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   ツアー  
 2011年4月29日〜5月6日
 
  本日から「なまはげツアー」を開始。 全行程図はこちらをクリック。

月日 ルート 走行距離 P泊場所:
4月29日 自宅→上河内SA 131キロ 上河内SA
    
7時に英国のロイヤルウエデイングの中継が始まり、ついつい見入ってしまい、出発が遅れて午後8時過ぎになってしまった。リングの交換など結婚式らしい行事が終わったところで切り上げ、後は録画で見ることにした。
遅い時間の出発になってしまったので、どこまで行けるか分からなかったが、頑張って110キロ走破し、「上河内SA」で轟沈。持参したはずのパジャマが見当たらず、しかたなく車内に常備している薄手のパジャマで我慢することにした。冬でなくて良かった!ホツ!

月日 ルート: 走行距離: P泊場所:
4月30日 上河内SA→奥州市水沢→柴波SA 384キロ 柴波SA
   

昨夜はいつもより早めの就寝時間だったので、今日は早起き。5時に目が覚めてしまいそのまま起床。誠子マミーはまだ就寝中につき、音を出さぬようそっと起きて外へ。
上河内SAの駐車場は満杯。休憩所は早朝にもかかわらず大勢の人が。自粛ムードでお出かけ組は少ないかと思っていたが、さすがにGWは別らしい。すこしほっとする。
朝食を食べ8時に出発するつもりだったが、NHKの朝ドラ「おひさま」が始まってしまい、結局これを見てからとなり、出発は8時40分。

福島県に入ってから道路状況が悪くなり、「鏡石PA」近辺からはかなり凹凸が激しくなって、あまりスピードを出せなくなった。屋根瓦が落ちてしまいてブルーシートがかかっている家が多くなってきた。

「菅生SA」で昼食。
わたしは460キロカロリーの表示に惹かれ「白石うーめん味三昧」を、誠子マミーはがっちりいきたいとのことで920キロカロリーの「カツ煮定食」を注文。 白石うーめんは盛が良いな(写真参照)と思っていたが、氷でかさ上げされていた。これは夏向きのメニューで、肌寒い今の時期にはちょっと不向きだった。
(注)
温麺(うーめん)は、素麺の一種であり、宮城県白石市で生産される同地の特産品。
食後に眠くなってきたので、「三本木PA」で昼寝。体力が戻ったところであらためて友人の居る奥州市水沢を目指す。14時50分に前沢ICを降りて友人宅には16時に到着。しばし懇談。友人ご夫妻は陸前高田に行ってきたばかりとのことで生々しい話を聞かせていただいた。やはりTVと現実とは大違いのようだ。夕食をともにしてから、水沢ICから東北道へ。水沢を出発したのが午後6時半。7時40分に「柴波SA」に到着。今夜はここでP泊。ずっと小雨が降っていたが、さきほどから本降りになってきた。予報では明日は雨とのこと。青森への移動日なので、ちょうど良かったかも?

月日 ルート 走行距離 P泊場所
5月1日 柴波SA→盛岡→乳頭温泉郷 102キロ アルパこまくさの湯
  
          
東北道、「柴波SA」でP泊。昨日も二人ともかなり早めに就寝。そのため夜中の2時という妙な時間に目が覚めてしまい、あらためて寝なおした結果、起きたのは7時半!
 
昨日から降り続いている雨はいっこうに上がる気配が無い。
昨夜、弘前の親しい友人とのメールによる打ち合わせで、弘前へ向かうのは後回しにして、先に秋田で会うことにした。
とりあえず柴波SAから盛岡へ向かい、インターそばの「盛岡ジャスコ」で食材を購入(ここは巨大な駐車場があり、ショップも多く便利なので東北ツアーの際は必ず利用している。実は盛岡ジャスコではもうひとつ目的あり。昨年、ここのレストラン、「ぴょんぴょん舎オンマ−キチン」で食べた冷麺の味が忘れられずもう一度食べたいとの誠子マミーのリクエストに応じたもの。
 
確かに「ぴょんぴょん舎」製の冷麺はものすごく腰があって、しかも滑らか。スープの辛さも5段階でリクエストの応じてくれる。私たちは中辛を頼んだが、なかなか味わいのあるスープ。付け合せで頼んだ「ねぎにらチジミ」も小麦粉の量が少なく、素材の旨さがそのまま伝わる感じ。
店内には「がんばろう!東北」のチラシが沢山あるので、岩手が被災地であることを思い出させてくれるものの、店内は大勢の人でにぎわっている。 レストラン街も店内はおろか店外の待合席で待つ人が多い。過度の自粛ムードは解消されたのかも?
 
天気予報によれば今日、明日とも雨。観光地めぐりも駄目だし、スケッチも難しいので、誠子マミーの体調を回復させるため、今日は温泉に行くこととした。場所は盛岡から秋田への途中にある「乳頭温泉郷」。ここは以前もトライしたが、駐車場に苦労して果たせなかったところ。 いつもの「アルパこまくさの湯」のさらに標高の高い「休暇村乳頭温泉郷」を目的地としてナビに入れる。
 
あいにく雫石を通過する頃から霧が深くなり、田沢湖から山に入ると先行車のテールライトを頼りに運転するほど。ざんざん降りの雨と霧の中、なんとか目的地の休暇村乳頭温泉郷に到着。あたりは完全な雪景色。駐車場だけ除雪してあるが、回りの白樺林は大量の雪の中。
 
駐車場はそこそこ広く、GWでもあまり車が無い。霧の中、目の前に休暇村田沢湖高原温泉の建物が見えた。乳頭温泉はいくつか源泉があり、徒歩で回れる範囲とのことだが、ざんざん降りの雨中、20分歩くのはしんどいので取りやめ。休暇村でも日帰り温泉が可能だったので、今回はここでお願いすることにした。
 
お二人様¥1000。温泉は単純硫黄泉。内風呂は温度が低めと高めの2つ。露天は低めが1つ。湯の温度は低いものが40〜41度くらい。かなりのんびりできる。神経痛が一変に癒される感じ。内外とも十分楽しむことができた。

露天風呂から見える雪の白樺林は印象的。係りの人に聞いたら、例年GWの時期はこんなものだが、今年は特に多いそうだ。
 
誠子マミーの首の神経痛もだいぶ軽くなったとのことで、ご機嫌麗しくなった。風呂から上がって車に戻ったら、さそくお昼寝。さきほどから熟睡中。だいぶ効果があったみたい。よかった!
 
乳頭温泉を終えて、山を下り、「アルパこまくさ温泉」の駐車場ででP泊することに。ところが、気がついてみれば、さきほどまで居た車(キャンカーを含む)はいっせいに姿を消し、今は私のユーロだけ。周りは真っ暗で、もちろん人影無し。低気圧の接近で、外は嵐のような風と雨。下界におりようとしたが霧で視界不良。移動をあきらめてここで一夜を過ごすことにした。明日も秋田方面は20mを越える強風だそうで、今度は風で運転が難しそう。どうせこんな天気なら移動せず、ここで居座って温泉三昧にするしかないか。やれやれ。

月日 ルート 走行距離 P泊場所」
5月2日 乳頭温泉→角館→道の駅[岩城」 92キロ 道の駅「岩城」
   

昨夜は一晩中すごい風と雨で車が揺れて安眠できず。それでも9時に寝てしまった誠子マミーは熟睡できたようで、朝6時にはすっきりした顔でお目覚め。
お天気は相変わらずで雨。ときどき大雨。
 
朝ごはんを食べてトイレに行こうと思って「アルパこまくさの湯」の公衆トイレに向かったが、8時にならないと開けないとの張り紙。
 
しかたなく30分かけて山を下り、田沢湖の湖畔の公衆トイレへ。ウオッシュレットがあるのに感激して入り口の寄付のボックスに応分のコインを投下。ありがとうございました。
 
あらためて30分かけてまた山登り。当初アルパの湯へ戻る予定だったが、昨日入った「休暇村乳頭温泉郷」が良かったので、方針変更してさらに山登り。何とこの時期に雪が降ってきた。かなり運転に気を使いつつ、ようやく目的地に到着。勇んで風呂に向かうと、何と係りの女性から「入浴時間は11時から」との冷たいお言葉。
雪が本降りになってきたので、がっかりする暇もなく、雪が積もらぬうちUターンしてアルパの湯へ戻る。
アルパの湯は9時からとなっているので、一番乗りで入浴。昨年の夏に来たときはお湯の温度が高く過ぎかえって刺激が強すぎて後が大変だったので、恐る恐る入浴。やはり、まだ積雪量が多いため、源泉から引いてくる間に温度が下がるようで、露天風呂は体温か体温以下。
 
一緒に入った若者たちは勇んで露天風呂行ったようで、一足遅れて風呂場に入るも姿が無し。露天に向かったところ、源泉が注ぐ口で寄り添うように3人が入っている。かなり寒さを我慢していたようだ。私が入ったらしばらくして内風呂もこんな感じでしょうか?との質問。内風呂は熱いくらいですよ!と応えたらん、とたんにそろって退出。よほど寒かったらしい。
こちらはぬるめのお湯が最高だと思っているので、広い露天風呂を独り占め。あとから来るひとも、足を入れたとたんに引き上げる人が続出。おかげで堪能できた。
 
風呂から上がって、雨の中、角館に向かう。途中のガソリンスタンドで聞いたら、まだ桜はつぼみだそうだ。どうも角館の桜は満開の時期に遭遇することが無い。今回もまた駄目かも?

田沢湖から角館へ向かう105号線沿いにあるミズバショウの群生で有名な「刺巻湿原」に立ち寄り。


昨年見たときよりも時期が遅かったせいか、花が大きくなりすぎで可愛げに欠ける。
 
角館に到着したら、市営の臨時駐車場は満杯。なんとか奥のほうへ入れることができたが、地面はぬかるみ状態で、あるきにくい。これで有料とは!問題の桜は案の定しだれ桜がちょっと咲いているくらいで、「桧木内川の堤」の桜は2,3分咲きで、ほぼつぼみ。気温は6度。かなり寒い。早くからだの中から暖めようと暖かい「稲庭うどん」を食べるところを探すも、どこも満員。
 
見物人だけはいつもと同じでかなりの数。どこの食堂も外で待っている人がいるくらい。結局スーパーの食堂で、なんとか昼食を食べ、そのまま角館を後にした。
 
秋田に向かう途中で、道の駅「協和」に立ち寄り。土産を買ってから、あらためて目的地の道の駅「岩城」を目指す。目的地に近くなったら、風が強くなってきた。岩城はアイランドパークと言うくらいで、海辺にある。道の駅の隣では「風力発電の巨大な風車」が回っていた。なんとなく嫌な予感がする。明日泊まる予定の隣接したキャンプ場を視察してみた。日本海からの風がまともにあたる位置にオートサイトがあり、かなり風がある。念のため、管理人が聞いてみたらやはりここは風があることを否定せず。せっかくキャンプ場に来て外で食事の支度ができないようではと思い、再検討することにした。
 
夕食は昼間が粗食だったので、誠子マミーの意向を汲んで道の駅のレストランで海鮮丼を。私はカツ重。味はまままあ。夕食を終えてから、これまた隣接の日帰り温泉「みなとの湯」へ。温泉は海草が溶け込んだような黒色。内風呂は42−3度くらいはあると思う。露天風呂が一段降りたところにあり、こちらも試してみたが、ここは40度前後でぬるめ。長湯が可能。かなり長時間楽しむことができた。
 
夜になってもまだ風がやまず体感温度はかなり低い。車内の寒暖計は15度を示している。さきほどから車内の暖房を入れてようやくほっとしたところ。明日は風がやんでくれるだろうか?

月日 ルート 走行距離 P泊場所
5月3日 道の駅「岩城」→男鹿半島 81キロ なまはげキャンプ場
   
 
一夜明けても「岩城」は風が強いので、弘前から来る友人との合流場所を変更することにした。
どのくらい風が強いかというとこんな感じ。風車と松林の傾き具合からご想像ください。
 


友人とメールで協議の結果、男鹿半島の内陸にある「なまはげオートキャンプ場」に変更決定。
岩城からは更に国道7号線を北上することになる。下の写真は「いわき」の人工島から撮影した月山方面。後ろにうっすら見えているのが月山(まだ雪山)。
9時半に道の駅「岩城」を出発、途中秋田の「マックスバリュー港北店」で夕食用の買い物をしてから、なまはげキャンプ場へ向かう。男鹿半島に入ってから、「男鹿ふっと観光案内所」「大潟菜の花ロード」確認。ついでに桜並木が見事な場所も教えてもらった。
菜の花ロードは菜の花畑の中を走るものだと思っていたがそうではなくて、道の両側に菜の花が咲いているもの。菜の花ロードを直角に交差する通りに桜並木が数キロにわたって続いている。菜の花の黄色と桜の白、ピンクの対比が見事だった。
 
 問題は駐車場が無いので、路肩に停めて見物しなくてはいけないこと。ところが、途中あんまり車が通っていなかったのに、この付近になると、どこから沸いてくるのかと思うほど、急に車が増えてきて途切れが無い。危なくて車から降りることもできない。上の写真はようやく車を降りて撮影できた貴重なもの。
 
なまはげキャンプ場の手前の小さな公園で、さきほど買い求めたお弁当で簡単に昼食。約束時間の1時半ちょうどにキャンプ場に到着。まだ友人ご一行は到着していなかった。キャンプ場は東京の近辺と異なりGWでもほとんどガラガラ。
 
10分遅れで友人ご家族も到着。そろって入場。所定の場所を確保。
 
食事の前に兼ねて用意しておいた「チョコレートフォンジュ」を提供。大人も子供も大喜び(だったと思う?)
 いつものように、まず椅子とテーブルその他をセッテイングし、夕食の支度にかかる。一通り作業が終わったところで、隣接の日帰り温泉施設、「温浴ランドおが」¥300へ。空いているかと思いきや、ここもどこからこんなに集まってくるのかと思うほど人が多い。洗い場を探すのも大変。
 
お湯の温度は高め。ジャグジーがすこし低めだったので、友人と話しながら漬かる。話に夢中になっていて時間を忘れ、すこしのぼせてしまった。残念ながら源泉賭け流しとはいかず、カルキ臭がちょっと気になった。これはジャグジーだけかもしれないが。
 
風呂を終えて、サイトに戻り、あらためて食事の支度再開。
当家はいつものもやし鍋。U家はポトフとピラフ。どちらも美味しくかなり満足。でも食べすぎたかもしれない。
 
 
日が落ちたら急に寒くなってきた。U家が用意してくれた焚き火がありがたい。
さすがに焚き火は見た目だけでなく暖かい。やはりキャンプ場での焚き火は必須と痛感。写真は必死になって火をおこしてくれているU家の男性陣。

食事を終えて明日の酒田情報を持参のパソコンで調べていたが、寒さでパソコンの電池の勢いがなくなり、早々に車内に引き上げ。暖房を入れてようやく人心地がついた。早速我が家の車内で二次会。東北地震、愛車の件、酒田の件で大いに盛り上がり、10時過ぎまで懇談。
 
 
月日 ルート 走行距離 P泊場所
5月4日 キャンプ場→酒田→道の駅「庄内みかわ」 180キロ 庄内みかわ
   

なまはげキャンプ場の朝は早い。午前5時起床。お天気は晴れだが気温は低い。
日の出前の空がうす赤く染まって爽快な朝を迎えることができた。
 
まだ誰もおきていないキャンプ場でしばらく散策。
なかなかみんなが起きてこないので、昨日作りかけたブログを完成させる。
 
今日は友人とは別行動。彼らは酒田へ直行。私たちは「なまはげ館」へ。私たちも「なまはげ」見物を終えたら酒田で合流することにした。

「男鹿真山伝承館」、lここで実演がある。

ここ男鹿の真山地区のなまはげは他と異なり角が無い。
最初に口上があり、いよいよ開始。部屋に入ってくるなり、バシンバシンと戸を叩いて大きな音を出すので一瞬不意をつかれびっくりする。
その後、家の亭主となまはげとの問答がローカル色豊かで面白かった。もっとも方言がきつくて半分くらいしか分からなかったが。家内は100%分かったといっていたが、果たして本当か?ちなみに家内はなまはげさんから「亭主を大事にしろ」と言われてました。
次の写真はなまはげに絡まれて往生しているお嫁さん(たぶん)
 
なまはげの実演を見てから、裏手にある「真山神社」にお参り。二人とも健康長寿をお願いした。
 お参りをしてから、「なまはげ館(展示館)」を見学。
ここ男鹿でも各地区によりなまはげの姿も異なり、ここでは何と60体のなまはげが陳列されていた。
終わりにお遊びでこんな写真を撮りました。
なまはげを見学してから、酒田に向かう。
秋田自動車道は空いていたが、国道7号を合流する地点、象潟から渋滞が始まってしまった。「道の駅象潟」でランチと思っていたが、駐車場が満杯で入れず、しかたなく向かいのガストでつまらないランチタイムとなってしまった。
かなりにぎわっている道の駅なので、ランチの後寄ってみた。6階建ての塔がある大きなもので、最上階が展望台になっている。ここから「象潟」の名の由来である、平地の中に島のように小山がいくつ見えているのが分かる。たとえて言うと松島の海に当たる部分が田んぼになっている光景を想像してみてください。道路を走っているときは分からないが、かつての象潟の風景を彷彿される景色だった。芭蕉が訪れたときはまだ干潟の中に島があったのだろう。 
下の写真で木が立っている小山がかつて島だったところ。
 
さて象潟で思わぬ拾いものの景色をみて、一路酒田へ。
「酒田海鮮市場」にはレンタサイクルがあると聞いていたが、案内所が見あたらず。(注)
とりあえず夕食を食べるところを視察。市場の2階に「とびしま」というレストランあり。ところが2時過ぎというのに大混雑。
入り口のある階段の途中から行列ができているほど。中はかなり広いが大勢の人で一杯。さすがに人気店。
(注)後で1Fの「海の八百屋」で受け付けてくれていることが判明。

メニューをみたら馬鹿安!これでは行列ができるのは当然かも?ただこれはと思うメニューには数量限定の但し書きが付いている。ランチタイムで限定分は売り切れてしまうのでは?と思っていたが、これが見事に当たっていた。
 
あちこち散策して、先発した友人家族が来るのを待つ。5時半になってようやく合流し、レストランへ。幸いこの時間になると階段までは行列はできていない。安心して店内へ。ところが中は相変わらず大勢の人が。ここはセルフサービスで、最初に食券を買って、呼び出しを受けたら取りにゆくシステム。
 

予想したとおり、食べたいと思っていたメニューは全部売りきれ。残念。残っているものから、好きなものを選ぶ。それでもどれもリーズナブルな価格で旨そう。私は一番高い(¥1260)のカニ丼を。誠子マミーは刺身定食。友人たちは海鮮丼。わたし以外は¥940也!

 
 
今夜の宿?をどうするか検討の結果、やはり風呂が欲しいということで、ここから16キロ南下し「道の駅庄内みかわ」に向かうことにした。ここから山形自動車道へのアクセスが便利だし、駐車スペースがなにせ472台(公称)と広大で、キャンカーでも目立たないというメリットあり。併設されえいる温泉「菜の花温泉田田」で入浴して今夜はこれでお開き。


月日 ルート 走行距離 P泊場所
5月5日 庄内みかわ→酒田→道の駅「西川」→古関PA 174キロ 古関PA
    

お天気は曇り、すこし肌寒い。
 
昨日、かなり早めに就寝したので、今朝は二人とも5時に起床。
今日の午前中、酒田の市内見物をすることになっているので、時間の節約のため早めに酒田に戻ることにした。もうひとつ早めに戻る理由があった。前日夕飯を食べた酒田海鮮市場の「とびしま」で格安朝食サービスを提供してくれるので、これを食べること。午前7時から¥525でサービス朝食(どんがら汁付き)を出すことは昨日確認済み。
 
午前7時をちょっと回ったところで無事に海鮮市場へ到着。さすがにGWで市場に近い駐車場はほぼ満杯。なんとか隅のほうへ停めて、さっそく食堂へ。昨日ほどではなかったが、中に入ったら受付にはもう行列ができていた。サービス朝食の売り物は「どんがら汁(あら汁)」だが、わたしはどうも「あら汁」は苦手なので、づけ丼¥680を注文。先着の人には一人1個温泉卵がサービスされる。幸い二人とも一個づつゲット。
 
 
誠子マミーは納豆¥50を追加。づけ丼にはマグロと白身の魚が山盛りに入っている。到底一人では食べきれず、誠子マミーに応援をお願いした。二人とも朝から飽食気味。あら汁は熱いうちはいいが、さめてくるとやはり匂いが強くなるので、急いで処理しないといけない。誠子マミーは朝から海鮮三昧で幸せ一杯だったみたい。
 
市内見物はこれまた誠子マミーの要請によるもので、午前中に主だったところを見て回ることにした。車での移動は駐車場を確保するのが難しいのでまずは徒歩で移動。最初は「山居倉庫」へ。徒歩で15分程度。
 
 
酒田市内には徒歩あるいは自転車で周遊できるよう、道しるべが完備しているので、迷うことが無い。

たまたま土産物店の中で「さしこ」の展示会をやっていたので、誠子マミーだけ見学。私は山居倉庫の周辺を散策。ついでにジェラートをいただく。9時過ぎになってようやく陽が差してきてだいぶ暖かくなってきた。ようやくアイスも食べられる。
 
観光案内で「貸し自転車」を借りることができた。ここの貸し自転車は無料で、しかも市内各所での貸し自転車取扱所で乗り捨てができる。私たちは山居倉庫で借りて、海鮮市場で乗り捨てることができた。これは便利。ちなみにここで酒田市内のガイドブックも入手可能。
 
自転車で最初に向かったのが「鐙屋」(昔の豪商の屋敷)。建物は作られた当時のものではなく老朽化が進んだため9年前に改築したものとのこと。どうりで梁の材木が新しい。ここで面白かったのは屋根の葺き方。杉板を三枚重ねした上に、隙間無くびっしりと平たい石を置いてある。これで台風でも地震でも石が落ちないそう。今回の東北地震でも1個も落ちなかった由。先人の知恵はたいしたものだと痛感。
 
室内には往時の食事の支度の様子が再現されていたが、ここで誠子マミーもお手伝い。写真をご覧ください。
 
次に「本間美術館」を訪問。展示物は狩野派の初代から代々の代表作が時代を追って展示されているもの。代によってやはり巧拙がはっきり分かる。興味深かったのは、下絵帳。昔の絵の勉強は先人のまねをすることから始まるようで、先生の絵と弟子がそれをまねた絵が対比して飾ってある。これで先生を超える作品を生み出すのは大変だろうなと同情。
 
絵を拝見した後で、お庭の見学。むしろ庭のほうが趣があったように思う。美術館にしろ、庭にしろ、豪商の存在というのはそれなりに意味があるなと複雑な思い。
 
これで酒田市内見物は終わり。ガイドブックによれば、ちょっと離れた飯森山にある「酒田市美術館」から見る鳥海山と庄内平野と最上川の風景が素晴らしいとあったので、ここは車で行ってみた。ちょっと小高い丘の上だが、さほど標高が高いわけでもなく、見晴らしはもうひとつだった。もっとも鳥海山が雲に覆われて見えなかったこともあるが。ここでお昼になったが、朝食がヘビーだったので、レストラン探しを止めて、車内で持参の食材で簡単にランチ。
 
さあ、これで今回ツアーはほぼ終了。後は自宅へ戻るだけ。酒田からは山形自動車道、東北自動車道を乗りついでゆくことになるが、今日はこどもの日。GWの最後の休日なので、帰りの渋滞は必至。どうせ渋滞するなら、時間を有効に使わなくてはと、ツアーの締めくくりに最後の温泉に入ることにした。山形自動車道の湯殿山ICを降りて道の駅「にしかわ」へ向かう。
途中の山はまだ雪景色。

途中なんどか渋滞情報をチェックするも、山形道と東北道の村田ジャンクションからの渋滞が見るたびに長くなる。これでは直行しても意味が無いので、道の駅「にしかわ」で風呂に入るついでじっくり休養を取ることにした。結局午後2時から7時まで「にしかわ」に滞在。併設されている温泉、「水沢温泉館」は今までの中では一番温度が高かった。おそらく43度以上だろう。温泉から戻って昼寝までは良かったが、起きたら首やら背中がすこし痛む。やはり神経痛には熱い風呂はかえって逆効果かもしれない。
 
夕食はここのレストランで牛肉のビール煮、月山豚のメンチカツで豪華デイナー。実はこの道の駅では地ビール「月山」を作っており、このビールで煮た牛肉を出している。かなりやわらかく煮てあり、箸でも切れそう。メンチカツも揚げたてで、熱いくらい。二人とも大満足。今日は昼が粗食だったけど、朝と夜で十分挽回。
 
食後、なるべく渋滞にはまらずかつ東京に近いPAでP泊することにして、山形道の古関PAに決定。地面が微妙に傾きがあり、頭をどちらに向けて寝るか悩みそう。

月日 ルート: 走行距離: 通算走行距離
5月6日 
古関PA→自宅  364キロ  1504キロ
 
午後1時半無事に自宅へ到着。
 
これで「なまはげツアー」は終了です。ご愛読ありがとうございました。