直線上に配置  
   富士箱根ミニツアー  
 2011年11月16日~17日
 
 
珍しく誠子マミーから紅葉見物に行こうかとのお誘いあり。狙いは紅葉よりも箱根の「田村銀かつ亭」だったが。以前自分だけ行って豆腐かつが旨かったと宣伝していたのを覚えていたらしい。

それはともかく、すでに11月も中旬。紅葉といっても日光など見所はとっくに過ぎていて、かなり南下しないと無理そう。で、結論は富士五湖近辺となった。

11月16日(水)
水曜日の朝、といってもちょっと遅めの9時頃に自宅を出発。さいわいお天気は晴れ。調布ICから高速に入るまでガソリンスタンドを探すのに手間取ったが、なんとかIC手前でセルフスタンドを見つけて満タンに。もっとも1万円札を挿入して、いざ給油と思ったら画面の表示が¥1000となっているではないか!あわてて係員を呼んで訂正を依頼。すると給油レバーを握って給油を開始しないと、前の人の画面が残ったままであることが分かった。いつものセルフと違うと戸惑ってしまうのは歳のせいか?

河口湖には11時半に到着。さっそくグルメ第一弾!としてほうとうの「小作」へ向かう。

到着したら平日にもかかわらず駐車場はほぼ満杯。なんとか角地を見つけて駐車。中はさぞかし大混雑だろうと思ったが、やはり予想とおり座敷はほぼ満員状態。さすがに観光地と感心しきり。

   

待たされるのを覚悟して、誠子マミーは麦とろろ定食。私は定番の豚肉ほうとうを注文。意外に待ち時間なく、10分ほどで品物が到着。どちらも私達にとってはかなり量が多い。すこしだけシェアしてなんとか平らげる。

   
   

久しぶりのほうとうはやっぱり旨かった。スーパーで売ってる「ほうとう」とは違い、かなり幅広の太め。これが旨さの秘訣かも?お土産に半生のほうとうを買った。ところで皆さん、ほうとうの漢字はどう書くのかご存知ですか? 
答えは「饂飩」です。はくたくの音便です。中国では餅の類となってますが、禅僧の手によって中国からもたらされたものと言われています。武田信玄の戦陣食として有名ですが。

さて、ランチの後は今回の目的、紅葉見物。このあたりで名所と言えば、やっぱり「紅葉台」。かねから場所の見当はついていた。道の駅「なるさわ」交差点を通過、鳴沢氷穴を過ぎたところで右折。すぐに駐車場がある。乗用車なら上れそうだが、キャンカーにはちょっと問題がありそうだったので、ここで車を止め、後は徒歩で。30分ほどの登りが続く。しばらく運動不足が続いているので、結構きつい。あと2分という標識を見てほっとする間もなく、最後の2分は急な階段。写真をご覧ください。

   
   

頂上?に着いたら大きな駐車場があり、普通車なら十分走れることが分かったが、運動不足解消のためには歩いたほうが良いのでは?と皆さんにアドバイスしたい。

茶店では観覧料(展望台入場料)¥150を払い、写真にあるようなボード(付近の地図)を貸してもらう。さすがに有料だけあってここからの富士山の眺望は見事。もうすこし紅葉していればもっと良かったが、そんなものは帳消しになるくらい素晴らしい景色だった。あんまり見事すぎてとてもスケッチに挑戦する気にもならず。

   
   

苦労して上った展望台も下りは20分ほどで、駐車場に。足首に軽い捻挫がある誠子マミーは用心しながら下る。

運動して足がパンパンになったので、今日はこれで終わり。そのまま道の駅「なるさわ」に向かう。とりあえず物産の直売所を冷やかして歩くと、美味しそうな富有柿が目にとまり、3個購入。(結局今回ツアーでは食べる機会を逸したが)

まだ4時。先に風呂にするか、夕食にするか悩む時間帯。風呂は道の駅の裏手にある「ゆらり」に決めたが、風呂の後、夕食のために出かけるのは面倒なので、先に食事を済ませることにした。といって道の駅に付近には適当な食事ところがないので、河口湖方面の戻ることに。町の手前に最近できた「フォレストモール」にレストランがあるのを見つけて行ってみた。
グルメ第二弾!は、一番先に目に入った台湾料理店「聚鑫楼(ジュイシンロウ)」に入場。

   

台湾料理といいながらメニューの大半は普通の中華料理。ついでにウエイトレスも台湾では無く中国本土(確認済み)だった!中華料理ならなんでもOKな私はマーボートーフと酢豚に二品が着いた付いた定食を。誠子マミーは白身魚の甘酢あんかけ。
どちらもボリュームたっぷり、味も平均点以上で旨かった。気がついたら食べ終わっていたので、写真は無し。
酢豚と甘酢あんかけの「あん」ははどちらもまったく同じ味だったが!全部で¥1860という値段を考えたら贅沢は言えない。かなり満足して帰途につく。

道の駅にもどり、さっそく風呂へ。日帰り温泉「ゆらり」はちょっと高めの¥1200。 風呂は五右衛門式、香風呂など、いろいろあったが、けっこうな混雑具合で、結局試したのは内風呂と露天の二つだけ。露天の温度が41度前後でかなりゆっくりと入ることができた。5時過ぎにもかかわらず、平日だというのに洗い場を確保するのが難しいほどの混雑。二人とも1時間近く滞在してすっかり暑くなって車に戻る。夜風にあたってほっとした瞬間だった。

   

車中で日本シリーズを見ていたが、どうにも眠くなってたまらず、ついに9時前にベッドに入る。ワンセグ付き携帯ナビをベッドに持ち込み、日本シリーズを見ていたが、知らない間に寝入ってしまったようで、朝起きたら完全にバッテリーが上がっていた。

11月17日(木) 
道の駅なるさわにて一夜を過ごす。仲間はキャンカー1台のみ。この時期はあまりP泊するのは珍しいのかも?こちらは朝早起きなので、気が付かなかったが、バンなどでP泊している人は多数いた模様。

快晴で富士山もくっきり見える。気分が良いので、周辺をウオーキング。20分位とおもったが、意外に道が遠く、結局30分ほどかかった。周りにはまだ企業、大学の保養所がかなり残っている。

   


朝も早かったので、強羅に直行する前に、フジのもしもツアーズでやっていたのを思い出し忍野八海へ立ち寄り。入り口の茶店「ひのでや」の駐車場に車を止め、駐車券兼地図(写真下左)を貰う。駐車券には1時間で戻るように指定あり。後で確認したら¥600以上の御土産を買えば1時間無料とのことだった。しっかりしてる。
   

八海とはちょっとオーバーなネーミングで、実際は小さ湧水池の集まり。明治時代の案内図では富士元八湖となっている。
水は透明度が高く、一番深い池では8mくらいの底に泳いでいる虹鱒がくっきり見えた。飲用の水場があり、試しに飲んでみたが、さほど冷たいわけでもなく、普通の味。

   

付近は観光客でかなりの混雑。富士山を背景とする池のスポットは写真を撮る人の順番待ち。私達も記念写真を!年賀状に使えるかも?

一通り見て回ってから、入り口近くにある資料館(正式には榛の木林資料館)という看板を見つけた。受付の建物の2階が展望台となっているようで、お一人様¥300を支払って入場。場内には池が2つ。他に渡辺家とい庄屋風のかやぶき屋根の建物があり、見学できるようになっている。周りには滝や水車小屋まであって、風情あり。有料とあって他の場所よりも人が少なくゆっくりと見て回ることができた。

   

目玉の展望台は確かにそれほど高い建物ではないが、周りが低い建物ばかりなので、富士山の絶景が目の前。前記のかやぶき屋根、水車小屋を入れ撮影するのがポイント!で、出来上がった写真がこれ。

 

時間調整のつもりが、思わぬところで時間がかかってしまい、強羅到着時間が大分遅れそう。田村銀かつ亭は人気店なので、開店時間前に到着する必要があるが、果たしてどうか? 心配しつつ急いで箱根に向かう。

忍野から下道で籠坂峠、乙女峠を経て強羅へ。国道138号から県道733号に入る。ここからは道幅も狭いところがあるし、アップダウンもかなりあるので、キャンカーにはつらい。ポーラ美術館を通り過ぎて11時半にようやく強羅到着。駅からほど近いところに、「田村銀かつ亭」を見つけて入ろうとしたが、すでに駐車場が満杯。道路まで入店待ちの車が並んでいるのを見て断念。やはり忍野での長逗留が失敗!

   

折角の誠子マミーのリクエストだったけど、残念。次回のお楽しみにしましょ!

ランチを食べ損なったので、どこへ向かうかしばし熟考。結論は比較的近くて今が見ごろのすすきの原、仙石原に決定。

あらためてナビを設定しなおし湖尻方面に向かう。20分ほどで仙石原湿原に到着。
グルメ第三弾!は、交差点の入り口にある「銀の穂」へ。入り口にあった看板のわっぱ飯が美味しそうに見え、お腹も空いていたので、躊躇せずに入ってしまった。時分時となって店内は満員。こりゃ待たされるかなと半ばあきらめ気味に注文。誠子マミーはゆばのわっぱ飯、私は山菜のわっぱ。あまり待つこともなく、直ぐにわっぱ飯抜きで、固形燃料の上に載った鍋(汁)と茶碗蒸しが到着。汁は熱々がいただける趣向。これは見事に熱々が好きな私向き。わっぱめしも期待が持てそう。茶碗蒸しを食べ終わる頃にメインのわっぱ飯が到着。蒸しあがったばかりのわっぱ飯は期待に反せずこれまた旨かった。湯葉そのものは味が無いので、薬味として自家製の塩味のかつをだし粉が添えられている。これが山菜に載せても旨い。

   


あんまり期待せずに入ったお店だったが、味は良いし、お値段もセットで¥1360と観光地としてはリーズナブル。ここは当たりだった。田村銀かつ亭失敗の十分リカバリーできた(ような気がする)。

ランチの後、すすきの原の中に入り、スケッチを試みる。しばらく書いてみたが、ススキはどう描いてもススキにならない。二人ともなんとか1枚仕上げたが、気に入らず。といって2作目に入る気力もなく、そのまま駐車場へ戻る。

   


さて、ここから東京へどう戻るか? ふたたび思案し、結局沼津方面に出て、東名経由で帰宅することにした。途中伊豆スカイラインの三国峠で駿河湾と沼津が見えた。しばらく行っていない沼津漁港の「丸天」に行ってみることに。

 

三島から沼津の1号線はかなり渋滞していたが、4時過ぎに沼津漁港に無事到着。ところが、漁港入り口にあるマーケットモールは店閉いの準備中。市場沿いの表通りは真っ暗。お店の灯りも点いて無い。平日は休みか?と不安に思いつつ、中通りへ。
グルメ第四弾!は「丸天」

ここは灯りがついていて、相変わらず人の出入りも多そう。やれやれと一安心。
いらっしゃい!との威勢の良いおばちゃんに案内され席に着く。カウンターにぶら下がっているお品書を見ると、ありました。千葉で食べ損なった金目鯛の煮付けが。おばちゃんに注文すると「型が大きいけれど良いか?」との妙な質問。ひょっとしてお品書きの値段¥2100よりもアップするのか? 一瞬不安がよぎったが、この機会を逃すともうしばらく次は無いと思って「いいよ!」と鷹揚に返事。誠子マミーは丸天特製の海鮮丼を注文。

   

最初に運ばれてきたのが[海鮮丼」。メニューの写真通り、大振りな刺身が山盛り!いつもならとても食べられそうも無いボリューム。そして待望の金目鯛が堂々到着。びっくりしたのはその大きさ。皿もでかいが金目鯛もでかい。皿の大きさは丼と比較してもらうと分かりやすいかも?この丼も普通の丼よりもかなり大きめです。論より証拠。写真をご覧ください。

   
   


金目定食はこの皿にあら汁とご飯と漬物少々が付くだけ。さすがにこの大きさなので、最後は誠子マミーに手伝ってもらってようやく平らげることができた。ちなみに勘定の段になって不安があったが、品書き通りで¥2100でした。ほつ!

食事の後で、車を止めたところに戻る途中、なんと立体駐車場がもうひとつ建築中だった。前に来た時は平面駐車場だけだったのに。せっかくリーズナブルなお値段で提供してくれているので、あまり観光地化してほしくないけど。次回はどんなことになっているか懸念しつつ帰途に着く。

   


沼津ICから東名に乗ったものの、大井町田付近で事故渋滞とのこと。どうせ環八は10時過ぎないと渋滞が解消されないので、途中足柄SAで一休みしてから戻ることとした。この間誠子マミーはぐっすりと就寝。こちらはPCで渋滞情報を確認したり、SAのインフォーメーションで状況把握に大忙しで寝るところではなかった。8時過ぎに渋滞が解消されたとのことで、就寝中の誠子マミーを起こし出発。幸い環八の渋滞も無く、無事10時半自宅到着。

終わり