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   静岡B級グルメオフ第一弾  
2009年3月6〜8日 
 
  ようやく春らしくなってきたので、暖かい静岡でグルメ三昧(といってもB級)を楽しんできた。今回は静岡在住のJUNさんにすっかりお世話になってしまった。

3月6日(金)

前日、事故の後遺症のため、突然首、肩、背中、右腕がしびれて痛みがでるようになったので、午前中にあわててペインクリニックを訪問、痛みをとるためにブロック注射をしてもらった。おかげで出発が遅れてしまった。
 
残念ながら天気予報がズバリ当たってしまい、前夜から傘も役に立たないような大雨。そんな中、清水タンクの補給作業を開始。ズブ濡れになりながら、なんとか清水を満タンにしたが、おかげで着るものが濡れてしまい、車の中で干す羽目になった。前途多難を思わせるひとときではあった。

雨が上がるのを待ったが、ぜんぜん止む気配なく、ついに意を決して午後4時15分自宅を出発。環八、東名経由で「日本平PA」へ。 

御殿場を過ぎる頃からようやく雨もあがり、順調に走って、午後8時15分、日本平PAに到着。走行時間4時間のドライブ。途中駒門PAで腹が減ったので、おにぎりと持参したおかず類で簡単に夕食。通販で購入したフリーズドライの味噌汁が、予想外に旨く、なかなか満足のゆく食事となった。

ひとつ手前の富士川SAのほうが大きくてP泊向きではあるが、たまたまNEXCOのHPで日本平PAがリニューアルして綺麗になったこと、無線LANの「フリースポット」もあるとのことだったので、視察がてら向かった次第。

トイレが高速道路のトイレとは思えないほど、清潔、綺麗、まるで最近のデパートのパウダールームのようだった。しかも全室シャワートイレ完備なのが泣かせる。


無線LANはスナックの窓向きテーブルでACコンセントが使えるようになっており、スピードも実測で15MBあるので、十分実用になった。テストを兼ねてメールをチェック。なかなか快適。

3月7日(土)

昨日は前記の肩の痛みのため、よく寝られず、6時に起床。
やはり静岡は暖かい。昨日は結局暖房無しだった。

今日はJUNさんファミリーと当家だけのスケジュール。
全員が揃うのは深夜になるので、それまで静岡観光を兼ねて、「うなぎ」他を楽しむ予定。

朝の待ち合わせは「田丸屋わさび工場」の駐車場。

到着したのが8時半で、まだお店は開いてない。9時過ぎにJUNさん到着。
とりあえず工場見学。普通工場見学というと、最後に何か試供品とかあるのがだが、ここは何も無し。ま、わさびだけの試食は難しいかもしれないが。 
見学コースの途中に辛味挑戦室あり。止せば良いのにJUNさんが無謀にもこれに挑戦。結果はノックアウト! 写真をご覧ください。挑戦後、目を真っ赤にしたJUNさん曰く「目にしみる辛さははんぱで無かった。」とのこと。良い子はまねをしないようにしましょうね。

工場見学を無事?に終えて、お土産を大量購入してから、本日のメインイベントである「石橋」のうなぎへ向かう予定だったが、まだ時間があるので、用宗の海浜公園でマリンをお散歩。ここはきちんと整備された公園で、広い駐車場もあるのだが、残念ながら午後9時で入り口が閉鎖になるとのことで、今回は使えず。

「石橋」には開店時刻の11時過ぎに到着。なかなか風情のある老舗という感じ。
何故か暖簾が裏返しになっている。

提供されるものは「うなぎ定食」¥2450のみ。だからメニューが無い!



静岡は関東と関西の中間にあり、基本的にはうなぎを蒸してから焼く関東風が主流とのことだが、ここはどちらかと言うと関西風。

一匹まるまる使い、頭も付いている。皮は箸で切れない程しっかりしているが、身は柔らかく、私が徳島、高知で食べたどちらかというと柔らかいみりん干しのような食感ではない。 一匹丸々皿の上に乗っているが、身が大きすぎて皿からはみ出してテーブルに着地しそう。あわてて折り返したので、見た目は悪い。写真参照。左下部分が頭。


濃い目のたれが絶妙で、心配していたわっぱ飯を完食してしまった。
これで普通盛。
4人全員うなぎとご飯を完食して大満足。
腹ごなしに「日本平」へ向かうことにした。といってもドライブウエーを登るだけで、エクササイズにはならず。
初めて来たので、お決まりの観光写真をパチリ。記念写真を撮るカップルファミリーを数組シャッターを押してあげた。小さな親切。大きなお世話?
誠子マミーの頭の上にうっすらと富士山が見える。

JUNさんの誘惑に負けてデザートに「お茶たい焼き」を食べたので、今日はちょっとカロリー過多か?お茶たい焼きとは衣も餡もお茶の色と味がついているもの。これは結構いける。

写真を撮る間もなく食べてしまったので、実物写真はないが、これでご勘弁を!

日本平訪問の後は食材を買いに清水の「河岸の市」へ。さすが土曜日とあって中は大混雑。どうやら両家の奥方は調理を敬遠したい意向で、我々男性人も異議なくフォロー。結局、寿司いろいろと野菜いろいろ、クリームコロッケ(しーと用)などなどを購入し、今夜のP泊地(東海大学の水族館付近)に向かった。

ここは公衆トイレもあり、かなり広く平らなわりに夜間の車は少ないのでP泊向き。煮炊きは他の車が帰った後のほうがいいかもしれない。

まだ昼飯、デザートで万腹状態のため、夕食はちょっと遅らせてひとまず両家とも昼休み。コージさんファミリーの到着が11時と予定されているので、それまで体力を温存しておく必要があった。

ニ家族だけの夕食は前記食材をベースに当家自慢の肉味噌サラダ、イチゴのデザート。勿論、フリーズドライの味噌汁を提供させていただきました。(好評?)
食後、
たまたま放送中のWBCの韓国戦で盛り上がっている頃、ドアをトントンとノックする音が! 一瞬、監視人でも来たのかと身構えたところ、何とそこには「おかちゃん」が!予定外の奇襲攻撃だった。何と遠路はるばる長野の飯田から駆けつけてくれたのだ。

とりあえずおかちゃんファミリーのお子様方の食事を済ませてから、宴会開始。




あまり飲めないJUNさんは缶チューハイで、私も梅酒のお湯割りで対抗。(対抗するべくもないが) 韓国戦は7回コールドの大勝で気分も盛り上がったところで、予定より早くコージさんファミリーが到着。いつものように大量のおつまみ持参で女性陣は大喜び。
しーと亭の通常営業時間を大幅にオーバーし、1時前に閉店。皆さんまだ飲み足りなかったと思うが、病み上がりの身ゆえ、お許しくだされたく。

3月8日(日)

いよいよ待望グルメツアー開始。
JUNさん先導により、9時に出発。
最初はまだお店が開いてないので、時間を有効活用するため「三保の松原」へ。
話には聞いていたが、現場を訪れるのは初めて。天女が衣を掛けたと言われる樹齢650年の松はかなり弱っているようで立ち入り禁止だった。

マリンが砂の上で転げまわっていたが、後で砂を落とすのが大変だろうな。

さあ、これでいよいよグルメ開始。途中、いちご街道でいちごのぼんぼんを振り回しているお嬢さん?を多数見かけた。昔JUNさんの奥方がアルバイトでやっていたとのこと。


まず訪れたのは静岡(しぞーか)おでんの「おがわ」。駄菓子屋さんのような店先で煮ているのを選んで店内に持ち込むスタイル。到着した時点ではまだ煮込まれていないとのことで、その先のどらやき屋、「河内屋」で時間待ち。


ここは目の前でおやじさんが焼いてくれる。無愛想なおやじと思いきや、子供には優しい。できたてどら焼きを食べさせてさせてくれた。ついでに大人もご相伴。
一人5ケまでという制限があるが、このやり方では大量生産は無理。焼いてもらったやつをその場で食べたが出来たては旨い。
最後になおちゃんは普通の数倍はあろうかという大きなどら焼きを貰って大喜び。右手に持っているのがそれ。

全員持ち帰りをゲットしてから、あらためてしぞーかおでんへ。(静岡はしずおかと発音しません!)
店内で座席をキープしてから、あらためて店先でお気に入りのおでんを注文。最後にいわし粉をかけるのがしぞーか流のようだ。よく煮込まれたじゃがいも、大根が旨かった。串がさしてあるので、一見食べやすそうだが、これが意外に難しい。じゃがいもはころころ落ちてしまう。
ちなみに「しぞーかおでん」に関する5ケ条というのがあって、これ以外は正統派しぞーかおでんとは言わないようだ。

1 黒はんぺんが入ってる。
2 黒い 牛すじのスープ
3 串に挿してある
4 青海苔粉、だし削り粉をかける
5 駄菓子屋にある

お勘定は自己申告に基づくが、基本は串の数(たまごと牛すじと厚揚げは2本挿してある)。結構食べたと思ったが当家分は700円也。コージさんは大きなタッパーでお持ち帰りを多数購入。今夜はこれで一杯とのこと。

さて、おでんも堪能し、次は本命の「桜海老」の由比港へ向かう。
目印は入り口に桜海老のモニュメントがあるのですぐ分かる。

ここが漁協直営の掻き揚げ屋さん。
右隣にテーブルがあって、そこで食べることができる。

メニューは掻き揚げ2枚¥500、掻き揚げそば¥650、かきあげ丼¥650円也。

わたし達はそばを注文したが、そばがもうふたつ。掻き揚げは評判どおりで旨かった。あまり旨かったので、お土産に掻き揚げ2枚購入


みんな大満足で最後のメニュー、富士宮焼きそばを目指す。
焼きそばの前にちょっと腹ごなしというわけでもないが、「富士ハーネス」とうい盲導犬訓練センターを見学。
ここで訓練の様子を見ることができるが、犬は相当訓練されているようで、あれだけ気を使ったら長生きできないだろうなと同情させられる。


小一時間ほど滞在して、いよいよ最後のイベント、富士宮焼きそばへ。
場所はこんなところ。「むめおばさん」のお店とあった。ガイドブックには載ってないが、結構リピーターが多いようだ。
表の店は満員で、裏の小屋へ案内された。


人数が多いのでなかなか一度にはできず、なおちゃんがしびれを切らした頃ようやく出来てきた。それがこれ。
やはり最後にいわし粉がかかっているのが特徴らしい。味は濃い目のソースが昔ながらのというかお祭りで食べる焼きそばの雰囲気。JUNさんが勧めてくれたお好み焼きが旨そうだったが、もう満腹で入らず。残念!
これにて静岡B級グルメオフ第一弾は目出度く終了。
JUNさん、奥様、どうもお世話になりました。ありがとうございました。

さて第二弾は「しらす」が解禁になる4月以降になりそう。期待してますよ!JUNさん!

終わり