第六次北海道長期ツアー

上巻

2008年6月17日〜6月26日

いよいよ今年最大のイベントになるであろう北海道ツアーだ。

北海道は今度で6回目となる。今回は長距離フェリーをやめて、青森から近距離フェリーで函館に渡るという初めてのルート。たまたま誠子マミーの友人ご夫妻が水沢にいらして、こちらを訪問するという目的もあった。
フェリーと自走とどちらが良いか? ガソリン代の高騰も念頭において検討したが、やはり大洗から苫小牧までのフェリーの所要時間が19時間であることを考えると、自分で走るほうが、良いかなと思った次第。
昨年ねぶた、ねぷた祭りを見るため青森まで走った経験もあり、大体の傾向がつかめていたのが決め手となって、自走に踏み切った。

総走行距離は3224キロ、所要日数3週間というロングツアーになった。

 宿泊場所は次のとおり(20泊)

 1泊目:長者原SA
 2泊目:道の駅「みずさわ」
 3泊目:青森フェリーターミナル
 4泊目:函館駅パーキング
 5泊目:鶉キャンプ場(江差)
 6泊目:道の駅「くろまつない」
 7泊目:コンフォートインニセコ
 8泊目:同上
 9泊目:岩内キャンプ場
10泊目:道の駅{あさひかわ」(2泊)
11泊目:道の駅「ほっとばぼろ」
12泊目:稚内フェリーターミナル
13泊目:礼文荘(礼文島)
14泊目:道の駅「さるふつ」
15泊目:道の駅「おんねゆおんせん」
16泊目:東神楽キャンプ場(旭川)
17泊目:日の出公園キャンプ場(上富良野)
18泊目:道の駅「サラブレッドロード新冠」
19泊目:道の駅「むかわ四季の館」
20泊目:フェリー船内(さんふらわあさっぽろ)


では始まり、はじまり!

6月17日 行程 石神井公園→東北道長者原SA 走行距離 408km

        
午後12時過ぎに自宅を出発、外環経由で一路東北道を北上。途中、蓮田SAにて持参したカレーパイとポテトサラダとミルクで簡単ランチ。その後、都賀西方、安達太良、菅生にて休憩をとりつつ目的地、「長者原SA」に到着。

SAのレストランにて夕食。誠子マミーは宮城野ポークのカツどん、私はヘルシーに麦とろ定食。昼間ソフトクリームも食べているので、ここは我慢。

6月18日 行程 東北道長者原SA→水沢 走行距離 176km


朝のうちは若干霧雨模様だったが、その後快晴。今回装備したソーラー発電も活発に発電してくれている。朝8時半に長者原を出発。
今日は誠子マミーのOL時代の友人に会うため水沢に寄り道。ちなみに水沢は今回地震の震源地の一関のすぐそばにあたる。水沢でガス60リッターを補給。
水沢では佐藤ご夫妻に大変お世話になってしまった。

午前10時過ぎに町の駅アテルナにてご対面。その後お宅に伺って豪華ランチをご馳走になり、ランチあと、一緒にお勧めの温泉、夏油(げとう)スキー場にある「夏油高原温泉」に。
温泉は山の中腹にあり、眺めは抜群。湯の温度もいろいろあって、露天風呂はほぼ貸切り状態。われわれ以外は一人だけ。ややぬるめで長時間浸かっていられた。

その後お宅で懇談。近所のレストランで夕食までご馳走になってしまい、まことに恐縮の至り。今度東京方面にお出かけの際は関東近辺のキャンプにご招待させていただくつもり。

問題の地震はまだまだ大きな余震があり、ご夫妻とお話している間にも2度ほど震度3の余震あり、そのたびに緊張する場面があった。当夜は道の駅「みずさわ」にてP泊。

6月19日 行程 水沢→青森FT 走行距離 262km

本日曇り。二人とも昨日は早寝したので、今朝は目覚めが早かった。誠子マミーは3時半、私は5時過ぎに起床。6時には朝食を終えて、そのまま道の駅の裏手にある河原を30分程ウオーキング。準備を整えて7時半には道の駅「みずさわ」を出発。

あいにく雨模様の中、途中で急に眠気が出てきて蛇行運転気味になりだしたので、あわててPAで仮眠。温泉にでも入って肩、背中のこりをほぐそうと思い、碇ヶ関ICで高速を降りて、温泉が併設されている道の駅「いかりがせき」へ向かった。

ここは去年のねぶたツアーでも立ち寄っている。お湯の温度はかなり高め。源泉は39度だが、加温してあるとのこと。体感では43〜44度くらいありそう。あまり長湯できず。

ちょうど昼時になったので、ここの食堂で昼食。私はあなごとえびの天丼(ただしご飯は半分にしてもらった!)、誠子は野菜たっぷりカレー(ご飯は普通盛り)。味は、ま、普通の味。

昼食後国道4号に戻り、弘前大鰐ICで高速へ戻り、午後2時過ぎに青森に到着。青森でガソリンを満タンに。43.1リットル補給。

午後2時40分無事に「東日本フェリー」のターミナルに到着。今夜はここで過ごし、明日一番のフェリーで函館に向かう。

6月20日 行程 青森FT→函館 走行距離 0km


昨夜は青森のフェリーターミナルでP泊し、今朝一番のフェリー(午前8時)で青森港を出発。
新造の高速フェリー(名前はナッチャンワールド)だったので、わずか2時間の航海で、午前10時に函館港着。あっという間だった。

到着後キャンプ仲間のミツバチ&マーヤご夫妻宅へ。
ここで函館のキャンプ及び温泉情報をいただき、函館市内見物へ出かけた。
写真はミツバチ邸

駐車場探しに手間取っているうちにお昼になり、手近にあった「函館海鮮市場」内の「いきいき亭」という店へ行き、「イカのぶっ掛け丼」を注文。めったに海鮮類を注文しないわたしも、活きイカは今日が最後との地元情報あり、参考のために誠子マミーに合わせただけ。

燃料代高騰により、イカ釣り漁船はライトを沢山使用する燃料代が嵩んで採算がとれず、休漁するのではないかとの噂だった。

問題の丼だが。こぶりの丼にイカそうめんが乗っているという感じ。活きイカという言葉に期待していたが、昨年九州の呼子で食べたイカに比べ、それほど活きが良いようには思われず。さらに1260円というお値段からするとあまりコストパフォーマンスが良いとは言えない。

写真では大きくみえるが実際は普通の丼の7割程度の大きさ。
とまれ二人とも一応腹はふくれたのでランチの目的は達したが。

腹ごしらえができたところで、函館駅の観光センターで市内の案内図をもらい、手始めに「高田屋嘉平資料館」へ。ここは7代目の子孫が経営しているとのこと。例のNHKドラマ(池波正太郎作の「菜の花の沖」)で有名な回船問屋であるが、古文書類が中心の資料で、淡路島の「高田屋嘉平記念館」のほうが資料、展示方法とも、より充実していたように思う。

次に前回曇っていてあまり景色を見ることができなかったお決まりの函館山へ。

その後、ハリストス教会、旧公会堂を徒歩で見てあるいて、本日の行事は終了。すべて徒歩でのツアー。今日はよく歩いた一日だった。
見物を終えてから、ちょっと手間取ったが、函館駅の隣に24時間泊められるコイン駐車場見つけることができ一安心。これで誠子マミー待望の明日の函館朝市見物が可能になった。
夕食は車内で途中で買ったコロッケと肴に、肉味噌野菜サラダというヘルシー献立で、明日に備えることにした。もちろんライス抜き!本日徒歩のみ走行なし。

6月21日 行程 函館→江差 走行距離 302km

今朝の課題は朝市で待望の旨い朝食を食べること。
私は生ものに弱いので、誠子マミーのお付き合い。一応、朝市全体を見て回ったが、誠子マミーは売り子に声をかけられる度に立ち止まって試食をするのだが、それだけではすまず、その後の売込みにも付き合わねばならないのは当然のこと。そんなこんなで、一巡するのにえらい時間がかかっってしまった。

下見ができたので、いよいよ狙い目の「どんぶり横丁」へ。同じような店で同じようなメニューなのだが、二人が何とか妥協して食べられる店ということで、「たびじ」という店を選んだ。誠子マミーは9品もついている「いろいろ定食」。わたしは焼き魚で「ぎんだら定食。注文の際に、試食の店でこの店を紹介されたという一言で、サービスが二品(ホタテの煮物の小皿とカニ汁)がおまけについてきた。試食はそれなりに効果があるということか。写真はいろいろ定食。

結論:
サービスのほたての煮物とカニ汁が一番旨かった。食事のついでにお昼用にカニ入りの玉子焼きを購入。駐車料金は、5時間半+1泊を入れて1600円と極めてリーズナブルであった。函館でP泊する場合はここがお奨めです。(場所は函館駅の隣)
今夜は恵山方面(函館の東)のキャンプ場を予定していたので、仲間に教えてもらった一押しのキャンプ場へ向かうべく、かなり走り回って探すも結局見あたらず。しかたなく道の駅「なとわえさん」まで走って一休み。

休憩中に売店で「たこ飯」を発見し、昼食用に購入。おまけとして「ふき」の煮物をサービスしてもらった。いまさらキャンプ場に戻るには距離がありすぎるので、そのまま江差方面に直行することとした。

途中道の駅「しりうち」で先ほど買った玉子焼きとたこ飯で簡単にランチ。今日は朝も昼もボリュームがあるので、体重増加が気になる。江差へ向かう途中で「青函トンネル記念館」(道の駅福島の「横綱博物館」の隣)に立ち寄り。江差でガソリンを補給したが、なんとここではリッター179円といままでの最高値を更新!函館でも160円台だったので、仰天したが、北海道では函館、室蘭、札幌は別格で安いとのこと。これから先が思いやられる。

ただ、ここで教えてもらった日帰り温泉「繁次郎温泉」はなかなか良かった。何が良かったかというと、普通でも300円と格安なのだが、65歳以上であれば何と150円ぽっきり。二人合わせて450円ということ。しかも温泉は露天あり、ヒノキ作りで高級感あり、湯温も露天が41.8度。室内はやや温めで、快適。
ただし、当然ながらシャンプーの類はないが、これまでは要求できません。入浴後のマッサージ器も無料。あまり申し訳ないので二人で青りんごソフト200円也を注文してしまった。ちなみに気になっていた体重を念のため計ってみたらやっぱり昨日に比べ600gほど増えていた。用心、用心!

ここから30分ほど走って今日の目的地「鵜ダムキャンプ場」へ。電源サイトを頼んだが、テーブル付きで、立派なサイトが3500円。北海道では普通なのかもしれないが、本州ではちょっとありえない価格設定にまたまた感動。
夕食は家から持参してきた野菜類の賞味期限が来たのでまとめて野菜炒めにして夕食代わり。それでも昼間の残りものの「たこ飯」と玉子焼きがあるので、結構今日は食べ過ぎた感じ。

本日の走行距離 302km

6月22日 行程 江差→くろまつない 走行距離 176km

鵜ダムキャンプ場の朝は風が強く寒かった。
簡単に食事をしてからいつものように準備を整え、9時半に江差を目指して出発。
ここのキャンプ場はかなり整備されており、まだ新しいせいか清潔で整頓された印象を受けた。
江差では「追分会館」で「江差追分」の実演を見るのが一番の目的であった。開演の前に入場し、江差の歴史資料など見学してから、いよいよ江差追分の開始。全国大会4位の中村さんという女性が尺八と三味線をバックに朗々と演ずる。なかなかの迫力であった。途中で江差踊りの実演が入り、最後に見物人の合いの手をバックにソーラン節で締めるという趣向。結構面白かった。


その後、いつものように歴史的な建物に興味を示す誠子マミーに従って、横山家、中村家、郡役所(リフォーム)などをいくつか見て回った。
解説書にあった「鰊御殿」というのは間違い。いずれも豪商ではあるが、建物自体それほど豪華ではなく、小樽の鰊御殿のような作りではなかった。むしろ京都の町屋作りに近い。つまり間口が狭く奥行きが長いということ。船から直接荷物を出し入れできるよう昔は海に面していたそうだが、今は埋め立ての影響で海岸線が後退してしまい、間に国道までできてしまったので、その面影は無い。


中村家は江差町に寄贈されていて町の管理下にあるせいか、メインテナンスが良好で、かつ資料も整理されて陳列されていた。一方横山家はまだご当主が住んでおり、さすがに維持管理まで手が回らないようで、いまひとつ印象が薄かった。


「郡役所」の建物は当時の行政(警察と役場が一体化)がはっきりとわかる作りになっており、留置場まで再現されている。今後もおそらく経験することがないと思われるので、記念に留置場に入っている写真を撮ってみた。

江差散策の締めは榎本武揚の「開陽丸」の実物大復元模型。
船内は博物館になっており、実際に江差で難破した開陽丸から引き上げられた大砲、弾丸類が陳列されていて、音だけだが、その模擬発射体験ができるようになっている。これは結構面白かった。

概観は鉄船であるが、中身は木造船で鉄張りという感じ。わずか2600トンではあるが、今でもこれだけの装備をすれば、相当のコストがかかったのではないかと思われる。当時の建造時に実際にかかった費用などが分かると更に面白い展示になったのではないか。

すでに3時を回ったので、急いでニセコを目指し出発。午後5時半にニセコのちょっと手前にある道の駅「くろまつない」には到着。休憩だけのつもりだったが、意外に環境も設備も整っているので、今夜はここでP泊することにした。

くろまつないの位置はここ。

本日の走行距離176キロ

6月23日 行程 くろまつない→ニセコ 走行距離 125km

昨日早寝した誠子マミーが朝早くから起き出し目が覚めた。
時計をみたらまだ4時半。いくら何でも早すぎるので、あらためて養命酒を寝酒代わりに飲んで7時まで寝なおした。7時になったらあまりに日差しが強くて寝ていられない。
今日も快晴!東京は大雨らしいが、こちらはいまのところ上天気が続いている。北海道まで来た甲斐があったというもの。

道の駅「くろまつない」でP泊したのは、ここのベーカリーの焼きたてのパンを食べたいという一心。ただし最初の焼き上がり時刻が9時なので、それまでは我慢の一言!これはつらかった。お店が開くのを待って、すぐにカレーパン(激辛、と普通)とアップルデーニッシュの3個を買った。さすがに待った甲斐あってどれも旨かった。ただ激辛カレーパンはかなり辛くて半分ミルクで流し込んだようなものだが。

結局、「くろまつない」を出発したのが午前10時。
ここからニセコまでは40キロ弱。1時間足らずでニセコの道の駅「ニセコビュープラザ」に到着。余りに暑いので、野菜の即売所でイチゴを買ったついでにソフトクリームを食す。普通の牛乳ソフトだけど旨かった。

一休みしてから、京極の吹出し公園(羊蹄山の湧水)へ、向かい名水をゲット。2リットルのペットボトルだけでなく、持参した10Lポリタンクと車の清水タンクにも補充したので、10Lポリタンクを持って車まで2度も往復する羽目になってしまった。医者から今回の旅行に先立ち、重いものはもってはいけないと指示されていたのだが、ついやってしまった。後で背中が痛くならねば良いのだが。ちなみにここの水は名水100選にも入っている。

清水を補給してから、あらためてビュープラザへ戻り、以前も行ったことのある広州屋台(美味しい)へ向かったが、満員でだめ。夕食時に再挑戦することにした。やむなく昼食はここの売店で買ったミニコロッケ、じゃがバター、デザートにイチゴという献立になった。

ちょっと早かったが今日は妙に疲れがでてきたので、早めに宿へ。
今日と明日、ここニセコの「コンフォートインニセコ」というB&Bホテルに泊まる予定。
自宅を出てからちょうど1週間、ずっと車内で寝泊りしているので、さすがに疲れがでたようだ。まだ午後3時だが、今日は休養に努めることとした。

写真はホテルから見たニセコ


このホテルにはスピードは遅いが、一応無線LANが使えるので、たまったメールの整理もできるし、一石二鳥。夕方になって、前記の中華屋さんへ向かった。が、5時前とあってまだ開店していない!しかたなく近辺を走り回って誠子マミーの絵のビューポイントを探すことにした。でもやはり車の中から見つけるのは難しい。明日あらためて探すこととし、あらためて「広州屋台」へ。
ようやく待望の中華料理、というほどのものではないが、雲白肉と酢豚と焼き餃子という組み合わせ。久しぶりの中華、旨かったな!
本日の走行距離125キロ

6月24日 行程 ニセコ→昆布→ニセコ 走行距離 37km

今日はミツバチ&マーヤさんの昆布の別邸にご招待された。
さすがに庭が広くて手入れが大変そう。奥様が庭のお手入れをされている最中にお伺いしてしまった。函館でお見かけしたときとはまったくったく違うユニフォーム。


庭の花やら農園をひととおり拝見してから、ご夫妻のご案内で近くにある温泉施設「幽泉閣」へ。とても町営とは思えないえない立派な建物だった。露天風呂つきでお湯の温度もさほど高くなく、久しぶりでゆっくりできた。

同じ建物内にあるレストランで和定食のランチを食べて、あらためてミツバチ別邸に戻った。

今回は日程に余裕があるので、絵をたくさん描きたいという誠子マミーの要請あり。ここでミツバチさんのお勧めビューポイントをご紹介いただき、案内してもらった。この場所で夕方までお絵かき三昧。


絵を描き終わってから、再度ミツバチ邸へ。夕食をご馳走になった。海鮮を苦手とする私に気を遣っていただき、趣向を凝らしたマーヤ奥様の手作りのお料理は大変美味しかった。ご馳走様でした。
プレートは鮭のちゃんちゃん焼きです。


母上の介護でお忙しい中、無理をお願いしてすみませんでした。

6月25日 行程 ニセコ→昆布→岩内 走行距離 102km

6月25日(水曜日)
今日も快晴!朝から暑いくらい。朝食後ニセココンフォートホテル(名称はホテル)を出発。スケジュールとしてはお昼にニセコビュープラザでおじんさんご夫妻と合流することになっているので、午前中は「お絵かき教室」とした。

今回のビューポイントは比羅夫。割引券を活用し、ヒラフのロープウエイに乗って山上からの景色を写生することにした。さすがにヒラフのロープウエイの山上駅からの景色は抜群で、羊蹄山の全容がパノラマで目の前に広がり、下のほうにニセコと倶知安の町並みが小さく見える。誠子マミーは景色に圧倒されたせいか、羊蹄山を題材にせず、付近の樹木を選んだ。わたしもお付き合いでやってみることにしたが、恐れを知らずに羊蹄山を丸ごと描くことにしたのが、これが見事に失敗。

あれだけの大きな材料を絵葉書クラスの画用紙に写し取るのは無理。しかも絵筆の選択が悪く、折角色鉛筆で描いた下絵に色づけする段階で水の量が多すぎで、ぼけぼけの絵になってしまった。これですっかりやる気を無くして、写真に専念することにした。

誠子マミーは割合に身近な題材で丁寧に仕上げていた。1時間強山上に居たが、おじんさんご夫妻とドッキングする時刻が迫ってきたので、念のため電話連絡をしたところ、すでに道の駅の到着されたとのこと。あわてて下山し、一路道の駅へ向かい、無事ドッキング。あまりお待たせすることもなく、そのままランチタイムに突入。道の駅の向かいにあるそば屋で「だったんそばとごまそば」のザルを注文。あまり味の差が分からないまま完食。

その後、これも昨日からの約束でまたまたミツバチさんの別邸(昆布)におじんさんご夫妻をご案内。ここでしばしテイータイム。久しぶりの再会を楽しんだ。

今晩はおじんさんご夫妻と岩内のキャンプ場を予約しているので、そのまま倶知安のCOOPで食材を確保してからキャンプ場へ。ところが「岩内キャンプ場」のお客は私たち二組だけ。
付近の温泉の営業時間との関係でまだ明るいうちから夕食の準備にかかった。当家はお馴染みの豚もやしと肉味噌サラダ、つぶ貝の刺身、大学芋、おじん家は毛蟹、アスパラと鰹の炒めもの、ゆず味噌サラダ、デザートには桃、葡萄、さくらんぼという豪華なメニュー。それにおじん家ご自慢の炊きたてご飯。生ものに弱いわたしの役目は毛蟹を食べ易いようにはさみで切って誠子マミーにあげること。

食事を終えるころになって大分冷え込んできたので、あわてて食卓を撤収し、後片付けしてから時間制限のある近所の「ホテルの温泉」へ。露天風呂のからの景色は眼下に岩内の海と市街地の明かりが綺麗に見えて絶景だったが、湯の温度はちょっと高めだったので、あまり長湯はできず、内風呂へ。こちらのほうが湯の温度が低かった。単純塩の温泉でかなり塩気が強い。風呂からでてもなかなか汗がひかず、少々のぼせた感じ。

一休みしてからキャンプ場にもどり、いつものように我車で懇談。建築中のおじん家の別宅の話やら車の装備の話で盛り上がり、途中おじんさんの愛車のお宅訪問まで入り、結局10時半まで話しこんでしまった。

本日の走行距離 102km

6月26日 行程 岩内→旭川 走行距離 245km

今日は岩内から旭川への移動日。

おじんさんご夫妻に見送られ一足先にキャンプ場を出発。今日はできるだけ旭川に近いところまで行くつもり。
高速を使わず一般道で札幌へ。途中銭函でガスを補給。一般道で札幌を素通りし、滝川方面へ。途中で居眠り運転の兆候が出てきたのであわてて、道の駅「三笠」で小休止。昨日買ったメロンと水沢の佐藤さんにいただいたデザートで元気をつけて、ふたたび旭川を目指した。岩内出発は9時40分。途中ランチタイム、休憩を入れて、旭川のジャスコには午後5時半に到着。

途中ランチのため立ち寄ったホームセンターにて誠子マミー待望の野良仕事用の帽子
(後ろに日よけの布がついているやつです)をゲットできた。ここで食べたラーメンは予想外に旨かった。スープを全部飲みたかったが、健康を考え麺だけを食す。値段を考えたらかなりのコストパフォーマンスだと思う。

「旭川のジャスコ」は駐車場が広くレストランの数も多いので、北海道へ来たときには必ず立ち寄ることとしている。ちょっと時間が早かったが、今日初めてのまともな食事ということで、私たちにとっては久しぶりにヘビー?な夕食となった。それぞれオムカレーとオムハヤシを注文。途中で交代し、半分づついただいた。

二人は熾烈なダイエット競争関係にあるため、例によってちゃんと半分になっているかどうか厳しくチェックしつつ、敵になるべく量を渡すことに熱が入る。なにせ久しぶりのこってり味に二人ともしばし感動。私としてはどちらかというとオムハヤシのオムレツの焼き加減が微妙にあっていて、こちらのほうが良かった。カレーもこくがあってこれはこれで美味しくいただけた。満足まんぞく!

さすがに自宅をでて9日目とあって自分では分からないがかなり疲れていたようだ。道の駅「あさひかわ」に到着後、ふたりとも小休憩のつもりが8時過ぎまで寝てしまった。

本日の走行距離 245km