には展望台があり雄大な駒ケ岳が見られる。たまたま雲が少し上がって半分だけだったが見ることができた。それがこれ。

道の駅「ゆう遊森」を出発する頃になってついに雨が本降りになってしまった。

ここから今日の目的地道の駅「くろまつない」まではちょっと距離があるので、ランチをすることに。長万部で名物カニを食べることにした。街に入って最初の「鈴木カニ店」に入店。

ここはレストランではあるが、ウインドウには持ち帰り用の大きな器に入ったカニ飯が多数。どうやらお弁当が主体のようだ。メニュー欄の一番上にあるカニ重を注文。食後にコーヒーサービスが付いて¥950。そぼろ状の味の付いたカニがご飯の上に敷き詰めてある。このカニの味付けが丁度良い。ちょっと大目のご飯だったがほぼ完食。二人とも大満足。やはり出来たてはお弁当とはひと味違う!

昼飯を食べて眠気が覚めたので、「くろまつない」へ向けて出発。5号線をニセコ方面へ。どうせ雨だし、することもないので、途中で温泉に行きたくなり、手前にある「ぶなの森温泉」を目指す。

ところが何度トライしてもナビが方向音痴になってしまいたどり着けず。なんどかいったりきたりしたが、ついに交番で場所を確認し、ようやくブナの森温泉にたどり着くことが出来た。このため数十キロは無駄に走った感じ。ガソリンも高くなっているのに残念。ちなみに今日は150.8円だった。

温泉は建物も立派で、従業員も親切。風呂の温度はちょっと高め。内風呂が2つ、露天が1つと標準的だが、まだ新しいので雰囲気は良い。相客は1人だったのでほぼ貸切状態。昨日の大混雑の「七重浜の湯」とは大違い。寝不足も解消されそう。

ちなみに今日は7月22日で夫婦の日という設定なので、¥500ところ¥400に割引きしてくれた。ちょっと嬉しい。

風呂から上がり道の駅「くろまつない」へ。ここで待望のソフトクリームをいただく。くろまつないには牧場が多いので乳製品は美味い。ハムソーセージも名産で売店に並んでいる。今日はここでP泊。お仲間のキャンパーも数台居るがやはり男一人旅が多い。

食後に「かんろ」を食べてみた。ズッキーニ風のきゅうりという感じでマクワウリとは大違い。しゃきしゃき感が皆無。ジューシーさに欠ける。こりゃ失敗したか。

雨も上がったので明日は晴れるかな?

7月23日 黒松内→ニセコ 走行距離 125km

昨夜は早めに寝たので目覚めも早く5時に起床。今朝は曇りだがすこし晴れ間もみえる。

昨日道の駅で買ったペッパーハムを朝食にいただく。あんまり薄く切れているので一枚一枚剥がすのが面倒。味は良かったが。

それから昨夜試食した「かんろ」にヨーグルトを乗せてデザート代わりとした。甘味料を加えたらなんとか食べられるようになった。まだ少し残っているので明日も食べねば。やっぱり自信が持てないものは買うべきではないという教訓? でもチャレンジ精神は無くしたくないし。

朝食を終えて今日はスタンプラリーに勤しむことに。まず近辺の道の駅、「蘭越(らんこし)」「ニセコ」「真狩(まっかり)」「京極」の4駅をを制覇することにした。

最初に「蘭越(らんこし)」に行ったが時間が早すぎて事務所が開いてない。管理人が来るのは1時間後とのことで、やむなくここは断念。次の「ニセコビュープラザ」へ。ここではスタンプをゲットできた。観光案内など多数頂戴してから「真狩」(まっかり)へ。

真狩に向かう途中で湧水が出ているところを発見。足りなくなった清水を補給することにした。10リットル入りのタンクでやるのだが、重いしバランスが難しいので骨が折れる。

腰をまた痛めぬよう注意しつつ、なんとか3往復で完了。飲料水用ペットボトルは京極で補給することにした。

 

水汲みを終えて真狩へ。こちらは細川たかしで有名な真狩村なので、道の駅の構内にもちゃんと記念コーナーがある。ここでも目出度くスタンプゲットし、ついでにソフトクリームをいただく。

コーヒーの中に牛乳ソフトが入っていて、混ぜて食べると結構いける。誠子マミーと半分づつ仲良く分けて食べる。

最後に湧水で有名な京極へ。懸念していたがやはり観光客が多い。ばかに賑やかだと思ったら中国語が飛び交っている。

 

飲料用の2リットル入りのペットボトルを2本満タンにして車に戻る。

京極を出発してから 中国人パワーに圧倒されてうっかりスタンプを貰い損ねたことに気がついた。もう戻れない。また帰りにチャレンジしよう。

自宅を出て、すでに5日目。洗濯物が増えてきたので、コインランドリー探し。ネット探した店は普通のクリーニング店だった。ネットでは時々こういう失敗がある。もっとも隣がDIYの「HOMAC」だったので、壊れてしまった踏み台(2段ベッドに登るために使用)の代替品を探す。幸い売れ残りが1台あったのだが、現品限りで薄汚れていた。レジにて値引き交渉の結果、¥500円引きで手を打つたところで、壊れた台の処分もお願いする。

倶知安でコインランドリー探し。は苦労した末にようやく発見。溜め込んだ汚れ物を一挙に洗濯できた。衣類の洗濯が終わったので、こんどは体の洗濯。前回も利用した「まっかり温泉」にゆくことにした。ここは露天風呂からの羊蹄山の眺めが素晴らしいので気にいっている。

入浴料は¥500だったが、入場したら入っているのは自分だけ。湯の温度が熱めなのが問題だが、半身浴ですっかり気分よし。

温泉の駐車場から見た羊蹄山

さあ、これから待望の夕食。
真狩からニセコに戻って中華の「広州屋台」だ!名前は屋台だが、れっきとしたお店。まあ鄙にはまれな名店といって良いだろう。ニセコに来たときは必ず寄ることにしているほどのお気に入り。

「ニセコビュープラザ」に着いて資料の整理が一段落したところでお店に行ってみた。ところがなんということか、店先には本日休業の看板が!ありゃりゃと思うもいたし方無し。結局ありあわせの材料で車内で夕食を作る羽目になってしまった。道の駅「ゆう遊森」で買った「たこしゃぶ」と「ホタテのマリネ」がメイン。その他有り合わせの野菜でサラダ。出来上がったらかなり豪華なデイナーになった。

しめはさとうの御飯でおじやにしたらこれが絶品だった。広州屋台にいけなかったのは残念だったが、これはこれで美味かったので良しとしよう。

 

7月24日 ニセコ→マオイオートランドキャンプ場(長沼) 走行距離 152km

昨夜は10時になったら急に眠くなりそのまま就寝。おかげで目覚めがはやく午前4時!でも外はもう明るい。誠子マミーは寝ているので、起こさぬよう慎重に行動。iPadを持って道の駅の休憩コーナーへ。ここには屋外だがテーブルと椅子がある。さすがに半そでだと肌寒いがここは我慢。

傘の下が休憩所

明日のグライダー体験のメールを確認。搭乗は明日の午前9時半決定とのこと。申し込みした際の条件に「雨天中止」とあるので明日の天気が気になるが、札幌地区のお天気はあいにく曇りのち雨とのこと。果たして大丈夫だろうか?

朝食を終えて付近の散策を終えた頃になって雲が薄くなり陽もさしてきた。この分だと延び延びになっていたスケッチを描くことができるかもと思い、7時過ぎに小樽を目指して出発。実は前夜当地のTVで「オ−ンズ春香山ゆり園」の実況番組があり、なかなか良さそうな場所に見えたので行ってみることにしたもの。

今回キャラバンから車の装備をリニューアルして、DVD付きの16インチTVとフルセグチューナーを設置した。ワンセグのほうが手軽だが、肝心の天気予報が地名がボケてしまって見えないのが難点。やはり4アンテナのチューナーは予想していたよりもはるかに写りが良い。上記のお出かけ情報なども安心して確認できる。

後ろに見えるTVの後ろにチューナーがあります。

 

国道5号線をひたすら小樽方面へ。途中余市の手前のフルーツ街道沿いに「さくらんぼの店」が並んでいる一画があり立ち寄り。誠子マミーはさっそく一箱お買い求めになった。

余市ではスタンプを押すために道の駅「スペースあっぷる余市」へ立ち寄り。残念ながら事務所がまだ開いていないので、入り口で証拠の写真を撮る。これがスタンプ代わり。

「春香山やまゆり園」には9時50分に到着。ここはスキー場の斜面全体にゆりを植えてお花畑にしてある。中級クラスのゲレンデなのでかなり斜度はある。


麓から頂上まで約1kmあるのでリフトを使うことにした。帰りの急坂を無事に降りることができるようリフト乗り場でストックを借りる。頂上までは約5分。



麓では分からなかったがリフトを降りたらそこは色とりどりの満開のゆりの花畑。さっそくスケッチ帳を取り出し、スケッチしようと思うも何せ斜面なので、足場がおぼつかない。

結局椅子は出したものの立ったまま写生開始。途中地元のTVクルーが撮っても良いかと聞きにきたが、うっとうしいので謝絶。もっとも誠子マミーは撮影しても良いと思っていたらしい。

入れ替わり立ち代り見物人が通るついでに覗き込むので落着かない。それでも誠子マミーは慣れているのか、自分の絵に自信があるのか、堂々と対応している。さすが20年のキャリアはたいしたもんだとあらためて敬意を表する。

炎天下での写生は頭がくらくらする。熱中症にならぬよう水をのんだけれど、途中でくらっとすることがあり、あわてて描き終えることにした。それでも1時間半は続けたようだ。

  

帰り道はリフト代をケチって歩いて下山したが、急坂の上に滑りやすいので極めて歩きにくい。麓についたら暑さと疲れでヘトヘト。久しぶりに足が笑ってしまった。日ごろウオーキングで鍛えていたはずなのに意外に脆かった。残念!

そろそろ昼時なので、走りながら適当なレストランを見つけようと思ったが、5号線沿いにはあまり格好のレストランが無い。あるのはラーメン屋くらい。結局札幌に到着する手前で見つけたとんかつのお店「玉藤」でランチタイム。久しぶりのとんかつは上手かった。三元豚とあったが、揚げ方が良いせいかもたれない。

御飯はたこ飯、五穀米、白米から選ぶことができ、味噌汁もなめこ、しじみ、とうふの3種類から選ぶことができる。たこ飯もなめこ汁も熱々が出てくるのが最高。久しぶりに美味しい食事にありつけたということで二人とも感激!(ちょっとオーバーだが本音です)

7月19日に自宅を出てから6日目。そろそろバッテリーの充電が必要になってくる頃なので、今回初のキャンプ場泊まりとすることに。

場所は札幌郊外の長沼にある「マオイオートランドキャンプ場」

このキャンプ場には同じ系統の日帰り温泉「長沼温泉」 が併設されていて、キャンプ場利用者は¥500の入浴券がサービスになる。キャンプ場のサイト使用料は大人二人で¥4000なので、実質¥3000ということ。このあたりのキャンプ場としてはかなりリーズナブルだといえる。電気がふんだんに使えるのは本当にありがたい。とりあえず充電すべき機器はすべて電源につないで充電開始。やってみたら結構あるある。パソコン、iPad、携帯電話、ポータブルライト、モバイルルーター、予備のポータブルバッテリー、カメラの電池などなど。

それから清水タンクの補給。あまり使ってないと思っていたが、30リットル弱補給しなくてはいけなかった。私が作業で忙しくしている間誠子マミーは超然と絵の仕上げに勤しんでいた。やはり芸術家は違う?で仕上げた絵はこちら。(パステル)

以上準備を整えてから、隣接の「長沼温泉」へ。大きな風呂で露天もあり。休憩所も広くて清潔。非常に居心地のよい温泉だった。露天の温度が38〜9度でとてもらくちん。熱くない風呂は最高。

日帰り温泉には見えないけれど

車に戻って夕食の準備と思ったが風呂上りでかったるい。手抜きをしようと食料をチェックしたら入っているはずのインスタントカップ麺が無い!

あれだけ入れておいたのはどうなってしまったのだろう?二人ともきつねにつままれた状態だったが、食べるものがなければ作るしかない。しかたく当初のアイデア、そうめんを準備することに。氷を入れて涼しげに演出し、みょうがと大葉の薬味でさっぱりといただく。

付け合せはアスパラのサラダ。デザートはさきほど買い求めたさくらんぼという、ちょっと見、豪華デイナーとなった。

リクエストがありましたので、車内の夕食の写真を載せます。

さあ明日はお天気次第だが、果たしてグライダー体験はできるのだろうか?

7月25日 マオイオートランドキャンプ場(長沼町)→道の駅「風Wとままえ」 279km

今日は待望のグライダーの体験搭乗の日。

キャンプ場から飛行場「滝川スカイパーク」までは70キロくらいあるので、余裕をみて集合時刻午前9時の2時間前にキャンプ場を出発。

ゴミ捨て、後片付けなどいろいろ忙しかったがなんとか7時10分には出発することができた。

キャンプ場を出る頃になって雨が降り出した。雨天の場合はグライダー体験は中止となるので聞、駄目だろうなと思いつつ現地へ急行。岩見沢から高速を利用して直行した結果、予定よりもだいぶ早めに到着してしまった。雨は北上するにつれて小止みになってきたが、完全に止んだとは言えない。

まず受け付けに向かい本日乗れるかどうかを確認。今の雨の様子なら予定とおり実施すると聞いて一安心。

さっそく搭乗カードを記入。毎度ながら職業欄に無職と書くのにどうも抵抗がある。海外では選択項目に「定年退職者」という肩書きが用意されているところもあるのだが。

受付からグライダーの離陸する滑走路まで車で送迎してくれる。余談だが、なんとこの運転手さんは7年前まで某航空会社でジャンボを操縦していた元パイロットの方だった。

体験に使用するグライダーは二人乗りで前の座席にはパイロット、後ろが同乗者となる。最初は誠子マミーが乗り、当方は地上で待機。つぎに私の番ということになる。

まず誠子マミーがパラシュートをつけて座席へ。これが結構大掛かり。パラシュートの使い方の講習などは無し。一応法規上着用義務があるらしい。ま、実際に使うような事態にはないだろうが、若干疑問が残った。

グライダーの牽引は小型飛行機で行う。小型飛行機のお尻からロープを巻き出してグライダーに連結。

グライダーは車輪が胴体の前後に直列で2つ付いているだけなので、地上では翼の片方が地面に設置している格好になる。離陸のときはこの翼を係員が持ち上げて機を水平状態に保ったまま一緒に走る。
写真(誠子マミー撮影)参照。

いよいよ飛行開始。小型飛行機がまだ地上走行している間にグライダーはすでに離陸を開始。ある程度の高度になったらすぐに切り離すのかとおもいきや、結構長時間曳航が続く。

15分程度で誠子マミーが降りてきた。次はいよいよ私の番。
前記の通り、搭乗時間15分位の約半分は小型飛行機に牽引されてままの滑空になる。牽引が解かれた瞬間ドンと機が下降するので、ちょっとビックリするが、その後の滑空状態は快適。高度は1500フィートなので、むしろ高さを感じる。

あいにくの空模様で雲が多く遠くまで見ることができなかったが、地上で誠子マミーと係員(元操縦士)が懇談している様子もはっきり見える。ここ砂川は高い建物は7階建てのホテルのみ、町は碁盤目状に道路が整備されているのが良くわかる。道路もさすが北海道でやたら直線が長い。あっという間の15分で終了。めったにできない良い体験ができた。前回富良野で体験した「モーターパラグライダー」に比べるとコックピットに入るので視界がさほど良くない。その分安心感はあるが。

体験飛行を終えて旭川へ。実は愚息が書いている雑誌が昨日発売されているはずなので、親馬鹿ぶりを発揮し旭川のイーオンモールに向かった次第。ところがここは遠く離れた北海道。当地では明日発売の由。

親馬鹿は明日以降に延期することにして、昨日判明した食料不足を解消するため、ラーメン、御飯類など保存食を大量購入。

今回のキャラバンの目玉であるグライダー体験は目的を果たしたので、次の目標「サロベツ原野で絵を描くこと」に視点を移す。

まず旭川から日本海側に出ることにし、道の駅「風Wとままえ」(ほわっととままえと読みます)に向かうことにした。道の駅スタンプラリーは継続しているので、まず「滝川」に立ち寄り、野菜など購入。次に「ライスランド深川」でスタンプとクーポン券を多数ゲット。それから「絵本の里剣淵」に立ち寄り。今日はこれでスタンプは3つ確保。

剣淵から日本海側へは大きな峠を三つ越え、2時間ほどで「風Wとままえ」に到着。さっそく隣接というか本体の風呂へ。ここは内風呂はいろいろあるが一つ一つが小さくてゆったりできず。また湯の温度も高いので神経痛対策には向いていない。ただし日本海を見ることができる露天風呂は湯の温度も比較的低め。それでも私には熱いので、TV番組の女優のように肩まで入らずセミ半身浴状態ですごす。

本日は一般道の山道での走行距離が多かったのでかなり疲れた。途中轍に車輪を取られハッとする状況もあったため、誠子マミーも疲れたらしい。よって夕食は簡単に車内で。メニューは冷製コーンスープとチーズパン、「ちくわパン」とトマト、とうもろこしなど。
「ちくわパン」は旭川のイーオンで見つけたので話の種に買ったみた。ちくわの穴の部分にツナマヨが入っているものをパンでくるんだもの。味は予想通りだが、まあまあ。ご参考のため写真を添付します。

  

7月26日 「風Wとままえ」→ 道の駅「稚内」 走行距離175km

昨夜はグライダー体験のブログ作りに集中しすぎ、終わったら急に疲れが出てうとうと。ニュースステーションの古舘伊知郎の顔を見るか見ないうちに眠気が出てそのまま就寝。おかげで今朝は午前4時に起床。しばらくして誠子マミーも起きてきた。やはり緯度が高いせいか、すでにあたりはすっかり明るくなっている。

曇り時々雨という天気予報は完全に外れ!朝から快晴!
写真は朝の道の駅「風Wとままえ」

昨日は雨でも仕方ないなと思いつつ「サロベツ原野」を目指し北上してきたが、今のお天気がもてば「利尻富士」も見えるしスケッチもできそう。ほっとしたらお腹が空いてきて、5時半に朝食を。食後の道の駅の周辺の散歩もそこそこに出発。

そういえばこの道の駅はキャンピングカーでP泊している人が多かった。ただしカップルは稀で、ほとんど熟年オーバーのソロキャンパーが多かった。サンダル、短パン、半袖か袖なしの定番のスタイルで、車のバックミラーに手ぬぐいなどが干してあるというパターンなのですぐに分かる。

まだ寝ているキャンカーを横目に早々と出発。今回のルート「日本海オロロンライン」は街道沿いに道の駅が多数ある。これらを順番に制覇することにした。最初が「羽幌」、つぎに「初山別」「富士見」「手塩」の順に回る。手塩から幌延、豊富を通過している時に風車を多数目撃。やはりこのあたりの風は強そうだ。

青空をバックに風車群  遠景は利尻富士

9時10分にサロベツ原野の真ん中あたりにある「宮ノ台展望台」へ到着。

ここで二人揃ってスケッチ開始。この展望台はサロベツ原野でもちょっと高台にあって見晴らしは最高。展望台へ登らなくても原野は一望できる。原野の向こうには雲をかぶってはいたが待望の利尻富士が十分にその存在を示していた。

見物人も殆ど来ないので落ち着いて描くことができた。これでようやく懸案の通信教育の宿題が完成。後は郵便局を見つけて送るだけ。やっとプレッシャーから開放された。

絵を書き終わってから「サロベツ原生花園」「サロベツ湿原センター」に向かう。ここは誠子マミーは初めて訪れる場所なので湿原の木道を歩いて見た。あいにく花のシーズンの端境期のため、あまり種類は見られなかった。さすが原野は空も広い。何度来てもこの広大さには感動する。



木道散歩を終えてランチタイム。場内のカフェで名物「いももち、あげいも、牛乳」のセットと、地場のフランクフルトソーセージを注文。どれも簡単な料理だけど揚げたて、やっぱり焼きたては旨かった。

スケッチを描くという目的は達成したので後は南下して戻るだけだが、どのルートで函館に戻ったものか思案。今日のランチは粗食だったので、夜は”ちゃんとしたもの”が食べたいという誠子マミーのリクエストに応えることにした。ところが最寄りでまともなを店があるのは稚内だけと言う事実に直面。ここから北上すればそれだけ帰りが遠くなる。函館発のフェリーは8月4日に予約済み。本当はのんびり帰りたいが、期限を切られているだけになんとなくせわしい。

多少帰国?が遅れても大丈夫との誠子マミーの言葉に勇気を?もらい、今日は稚内で豪華夕食を食べて、道の駅「稚内」泊まりに決定。サロベツからは1時間ほどで稚内に到着。道の駅は稚内駅の駅ビル「キタカラ」にあった。駐車スペースはあまり広くない。道の駅の事務所といっても稚内駅の隅にチラシとスタンプが置いてあるだけ。ただしその前にある24時間トイレはシャワートイレ完備で綺麗だった。

夕食を食べられるお店は午後5時開店となっているところが多いので、それまでに風呂に入ることにした。すぐ近くにある「副港市場」の3階にある「港の湯」へ。料金は北海道にしてはちょっと高めの\700。風呂は熱め。カモメも飛んでくる(糞も落としてくれるが)露天風呂の温度は比較的ぬるめ。外にデッキチェアもある。ただし海からの風は結構あるので風呂上り涼むというにはちょっと寒いかも?

風呂から上がり、食事までの空き時間を利用して宿題の絵を郵送することにした。稚内郵便局から6日遅れでようやく宿題を提出。これで明日からはのびのび過ごすことができそう。今夜からの安眠に期待!

車に戻り昼寝をしてからグルメガイドで見つけた「車屋源氏」に行ってみた。


頼んだのは当店イチオシの「タコしゃぶ」と「イカのごろ煮」(これは誠子マミーの注文)。タコは「みずだこ」だそうで冷凍の薄切りの切り身がかなり大きい。先日車内でやったタコしゃぶとは大違い。シメにラーメンが付く。これを特製タレにつけて食べるのだが、タレがかなり濃い目。

タコ以外には写真にあるように野菜だけなので、途中で飽きる。誠子マミーは途中から半煮えのまま醤油で刺身のようにして食べていた。

「イカのごろ煮」はわたと一緒に煮てあるもので私は敬遠。ぜんぶ誠子マミーに処分をお願いした。

食べ終わった感想はやっぱり麺でなく白い御飯が欲しかった!

食後にかの有名な防波堤「ドーム」を散策。期待していた夕陽は方角の関係で見えず。

明日は頑張ってできるだけ南下しなくては!

 

7月27日(土曜)稚内→東神楽フローレキャンプ場 走行距離274km

稚内はやはり涼しかった。朝方半そでで出歩いたら上着が欲しいくらい寒い。ドーム前の整備中の公園の周りを歩いてみた。

お散歩を終えて出発。

天気予報はあまり芳しくない。曇り時々雨らしい。こういうお天気でのお出かけは無理なので、今日は移動兼洗濯日とすることにした。

稚内からのコースだが、往きは日本海の海岸沿いだったので、今度は内陸部を南下することにした。目的地は旭川。国道40号線沿いには道の駅が沢山あるので、スタンプをひとつづつ制覇しつつ旭川へ。
最初の駅は「中川」続いて「音威子府」「美深」「名寄」の順。

美深でランチを食べることにした。インドカレーの看板に惹かれてレストランに向かうと、土曜日だというの臨時休業の看板が!大間といい、美深といい週末のランチタイムは鬼門のようだ。しかたなく売店で「美深牛肉まん」と「チーズコロッケ」で簡単ランチ。とりあえず腹は膨れたので出発。

名寄では道中に食べる自家用お土産を購入。名寄はお米の産地なので米を使ったオリジナル食品がいろいろあった。その中でも珍しい「冷凍大福」(中身は果物、野菜各種をいろとりどりに使ったファンシーなもの)を購入。自然解凍してから食べるものらしい。この大福のほかにオリジナルプリン、運転中の目覚ましとして薄荷豆を購入。もっともプリンは写真撮影してすぐに食べてしまったので、お土産にはならず。

名寄から旭川までは約70キロ、1時間の行程。名寄までは雨が降ったりやんだりだったが、名寄を過ぎた頃には雨はすっかり上がり陽もさしてきた。旭川に到着したのは午後1時50分。この頃には青空が広がり気温も高く、とにかく暑い!猛暑復活の様子。さっきまでのお天気は何だったんだ!

こんなお天気なら大雪山にでも出かければよかったと思うも、いまさらいたし方無し。当初の予定とおり道の駅「あさひかわ」の隣にあるCOOPに車を止めて、向かいのコインランドリーでお洗濯。約1時間の待ち時間を利用して、COOPの隣にあるHOMAC(ホームセンター)に行って、TV用のスピーカー購入。このたびのキャラバンに備えて購入した車内用TVの音の品質が悪く聞き取れないので、まともなスピーカーの増設を考えた。さすがHOMACで狙っていたずばりのスピーカーが見つかり、さっそく取り付け。バッテリー駆動のため配線不要なのがありがたい。結果は大成功。クリアに声が聞き取れるようになった。

TVの右下にある白い箱がスピーカー

今夜は道の駅「あさひかわ」にてP泊のつもりだったが、この暑さでは寝られそうもないので、方針変更。東神楽オートキャンプ場(フローレ)に向かうことにした。予約の電話を入れたら、土曜日にもかかわらずサイトは2つ空いているとのこと。ただしチェックインが5時締め切り。洗濯が終わったのが3時50分。ここから25キロくらいあるので、郊外なら楽勝距離だが、さすが旭川は大都会でそうそうスピードは出せない。到着はぎりぎりになりそう。

途中に道の駅「ひがしかわ」があるが、間に合いそうなら立ち寄ってからと現地に急ぐ。道の駅「ひがしかわ」に到着したのが、4時43分。スタンプを押して車に飛び乗り、キャンプ場へ急ぐ。さいわい4時50分に無事チェックインできた。キャンプ場の向かいに日帰り温泉「花神楽」があり、キャンプ場利用者は¥100引きの¥500でお風呂に入れる。風呂代、ゴミ処理代を含め電源サイトが¥4200だった。まあ高規格のキャンプ場なので、仕方がない。サイトで電源の引き込み、車高調整などを終えてからさっそく風呂へ。

ここの露天風呂は上下2段に分かれていて上段からの展望がすばらしい。大雪山系が180度に展開し、正面に旭岳がくっきり見える。上の露天、下の露天をいったりきたりしながら十分景色と温泉を堪能した。土曜日なので、花神楽のレストランは使えず。やむなくスナックコーナーでラーメンと揚げ餃子という至ってシンプルかつリーズナブルな夕食になってしまった。

今日は昼も夜もお粗末。明日は挽回しよう。

夜になってようやく車内の熱気も取れて過ごしやすくなってきた。この分だと今夜は熟睡できそう。

 

7月28日 東神楽→美瑛→東神楽  走行距離54km

昨夜は9時すぎに寝たので今朝はめちゃくちゃ早起き。このキャンプ場は旭川からそう離れてはいないが、小高い丘の上にあるため旭川市内ほど暑さを感じない。もっとも昼間の直射日光の下では車内には居られないが、木陰に入れば十分に暑さをしのげる。

今日は誠子マミーの体力回復のため遠出はやめ、このキャンプ場でもう一泊することにした。地元のガイドブック「なまら蝦夷」によれば、この付近に「就実の丘」という見晴らしの良い場所があるらしい。ナビにデータが無いような穴場。ガソリンスタンドのおじさんに略図を描いてもらってようやくたどり着いた。小高い丘の頂上部分に十字路があり、360度の景観が楽しめる穴場。ただし駐車場があるわけでもなく、もちろんトイレなど無い。有るのは「就実の丘」の小さな看板だけ。見物客は道端に止めるしかない。ときおり観光客が来るが長居はせず、写真を撮ったらすぐに引き揚げるパターン。

おかげでのんびり時間をかけてスケッチすることができた。ただしご覧のような壮大な景色なのでスケッチ帖に収めるのが難しく、出来上がりは芳しくない。残念!以下ここからの景色をお楽しみください。

 

 

誠子画伯が写生しているところ

 

描き終わったら昼近くになっていたので、「美瑛」に行って昼飯探し。道の駅「びえい」の駐車場は満杯だったので駅前の無料Pへ。ここに車を置いて徒歩であたりをウロウロ。私が以前ソロでキャラバンした時に行った駅前の食堂はあいかわらず中国人観光客で満員。待っている人も多数見えたので、ここは敬遠し、すぐそばにある屋台風のカレースナックへ行ってみた。こちらはお客さんはゼロ。

美瑛はご当地グルメとして「スープカレー」を売り出しているが、今は「新美瑛カレーうどん」を売り出すべく画策中のようだ。メニュー写真を見るとドリア風の焼きカレーうどんで、チーズやら野菜がトッピングされていて旨そうだ。迷わずこのセットに決めた。サラダ、スープ、プリン?が付いて\840と観光地にしては良心的な設定。

出来上がるまで15分待たされただけあって、じっくりオーブンで焼いたカレーはスパイシーで野菜もキチンと火が通っていてこれは旨かった。札幌で食べたとんかつの次に旨いと評価しておく。

食後にJRの駅に隣接の「美瑛情報センター」に立ち寄り、奥のビデオルームで大画面の美瑛の紹介ビデオを鑑賞。途中から見たが最後の夕焼けに染まった旭岳が何とも印象的だったので、あらためて最初から見ることにした。今度はゆっくり見ようと椅子に座り直し態勢を整えて見始めたら、何時の間にやら誠子マミーが椅子から落ちそうな格好で熟睡中。疲れているんだな!と起こさずに自分だけ最後まで鑑賞。番組が終わってもまだ目が覚めない誠子マミーを心を鬼にして起こす。

おめざは道の駅の外にある屋台(道の駅の経営では無い)でソフトクリームと氷いちごがデザート代わり。二人とも大満足で引き揚げる。

キャンプ場に戻ってすぐにお風呂へ。日曜日とあって昼間だがかなり人が多い。昨日に引き続き露天風呂へ。寝そべって、そよ風にあたりながらぼーっと流れてゆく雲をみていると時間が経つのを忘れる。

 

7月29日 東神楽(旭川)→道の駅「しほろ温泉」(士幌)  走行距離243.5km

朝のうちはキャンプ場でゆったりと過ごす。

時間はたっぷりとあるので、誠子マミーが毎日つけている絵日記をブログ化することにした。中身は絵日記をコピーすれば良いだけだが、スキャナーがないのでカメラで撮影して張り付けることにした。まとめて写真にしたら結構な枚数になってしまい、一枚あたりの容量が大きいので、ブログの一日の画像制限をオーバーしてしまう。やむなく半分だけ29日分のブログに掲載。残りは翌日以降順次掲載することにした。慣れた作業なので、1時間ほどで誠子マミー用ブログ開設に成功!

誠子マミーのブログのアドレスはこちら。こちらもどうぞよろしくお願いします。

 http://blogs.yahoo.co.jp/seiko_f14

今日は曇りとの予報だったが、雲の中に青空が見えている。日差しも結構あるし、お出かけするには具合がよさそうなのでゴミを片付けて出発。まず十勝岳方面の「青い池」に向かう。ここは3年前に私がソロツアーの時に一度訪ねたことがあるが、駐車場が10台も入らないスペースで、入り口にはヘルメットのおじさんが居て工事現場そのものだった。

今回誠子マミーのリクエストで行ってみてびっくり!駐車場はバス用と自家用車用に大きなものが2つもできているし、観光客が列をなしている。その大部分が中国人観光客。大型バスが見えなかったところを見ると、皆さんレンタカーかジャンボタクシーで来ているようだ。とにかく以前来た時の落着いて静かだった面影はまったく無し。青い池そのものも水量が減ったようで池が小さくなっているし、コバルト色だった池も色が少し薄くなっているような気がする。記念写真を数枚とって引き上げることにした。



帰り道で「白金不動滝」を見つけ立ち寄り。こちらは見物人もほとんど居ない。滝のそばに行ったらとたんに気温がぐっと下がって爽快。



ちょっと涼しくなって気持ちを切り替え、かねてから予定していたジンギスカンを食べに富良野の「羊の丘ラベンダー公園」に向かう。ここはサフォーク種のジンギスカンを食べさせてくるので有名なところ。前回来たときはお客は一組だけだったのでそのつもりで行ってみたらこれがエライことに。駐車場には車が多数。レストランの入り口には順番を待つノートがあり、待機場所にはかなりの人が待っている。もちろん店内は満員。入り口の受付ノートに名前を記入したが、ウエイテイングの9番目! 結局1時間ほど待ってようやく入店。

メニューは「ジンギスカン」のみ。ただし肉が「一般」と「サフォーク」の2種類ある。もちろん私たちはサフォークをお願いする。これは肉質がやわらかいだけでなく、肉の臭みがまったく無いのが特徴。今回が3度目だが、何時来ても旨いと思わせるもの。

焼き方は昔ながらの七輪の炭火で焼くスタイル。一人前150gプラス野菜をペロリと平らげた。わたしはウエルダンが好みなので、焼肉の場合はどうしても遅れをとる。よって半分以上は誠子マミーのお腹に入ったはずだが、本人は等分にしたはずと頑強に否定。

待っている間にお腹がすいたので、フレッシュミルクを飲んだが、これもバター風味の濃厚な味。美味しかった。

食事を終えて空を見るとだんだん雲の動きが早くなり、厚みと色の濃さが目立つようになってきた。風もかなり強くなり、車がかなり煽られる。そろそろ天気が崩れるかもしれないと思い、必要な食材ほかを中富良野のスーパーで買い求め、つぎの目的地帯広に向かうことにした。P泊場所は温泉がついているというか温泉が道の駅に昇格したというほうが正しい「しほろ温泉」に決めた。

中富良野から150キロ弱。たいした距離ではないが、途中に難所「狩勝峠」越えがあるので、ちょっと余裕をみたほうがよさそう。中富良野を出てから道の駅「南ふらの」に立ち寄り、スタンプを押し終わった頃になって雨が降り出した。虹が見えたなと思ったらもう本降り。雨の中の峠越えは結構厳しい。途中十勝平野を一望できる展望台があるのだが、濃霧で何も見えそうもないのでパス。

このあたりは道の駅が密集しているので、これらを順次制覇。最初は「南ふらの」、続いて「しかおい」「うりまく」「ピア21しほろ」、そして最後が「しほろ温泉」。今日だけでスタンプ5個ゲットできた。

しほろ温泉に着いたら駐車場は各種キャンピングカー



が勢ぞろいという盛観。ここは温泉があるし駐車場が平らで広いことが人気の出るゆえんだろう。

さっそくお風呂へ。しほろ温泉「プラザ緑風」はモール温泉(太古の植物が黒炭化したものが成分で色は黒)。温度は私の苦手とするかなり高めのもの。露天風呂でようやく肩までつかることができたが数分で脱出。あとは半身浴。風呂から出たらぐたっとしてしまい食事の支度が面倒になった。

さいわい風呂に隣接してスナックがあったので、ここで簡単に済ませる。昼間がジンギスカンで若干ヘビーだったので、丁度良い感じ。

さて明日の天気はどうなるんだろう。ニュースでは函館札幌間のJRが運休になっていて大変そうだが、道路は大丈夫なのだろうか?

7月30日 しほろ温泉→道の駅「なかさつない」 走行距離100km

 昨日から降り続いている雨は夜半に結構激しく降り、今朝もまだ残っている。朝方ちょっと小止みになったかなと思ったが、すぐに本降りに戻る。

今朝も早起き。昨夜は気温は低くかったが、夜ふけて蒸し暑くなり、2時頃起きて下着を着替える。睡眠不足もあり、あまりすっきりとした目覚めではなかった。朝の駐車場は相変わらずキャンピングカーで埋まっている。

今日は何としても愚息から頼まれていたチーズを買わなくてはいけないので、帯広方面へ。スタンプラリーのため立ち寄った「おとふけ」はまだオープンしておらず、帰りにまた寄ってみることにした。目的地の「中札内」までは約70キロの道のり。ただルートは市街地を走るので、いままでのようには行かない。1時間半かけてようやく目的地の道の駅「なかさつない」に到着。雨は相変わらず降り続いている。

さっそくスタンプをゲット。さらに種々パンフレットなどを収集。この道の駅は公園の中にあるようなすばらしい環境にある。道の駅本来の機能もちゃんと備えており、レストラン、売店などきちんとしたお店がそろっているので、評判が高い。私達もかなりのリピーター。売店で今夜の夕食用に名物「行者にんにく餃子」を買い求めた。

息子から指定されたチーズ店を探すのに手間取ったが、なんのことはない道の駅の裏手にあった。店の名前は「十勝野フロマージュ」といい、フロマージュがウリのようだ。いろいろ物色していたら試食をどうぞと言われ、出されるままに試食。ところがこのお姉さんはとても親切で、黙っているとここにおいてある商品全部を食べさせる勢い。あわてて気になるものを食べさせて欲しいとリクエスト。あのまま食べていたら昼飯不要になってしまっただろう。
店はご覧のとおりのメルヘンチックなスタイル。晴れていれば庭で試食できそう。

最後に各種取り揃えてセットにして息子の居る宮崎へ郵送。もちろん自家用も購入。でも多分家までは持たないだろうな? 
いろいろあった中で一番旨かったのはこれ。JALのファーストクラスの機内食に採用されている由。

本日は休養日につきお出かけは無し。考えてみれば避暑は涼しいところに行けば良いので、そこでまた動きまわる必要はないわけだが、どうも貧乏性のせいか、ぼーとしていることに抵抗感がある。ただ今日は自分も疲れがたまってきたようで、さすがにちょっと休養したいと思うようになった。

買い物を終えて車内でお昼寝してから、道の駅の中にある「開拓記念館」内のお蕎麦やさんに出かけて昼ごはん。ここの名物開拓蕎麦をいただく。開拓のネーミングの意味は不明だが、内容は「ぶっかけそば」の上にごぼうのてんぷら、鶏肉の煮付け、ゆで卵、ほうれん草の茹でたものが乗っている。そばはいかにも手打ち風の細めん。出汁の具合も良くなかなか旨かった。ごぼうのてんぷらは旨いのだが、大きくて量があるので、後で若干もたれるのが難点。鶏肉の煮付けは味が良く染みていてこれは旨かった。



食後は車内に戻り、二人ともブログの製作に勤しむ。

一区切りついたところで、道の駅で教えてもらった温泉「福祉の里温泉 」へ。場所はとなり町の更別(さらべつ)なので、ついでに道の駅「さらべつ」に寄りスタンプゲット。

ここは温泉だが、老人福祉施設の中にあり、普通の日帰り温泉とはちょっと趣が違う。とはいえ施設そのものは立派で風呂もバイブラ、寝湯、露天とあって結構バラエテイに富んでいる。お湯の温度はお年寄り向きに高め。雨が降っている中、露天風呂につかる。どうせ後で頭を洗えばいいので、しばらく長湯。

温泉から出て、念のため休憩室に備えてあった血圧計を使ってみた。血圧が高めで薬を飲んでいる身なので、恐るおそる計ってみたら、何と上が98、下が65。風呂上りは低めに出るようだがあまりに低すぎるのでびっくり。あわてて管理室へクレーム申し立て。でも器械は狂ってって居ないとの説明。釈然としなかったが、不承不承受け入れる。はてホントはどうなんだろう?
写真はびっくりして2度めに計ったので、下がちょっとあがってしまった。

なかさつないに戻り、夕食。今夜はここで買い求めた餃子を水餃子にする。付け合せはこんにゃくの刺身、トマトのサラダ、縮緬雑魚の佃煮、それにメロンの漬物。餃子が予想外に旨かった。

 

7月31日 中札内→マオイオートランドキャンプ場(長沼) 走行距離255km

昨夜は大雨だった。うっかり窓を半分開け放したまま寝てしまったが、車内への浸水事故はなかった。やれやれ。昨日は早々と9時過ぎに就寝。そのまま朝の5時まで途中目が覚めることもなく爆睡。久々に寝られた感じ。

外は相変わらずの小雨。雨降りの中車のタンクの水入れを終える。キャンプ旅では努力はしても、ゴミが溜まってしまう。長旅の場合はこの処理が一番問題。さいわい、道の駅「なかさつない」では有料でゴミを引き取ってくれる数少ない道の駅のひとつ。これには指定のゴミ袋を買う必要があるので、道の駅の受付がオープンになるまで待つことにした。朝食の後、誠子マミーは一生懸命お手紙を書いている。雨が小止みになったのを見届けてからので、邪魔にならぬよう一人で付近を散歩。



途中で雨が強くなってきたのであわてて引き上げる。ものの30分ほどのウオーキングだった。これでは運動不足解消にはならない。でもやらないよりはましと自分に言い聞かせる。上の写真は道の駅の中にある公園

道の駅でゴミ処理をお願いして出発。ゴミ処理代は袋が一枚¥80で燃えるゴミと燃えないゴミの2種類のみ。長距離でゴミをどうするかは大きな問題だが、こういう形で処理ができるのはキャンパー族には大助かり。お礼を申し上げて道の駅を後にする。 

最初に向かったのは例によって駐車場の心配の無い「イーオン帯広」。実は昨夜愛用のスオッチのベルトが壊れてしまったのに気がついた。そのままでは使えないので、緊急用に旅行中に使う腕時計を探すのが目的。腕時計より先に入り口近くでやっていたお中元コーナーで立派なメロンを見つけたので、知り合に送ることにした。夕張メロンと富良野メロンなど各種あったが、夕張メロンはすでに盛りを過ぎているとのことで、価格もリーズナブルな富良野メロンに決定。誠子マミーに手続きをお願いし、私は時計探し。普通の貴金属時計コーナーではタグホイヤーなど高級品しか無いので、ファッショングッズなどのコーナーへ。

予想とおり何とか使えそうなものがあったので、アウトドア用に見えなくもない若向きのデジタルウオッチを購入。いろいろ機能がついていて何と¥980!難点は液晶の文字が薄くて角度を選ぶこと!試しに運転中に覗いてみたが、ちゃんと正面からでないと文字盤が確認できず!まあお値段から言えば文句は言えないが。運転中はナビの時計を活用することにした。

買い物を終えたら昼近くになった。昨日は開店前でスタンプを押し損ねた道の駅「おとふけ」に行き、スタンプをゲットしてから2階の中華レストランへ。ここで食べ放題?バイキングランチ(¥980)をいただく。バイキングといっても飲茶レベルなのだが、いろんな料理を楽しめた。量ではなくバラエテイが問題。味は多くを期待してはいけないのだが、まあまあ許せる程度の味は確保している。
写真は道の駅「おとふけ」

しーとさんの一の膳?

昼食を終えて一路夕張へ。目的は坑道体験ができる「石炭博物館」見学にある。あわせて夕張市が財政破綻した後、今はどうなっているのかを知りたかった。この石炭博物館はその破綻の原因の一つでもある。

町に入るとさすがにシャッターが閉じているお店が目立つが、気になっていた道路や橋のメインテナンスの具合、病院など公共建築物の様子を見る限り、ある程度の成果は上がっているように見受けられた。

石炭博物館はアクセス道路、大駐車場はあまり使われていないような感じで、トイレも閉鎖中。入り口付近の土産物街は閉鎖されており、作られた当初の面影は無かった。ただし、本体の博物館はキチンと管理されていたし、展示物、目玉の坑道ツアーも問題なく運営されていた。ただし係りの人は少なく、確認できたのは3人だけ。もっとも私たちが訪れた時間には観光客の車は4台しか無かったから、これでも採算は厳しいだろうが。

写真・パネル中心の展示物だったが、初めて知ることが多かった。坑道体験もエレベーターで1000m地下の坑道に下るという設定で、乗ってからかなり時間をかけて更にエレベーターの現在位置を表示するなど結構凝った演出がされている。もちろん実際に「1000m」下るのではなくせいぜい地下1階程度なのだが。
坑道に下るエレベーター塔

坑道の入り口でヘッドランプ付きのヘルメット受け取って坑道に入る。坑道は演出なのかエアコンが効きすぎているので震えるくらい寒かった。昔の石炭堀の様子、さく岩機などの機械の展示が終わると、ヘッドランプ必要になるくらい真っ暗な坑道が続き、結構その気にさせられる。1キロほど坑内を歩いて見学終了。

妙にヘルメットが似合っている誠子マミー 触っている後ろの黒い石は石炭

寒くて参っているしーとさん

ちなみに普通入場料金は¥1200のところシニア割引があって¥1000にしていただいた。財政再建中なのに申し訳ない気持ちになったが、それも一瞬でありがたくご好意をいただくことにした。

見学が終わって午後4時。今夜の宿泊場所を確保するため、札幌郊外の「マオイオートランドキャンプ場」に予約の連絡を入れたところ、6時までに入場できればOKとのことだったので直行。キャンプ場付近で時刻を見たら6時までまだ余裕がある。ついでにスタンプラリーと思い、道の駅「マオイの丘」へ急ぐ。幸いここも午後6時閉館だったので、なんとかスタンプを押すことができた。

キャンプ場には午後5時半到着。平日だが、サイトはほとんど埋まっていて、空いていたのは当家のところだけ!あやういところだった。ということで今夜はキャンプ場泊まり。電気の心配が無いのでほっとする。

8月1日 マオイオートランドキャンプ場→余市  走行距離106km

今朝の行事はこれからの長旅(しばらくキャンプ場が利用できない)に備えて、清水タンクを満タンすることからスタート。この前入れたばかりなのに10リットル入りのポリタンクを2回水場から運ばなくてはならなかった。水場からサイトまではちょっと距離がある上に、アップダウンがあるため腰に負担がかかる。心配しながら2度目に運んだ際に、突然腰にチクリと痛みが走った。やばいと思うまもなく腰が曲がらなくなってしまった。お天気もまだ回復したとは言えず、朝方雨が残っているような状況。これもあまり腰には良くなかったのかもしれない。めでたく?腰痛再発。これ以上悪化しないことを祈るばかり。

下の写真の左手の丘の上に水場がある。

 

おかげで昨日に引き続き本日はお洗濯と休養に充てざるを得なくなった。コインランドリーは小樽に向かう途中で見つけたが、店の前の駐車場は満車でスペース無し。あきらめて小樽近くのコインランドリーに向かうも、こちらも街中なので同じような状況。しかたなくお洗濯は延期し、そのまま小樽市内に向かう。

小樽には「小樽市総合博物館」があるのだが、中身はほとんど鉄道博物館。マニアにはたまらない存在。マニアとまでは行かないがそこそこ鉄道ファンの私としてはぜひ訪れて見たかったところ。誠子マミーにとっては「北一硝子」のお店でショッピングすることが目的。両者の思惑が一致したので、合同庁舎前の小樽観光振興公社の駐車場(観光駐車場)に車をとめてから、街中へ。この駐車場は観光桟橋の直ぐ側で観光に便利なところだが、駐車料は一日¥600で、しかも翌朝早く出てくれるならP泊もOKとのことだった。スペースは広く混んでくると合同庁舎の裏も開放してくれる。キャンカーにはありがたいところ。

 

すでに正午近くになるので、ちょっと見高級そうな寿司屋「和楽」を見つけてでランチ。実は回転寿司なのだが、地元の魚を使っているので、活魚はさすがに旨い(誠子マミー談)。 私は東京では見かけない鯖の味噌田楽、なすの田楽、玉子焼きのてんぷらなどをチョイス。卵は医者から止められているのだが、寿司屋ではこのくらいしか食べるものが無いので、今日だけ特別。誠子マミーは活魚シリーズで、ほたて、たこ、ほっきなどをチョイス。二人とも満足してランチ終了。お店は良かったが、どういうわけか子供を多数引率したママさんが多数で、とにかく賑やか。落着いて食べられると宣伝にあったが、タイミングが悪かった。

ランチの後は、誠子マミーの希望を優先して、まず「北一硝子」ショッピングからスタート。といっても私はぎっくり腰があるのでその間喫茶コーナーで待機。ところがこの喫茶コーナーもあっという間に中国人観光客で満杯。子供が走り回るし落ち着けないので、早々に退避。店の外(エアコンが無い!)で待機するはめに。買い物を終えて戻った誠子マミーと菓子店の「ルタオ」でソフトクリームを食べながらようやく休憩。

 

いよいよ次は「小樽市総合博物館見学」なのだが、ここからどのくらい距離があるのか分からない。徒歩でも行けそうだが、暑いし、腰が不調なので無理はできない。調べてみたら小樽散策バスというのがある。運河プラザにある観光案内所に出向き一日乗り放題券を購入。良く調べないで買ってしまい、後でチェックしたら午後4時前には便が無い。乗ったのが午後2時半過ぎなので、乗り放題のメリットがほとんど無かった。一般の市営バスにも乗れるとあったが、とても元が取れそうもない。

 やはり「北一硝子」を先にしたのが失敗だったか! といっても後の祭り。すぐに総合博物館に向かった。こちらは予想したとおり、かなり展示内容が豊富で、1時間くらいで見て回るのは無理だとすぐに分かった。この時点で前記乗り放題券購入は失敗と判明。2時間ほどでざっと見て回ったが、時間切れで動態保存してあるSLに試乗することは出来なかった。

実は私たちが入場してすぐにドームの上映が始まりますとのアナウンスがあり、中身を確かめないまま駆け込んだが、これが鉄道とは関係ない、天体もの。しかも延々30分も上映。これが原因で「SL試乗」に間に合わなかった。SLを前に記念撮影しただけ。うーん返す返すも残念無念。また明日来れば?と誠子マミーが慰めてくれるも、明日は函館を目指さなくてはいけないので、もう無理。来年までお預けとなった。

 

帰りは市営バスで小樽駅へ。ここでしばらく待機して次に便で駐車場へ戻る。歩いても10分程度の距離なので、元気なら当然歩ける距離。

運河に戻り、夕食と思ったが、寿司屋ばかりで軽食が無い。さんざん歩き回ってようやく昼間私が待機していた北一の喫茶コーナーでうどんを。直ぐ近くだと思って歩いたのだが、意外に距離があり、駅から駐車場までバスを使ったのがあほらしくなるほどの重労働になってしまった。おかげで腰が曲がらない。明日が心配。

食後今夜のP泊場所、道の駅「スペースアップル余市」へ向かう。途中で「はまなす温泉」を見つけて入浴。入って気がついたが、腰痛は痛みがあるうちは冷やさなければならないはず。こういうときに限って風呂はかなりの高めの温度。しかたなく汗を流す程度で入浴終了。それでもかなりさっぱりして生き返った感じ。

温泉に向かう直前に日が暮れて久々に夕陽が見えた。明日は晴れてくれたらいいのだが。

8月2日 余市→黒松内  走行210km

今朝は二人とも超早起きで4時に起床。。

お天気は久々の快晴。やはりお天気が良くなるとそうそう休養日なんて言っておられず、ちょっと出かけて見ることにした。7時半に余市を出発。

余市からの観光としては積丹半島の「神威岬」が有名だが、隠れた穴場として小樽方面から向かうと神威岬の手前に「島武意海岸」という名勝がある。ここは私だけしか行ってないので、誠子マミーをご案内することにした。

山の中腹にそこそこ大きな駐車場があり、そこから歩行者専用の暗いトンネルを抜けると、展望台がある。ここから神威岬にも匹敵する絶景が見られる。

 

神威岬と違うのはこの展望台からはるか下に見える海岸まで階段を使って降りられること。ただし急坂で降りるのも苦労するが、登りはとんでもなく大変なので殆どの観光客はその海岸まで降りることは無い。

たまたま展望台から海岸で遊んでいる若者が2人見えた。

今朝から腰痛の痛みが少し軽くなったので、思い切ってチャレンジしてみた。降りてゆく途中で帰りが心配になり、この辺でやめておこうかと声をかけるも、誠子マミーはふうふう言いながらも止めようと言わない。

結局海岸まで降りてしまった。海岸から見上げると展望台は遥か上に見える。エライことをしてしまったと思うも後悔先に立たず!
あきらめて辺りを見て回る。海岸に風景に似合わない立派な石垣を見つけた。銘板が嵌め込まれていて名前と作成年が読み取れた。これによると大正6年とある。正体不明なので、後で確認したら、「にしん漁」が盛んだった頃ここに陸揚げした時の小屋の跡とのこと。



海岸から見る巨大な岩と群青色より黒みがかった海と打ち寄せる波の白さが良いコントラストを作っている。記念写真を撮ってから覚悟を決めて登りにかかる。腰にダメージが残らないよう時間を掛けてをゆっくり登った。幸いこれといった後遺症は無し。この様子だと東京までは運転できそうだ。



昨日息子に万一の際は運転を依頼するかもしれないとのSOSメールを送ってあったが、取り消しメールを出せそうだ。

 「島武意海岸」から「神威岬」の駐車場へ。ナビのセッテイングをする。早朝なので、まだ茶店もオープンしていなかった。ここから積丹半島を海岸沿いに道の駅「いわない」へ向かう。途中で道の駅「オスコイかもえない」に立ち寄りスタンプをゲット。「オスコイかもえない」には大きな水槽があってホタテ貝を売っていたが、おみやげ用でその場で食べさせてくれるシステムでは無かった。

 昼前に「いわない」到着。ランチは道の駅の隣にある「北緯43度」という焼き物海鮮のお店。こちらで焼き魚定食をいただく。誠子マミーはお任せ定食。中身は「ほっけ」と「めぬけ」の焼き物。私は塩辛い鮭定食。どちらも焼き魚だが中身が違う。魚嫌いの私でも非常に美味しくいただけた。久しぶりの白い御飯はやっぱり旨い。

ランチの時間を有効活用して、コインランドリーで今回キャラバン最後の洗濯。。

このあと倶知安でこれまた最後の食材の購入をすませ、今夜の宿?道の駅「くろまつない」へ。日差しはきつく直射日光の下は暑いが木陰に入れば爽快。黒松内の「ブナの森温泉」で汗を流してから道の駅へ戻り夕食。温泉に向かう前に注文して置いたピザの出来上がりをまって、道の駅の食事スペースで夕食。
ご覧のとおり、12種類のピザが用意されている。どれも美味そうだった。



下の写真が雰囲気のある食事スペースです。外に見えているのはパークゴルフ場。

私達が選んのは「ザクセン」。ポテトとソーセージガたっぷり乗ったボリュームあるもの。チーズ、ソーセージなどすべて黒松内産の食材を使っており、今まで食べたピザとは一味違う贅沢な味。鼻につくこともなく飽きずに食べられる。いままでこの道の駅には何度もお世話になっているが、ピザはいつもタイミングが悪く食べられなかった。今回ようやく念願果たし、幻のピザとご対面。

長かったキャラバンも残すところあと1日。明後日はいよいよ函館からフェリーにのって本州へ。

8月3日 黒松内→流山  走行距離267km

今朝のくろまつないは濃霧の中。予報では晴れとなっていたが、果たして日中は晴れるのだろうか?

朝、まだ早いうちから駐車場に軽自動車のコーヒーショップが現れた。今日は土曜日なので、早めの出動かもしれない。水出しのアイスが専門のようだが、手焼きのコーヒーありますというネーミングに惹かれて注文してみた。轢き加減で3種類の味があるそうで、我々はマイルドで香りが強いタイプを頼んだ。基本的に紅茶党の私は微妙な差が分からなかったが、マイルドであったことは確か。私はコーヒーよりも手作り改造車の作りに興味があった。



コーヒーを手にテラスで

今日は函館まで行き、明日の乗船に備えるだけなので、一日かけてのんびり南下。スタンプラリー帳を埋めるべく、今回は噴火湾沿いに南に下ることにした。このルートにある道の駅は二つ。「縄文ロマンかやべ」「なとわ・えさん」。実は「なとわ・えさん」には知る人ぞ知る有名なタコ飯屋がある。うちは大のお気に入りで北海道に来れば、かならず食べることにしている。特に急ぐ予定も無いので誠子マミーの強いリクエストに応えることにした。

恵山に向かう途中で「鹿部間歇泉公園」という立て札が気になり、寄ってみた。本日のブログの材料のひとつになればいいな程度の気持ち。間歇泉は「鳴子」と「別府」で体験済みだが、ここのはどのくらいの高さまで上がるのかちょっと興味あり。入場料は¥300.大体10分間隔で上がるそうなので、しばらく待機。

 間歇泉が噴出す上のほうに円盤状のものが傘のようにかかっている。これを支える竹が3本周囲を囲んでいるので、どうも興が殺がれる。かなり高く上がるらしいが道路のすぐ際だし、回りに人家もあるので、迷惑にならないよう鹿部町からの高さ制限の指導があるそうだ。ちなみに看板にはただいま、高さ調整中とあるが、風向きなどで変わるわけではなさそう。

なにはともあれしばらくしたら勢いよく噴出が始まった。円盤の位置が高さ5m程度なので、これが無ければもっと高くあがりそう。鳴子、別府の間欠泉を見た後では、少なからずがっかり。
鹿部町の数少ないウリなのだから、この辺はもう一工夫あってしかるべきでは?

間歇泉を見たらほかになにも無いので、すぐに「なとわ・えさん」に向かう。11時過ぎに到着。ところが屋台とは言えないちゃんとした店はあったがお目当てのタコ飯の小屋は閉鎖されている。電話で営業を確認しているので、どうやらこちらに移転したらしい。

中に入ってみたら、いつものおにいちゃんが居た。出生したね!と声をかけると、「このレストランに雇われで仕事をしている。」との返事。狙っていたタコ飯単品のメニューはなく、タコ飯定食¥1000(タコの刺身、のりの佃煮、かぼちゃ、サラダ、味噌汁がセットにになっている)になっている。以前はプラ容器に入ったタコ飯¥500とタコの唐揚げ(場合によるとサービスしてくれた)を買ってそばのベンチで食べるのが良かったのだが。店は洗練されてしまったが、お値段も洗練されてしまいちょっと残念。ただし、タコの唐揚げを目当てに来たと言ったら、「じゃあ」といってメニューに無い唐揚げをわざわざ作ってくれたのは感激。誠子マミーはタコ刺しに感激。

これで今日の目的に一つは片付けた。もうひとつはご近所へのお土産探しだが、これも無事に終了。

今夜の宿?大沼公園の近くにある「流山温泉」に向かう。到着したのが3時前。まだ陽が高いので、今回一度もできなかったパークゴルフにチャレンジ。この温泉の隣に27ホールのゴルフ場があり、シニア割引を使うと回り放題で¥380也(本当は¥500)。駒ケ岳の雄姿をバックに腰をいたわりつつなんとか18ホール回ることができた。お天気が良かったのが最高。



バックは駒ヶ岳

なお、ゴルフの後の温泉はこれまたシニア(65歳以上)割引が適用され、¥500のところ、¥380だった.ちなみに車中泊はキャンプに準ずるということで一人¥500、二人で¥1000でP泊ができた。もちろん水場とトイレは使用できる。

陽が落ちたらようやく涼しくなった。やはり函館は黒松内よりだいぶ気温が高い。

明日から暑い本州に戻るのだ、体がついてゆくかどうか? 帰りたくないな!

 

8月4日 流山→函館→フェリー→青森  走行距離89km

ついに北海道を発つ日がやってきた。

昨日はパークゴルフで疲れたせいか、9時過ぎに就寝。朝は4時起きと極めて健康的な生活を送っている。朝の流山温泉は霧に包まれていて、気温も寒いくらいに涼しい。

北海道最後の朝食を終えて、早めに出発。フェリーは正午の出発だが、結構待機時間が長いので、ちょっと早めに現地入りしておく必要がある。8時に出発。函館の朝市駐車場には8時45分に到着。函館朝市で早めの朝食をと思ったが、いかんせん早く到着しすぎてしまいお腹が減ってない。腹ごなしに「金森倉庫」あたりまで歩いてみる。さすがにこの時間では開いている店も少なく、お弁当を売っているところも見当たらない。しかたなくまた朝市方面に戻る。

「どんぶり横丁」の手前で呼び込みをしているおばさんが居たのでテイクアウトが可能か聞いてみた。海鮮丼なので、私は不要だが誠子マミーがご執心なので無視はできない。幸い、どの丼もテイクアウト可能とのことで、さっそく三色丼(ほたて、かに、えび)を注文。どういうわけか海鮮好きな誠子マミーだがいくらはあまりお好きでは無いので、いくらを避けて選んだらこうなった。

10分ほどで出来上がり。誠子マミーは嬉しそうに丼を抱えて車に戻る。

私の弁当はどうなるんだ? 多分フェリーターミナルでサンドイッチか何か探すつもり。

10時にフェリーターミナル到着。さっそく弁当探し。ところがレストランとお土産品売り場は直ぐに見つかったが、弁当売り場探しに時間がかかった。結局コンビニのようなお店があって、これこそ本物のコンビニ弁当があった。すべて¥290という泣けるお値段。誠子マミーの三色丼は¥1300だからこの差が夫婦の力関係(食に関してのみ)を物語っている(とは思いたくないが)。

車に戻って弁当対決の記念撮影してから、早めのランチタイム。コンビニの海苔弁は久しぶりの味で旨かった。値段を見て馬鹿にしてはいけない。

下の写真を見ると海苔弁のほうが豪華?に見えませんか?

乗船1時間前になって車を並び直したが、どういうことか、わが愛車は乗用車グループともトラックとも離れたところに並ばされ、しかも乗船の順番も最後の最後。お待たせしましたのご挨拶をいただきようやく乗船。持ち込んだ荷物はパソコンとお菓子のみ。

今回は二等室なので、コンセントの確保が重要だが、前記のとおり乗船が最後になってしまったので、二等のコンセントのある壁側の席は空きなし。あちこち歩き回って「オートレストラン」のテーブルの脇に掃除機用とおぼしきコンセントを発見。ここは当然ながらテーブルも椅子も完備。隅のほうなので他のお客の邪魔になることもなく安心して作業できる。実は乗船前に受付でコンセントの使用について確認を取ってあった。乗客用のコンセントは無いが、掃除用などのコンセントならご自由にお使いくださいとのことだった。

ということでこの稿はフェリー「びなす」の食堂で書いている。

あと3時間ほどで青森に到着。今夜はどこまで走れるか難しいところだが、まず青森で日帰り温泉に入り、その後高速に乗っていけるところまで行ってP泊としよう。

これで北海道キャラバン記は終了です。ながらくご愛読ありがとうございました。

 

8月4日 番外編 青森ねぶた見物 

午後4時前に青森港に到着。

そのまま青森中央ICに向けて市内を走っていたところ、青森ベイブリッジの上から特徴のあるアスパムビルの周りが人で賑わっているのが見えた。青森は今はねぶた祭りの最中だった。青森ICに向けて市内走行中、あちこちにねぶた祭り臨時駐車場の案内看板が見えた。

前回、ねぶた祭りに訪れたときに利用した「青森操車場の跡地」だとすぐにわかった。となるとついでにねぶた見物でもしようかと浮気心が目覚める。もち駐車場が空いているようだったらちょっと見て行こうかと急遽予定変更。

さっそく駐車場に行ってみたら十分空きがある。さいわいキャンピングカーが楽に止められる場所が確保できた。¥500を支払い、写生のために持参していた簡易イス、飲み物、菓子などをザックに詰めて会場へ。見物しやすいところはすでに先客が一杯。たまたま市役所の駐車場の入り口付近で空いている場所をみつけたので先客に確認。名古屋から来られた方で、ついでに食料入手方法、トイレの場所など親切にガイドしていただいた。

しばらくして黄色いベストを着た整理員に確認したところ、祭りが始まったら駐車場の入り口は閉鎖され、その後は車椅子用の見物客専用スペースになるとのことで、そのエリア外なら座ってもOKと分かった。

5時前に場所を確保してから「ねぶた祭り」が始まる午後7時10分までの時間が長かった。食事は誠子マミーが近所のお店?でおにぎりと焼き鳥、焼きそばなどを調達してきてくれた。心配していたトイレはありがたいことに日曜日でも市役所のトイレを解放してくれていた。

幸い、車椅子スペースにはあまりお客さんが来ないし、係員が張り付いているので、不埒な見物客は直ぐに追い出される。おかげで後ろに座っていてもねぶたが流れてくるのが良く見える。撮影時だけ立ち上がる必要はあったが。これは良い場所を見つけた。これなら桟敷席を予約する必要は無い。次回もここに陣取ることにしよう。

青森は昨日が梅雨明けだったそうだが、暑いということは無く、爽やか。暑さを気にせずゆっくり見物することができた。もっともその分いつも感じられる踊り手、太鼓の熱気が薄かったように思う。

以下、写真をご覧ください。
上は灯りがともる前


こちらは同じものだが点灯後

 

   
   
   




8月5日 東北道津軽SA → 自宅  走行 675km

昨日ねぶた見物をしてしまった影響であまり距離を稼げなかったので、今日は早めに出発。

当初は適当なところでP泊して翌日帰宅するつもりだった。ところが那須高原SAを過ぎてから、気温が上がりだし、以降のサービスエリアでP泊が可能かどうかあちこちチェックしてみたが、駐車場の気温が猛烈に高い。停まっている車、特にトラックがエアコンを使用するためエンジンを轟々轟かせているので、熱気だけでなく騒音も半端では無い。とても窓を開けて寝られる状況ではないので、何箇所かトライした挙句、P泊は断念。

やむなくそのまま自宅を目指す。羽生PAで最後の荷物の点検を行い、自宅へ。到着は午後8時半。

朝7時半に青森津軽SAを出発し、13時間かけて午後8時半自宅に到着。走行距離675kmは今までの最高記録。途中で多めに休憩したのでさほどの疲労感は無かったが、ちょっと無理をした感じは否めない。案の定帰宅したら息子から叱られた。

 

今回キャラバンの総走行距離は4117km 使ったガソリンは523リッターだった。