京都ツアーと朽木オフ


2008年4月15日〜月18日

第一部 京都ツアー編

今回は滋賀県の朽木で行われるわがクラブのオフ会に参加がメインの目的であるが、ついでに京都見物をしてこようという算段。

4月15日(火曜

経路 自宅 → 富士川SA → 浜名湖SA → 養老SA  走行距離 402キロ


いつもように午後1時半に自宅を出発。朝出発しないのは高速の深夜割引を有効利用するため。
関西方面出撃の場合は、かならず滋賀県あたりのSAかPAでP泊することにしている。

自宅から環八経由で東名高速へ。いつも渋滞する環八がこの時間だと比較的スムースに流れるので、精神的にもグッド。3時45分に富士川SAに到着。名物富士宮やきそばを食べながら小休止。
ちなみにSAにある富士宮焼きそばは名物屋台のようであちこちにTV出演のちらしが貼ってあり、ビデオではその様子を流している。一応、正統派の富士宮やきそばのようだ。味はそばに独特の腰があり、かなりボリューム感あり。味はお祭りの焼きそばに似ているようであるが、もうすこしこってり感がある。私には好みの味。

5時43分に浜松SA到着。ここで前から食べてみたかった味噌カツ定食で夕食。
味噌カツはソースに赤味噌が使ってあるようで、かなり甘め。ま、体験のために一度食べたらOKという程度であった。ただし、ここの味ですべてを判断しては名古屋の方に申し訳ないので、後日あらためて食べてみよう。
ちなみに家内が注文したひれカツ丼(こちらはいわゆるカツどんでなくて、ソースカツ丼)は当たりでなかなか旨かった。
その後頑張って草津SAまでと思ったが、途中養老SAで力尽きてダウン。
養老SA到着は午後8時12分だった。本日の走行距離は402キロ。

4月16日(水曜日)

経路 養老SA → 京都(国際会館P) 走行距離 112キロ

朝8時5分に養老SAを出発。一路京都を目指す。
車をどこに止めるか考えた結果、駐車場が広く、時間制限が無い「国立京都国際会館」に決定。市内中心部からは離れるが、駐車場のすぐそばに地下鉄「烏丸線」の駅があるので、移動には便利。

午前10時5分過ぎに国際会館に到着。駐車場は平面で高さ制限なし、しかも広大!運転が下手なわたしにはうってつけ。というわけでせっかく取り付けてきたバックセンサーのテストはできなかった。
ロールオーバー効果あり。

到着後、ただちにお出かけの支度をして、市内へ。仲間のアドバイスに従い、市バス・地下鉄の2日券を購入。
乗り放題で2日間で2000円と格安。

どこへ向かうか適当に決めて、とりあえずバスで銀閣寺方面を目指す。
「哲学の道」を歩いて銀閣寺へ。
ロールオーバー効果あり。
入り口に立ててあった看板を良く読まずに入ってしまったら、何と銀閣寺は現在屋根の葺き替え工事中。

建物全体が上屋で覆われていて、姿が見えない。ただ、負け惜しみで言えば、屋根の構造材の様子とか内部の構造がよく見えたので、これはこれで収穫ではあった。

あとはお庭拝見のみ。それにしても修学旅行生が多いこと、台湾、韓国を含めた外人が多いのにはびっくりした。というか予想以上に騒々しい。

見学が終わったらすでに昼過ぎで家内がお腹が減ったと大騒ぎするので、参道にある蕎麦屋へ。前から「にしんそば」を食べたかったそうだ。そんなに旨いものではないと説明したが、話の種に食べたいとのことで、とりあえず注文。結論はそれほどのものではないことが分かった由。だから言ったのに!
ロールオーバー効果あり。苔が見事。

次に家内の希望で平安神宮へ。後で分かったのだが、どうやら平等院と勘違いしていたらしい。明治の創建という説明版を見て、がっかりして早々に退散。
ロールオーバー効果あり。しだれ桜が満開だった。

あらためてバスに乗って清水寺へ。ここは参道がすでに人でいっぱいで、おしあいへしあい状態。その中をかきわけて何とか境内へ。境内入り口の枝垂桜が満開だった。拝観料200円を払っていよいよ有名な舞台へ。

ここも修学旅行生で溢れていた。隙間をみつけて記念写真。舞台を下から見上げて壮麗さを見ようと思ったが新緑に邪魔されて見通しが悪く、その壮麗さを写真に収めることはできなかった。
ロールオーバー効果あり。

運転疲れか、運転で神経が高ぶっていたのか、昨夜熟睡できなかったので、今頃になって眠気と疲れが出てきた。急遽茶店で一休み。その名も「舌きり茶屋」。ここでお餅入りのぜんざいをいただく。

すこし元気がので出て散策を続行。清水から3年坂を下りる頃になって急に雨が激しくなり、バス停に着くころにはびしょ濡れ。二人とも歩き疲れたのと雨降りで急にやる気をなくし、帰途につくことにした。

とりあえず京都駅まで行って地下鉄に乗り換え、午後4時に国際会館の駐車場へ戻った。そのまま二人ともしばしお昼寝。

いつもならこの後、温泉へ向かうのだが、その元気なく今日は中止。このままここで過ごすことにした。夕食はレトルトのカレーライスと手作り野菜サラダと肉味噌という定食!本当は昼間はお粥にして、夜ちゃんと食べることにしているのだが、今回は昼間がそば、うどんだったので、まあいいでしょう。本来はもう少しヘルシーにしなければいけないのだが。初日からこれだと帰ってからが心配!

4月17日(木曜日)

経路 京都(国際会館P) → 道の駅「ガれリア亀岡」 走行距離 34キロ

残念ながら今日も朝から雨!それも結構激しい雨!低気圧が2ケも来ていて、しかもゆっくり進んでいるそうで、なかなか雨が上がりそうもない。

そんな中、今朝は朝一番で御所見学。出発前に宮内庁へ今日のツアーの予約を入れておいたので変更不可。豪雨の中、約1時間かけて説明を聞きながら御所内を徒歩で散策。

もっと小人数かと思いきや、何と総勢100名程度の団体だった。雨降りだから中止してもよさそうなもんだが、結構皆さんまじめ。足元がびしょぬれになりながら何とか完走!御所の印象、とにかく敷地は広い、建物は無駄に大きい。

これだけのものを維持してゆくのも大変だろうな。しかも天皇家は現在ご不在だそうだし。説明の係りの人いわく、現在「空き家」と言っていた。

雨も降り続いているので、ほかの名所見物という気持ちにならず、屋根のあるところということで、次に「錦市場」へ。当家はマーケットが好きなので、新しい場所に行ったときには必ず土地の市場に寄ることにしている。

ここでの目玉は「まるやた」の「焼きアナゴちらし」を食べること。「まるやた」にたどり着くまであちこち寄り道し、いろいろ買った。「麩まんじゅう」「出し巻きたまご」「ちりめん山椒」「たけのこ煮物」の4点。全部夜ごはんのおかず。

買い物を終えて目指すのは「まるやた」。ガイドブックでは焼きアナゴちらしとあったが、アナゴの量が多そうなアナゴ丼に変更。関東だとアナゴは煮て甘辛の”つめ”(タレ)をかけるのが定番だが、ここのは焼いたアナゴを小さく切ってご飯の上に乗せてある。

ご飯には刻み海苔も入っていて、あっさり味。結構いける。あっという間にペロリと平らげてしまった。お値段1600円也。うーん、コストパフォーマンス的にはちと?
ロールオーバー効果あり。

ここまでで、かなり歩き疲れていたが、誠子マミーの要請に応え頑張って西陣会館へ。ここでは丁度着物のファッションショーをやっていた。いまどきのモデルなんで腰を突き出すいわゆるモデル歩きが着物のスタイルではないし、アクションもちょっとおかしい。ま、観客の大多数が外人(多分ウエスタン+台湾)だからこんなものでいいのかも。

ここまで来たついでにちょっと足を伸ばし、やはり西陣の町中にある「織成館(オリナシ)」へ。ここは京都の町屋を改装してあるが、中の構造は昔のまま。

明り取りの窓が高く、うなぎの寝床のように間口が狭いのに奥行きがある典型的な間取り。陳列してある布地よりも建物のほうが興味を引かれる。
ロールオーバー効果あり。

ここで二人とも体力の限界。雨も降り続いているので、今日はこれで切り上げ車に戻る。明日は保津川下りを楽しむため、本日中に亀岡に行っておく必要があるので、早めに切り上げた。国際会館駐車場を午後4時亀岡へ向けて出発。

ちなみにここの駐車場は入出庫について時間制限無く、24時間OK。料金は24時間で2000円が最大。だから一泊しても2000円でOK。連泊は想定していないようなんで、とりあえず朝一旦、出てまた入りなおした。トイレも24時間OK。トイレの綺麗さはファイブスターもの!いままで使った中では一番綺麗だった。しかもシャワートイレだっ
たので、これもグッド。ここはキャンカーでの京都見物には最高に便利。

午後5時過ぎに、道の駅「ガレリア亀岡」に無事到着。とりあえず風呂があるのをチェックしてから、夕食。併設されている食堂はたいしたものが無かったので、昼間錦市場で買い求めたおかずと車に常備してあるラーメンほかでにぎやかに夕食。

今日もまたカロリー過多かもしれない。毎日こんなことでは!

風呂はきわめて素朴なお風呂、ただし、建物(道の駅全体)は超豪華(左のパンフレット参照)。こんな豪華な建物を作ってしまって後どうするんだろう。

これも道路財源でできたものだろうか? なにせ吹き抜けドーム型のガラス貼りの大きな建物の中にいろいろな施設があるが、あまり稼動している様子が無い。風呂には普通置いてあるシャンプーその他は無いし、風呂から上がってから休憩する場所も無い。ついでに喉が渇いたので、ジュースでもと探し回ったたがこの広大な施設のどこにも自動販売機が無い。すでに経費節減で置いてないのかも?

4月18日(金)

経路 ガレリア亀岡 → 映画村 → 金閣寺 → 国際会館P 走行距離 34キロ

昨日は道の駅ガレリア亀岡で一夜を過ごし、今朝一番でまた京都へ戻る。雨降りなので、名所を尋ねて歩くのも億劫だと思い、あまり雨に濡れないですみそうな東映の映画村で雨がやむのを待つことに。幸い平日でしかも雨ということで人出は少なく、駐車場も一部閉鎖しているような状況。車が入り口の料金所の屋根に当たりそうでヒヤッとしたが、無事に通過。駐車料金は一回1000円也。

映画村まで徒歩5分。入場料にはシニア割引はなく、お一人様2200円はちと高いなとは思ったものの、選択の手段なくそのまま入場。ところが、この料金の中には、場内の中村座他の劇場で行われる各種催しを見るのも含まれる。

最初はガマの油売りの大道芸から、猿飛佐助ショー、映画のロケーション風景のシュミレーションなど、いろいろな趣向あり、意外に楽しめることができた。残念ながら大好きっ!な水戸黄門のスタジオ撮影風景はたまたま俳優の顔が良く見えない位置での撮影で、女性の腰から下しか見えなかったが、確証は無いが、多分あれは由美かおるだと思う(と思っておこう!)。

午前中はここで過ごし、雨が小降りになったのを確かめ、観覧終了。昼食のために場外へ。隣が広隆寺だが、その向かいに京料理のちょっとしゃれたお店「ひし伊」があり、ここでランチとしゃれた。誠子マミーはミニ懐石、わたしは天ぷらご膳。

お値段はそれなりに高いが、京都に来た以上一度は京懐石を食べたいとのご要望に応えたもの。これを承諾しないとキャンプに付き合ってもらえないので!

この懐石料理はランチであっても、手抜きなしで、かなり手が込んでいて豪華。味も良かった由。これで夜は粗食で済みそう。天ぷらもそれなりに趣向が凝らしてあり、竹の子の炊き込みご飯も旨かった。ただし、私のお造りは誠子マミーの腹の中へ。
ロールオーバー効果あり。

それまで寒いさむいと騒いでいた誠子マミーも満腹になって元気が出てきたので、お向かいの広隆寺へ。ここでは宝物殿への拝観料が必要。お一人様700円也。中には有名な「弥勒菩薩」ほか千手観音、聖徳太子16歳像など、かなりの数の仏像が展示されている。わたしは前記の仏像よりも12神将の像が印象に残った。家内は弥勒菩薩大好き人間なんで、これだけでも京都へ来た甲斐ありとのこと。

広隆寺では二人ともそれぞれ健康祈願のお札を奉納した。金200円也。
ロールオーバー効果あり。苔むした枝振りが見事。

次どこへと思ったが、明日のキャンプ本番の食材を準備する都合があるので、先にスーパーへ。石神井公園でおなじみのライフを見つけ、ここで全部調達。ついでに好物の神戸コロッケもゲット。アルコール類は二人とも病持ちでドクターから停められているので、今回は買わず。

スーパーから今夜の宿、国際会館へ向かったが、途中で仁和寺龍安寺の前を通ったので、次は金閣寺と予想し、そのまま金閣寺の駐車場へイン。銀閣寺は修理中であったが、こちらは相変わらず人出が多いものの、何とか無事に金ピカ金閣寺を拝見することができた。

やはり修学旅行生と外人の姿が目立つ。日本人の個人客は少ないようだ。
ロールオーバー効果あり。


4時過ぎに国際会館到着。ただちに飲料水(清水)の補給。これが水場からホースで入れることができないので、4Lのポリタンク(焼酎の空きボトル)で運ばなくはていけなくて、結構時間がかかる。しかも車のタンクへ入れるための”じょうご”が行方不明になってしまったので、急遽ペットボトルを加工しなくてはならず、時間がかかってしまった。

それにしても車の清水タンクを満タンにするためには何度往復すれば良いのか?とりあえず半分まで入れたところでギブアップ。残りは明日。

夕食をたべてまったりしていたところへ、ドアをとんとんと叩く音が!ここでP泊禁止とか言われるかと思い、ドアを開けるのを躊躇したが、意を決してドアを開けたところ、何と京都在住のたからさん、みゆきちゃんの来訪だった。失礼しました。仕事帰りのスーツのまま奇襲だった。

今回の京都ツアーでは、沢山の情報提供をいただいたうえ、また今晩わざわざたずねてきてくださって、感謝感激。ありがとうございました。
これから明日のキャンプの食材を釣りに敦賀まで出かけるそうだ。沢山釣れることを祈念しつつお別れ。
後日談:琵琶湖産鮎は大漁?でキャンプではから揚げを沢山いただいた。ご馳走様。

4月19日(土曜日)

経路 国際会館P → 三千院 → 朽木キャンプ場 走行距離 47キロ


今朝は朝から大忙し。昨日補給したのに、もう量が少なくなってきた清水の補給。それから排水の処理、満タンになってしまったトイレの後始末。幸いここはすべて場内で処理可能だったが、それでもあまり車が多くならないうちにと思い、早朝7時から作業開始。8時にはすべて完了した。、昨日入庫したのが午後4時、今朝は午前8時に出庫。駐車料金は昨日と同じ2000円也。

朽木に向かう前に途中にある三千院に立ち寄った。誠子マミーが行きたがっていたので、昨日のうちに下調べし、サプライズ訪問であった。京都から離れていることと、午前9時過ぎというまだ朝早いうちだったので、門前の駐車場に止めることができた。もっとも奥過ぎて帰り道のすれ違いが大変だったが。

庭の雰囲気がさすがに歴史を感じさせるものがあった。ちょうど遅咲きの桜が満開でタイミングも最高。庭を眺めながら廊下の毛氈の上で記念撮影。しばらくしたらだんだん人が多くなってきて、ついに修学旅行生の団体が到着。滞在時間1時間ほどであったが、しばしのんびりすることができた。

さあ、これで京都ツアーは終了。
いよいよ今回の目的である朽木オフに向かうことにする。