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   馬籠&小布施ツアー  
 2011年4月16日〜18日
 
  前回のお出掛けは2月初めのイチゴオフ会だったから、もう2ケ月もお休みしていることになる。
3月の連休はオフ会の予定だったが、3月11日の地震と、その後も余震も続いていることもあって、なかなかお出掛けすることができず、さらに追い討ちをかけるように自粛ムードが宣伝され、ますます意欲がそがれてしまった。

一方、誠子マミーはと言うと、義姉の介護と、趣味の世界で忙しくなったこともあって、しばらくお出掛け不能の状態だった。ところが運良く義姉が6ケ月は短期ホームへの入居できることが決まった。誠子マミーの今までの苦労を慰労するため、また私自身のストレス解消のため、思い切って出かけることを決めた。決めたのがお出掛け前日の午後!場所は40数年前新婚旅行で行きそこなった「馬籠」である。

金曜日の夕方からお出掛けの支度を開始。車の清水タンクの入れ替え、飲料水の積み込み、衣類の準備で大忙しだった。いつもなら高速¥1000のメリットを生かすため、金曜日の夜の出発が多いのだが、今回は突然のことで、出発は土曜日16日の早朝と決めた。

4月16日 土曜日

午前7時出発

いつものように調布ICから中央道に入り、一路「馬籠」を目指す。
「談合坂SA」には8時調度に到着。自宅から1時間というのは記録かもしれない。途中の高速を走る車の量が普段より大分少ない。
やはり自粛ムードのためかと思っていたが、SAに到着したら、駐車できないほど大量の車が駐車している。売店もトイレも大勢の人で一杯。すこしほっとする。
今回は食材の準備まで手が回らず、談合坂SAで朝食用のパンのみ買い求めた。

その後あちこちで休憩と取りつつ、「駒ケ岳SA」には11時に到着し、ここでランチタイム。
レストランでメニューを見るも、どれも健啖家向きでカロリーが高めのものが多い。値段の下に摂取カロリーが書いてあるので、ついつい目に入ってしまう。私はカロリー少な目のざる蕎麦セット、誠子マミーはてんぷら蕎麦。てんぷらが余計ではないかと思うけど、元気を付けたいとの本人の強い希望により、ことで何もコメントせず。

「馬籠」は馬の背のような街道筋(中仙道)にある。
下の地図の真ん中の薄く書いてある道路馬籠宿。


広い駐車場は期待できそうもない。大きなキャンピングカーをどこへ停めるかが気がかりだったが、馬籠の観光案内所のHPを見たら、中央道の「神坂(みさか)PA」から1.3kmの徒歩圏内であるとのコメントを発見。ここなら大丈夫と判断し、予定とおり「神坂PA」へ向かい、11時半に到着。

PAには馬籠見物用?の高速バスの停留所があるくらいで、ちゃんと人が出入りできるように門がある。

門を出ると直ぐ前に案内看板と目印あり。なかなか親切な設計。

さっそく旅装を整え?(といっても飲料水とお菓子少々をザックに入れて)、馬籠宿へ向かう。途中満開の桜を眺めながら約20分ほどで馬籠宿の下入口に到達。下という位だから、ここからはずっと登り。


石畳の道路が宿場の中を通っている。昔の風情が残っているとは言え、過去(明治、大正を含め)大火を経験していることから、家並は江戸時代とは言えず、結構新しい家もあり、奈良井宿とは違った雰囲気。残っている家も喫茶店、土産物店がほとんど。

それでもあちこちお店を覗きながらはずれの上入口まで歩く。上入口には「高札場」があった。

その奥に展望台もある。吹きさらしで強風のためスケッチをくのは難しそう。

一応、馬籠宿の全体が分かったので、戻ることにし、途中で「脇本陣資料館」に寄ってみた。興味深かったのは尾張藩により森の木の伐採が厳しく管理されていたこと。 たとえ自分の家の木であっても、伐採が禁じられ、背いたものは木1本で命、枝一本で手足を切られたとの説明書きには言葉を失う。

その後誠子マミーは「島崎藤村の記念館」にもお立ち寄り。その間わたしは「観光案内所」前で休憩。ちなみに観光案内所では馬籠宿の詳細地図が入手可能。一応無料だが、寸志を寄付したほうが良いだろう。

前日TVの番組でたまたま馬籠をやっており、里見浩太郎と三平師匠が食べていたおやきが旨そうだったので、「道中おやき」でおやきを購入。切干大根が旨かった。
お土産に「木曾桶屋」にて小判型の「曲げわっぱ」を。これは電子レンジでご飯を暖めるためのもの。

馬籠宿を見物してから近所の温泉を探すも適当なところが見当たらず、結局いつもの道の駅「信州蔦宿」へ向かうことにした。

夕食は以前行ったときに感激したとんかつ屋「丸一」にすることにした。場所は上諏訪。ここは甲州街道に面しており、駐車場が広く大型車OKなので、それも選択の理由の一つだが、なんといってもボリューム満点で豚汁が旨かったのが印象に残っていたため。豚汁は目の前の大鍋でぐらぐら煮えているやつを出し手くれるので熱々が食べられる。

お店はさすがに土曜日の夜とあって満員、カウンターしか空いてなかった。。今回は定番のロースカツをお願いしたが、でてきたのを見てびっくり。前回よりもかなり大きい。案の定誠子マミーは食べきれず、残りをわたしが消化する羽目になったが、さすがに多すぎた。豚汁付きで¥1400はかなりリーズナブル。
30cmを超える大皿なので、写真ではとんかつの大きさがちょっと分かり難いかもしれない。
後から気が付いたが、前回は「ひれかつ」だったので、もうすこし小さかったかも?

さて信州蔦木宿には午後7時半に到着。さっそく場内の温泉、「つたの湯」へ。夜間料金で一人¥500。露天風呂は入るまでは寒かったが、湯は低めながら暖まる。今日はかなり運転したので、ちょうど良い加減にうとうと。車に戻ったらまだ10時だったがそのまま就寝。

4月17日 日曜日

翌朝の蔦木宿 桜が満開だった。


6時には二人とも起床。朝ごはんを食べて7時には蔦木宿を出発。

9時半には「小布施ハイウエイオアシス」に到着。ここは道の駅と高速のSAが合体しており、相互に行き来できる。

観光案内所で、ここからシャトルバスで町内見物が出来ることを聞き、とりあえずその他情報収集を終えて、当初の目的地新井ハイウエイオアシスへ向けて出発。新井はここから約50kmの道のり。

写真は北信五岳を見ている誠子マミー。


「新井ハイウエイオアシス」には10時半に到着。お目当ての「日本海鮮魚センター」には新鮮な魚がたくさん格安で売られていたが、残念なことに食堂が併設されていない。隣に回転寿司の「きときと寿司」があったので、開店時間11時まで並んで待つ。

オープンと同時に入り、誠子マミーは早速珍しい地の魚を注文。下の写真の看板をご覧ください。のどぐろ、めばる、めだい、つぶ貝など、東京の回転寿司屋ではまずお目にかかれないネタが多い。
これらお勧めを一通り堪能し、誠子マミーは大満足。それを見てわたしも満足。



食事を終え、小布施にもどることに。
寿司もさることながら、ここから見える雪の妙高山は雄大で圧倒される大きなだった。
下の写真は誠子マミーが撮影したもの。



小布施ハイウエイオアシス発のシャトルバスは13時29分発と調べておいたので、寿司を堪能してから直ぐに小布施に戻る。

小布施には12時45分に到着し、すぐシャトルバス乗り場へ。ここで小布施の案内図、時刻表をゲット。シャトルバスの料金は一日乗り放題で¥300と格安。チケットの裏面に時刻表が印刷されているのも便利。

シャトルバスは女性の運転手で、ガイドも兼ねている。12時29分発に乗車したのは我々2名+2名の4名のみ。後で気が付いたが、小布施をちゃんと見て回ろうとすると一日がかりでないと無理。だから午後便にはあまり人が居なかったようだ。バスの運行は1時間に1本。したがって3ケ所見るためには少なくとも4時間以上が必要になる。ハイウエイオアシスに戻る最終バスが5時10分だから、このペースでは絶対に無理。ということで今回は「北斎館」と「フローラルガーデン」の2ケ所に限定した次第。

小布施でのお目当ては何といっても前回行きそこなった「北斎館」。なぜ小布施に北斎が?という疑問はここで上映されたビデオで判明。それにしても90を超えてなお迫力のある作品には心底脱帽!
北斎館を見てから、近所の菓子屋で小休止。町並みには火の見櫓などあってなかなか風情あり。

次に「フローラルガーデン」だが、前回行ったときとは季節が若干異なり、春はまだ遠く、花も殆ど咲いておらず寂しい限り。入場料を払う前によく確認しておけばよかった。夕方になてきて風が強くなり、薄着だった私はかなりつらい状況に。
バス停でシャトルを待つのも大変なので、お土産コーナーに退避。
ここで小布施名物の[落雁」を自家用に購入。このパッケージをご存知の方も多いのでは?
最終バスで無事に道の駅オアシス小布施に戻る。

さて、今夜はどうしても温泉に行きたいお思い、いろいろ道の駅あるパンフレットを見たら、やはり小布施にある「あけびの湯」が近いとのことで、さっそく行ってみた。
駐車場からエレベーターに乗って降りたら、また駐車場!その奥に温泉の入り口があった。傾斜地にあるので、年寄り向きにエレベーターを設置したようだ。
地震の影響かどうか不明だったが、売り物の露天風呂は閉鎖されており、残念ながら北信五岳を望むことはできなかった。また次回に期待しよう。温泉の湯は白濁しており、硫黄の匂いがきつい。温度は41〜42度くらい。いかにも体に良さそうだった。入浴料は¥600。ここは珍しく朝の6:00から営業しているので、前日入りそこなった人も、早朝に出発したい人もOK。



夕食はここでも可能だったが、メニューがありきたりでさほど美味しそうには見えず。値段も結構な価格設定だったので、ここは敬遠。いちど車に戻って考えることとした。
車に戻ったら外が寒くて出る気にならず、結局車内でありあわせの食材で自炊。
昨日のとんかつが利いているので、今日は粗食でもいいだろう。

今回は時間の関係で、スケッチが出来なかったのが心残りだが、これは次回に回そう。
これにて馬籠、小布施ツアーはめでたく終了。また次回をご期待ください。