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   2009年河津桜ツアー  
2009年2月20日〜2月21日 
 
 

  

今年も行ってきました。河津桜見物。

新聞情報ではそろそろ見ごろとのことだったが、あいにく週末のお天気が芳しくない。うだうだ考えていたが、昼頃から雨もあがり、陽がさしてきたので、思い切って出かけることにした。ところがこれが大失敗。
そのわけは後ほど。

ともあれ昼過ぎに自宅を出発。問題は当日のP泊地。昨年は河津桜祭りの会場(駐車場)の売店のご好意でP泊したが、翌朝、実行委員会の人からクレームをつけられ、あまり良い気分ではなかったのを思い出し、今回は下田の道の駅「開国下田港」を目指した。

途中海老名SAの「ぽるとがる」で翌朝用のパンを購入。あとは一路河津方面を目指した。御殿場を過ぎる頃からお天気は回復し、陽も照ってきて暖かくなってきた。残念ながら富士山は雲にかかっていて頭だけしか見えない。東名高速では正確に時間が読めたが、沼津ICから一般道に下りてからは結構渋滞もあり、陽のあるうちに下田に到着するのは難しくなってきた。ヘタすると夕食を食べ損なう可能性もあるので、天城のローソンで非常用におにぎりとその他を購入。

途中道の駅「天城越え」を過ぎた頃から河津桜が見えてきた。「ループ橋」ではほぼ満開のように見えたが、河津を通過する頃、ついに陽が落ちてしまい、桜もあまり見えなくなってしまった。そのまま河津を通過し、夜道を下田へ急行。

6時過ぎに下田の「まどが浜海遊公園」に到着。

実は道の駅「開国下田港」を目指していたが、こちらのほうが手前にあり駐車場も広いのでこちらにした次第。もうお店も開いていないので、用意したコンビニおにぎりと持参したおかずで豪華とは言えないまでもまあまあの夕食タイム。今回通販で購入しておいたインスタント味噌汁値段に違わずかなり美味だったのが収穫。

夕食後は地デジが写らないので、いつものようにビデオ鑑賞タイム。とりためていた旅関連のビデオを見ているうちに眠くなり、早々と就寝。

ところが夜半になって段々風が強くなり、とうとう荒波のもまれる船のように揺れだした。風の音もかなりのもので、もはや外は嵐のよう。風でなくて揺れでキッチンのタオルが揺れるのをご想像下さい。

体はベッドの中で右に左に揺れて寝るどころではなくなった。こんな状態が明け方まで続き、3時頃になると低気圧の通過と入れ違いで北風が強くなると同時に気温も一挙に下がり、寒さで目が覚め、暖房を入れたりしているうちに本格的に目が覚めてしまい、とうとう一晩安眠できず。

「まどが浜海遊公園」は名前のとおり下田港に面しており、さえぎるものが無いので、風の影響をもろに受けたようだ。こんなことなら道の駅に移動して置けばよかったと思っても後の祭り。

翌朝は台風一過、快晴。家内も6時には起床。起きた理由が暖房が暑すぎただと!「人の苦労も知らないで」と思ったがこれは平和維持のため心の中だけ。とりあえず朝食。昨日の残りのおにぎりとイチゴのデザートというメニュー。運動不足解消のため、公園界隈でウオーキング。海辺には足湯もあり、寒さの中3人ほど楽しんでいた。

道の駅の視察やら、吉田松陰が海外渡航を企てた島まで往復するなど、約40分の運動であった。途中アジの干物やワカメを干しているところがあるところを見ると、ここはもともと風がある場所らしい。
道の駅にて 吉田松陰が渡海を試みた島
寒くて足湯に入れない でも頑張って入ってる人も居る

一休みしてから、9時半に下田を出発し河津に向かった。行きかう下りの車がやたらに多かったが、こちらは上りのため渋滞もなく、10分程度で到着。ところが、町に入ったらどこも渋滞。当てにしていた臨時の駐車場はおろか、民間の駐車場もすべて満杯。街中を2周してみたが、結局見つからず。考えてみれば、いつも平日に来ていて、週末は今回が初めてだった。このところ休日の混雑さとは無縁だったので、油断してしまった。仕方なく車内から桜を鑑賞しただけで退散。もっとも駅付近の川沿いの桜はもう葉桜になっていたが。

折角ここまで来たので、せめて温泉をと思い、「サンシップ今井浜」へ。河津には「踊り子温泉会館」という立ち寄り湯もあり、いつもはこちらを利用しているが、今井浜の露天風呂の景色が良いとの評判なので今回はこちらにしてみた。
さすがに朝の10時過ぎに温泉に入る人は少なく、ほぼ貸切状態。内湯は本館の中にあるが、露天は着替えてから一度外に出た裏山にある。内湯からの眺望もまあまあであるが、やはりここは露天が最高。広さはさほどないが、ぬる湯もあって長湯ができる。詳細は写真をご覧ください。内湯は二人だけ、露天は自分だけ。十分に温泉を堪能できた。ちなみにここへのアプローチすれ違い困難な細い道を通らなかければならないので、大型車は要注意。駐車場はかなり広いので到着までの問題ではあるが。

露天風呂の様子 
本館から浦山へ 露天風呂は上下2つあり。
海に近いほうがぬる湯 朝風呂最高!

河津で見損なった桜が庭に咲いていたので、記念にパチリ。


そろそろ昼時になり、旨そうな魚料理やサンを探すと、135号線沿いに今井浜から少し北上したところで、比較的駐車場が空いている回転すしを発見。

名前は「花まる河津店」。なんとなく名前に惹かれて入場。なかは昼時とあってそこそこ人が入ってる。台の上の寿司を見るとゴールドの皿がいくつも乗っていて、ちょっと期待が持てそう。地場の魚が中心かと思ったが、定番のタラバ、大トロ、ボタン海老などがメイン。地場物としてはキンメ鯛があった。家内はここぞとばかりメインを中心に選び、私はタマゴ焼きからはじめてアナゴ、中トロなど。青海苔入りの味噌汁が一番旨かった。勿論家内は食べすぎ気味だったが大満足。

このまま帰途につくのは勿体ないので、途中で山に入り、伊豆スカイライン経由で「大室山」へ。実はサンシップ今井浜温泉でリフトの割引券をゲットしておいたので、これを使う魂胆。430円が380円ということでお一人様50円割り引き。サボテン公園前にある大室山は今まで何度も前を通ったことはあるが、標高もわずか580mなのであまり期待はしていなかった。 が、いざ頂上?に立つと、周りに山が無く、文字通り360度の展望が楽しめた。ただし、晴れ間は良いが陽がかげると風が強いので、一変に寒くなる。せっかく登ったので、20分ほどかけて頂上を一周。東は遠くに房総半島、大島まで見わたすことができた。ここはお勧めです。
どういう訳か鳥居が入り口に? 山の上は強風
寒い! 遠くに見えるのは大島
大室山の火口 お地蔵さん

大室山で軽く運動したので、そのまま「伊豆スカイライン」を亀石ICまで。亀石峠のスカイポート亀石(茶店)でようやく待望のソフトクリームを見つけた。家内はみたらし団子をゲット。お互いにプチ幸せを感じたひとときではあった。亀石ICから東京とは逆方向になるが、沼津を目指す。

トイレ休憩を兼ねて道の駅「伊豆のへそ」に立ち寄り。東京方面からは入り口が分かりにくいが、洋ランセンターが併設されているので、ここをナビで設定すると便利。伊豆を旅行する場合はここに立ち寄ることをお勧めします。情報センターでは各種地図、ほぼ伊豆すべての観光スポットのチラシ、割引券が入手可能。

沼津へ戻った?のはいつも行っている沼津漁港で旨い夕食をと思った次第。いつもならぬ沼津漁港前の「丸天」なのだが、今回は趣向を変えて手前の「荒磯市場へ」。ここは富士山を借景としたロケーションが最高。まだ5時前だったが、駐車場に余裕がありそうなので、早めにチェックイン。ちょうど夕日が落ちかかる頃で、店内は簾がかかっていてもまぶしいくらい。

あまり魚が好きではない私は「桜エビの掻き揚げ定食」。

家内は煮魚、焼き魚、刺身の入った「海鮮定食」。桜海老の掻き揚げは直径が10cm以上もある大判で食べ応えあり。ご飯に茶そばまで付いていたので、ちょいと食べ過ぎたかも。

食後に海辺で夕日と富士山のコントラストを鑑賞。
店のテラスから 三河湾に落ちる夕日
アップは嫌と言われたが? シルエットで良かった

これで今日は肝心の河津桜は見られなかったが、一日で、温泉からスタートし、昼飯、夕食を堪能し、満足した一日であった。

河津桜ツアー終わり