直線上に配置  
   中国・九州ロングキャラバン  
2012年4月27日〜5月1日
 
  九州編その1

2012.04.27 呼子(よぶこ)のイカ料理

今朝は風もまったく無く良いお天気。キャンプ場から見える海も昨日とは違って大変穏やか。
 

午前中に誠子マミーが16年来お世話になっている旧知の漢方の「馬場薬局」を表敬訪問。

朝起きてあらためて回りの景色をみていたら、海の向こうの対岸にT昨年以来Vで見慣れた?ドーム状の建物が見える。あちらは玄海方面となれば、あれは明らかに「玄海原発」に違いない。キャンプ場からは30km圏内どころか数キロも無い。しかもこの原発は地元の方も心配だと言っているプルサーマル方式だから、ウランでなくてさらに毒性の強いプルトニウムが燃料となる。いささか複雑な思いでキャンプ場を後にした。


 
 
懇談している中で、「鷹島」の見物を強く勧められた。鷹島とは先般元寇の軍船が水中探査で見つかったところ。これは外せないとさっそく本日のスケジュールに組み込むことにした。
 
懇談を終えて、誠子マミーの希望で唐津焼の窯元「中里太郎右衛門」を訪ねた。ここで今お気に入りの皿と同じ型の皿を購入。


 ここに来る途中で「お茶盆窯跡」を見学。詳細は分からなかったが、大陸からの渡来人が開いた窯の跡らしい。



さて、いよいよ本日のハイライト、「呼子」へイカ料理を食べに出撃。唐津からは1時間弱の道のり。今回は前回の「河太郎」でなく、教えてもらった「海舟」にしてみた。呼子の港は平地が少ないので、このレストランの駐車場もかなりの傾斜地にあり、とめるのが大変。とめてから車を降りるのも一苦労。観光バスも苦労していた。店の前では干物用のイカがくるくる回っている。北海道では見慣れた景色。

 
注文したのはイカ活き作り定食。活作りのイカをメインにイカシューマイ、茶碗蒸し、最後に刺身の残りのゲソをてんぷらにしてくれる。わたしとしては最後のてんぷらが最高に旨かった。誠子マミーはやはりイカ刺しが一番旨かった由。かなり大ぶりのイカだったので、てんぷらの量が多い。あまった分といか大部分は持ち帰用パックをいただきありがたく持ち帰りました。夕食に食べたけれど、揚げたての旨さにはかなわない。

透き通っているイカ刺



これが一番旨かった!



ランチの後、勧められた鷹島へ。ここは島で長崎県になるが、「鷹島肥前大橋」でつながっており、唐津から車で乗り入れができる。この橋が離島のために作られたとは思えないほど立派な橋だった。ちなみに総工費200億円とのこと。 



橋の袂にある道の駅「鷹ら島」に立ち寄り、イカの塩辛など買い求める。道の駅の案内にあった「歴史民族資料館」に行ってみた。この島は元寇の際に主戦場となった場所で、暴風雨で沈没した元の軍船が水中探査の結果見つかったとして有名になった島である。資料館で元寇の歴史をあらためて学んだ。元がなぜ小さな日本を大きな犠牲をはらってでも攻めた理由のひとつが末子相続の原則をや破った長子のフビライが国民の不満を外に向けさせるためということにあったと知り、いつの時代も同じとあらためて考えさせられた。
 
水中考古学についても詳しい説明があり、なかなか面白かった。東京を出るときにはまったく考えていなかった場所だったが、やはり地元の方が教えていただける情報は貴重。
 
鷹島の後、これまた教えてもらった「いろは島」へ。こちらは満潮のタイミングを逸したせいか、あまり松島のような雰囲気ではなかった。


 
でも途中で見つけた「大浦の棚田」はすばらしかった。



これで今日予定していたスケジュールは終わり。
 
唐津に向かい、駐車場の広いイーオンで買い物をしてから、昨日も行った日帰り温泉「鏡山美人の湯」へ。誠子マミーも今度は木桶の風呂で36度のぬる湯を堪能できたみたいでご機嫌。2日も連続したのでさぞかし美人になるのでは?
風呂の後、明日に備えて道の駅「伊万里」へ移動。午後6時半到着。
  
本日の走行距離 121.8km

2012.04.28 九州陶磁器文化館

晴れ。朝方の気温は低かったが、昼になって真夏の様相。毎朝、何を着るか試行錯誤している。
 
昨夜は道の駅「伊万里」でP泊。今朝は明日の有田の陶器市に備えて、近くまで移動することにした。8時に出発し、有田の「佐賀県立九州陶磁器文化館」へ向かった。ここは有料かと思いきや無料。でも施設はかなり整っている。展示物も良く吟味されており、展示方法もビデオを使って分かりやすく展示されていた。有田だけでなく、九州の焼き物すべてを網羅しているようで、時間がたつのを忘れる。

文化館入り口の生垣のつつじが綺麗だったので、思わずパチリ。


有田焼きで作られたからくり時計。30分置きに動くので10時になるのを待って鑑賞。

 
明日の陶器市見物には駐車場の確保が必須なので、受付のお姉さん方に状況を確認。お二人には大変親切に教えていただけた。駐車場のやはり道路は大渋滞なので、、車を置けるところにおいてシャトルバスで移動するのがベストとのこと。とりあえずこの陶磁館のパーキングから有田駅までは徒歩5分とのことなので、明日は朝一番でこの駐車場を確保することにした。
 
念のため、陶器市の実行委員会発行の駐車場マップにある比較的大きな駐車場を探してみたが、道路が狭く、一度入ったら出るのが大変そうなので、これは敬遠。
 
そのまま今夜のP泊予定地、道の駅「山内」に向かう。実はここのレストラン「なな菜」は野菜料理のバイキングで有名らしい。道の駅のレストランにしてはちょっと高めの¥1200だった。11時に入店したが、もうたくさんのお客で料理が並んでいるテーブルの周りは人で埋まっている。一回りしたら空きが出てきたので、さっそくいろいろ見て回る。野菜が主体なのだが、とにかく珍しいメニューが多いし、また種類が多い(おそらく50種類はあったと思う)。大皿といっても比較的小さな?大皿なので、つぎからつぎへと新しい出来立ての料理が交代で出てくる。小食の私も2回お変わりし、デザートまでしっかりいただきました。いつも決まった外食とスーパーの惣菜料理に飽きてきたころなので、野菜はありがたかった。

 
 
誠子マミーの選択 見た目も美しい!

 
しーとさんの選択 見た目も悪いし偏っている。


食後は休憩タイム。しばしお昼寝。
 
誠子マミーが起きてきたのを見計らって、ご希望の「武雄温泉」へ。ガイドブックで見たらなかなか良かったそうだ。
駐車場が満杯でどうしようかと悩んでいたところ、整理のおじさんから前の道路にとめろとの指示あり。ちょっと気が引けたが、先客がすでに駐車しているその右に止める。つまりダブル駐車。これでびっくりしていると、私の右隣にまた一台。都合3台が重列駐車。路面をよく見たらバスなんて書いてある。どうやら団体用のバス駐車位置らしい。

目の前には中国風の楼門があり、あまり温泉らしくなくなにやら怪しげな感じ。ここをくぐると中に武雄温泉入り口があった。あまり考えることもなく、¥400を支払って入館。中は木造で、吹き抜けの天井が高い。イメージからすると道後のぼっちゃん風呂と青森の酢ヶ湯温泉の間のような感じか。
 
 
窓が上のほうにしか無いが、場内は風が抜けて気分が良い。風呂は内風呂が2つ。あつ湯とぬる湯と書いてあったので、ほっとして入浴しようとしたら、なんとぬる湯でも42〜43度。あつ湯は44〜45.5度と書いてある。私の体調からするとドクターストップがかかりそうな温度。やむなくぬる湯を腰湯でつかることにした。それでも5分で十分。
 
後で入り口の入場券売り場の上に男湯、女湯のそれぞれの風呂の温度がリアルタイムで表記されるようになっていた。

下の写真参照。

 
 
風呂の後、たまった洗濯ものをコインランドリーで処理。結構時間がかかり、今夜のP泊地、道の駅やまうち「黒髪の里」には午後5時到着。
 
今日は昼過ぎから気温がどんどん上昇し、車内でも30度を越えている。風を入れるため、到着して窓を開けてほっと一息ついたら、なんと大型トラックがエンジンを轟々とかけっぱなしですぐそばに駐車してしまった。運転手さんも暑いので、エアコンをかけたい気持ちは分かるが、大型トラックはアイドリングでもかなりの音量だが、このトラックは別格。ひょっとすると冷凍車かもしれない。ミラーをたたんでカーテンを引いてしまったので、これは長期戦になりそう。ひょっとすると今夜はここでお休みか? 早く出てくれたらいいのだが。
 
ぶつぶつ文句を言っているうちに陽が落ちて涼しくなってきたので、窓を開ける必要も無くなった。せっかくトラックもエンジンを切って静かになったのだが。タイミング悪し。
 
今夜は明日に備えて早めに就寝する予定。
 
本日の走行距離 46.6km 
東京を出発してからの距離は 1820.6km になった。ガソリン代が! 

2012.04.29 「有田陶器市」

今朝は陶器市にあわせて早起き。7時前には道の駅山内「黒髪の里」を出発。道の駅の前の道路は有田方面に向かう車がひっきりなしの走ってゆく。早めに会場入りしておかないと駐車場が無くなる心配があるので、朝食もとらずに出発。
 
会場ではアクセスが便利な九州陶磁器会館を予定していたが、行ってみたら、昨日教えてもらった駐車場は陶器市の関係者用の駐車場になっており、入場禁止の札が!しかたなく引き返し、途中で見た臨時駐車場へ行ってみた。幸い大型車でも駐車が可能であったので、整理費¥500を支払い無事に駐車完了。場所が確保できたので、さっそく遅くなった朝食を。ついでにコーヒーを造って会場整理の係りの人たちに振舞う。駐車する際に車が出やすいようにあちこち注文を付けたので、せめてものお詫びの印。
 
朝食を終えてさっそく7時半には陶器市会場へ出発。
陶器市は今日から連休中開催される。場所は有田駅前のメインストリートが中心だが、端から端までは約4kmある。午前9時から歩行者天国になるが、それまでは車の通りが結構激しい。しばらくの間車をよけつつ歩いてみたが、やはり歩きにくいので、9時まで途中の休憩所で一休み。



ちっと一休み


 
9時なってお買い物スタート。今回の狙いは大き目の皿とマグカップ。
それでもとにかく道の両側はすべて陶器の陳列棚で埋まっている。良く見ると店の看板に「鮮魚」と書いてある店も陶器の店に早代わり。どうやらどこの店も本来の営業とは無関係に場所を貸しているらしい。安いものから高いものまできょろきょろしながら歩くが、とにかく人出が多く、その間を縫って歩くので、なかなかはかどらない。

 
それでもなんとか大手の店でアウトレット品をゲット。気にいったものがあったが、値段が妙に安いので敬遠したところ、別の場所でまったく同じデザインのものを見つけた。こちらはさっきの品の倍の値段がついている。あらためて戻って確認したところ、こちらは規格外品とのことだった。 とはいえ、皿の裏にピンで突いたような小さなへこみがあるだけ。それも言われないと分からないようなもの。それならばとアウトレット品を購入。いい買い物ができたと誠子マミーは大喜び。後は台の上に雑多に積み上げてある均一値段のものを探して、いい具合のものをゲット。マグカップは本日限りの割引値段をゲット。ただ陶器は持ち運ぶには重過ぎる。

 
一通り買い物を終えてランチタイム。
場所は深川製磁の工場?の2階にあるカレーショップ「究林登」。とてもしゃれた店とは言えない2階にあり、メニューはカレーのみ。サイズはSとMあり。1階ではカレーソースのレトルトを売っている。味はどうもレトルトを戻したような感じ。スパイシーではあるが、具で分かったのはしめじだけだった。肉の存在は不明!値段が値段(¥680)だから、文句も言えないが自分で作ったほうがよほど旨いと思う。ま、私の腕がかなりのものではあるけれど? 



ランチを終えたのが11時半頃。ということは陶器市のウオーキングで4時間ほどかかった計算。かなり疲れた。
 
カレーショップは前述とおり4kmの端のほうにあり、ここから荷物を持って戻るのが一苦労。しばらくあるいたが、途中で無料のシャトルバスを利用して有田駅まで戻ることにした。道路は陶器市見物のお客さんの車でかなりの渋滞。それでも昼過ぎには駐車場に帰還。
 
一息いれて、熊本方面に向かうことにした。場所は九州縦貫道の菊水ICに近い道の駅「菊水」。ここには温泉施設が付属しているので、好都合。
午後3時半ころに無事に菊水に到着。


到着してあたりを見渡すとなにやら公園風な景色が見えた。
高台に上ってみるとそこは「江田船山古墳公園」だった。下の写真の左側が前方後円墳、右側が円墳。明日はもう少し見て回りたい。



道の駅には先客のキャンパーが多数終結している。ここなら安心してP泊が可能だと判断。
さっそく温泉、「菊水ロマン館」へ。料金は¥300と格安。露天風呂は無く、内湯だけ。湯の温度は比較的低め。体感的には37〜38度くらい。昨日と武雄温泉とは異なり、かなりゆっくりとつかることができた。風呂の後、レストランで豪華デイナーと思ったが、何と入り口に本日貸しきりの札が!日曜日に貸切は無いだろうと思うも、いたし方なし。仕方なく、道の駅の売店で、チジミ、チャプチェ、コロッケなどを買い求め、豪華デイナーが簡単デイナーになってしまった。ただし、意外なことにはこの韓国料理はかなり旨かった。結果的にはレストランで食べるよりも良かったような気がする。
 
さて明日は息子の友人に会うため熊本市内へ。それまではこの道の駅のそばにある古墳公園を散策することにした。明日のお天気しだいではあるが。
 
本日の走行距離はkm


2012.04.30 熊本

昨夜半かあら降っていた雨は朝方にはあがっていた。予報では雨のち曇りなので、まずは一安心。
今日は午後一で息子の友人と会う約束があるので、それまでの時間を利用して、道の駅の隣の江田船山古墳見物をしてきた。かなり大きな公園で、園内には古墳が各種取り揃えてある。最大の前方後円分の江田船山古墳の墳丘には石室が保存されており、中に入って見ることができる。雨上がりの朝とあって見物人はわれわれ二人だけ。貸切状態で園内散策ができた。


こちらの駐車場は平坦地に作られており、収容台数も道の駅より大いかもしれない。トイレも綺麗に清掃が行き届いており、しかも洗浄トイレ付で個室も多く、道の液よりもだいぶ格が上だと思う。ここでP泊を予定しているなら、風呂は道の駅で済ませ、泊まりはこちらのほうが便利かも。
 
散策をおえて熊本へ向かう。食材など必要な品物が不足してきたので、イーオン熊本を目指す。毎度のことながらイーオンは広い上に、平面駐車場が基本で、入り口に障害となるような構造物が無いので、きわめてキャンカー向けだと言える。できたらここに車を置いて、バスで熊本市内と思ったが、都合の良い便がみつからず。やはり市内で適当なパーキングを探すより仕方が無さそう。
 
買い物を終えて、待ち合わせ場所へ向かい、途中でコインパーキングを探すことにした。休日のためか、コインパーキングは空いているところがあちこちあるのだが、入り口のゲートが障害となって入れないところが多い。たまたま見つけたところは数台しか止められない小さなスペースのため、ゲートが無く、スムースに入場できた。ここから待ち合わせ場所の市内の商店街まで700m。ラッキーではあった。
 
まだ時間があるので、それまでにランチを済ませるべく、上通町で「やよい軒」という定食屋さんが見つかった。注文は食券販売機でやることになるが、店内はカフェのように綺麗で、いわゆる定食屋さんのイメージは無い。接客態度も良く、お値段もリーズナブル。わたしの注文したみそカツ煮定食は、鉄皿の中で味噌タレで煮たとんかつと目玉焼きそれにフライドトマトが添えてあるもの。久しぶりに熱々の料理、しかも味噌味が好きな私にとってはご馳走だった。
貧しい味覚と言わないで!



 
やよい軒のすぐちかくにある喫茶店「TIMELESS]でお勧めの「バリ神山ハニー」をいただいた。味がまろやかで香りあり。久しぶりに美味いコーヒーを味わった。息子の友人M氏からはわれわれの知らない息子の一面をいろいろ聞くことができ、わざわざ熊本までやってきた甲斐があったというもの。



懇談の後、愛車まで来てもらって中を見ていただいた。息子と違ってかなり興味を示していただき感謝。お世話になりました。



まだ時間があるので、まだ行ったことが無かった「熊本城」を見物することにし、コインパーキングに車を置いて徒歩でお城へ。入場料¥500を支払って、天守閣に登る。さすがにここからは市内が一望できる。昔は高い建物がなかったから、さぞかし眺望がよかったろうな。天守の中にある模型を見ても、櫓の数だけでもすごい数。有名な石垣のカーブは芸術的でもあるが、地盤の強度を考えて石垣が崩れないしたら、あのカーブになったといわれているが、とにかく圧倒的な存在感と美しさは実物を見て初めて分かった。難攻不落というのが実感された。西南戦争の際に最後まで落とせず、西郷ドンが加藤清正公に負けたと評したそうだが。さもありなん。


雨が降ってきたし、今夜の宿?さがしもあるので、1時間ほどで見学を終えて帰途につく。
 
最初に目指した道の駅「旭志」は周りが牧場のため特有の香りが?トイレも個室がすべて和式で数が少ないので、ここは敬遠。次に向かう前にすぐそばにある温泉「蘇傳寺温泉」に立ち寄り。料金は¥300と格安。これで源泉かけ流し。ここはペットも入れる温泉がウリ。といっても一緒に入れるわけではなさそうだが。露天風呂の温度は37〜8度で、昨日の菊水の温泉と同じ位で、ゆっくり入ることができた。2日つづけてぬる湯が堪能できラッキー。
 
ここまではよかったが、この後次の道の駅「大津」は行ってみたらトイレは旭志」と同じ状態。初期の道の駅はみなこんなものなのだろうか。しかも駐車場が斜面にあって、水平に駐車ができない。これでは寝られないと思い、さらに次の道の駅を目指す。こんどは最初に考えた道の駅「阿蘇」。到着したのはだいぶおそくなり午後7時半。雨の中、風が強い中でのドライブで結構疲れた。到着したら先客のキャンピングカーが多数泊まっている。キャンピングカーが泊まっているところは概してP泊向き。安心して入場。誠子マミーが偵察したところ、トイレは合格とのこと。駐車スペースも広く、ほぼ平地でこれなら良く寝られそう。
 
さあ、明日はいよいよ阿蘇を経由して高千穂峡に向かう予定。

2012.05.01 阿蘇

雨はあがったが曇り。いまにも降り出しそうな雰囲気は昨日と変わらず。
道の駅「阿蘇」はなかなか快適なところ。トイレは綺麗でシャワートイレ完備。中にはお座敷があって休憩したり食事ができるようになっている。
 
キャンカーが多数停泊中



道の駅では初めてみたが電気自動車用の「充電スポット」まであった。この充電スポットがキャンカーの電源として使えたら最高なんだけど?



相変わらずお天気は芳しくないが、駄目もとで阿蘇の山頂を目指すことにした。道の駅からはえんえんと登り坂が続く。途中の「草千里展望台」からは霧がかかってしまって遠望が利かない。そのまま中岳山頂Pまで直行。相変わらず風が強いが、ここはまた別格。帽子をしっかり押さえていないと飛ばされてしまうほど。


 
山頂Pからは山頂までロープウエイがある。往復¥1000。しばらくあたりを見ていたら、ロープウエイの駅の脇の道を上がっていく車が結構多い。歩いてチェックしてみたら、「阿蘇山公園道路」というのがあって、これで山頂までゆけるようだ。料金は¥600。道の駅でもらったチラシにはその存在は記されていない。キャンカーでの山道は厳しかったが、なんとか10分ほどで火口へ。

 
火口で記念撮影(セルフタイマーです)霧で火口は見えず。 
 
最初は雲と霧でよく見えなかったが、すこし霧が晴れたら火口の底に緑の池が見えた。火口のあらあらしい黒と茶の色彩と霧と雲の白とのコントラストが鮮やか。しばらく見とれていたが、やはり風がつよく寒い。およそ20分ほどの滞在で山を降りる。

 
途中で駐車スペースを見つけて、ようやく今回キャラバン初のスケッチ。あんまり出来がよくなく二人とも中途半端な気持ちで切り上げ。終わったら昼になっていたので、その場で道の駅で買い求めた稲荷寿司とインスタント味噌汁を作っていただく。この稲荷、箸で持ち上げられないほどデカイ。一人分を二人で分けてもちょっと多いくらいだった。箸のサイズと比べてください。
 

食事を終えて草千里展望台に差し掛かったところ、すでに霧が晴れてかなりの眺望が楽しめることが分かった。さっそく車を降りて写真撮影。はるか遠くに見えるのが有明海。その手前が熊本市。そしてその手前が阿蘇の草千里。霧が晴れてよかった。



今日は明日の高千穂峡見物を考えて、道の駅「高千穂」を目指すことにした。案内所で聞いたとおり、新しくできた大規模農道経由で、無事に高千穂到着。それでもこの道はジェットコースターのようで、山を切り開いた切通しを上がったと思ったら急な下り、。この連続で1時間半の道のり。、結構緊張の連続で普通の倍疲れた感じ。高千穂に到着したがしばらく何をする気力もなし。
 
しばらく休憩してから場内をチェック。
大きなモニュメントがあったが、これが天手力男命だった。



それでも明日の経路を偵察するため、キーとなる「高千穂神社」まで行ってみた。天孫降臨の伝説があるくらいなので、もうすこし荘厳な感じがするかと思ったが、意外に開けた街中にあってちょっと古めの普通の神社だった。
  
境内に「夫婦杉」という根がひとつで幹がふたつの杉の大木があり、この周りをカップルが手をつないで3周するとより絆が深まるとある。誠子マミーの要請でやってみた。周りの目が気になるので、さっさと回るので息が切れる。それをみていた若いカップル(多分新婚さん)も見習ってやっていた。末永くお幸せに!



明日は高千穂峡をボートでめぐってみる。