ここが霧立亭
第六次北海道長期ツアー


2008年8月2日〜3日

東京は暑い! あまりの暑さにたまりかね、避暑に出かけることにした。同行するのは後輩のO氏。場所はどこにするかいろいろあたったが、やはり昨年も出かけて涼しいのを確認済みの奥日光にすることにした。
この時期、東北道経由でいろは坂というルートは混雑が予想されるため、関越道から沼田経由で向かうことにした。

8月2日(土)午前8時に自宅を出発。
途中三芳PAにて持参したサンドイッチにて簡単に朝食。ここで運転をO氏に代わってもらう。関越道は若干の渋滞があるも、沼田までは何とか予定とおりに到着。沼田のスーパーで夕食用の食材を購入してから、一路「菅沼」へ。

昼過ぎに菅沼到着。
昨年もここの茶店でランチを食べており、いわな、「おしょろこま」の塩焼きがあることを承知していたため、立ち寄ったもの。おしょろこまの塩焼きは健在だったが、この時点ではまだそれほど食指が動かず、定番のてんぷら蕎麦、まいたけ蕎麦とこんにゃくの味噌田楽で昼食とした。

食事を終えてから、O氏が塩焼きコーナーで確認したところ、おしょろこまを関東で食べられるのはここだけとの宣伝を聞いてかなり落胆!やはり食べて置けばよかったとの反省しきり。帰宅してから調べてみたら、おしょろこまは北海道の然別湖でのみ生息している魚で、めったに食べられないらしい。

今回はすでに腹が満杯でおしょろこまのスペースが無いので、明日、あらためて来訪することとし、後ろ髪を引かれる思いっで、菅沼を後にした。もっとも私は魚にはあまり興味が無いので、以上はすべてO氏の思いを代弁しているだけだが。

沼田から菅沼までの50キロは連続した登りで、キャンカーにはかなり苦しい。それでも何とか後続車に迷惑をかけずに菅沼まで上ってきた。ここからは金精トンネルを経由して湯元へ。さらに下って戦場ヶ原にある赤沼のビジターセンターへ向かった。ここでできたら戦場ヶ原の散策を考えていたが、O氏は先に温泉に行きたいとのことで、やむなく散策は断念。

Uターンして湯元の温泉へ。「奥日光高原ホテル」で日帰り入浴を堪能。ここは源泉かけ流しであるが、湯温はやや高め。5,6人で一杯になりそうだが、露天風呂もあり。それほど長湯したわけではないが、湯冷めしない。ほてった体に高原の風が心地よい。料金はお一人様¥600。

湯元の駐車場は日陰がなくて暑かったので、場所を移動。あらためて中禅寺湖を目指す。
30分ほどで中善寺湖畔の「イタリア大使館記念公園」の駐車場に到着。ここは県営の無料駐車場の更に奥にあり、いわば穴場スポット。昨年もここでP泊したが、ちょっとさびしい位で静かだったので、今回も候補地とした次第。

行ってみたら、昨年とは大違いでほとんど車が無い!やはり諸物価高騰とガソリンの値上げで観光客の出足は良くないようだ。駐車場付近の茶店、土産物店も観光シーズンの土曜日だというのに閉まっいたり、いたって活気が無い。おかげで選り取りみどりで、好きなところに停めることができたが。
お仲間のキャンカーも夜半になってすこし増えたがそれでも全部で5台程度。

気温は昼間はやや高めとはいえ、十分しのぎやすい温度。到着してから、二人とも仲良く車内でお昼寝タイム。午後3時から午後5時まで就寝!

夕食は沼田のスーパーで買ったとんかつ、おにぎり、オイキムチ、当家特製肉味噌サラダで済ませ、食後は私が持参した1970年代の歌謡曲というCDでイントロクイズ。この時代の歌謡曲(ポップス)は結構二人とも知っていた。いまどきのリズムだけの曲と違ってやはりメロデイーが良いことを改めて認識。さらにO氏持参のギターでした懐かしのポップスを堪能。やや練習不足気味だったが、久しぶりに昔を思い出した。相棒のO氏はまだ寝足りないようで、午後9時には新聞を持ってベッドに登りそのまま就寝。わたしのほうまだ早いので、DVDの映画を見て過ごす。

翌朝、5時には起床。相棒はまだ寝ていたが。イタリア大使館公園まで朝のウオーキング。往復30分程かけて6時に車に戻ると相棒も起きていた。
まだ早いがホットサンドの朝食。
今日の昼は昨日食べ損ねた菅沼の「おしょろこま」を食べることになっているので、それまでの時間を利用して、O氏のリクエストであらためてイタリア大使館公園へ。かなりきちんとして維持管理がなされたおり、内容から見て無料というのは理解しにくかったが、イタリアから寄贈された公園なので、料金は取れないらしい。その代わりに応分の寄付の箱があり、その意義を認めた私たちはそれぞれ300円也を寄付。

本館の建物では無料の応接、休憩所があり、さらにお茶、麦茶もセルフサービスではあるが、これも無料。問題はこの時期だけだが、アブが多いそうで、入館時にアブ除けうちわを渡された。
建物は中禅寺湖に面しており、ここからの景色は抜群。20日過ぎると気温が下がり、アブも出ないそうなので、あらためて絵を描きに来て見たい。なお、紅葉のシーズンはここも混むそうだ。


左 竜頭の滝、右湯滝

イタリア大使館見学を終えて、まだ昼までに時間があるので、「竜頭の滝」「湯滝」を見物してから、菅沼へ。竜頭の滝は駐車場が狭いためか団体さんが少ないが、湯滝はほぼ団体さんで満員の盛況。そそくさと記念写真を撮って退散。



菅沼には11時前に到着。まだ昼までには時間があったが、早速待望の塩焼きコーナーへ向かう。
といっても私はあまり興味を示さず。お付き合いでおしょろこまを食べてみることにした。これが意外なことに川魚臭さが無く、油は乗っているものの塩焼きのため、さっぱりといただくことができた。食わず嫌いであったが、結果はオーライ! 何でも一応試してみるものだ。

これで予定した行事は無事終了。
途中の沼田の野菜市場で地場の野菜を格安でゲットし、お土産代わり。余談だが、ここで買い求めたセロリで漬物を作ったが結構なお味でした。またフレッシュトマトでハヤシライスを作ってみたが、これまた結構。また日光にくるときは必ず寄ることにしよう。

これにて奥日光二人旅終了。