水沢の「日高火防祭まつり
その1
今年も桜の季節がやってきた。

一昨年のもらい事故の後、医者通いが続いていたためすこし遅れての出発となった。
GW中は医者も病院もお休みなので、ドクターのアドバイスもあって、この機会を利用して温泉治療(湯治)、ただし、なるべく湯の温度が低い温泉を勧められたのだが。

東北の温泉は基本的に熱いのが多いが、幸いキャンプの仲間からもらったデータをベースに「湯治」?兼「東北三大桜めぐり」を決行することとなった。

総所要日数10日 走行距離 約1589km

4月28日(水)

午後2時45分、仕事帰りの家内を光が丘でピックアップ。そのまま外環から東北道へ。お天気はあいにくの雨模様。
途中那須付近を走行中、一瞬雨がやんで陽が差してきた時、見事な虹を見ることができた。こんなに目の前に大きなそして色鮮やかな虹をみたのは何年ぶりだろう。ほん一瞬のことですぐに雨が降ってきてしまったので、それきりでしたが。午後7時前に国見SAに到着。今夜はここでP泊。

今回はドコモのデータ端末を持参したので、今までフリースポットを探し回っていたのが嘘のように快適。愛読者にツアー記を送ってから、ちょっと疲れ気味だったので10時半には就寝。

4月29日(木)

午前7時20分国見SAを出発。
今日は家内の友人の住む水沢に向かう。お目当ては「日高火防祭り」。水沢の「街の駅Zプラザ」には10時に到着。家内の旧友ご夫妻にお出迎えいただき、そのままご自宅へ。お昼と温泉のご招待をいただいた。昨年に引き続きこれで2度目。まことに申し訳ない限り。

温泉はリクエストに応えていただき、永岡温泉「夢の湯」にご案内いただいた。ここは源泉掛け流しだが、源泉の温度が41.7度。浴槽の温度はそれよりちょっと低め。多分40~41度くらい。熱くも無く寒くもなくかなり長時間入っていることができた。

祭り見物の前に「水沢公園」で桜見物。今回は東北三大桜がメインであるが、ここの桜もなかなかのもの。やはり古木が多いようだ。

さてお目当ての「ひぶせ(火防)祭り」は防火をテーマとしたお祭り。江戸の大火を経験した水沢藩主が防火を祈念したのが始りとのこと。

お祭りの主体はお囃子が乗った屋台が街中を練り歩くもの。

この屋台に総勢25~28名の稚児が乗り、屋台の上でお囃子を奏でる。今回は9組の屋台を見ることができた。ちなみにこの屋台に子供を乗せるためには25〜30万円もかかるそうだ。親御さんに同情。

夕食はたこ焼きと焼きそばを車内で。炭水化物主体のあまりヘルシーでないデイナー。この分だとせっかく減らした体重が元に戻ってしまいそう。

4月30日

午前7時40分、水沢を出発。東北の三大桜ツアーの第一弾、「角館の桜」に向かう。
水沢ICで東北道に入り、盛岡の手前で秋田道へ。大曲ICで国道105号に入り、そのまま角館まで直行。途中秋田道の「錦秋湖SA」で休憩し、ついでに清水タンクに水を補給。このころまではお天気はまずまずの好天気。

角館の臨時駐車場には10時に到着。すでに8割方満車状態。駐車料金は一日¥500也。駐車場は武家屋敷のはずれにあり、桜と武家屋敷見物にはきわめて便利。

街に入る手前から道端の桜が咲いていないことに気がついた。駐車場を出て桧木内川に向かったが、案の定、土手の桜はまだつぼみで満開とはほど遠い状態。おまけに空模様がちょっと怪しくなってきた。土手沿いに横町橋まで歩いてみたが、やはり桜はまだまだの状況。その代わりに水仙が綺麗に咲いていた。

ついに雨が本格的になってきたので橋のたもとにあるカフェで一休み。例年より2週間も開花が遅れているので、おそらく5月3,4日が見頃ごろではないかとのこと。

桜はあきらめ。とりあえず腹ごしらえをすることとし、伝承館のそばにある「十兵衛」へ。ここは比内鳥の親子丼と稲庭うどんが売り。それぞれ注文してシェアした。鳥の味が濃厚で卵とのバランスが良い。稲庭うどんはつるつる感と腰の強さが印象的。どちらも旨かった。

角館は連休中に再度チャレンジすることにし、第二弾の「弘前公園の桜」を目指し、国道46号経由で盛岡へ向かった。お天気は荒れ模様。晴れたり曇ったり風が強くなったと思ったら猛烈な雨。田沢湖を過ぎたところで道端に「ミズバショウ群生地まであと1キロ」の看板を見つけ寄ってみた。あまり期待していなかったが、行ってみてびっくり。私達は知らなかったのだが、「田沢湖刺巻湿原のミズバショウ群生地」はかなりの名所らしい。
ミズバショウ ザゼンソウ
ここのはミズバショウは花の大きさが違う。可憐というのが憚かれるほど、かなり大ぶり。あたり一面のミズバショウの光景に圧倒された。また初めて「ザゼンソウ」も見ることができて、これにも感激。

途中、天気が荒れ模様で運転が厳しくなり、体のほうも不調になってきたので計画を変更し、46号線沿いにある雫石の「道の駅あねっこ」隣接の「ひたきオートキャンプ場」で一晩過ごすことに決定。GW中にもかかわらずキャンプ場はがら空き。料金はAC電源付で格安の¥2500也。なおキャンプ場に泊まると「新はしばの湯」の入浴料金¥500のところ¥400に割引となる。

風呂は内湯と露天あり。内湯はちょっと熱めだが露天は昨日の「夢の湯」と同じくらいの湯温でまったりと過ごすことができた。お湯はアルカリ性で体がつるつるする。長湯すると後が大変なので、今回は2分入り、2分半身浴。これを5回ほど繰り返してみた。結果はまずまず。
風呂からでて車に戻った瞬間、あっという間に真っ黒な雲が来襲。雷は鳴るし、風は強くなるし雨はざんざん降り。早めに風呂に行って大正解だった。

食後にTVでも見ようと思ったがここはさすがにワンセグも圏外。ただしFOMAの圏内なので、PCのTVは視聴OKだった。私が使っているのはkeyHoleTVというフリーソフト。このソフトに登録されているTV局は地域に無関係にパソコンで視聴可能。TVの映りが悪くて困っていらっしゃる方どうぞお試しあれ。ただし画面は小さく5インチ程度。
ここは山の中なのでさすがに冷え込みむ。気温は10度以下。FFヒーターを入れないとちょっと厳しいほどの寒さ。


 
2010年4月28日〜5月7日

 

 

    

                    

直線上に配置

2010年 東北三大桜と湯治の旅