今日は誠子マミーの希望で下関でふく(下関ではふぐと濁らない)を賞味することにした。ところが壇ノ浦PAからは下関で高速を下りることが不可。一度関門海峡を橋で渡り、門司までいって、再び一般道(トンネル)で下関に戻ってくるしかない。やむなく高速代とトンネル代を支払う羽目になってしまった。下調べは必要だということ!もっとも関門海峡を橋とトンネルの双方で通過できたという得がたいおまけがあった。
下関でパーキングを探すのが一苦労だったが、「唐戸市場」のバス駐車場の奥のスペースを借りることができた。まだ9時10分。ランチタイムまでは時間があるので、あたりを散策することにした。
まず向かったのが
「カモンワーフ」。カモンはいらっしゃいの意味かと思っていたが、後で「かんもん」のもじりだと分かった。なかなかのネーミングに感心。お目当てのふく料理
「ふくの関」は当然準備中の札がかかっている。ここを通り過ぎて、道路を挟んで向かい側にある
「亀山神社」へ。ここで世界最大のふくの石像を拝見。こんなものはほかでつくることはないだろうから、作れば世界一になるだろうけど。狛犬と亀とふくの3ショットを撮影できた。
亀山神社を駆け足で見物してから、
「旧秋田商会」のビルを見学。大正時代の時代の先端と行くコンクリート建築ということで、内部を公開している。1階の観光案内の係りの方が親切に内部を案内してくれ、普段は公開していない4階への回り階段を上ることまで許可してくれた。外側はご覧のとおり西洋風であるが、内部はほぼ完全な和室仕様で、内側からはコンクリート建築とは想像できない作り。でも屋上には和室と日本庭園まであり、なかなか凝ったつくりになっていた。
写真の右側のビルが秋田商会。上らせてくれたのは青いドームの部分のところ。
このビルの中にある金子みすずの部屋(作品の紹介など)を見てから帰途につく。
この頃になると青空が広がると同時にかなり気温が上がってきた。半そでが丁度よくなった。
カモンワーフに戻りしばらく埠頭で休憩している間に、「ふくの関」の札が「準備中」から「やってるよ」に変わったのを見て入店。注文したのは、ガイドブックにあったふくの関定食(ふく料理が一通り入っている)とふくのから上げ定食。誠子マミーはめったに食べないものなので、とりあえず満足してくれたようだ。
ふくの関定食
私の注文したのは小型のふぐを丸ごと唐揚げにしたもので、普通に旨い。昔高松時代に漁師のおばちゃんがリアカーで売りにきた毒の無い(といわれていた)ふぐに良く似た味だった。
さっき渡った関門海峡を再び橋で渡る。あとは唐津まで直行。
途中古賀SAで小休止。ここで「かんぼこ」という妙な名前の食べ物を見つけた。
どうやら練り物のようで、「かんぼこ」は「かまぼこ」のことと推察。博多ラーメン天というのが気になり、1本購入。中身は豚骨ラーメンを練りこんであるとのことだが、果たして? 食べてみたが、いわゆるさつま揚げ風の味でラーメンの気配は無かった。実物がこれ。
唐津では「波戸岬のキャンプ場」にとまることにしていたが、その前に風呂と思い、唐津手前の街道沿いにある
「鏡山温泉、美人の湯」へ。今日は26日、フロの日ということで¥600→¥500に割引だった。かなり得をした気分!もっとも後でよく調べたら70歳以上はさらに¥400であることが分かったが後の祭り。残念無念。ちょっぴり嬉しかったのに、がっかりした気分に。露天の桶風呂の温度が36〜7度で久しぶりにのんびりできた。
鏡山温泉からキャンプ場までは約45分で到着。広い場内にお客は一組だけ!5年前もそうだったが、今回もまた貸切。まだ陽のあるうちに2ショットを。
ここは岬の先端にあり、海に落ちる夕陽が綺麗。たまたま写真を撮っているときにとんびが画面に入ってきた。