直線上に配置  
  ツアー   
2006年12月25日〜2007年1月3日 
 
  伊勢志摩編

12月25日
今朝11時に自宅を出発。例によって朝バタバタしていてつい出発が遅くなりました。
それでも1時には東名の「足柄SA」に到着。昨日のクリスマスのオードブル一式(残り物)を肴におにぎりで簡単に昼食。それから一路本日の目的地、東名阪道の「大山田PA」をめがけて爆走?し、午後6時半に無事に到着。このPAは桑名に近いのではまぐり料理が名物なんです。それでP泊地に決めた次第。


さっそくレストラン(といってもスナックに近い)に向かい、誠子は「はまぐりラーメン」、わたしはなんということない普通の「鳥そぼろう丼」を注文。はまぐりラーメンはちゃんと殻付きの蛤が5,6個入っておりました。スープが白濁しているので、とんこつラーメンのようですが、味はちょっぴり蛤味がしてました(一口だけ賞味)。講評は? うーん、なんともいい難い。
車に戻って翌日の行程をチェック。泊まる予定のキャンプ場までは100キロ超。午前中に家内の切なる要望である「鳥羽」(真珠のこと!!!)に寄って見物しても十分チェックインタイムには間に合いそうです。

先日の桐生のオフ会で取り付けて貰ったインバーターは順調に機能しており、PCの充電はできているようです。 やまちゃんありがとう!

12月26日

昨晩二人ともかなり早めに就寝したため(家内は9時!、わたしは10時)、今朝は二人ともかなり早起きして、4時半起床。外は真っ暗!ですが、とりあえずお湯を沸かしてモーニングテイを飲んで目を覚ましてから、先日弟からプレゼントされたホットサンドメーカーを使って、ハム入りのホットサンドを製作。これにリンゴを添えて簡単に朝食を済ませました。

天気もあまりパっとしないので、伊勢志摩方面に向かうことにしました。家内のお目当ては鳥羽の真珠です。鳥羽の「真珠会館」には8時半頃に到着。まだお店が開いていないと思いきや、8時からオープンとのこと。広い店内に買い物客は私たち二人だけ。売り子さんが付きっ切りで、何も買わずに退散するのが難しい雰囲気でした。一通り店内も回ってアクセサリーを購入。そばで冷や冷やしてましたが、かなりリーズナブルなものをお買い上げでほっと一息。もっともその後で、やっぱり「御木本の真珠島」に行きたいとの発言にがっくり。泣く子と家内には勝てませんので、そこから「御木本真珠」へ直行。

キャンピングカーは背が高いので、普通の駐車場には入れません。バス専用駐車場へ500円を支払って車を止めました。しばらくしたら、どこからともなく変なおじさんがやってきて、「御木本は入場料だけで一人1500円するよ!買い物だけなら勿体無い。」としきりにアドバイスしてくれました。それでもとりあえず入り口まで行って、入場料を確認したら間違いありません。真珠島は6年前に来たときに一通り見物しておりますので、買い物だけのために1500円も払うのは勿体無いなと衆議一決。あらためてショップを探すことにして、駐車場に戻りました。するとまたまたさっきのおじさんがやってきて、買いものだったら地元の人が買っている良い店があるから教えてあげるとのありがたいお言葉。その指示にしたがって歩きはじめたら、途中ですれ違った別のおじさんがが、「あの人(最初のおじさん)はお店の回し者だ。」と教えてくれました。実はこのおじさんは御木本のジャンパーを着た御木本の関係者でした。どうも狐と狸の化かしあいの様相を呈してきましたので、ショッピングは中止。(内心)ホツ!

買い物を中止して戻る途中でまた最初のおじさんが御木本に入ろうとしていたお客を捕まえてなにやら説得している場面に遭遇。「あ、またやってるな!」と思いつつ、商売の厳しさをあらためて実感した次第。

昼過ぎには伊勢志摩の磯部にある「エバーグレイヅキャンプ場」に到着しました。 
私達以外にキャンプのお客は一組だけ。寂しいキャンプになりそうです。

このキャンプ場では年末年始のみ夕方4時から「焼き牡蠣」の無料バーベキューサービスがあります。
管理棟の中のBBQ場所で薪コンロで焼いた殻つきの牡蠣が無料でいただけます。
ファミリー単位でおおぶりな牡蠣が20個配給されて、いよいよ開始。といっても火をおこすのも、焼き具合を見て配ってくれるのも全部キャンプ場の方がやってくれますので、こちらは食べる専門。持参したのはお皿と箸だけ。それに調味料としてレモン(家内用)と醤油(これは私用)を持参しました。火をおこすまで時間がかかりましたが、焼き始めたらどんどん焼けます。
牡蠣の焼き方ですが、殻の平らなほうを上にして焼きます。焼けたのをはがすと上側に身が付いてますので、貝柱をナイフで切って身を取り出します。これにレモンをかけていただくわけですが、わたしはウエルダンでないと駄目なので、殻を開いたところへ醤油をたらしてさらに焼きます。こうすると焼き蛤のように醤油の香ばしい牡蠣がいただけます。家内からは、せっかくの牡蠣が固くなってまずくなると言われましたが、味は個人のものですから、これで結構! 私なりに旨かったです!

ここの牡蠣はブランド品の「的矢牡蠣」ではないのですが、その隣で養殖していますので、味はほとんど同じだそうです。夕張メロンと十勝メロンみたいなものでしょうか。
家内談:新鮮なので臭みがなくてしゃきっとしている。トロッとプリッとした感触だそうです。口の中で溶けるといってます。(ホントかね?)

20ケの牡蠣のほとんどを家内が食べてる間に、雨はますます激しくなってきてキャンプ場内は水浸し、車に戻るのが大変でした。さすがに牡蠣だけでは夕食には足りないので、さきほどジャスコで買い求めた鍋焼きうどん、味噌煮込みうどんでとりあえず腹を満たしました。それにしてもまだ雨が降り続いています。風も強くなってきて、バラバラパラパラと車の屋根に雨があたる音がうるさいくらい。TVの音が聞こえない! 明日は晴れてくれるのかしら。 

12月27日

昨夜は猛烈な雨風と海沿いのキャンプ場だったこともあって、車が船に乗ったように揺れて大変でした。東京もミニ台風の様相だったようですが。

一夜明けて当日は日本晴れ、ただし風はまだだいぶ残ってました。

このキャンプ場では朝食も無料です。メニューはフレンチトーストとコーヒー。これだけなら無料ですが、卵とかウインナーもあって、こちらは別料金です。われわれは持参した食料が余ってましたので、ハムとチーズでホットサンドを作って、これとりんごを持参。お客は私たちを含めて2組だけですので、なごやかな雰囲気ですごすことができました。

もう一組の客は葉山から来たそうで、これから伊勢に回って熊野神宮経由で帰るとのこと。お互いの無事を祈ってお別れしました。
さて、残る大仕事は貯まったごみの処理、清水の補給。汚水の処分です。ごみと清水は問題なく終了しましたが、汚水のダンプ場(汚水処分場)で大事件発生。この構造が悪いのか、自分の運転が悪いのか、キャンプ場の係員の気配りが足らなかったのか、バックしたときにダンプ場の柱に激突!リアのバンパーが数箇所割れてしまいました。あまりのショックで写真を撮るのを忘れました。見た目はかなりみっともない。途中で見つけたDIYの店で接着剤を購入して、とりあえず接着はしたものの、何とも情けない姿です。帰宅したらなんとか目立たないように処理せねば。

せっかく良いキャンプ場のイメージで終わるはずが、最後の段階でいささかブルーになりました。
そういえば、今までの事故は全部バックした時に起きてますので、バックの時には他人任せにせず、家内に降りてもらって誘導させることが必須であるとあらためて反省!

バンパーですから、走行には問題ありませんので、昨日省略した「パールロード」を目指しました。
ここは元有料道路、今は無料。伊勢志摩の海を見ながら尾根を走る感じです。途中数箇所に展望所があって、伊勢湾の展望を楽しむことができます。晴れていれば富士山が見えるとのことでしたが、今日はそこまでは見えず。ただ伊良湖岬が手に取るように近くに見えます。結構島が沢山あってちょっと松島風とも言えます。海の色が薄いブルーから紺色に変わる様子がはっきり見えました。
全行程25キロくらいですので、午前中には走破。昼食は展望台で「めひびうどん」セットを一人前。中身は「めひび」という海草入りのうどんとおにぎり2ケ。うどんが熱々で、おまけにおにぎりもどうやって握ったか?と思うくらい熱々。熱々大好き人間としては、本当に嬉しかった。それに美味しかった。

まだ時間がありましたので、「鳥羽湾の観光船」に乗りました。ただまだ風が残っていましたので、湾内とはいえ結構なゆれでした。幸い船酔いはしませんでしたけど。乗船したら家内が眠いといってあまり乗り気でなかったことが判明。そんなことなら私も無理することはなかったのにといささか拍子抜け。ま、乗ってしまったので、船酔いしないように船室内にはとどまらず、もっぱら甲板にいましたが、ここはまた風が強くあまり長時間は居られません。出たり入ったり忙しい50分でした。
「かもめ」の餌も売ってましたが、私たちはパスして、ほかの若者達がやるのを見物することに。かもめは上手に餌をとりますが、肝心の人間達がおっかなびっくりでかもめが餌をつかむまで待っていられず、餌を離してしまうためかもめも大忙し。まさに手が届くところまでやってくるのは迫力はありました。
東京を出てから3日目、そろそろ疲れもでてきましたので、今日はこれで切り上げ宿に向かいました。実は当日は「3日に1回は宿に泊まる。」という家内との約束を実行なのです。夕方、伊勢志摩の相差(おうさつと読みます)の漁師民宿「浜栄」に到着。

ここは漁師宿というだけあって、まあ夕食のメニューの豪華なこと。ヒラメとアワビの船盛りつき、イセエビのお造り付きで、ほかに10品もあって食べるのが大変でした。昼を軽め似しておいて正解でした。内容はあらためてHPに載せますので、ごらんになってください。(といっても喜んだのは家内で、私が旨いと思ったのは伊勢海老のお造りの副産物である味噌汁だけ!あんまりかわいそうな私のために家内から茶碗蒸しの差し入れがあって、2人前食べましたが。)

それから特筆すべきはここのお風呂。露天風呂付きの立派な温泉です。とても民宿とは思えません。最近の民宿事情には疎いのですが、こんなに立派になったんでしょうか? 食事もちゃんと仲居さんのサービス付きで、私達には関係ありませんが、案内を見るとコンパニオンも呼べるとのこと!これでは普通の旅館と変わりありません。ところでここの料金にびっくり。ネット(じゃらん)で予約したのですが、お一人様10,000円ポッキリでした!!!
さてこのレポートを送信したらまた温泉に入ってきます。家内はすでに床に入って就寝準備完了。あと5分もすれば熟睡するでしょう。でもまだ8時半なんで明日はどうなってしまうんだろう?

南紀編その1

12月28日
夕方、南紀、道の駅「パーク七里御浜」に到着。尾鷲(オワセ)から那智勝浦に向かう国道42号線沿いで海岸にあります。幸い気温はさほど低くないのですが、風はかなりあって陽が落ちると体感的にはちょっと寒い。

午前9時に「浜栄」の若女将に見送られ、伊勢志摩の相差(おうさつ)を出発。当日は熊野古道を歩くことになっていましたので、まず熊野市を目指しましたが、海岸沿いを行くのは道が狭くて大変だと聞いて、いったん高速の伊勢道の「伊勢IC]まで戻りました。伊勢道の勢和多気IC経由で大台へ回り、そこから尾鷲に南下するルートです。途中の「道の駅マンボウ」ではマンボウの串焼きは食べられませんでしたが、古道散策(松本峠越えルート)の弁当用を買うことができました。名物、「めはり寿司」と揚げおにぎり(海鮮入り混ぜご飯)です。
古道散策は戻ってくる交通手段が確保できないと大変です。「松本峠越えコース」はJRの熊野市駅と大泊駅間を歩くため、この問題は解決できるわけです。もっとも紀勢線は運転本数がきわめて少ない!ので、結局JRは利用できませんでした。
熊野市駅には午後1時過ぎに到着しましたが、ガイドブックにあった観光協会には車を置けず、スーパー「オークワ」の駐車場に置くことになりました。JRが利用できませんでしたので、タクシーで目的地近くの大泊駅まで行ってそこから松本峠超えをして熊野市駅まで戻ってくることにしました。

歩き始めの熊野古道はいきなり石段の急坂でした。
家内が足を負傷している関係でゆっくり上りましたが、ちょっと上ったところで、すでに2時過ぎとなりましたので、早々に昼飯タイム。


あとは案内版を頼りに頂上の松本峠まで。この間の道は本当に古道らしく石畳の道が素晴らしい。これを作った人たちの苦労がしのばれます。熊野古道としては一番短い区間でしたが、雰囲気は十分に味わうことができました。


松本峠からは予定を変更し、熊野市の名所となっている鬼ケ城を回って帰ることにしました。城とはいえ砦クラスです。石垣とか昔をしのばせるものは何も無し。ただちょっと広場があるだけでした。ここから海岸に下って、これも名所だそうですが、千畳敷(鬼ケ城センター)を回って帰途につきました。千畳敷のイメージはで写真をご覧になってください。

当日は那智勝浦で泊まる予定でしたが、予想以上に疲れましたのでその手前にある道の駅「パーク七里御浜」を目指すことにしました。 

12月29日

昨夜は道の駅「パーク七里御浜」(新宮と熊野の間)で一夜を過ごしましたが、夜半寒くて暖房を入れるほどでした。 朝になって日の出を見ようと外を見てびっくり。なんと粉雪がちらついてます。道理で寒かったわけです。でも空を見上げるとところどころ青空が見えており、遅くなりましたが日の出も無事に拝めました。さあ、当日は待望の川湯温泉をめざします。
写真は七里浜です。バックは太平洋!

川湯温泉に向かう前に、「那智大社」を目指します。高度を上げて行くにつれてだんだん雪模様になり、滝の入り口の駐車場に着いたら、雪が積もってました。那智は今日が初雪だったそうです。とにかく寒い。ヤッケを羽織っても寒さが防げないくらい。た那智大社へ。ここで那智の大滝を見るのが目的です。勝浦から当日は川湯温泉に向かう予定でしたが、その前に那智の大滝見物をすることにしました。高度を上げて行くにつれてだんだん雪模様になり、滝の入り口の駐車場に着いたら、雪が積もってました。那智は今日が初雪だったそうです。とにかく寒い。ヤッケを羽織っても寒さが防げないくらい。
それでもめげずに、滝の入り口にあるみやげ物店に駐車料金500円を支払らい、滝見物へ。滝を正面に見る位置に「護摩木」を焚く仕掛けがあって、100円也を支払って護摩木を購入。これをくべます。と同時にお願いをするわけ。私は一病息災といいながらお祈りしましたが、家内は図々しくも多病息災と無理なお願いをしておりました。100円では無理だと思いますが???


参拝はこれで終わりではなくて、別料金300円を支払って展望台での滝つぼ参拝という仕掛けもありました。展望台まで行くと写真撮影には絶好のポイントがありましたので、ツーショットを撮ってもらいました。 

その後、那智本社とその隣の青岸渡寺を参拝。ここでまたお賽銭を投入。なにかやるたびにお賽銭が必要になるのはどうも? 雪は相変わらず降ったり止んだり、その合間に日が照ることもあり、なんとも忙しい奇妙なお天気でした。

お願いことを終えたら昼食のタイミングになりましたので、急いで下界へ! 那智勝浦で港の前ににある「木下水産」というお店でランチをとりました。本当は仲間から聞いていた「竹原」にしたかったですが、小さなお店で、到着したときに満員になってしまい、こちらは断念。


木下商店はあんまりレストランらしくはなかったのですが、入ってみたら、仲代達也とか「きんさんぎんさん」の色紙(左写真)がありましたので、そこそこ人気のあるお店ではないかと思います。問題はメニューに値段が書いてないのが多いこと。イセエビとかマグロは寿司屋でよくある時価の表示のみ。これって結構ナーバスになりますね。

注文したのは私が「カマとろの煮付け」とご飯と「味噌汁」。家内が「生マグロの刺身」と「アジの塩焼き」とご飯。締めて4000円也。カマとろの煮付けはまあまあ。「ウチワ海老の入った味噌汁(300円)」は絶品でした。生マグロはとてもおいしかったそうです。アジは普通に美味しかったとのこと!?、ご飯はとても美味しかった!




ランチの後、あらためて午前中にスキップしてしまった新宮の「熊野速玉大社(くまのはやたま」に参拝しました。ここでも護摩木にお願いことを書いて奉納。(200円也)。内容は家内安全、交通安全、息子の幸せを! それに住所氏名も書きました。こんないいろんなお願いごとを沢山の神様にお願いすると神様も混乱するのではないでしょうか。ありがたみが少し薄くなるのではと心配です。 

参拝の後、新宮のジャスコで正月用品(おせち料理)の買出しをしてから、「川湯温泉」に直行。
熊野本宮のそばで山中にある川湯温泉ですので、雪がちょっと気がかりでしたが、スタッドレスタイヤのお世話になるまでもなく無事に到着。

チェックインと同時に、「仙人風呂」と思ったのですが、前夜の大雨であいにく川が増水していて営業中止。しかたなく民宿連合で作っている10人風呂(仙人風呂と同じく川の中にありますが、サイズがミニ!)に入ってきました。これはこれで二人で貸切でしたので、グッド! 魅力的?なショットが沢山撮れました!!! 

12月30日

川湯温泉では仙人風呂には入れず、心残りはありましたが、今晩白浜でクラブのメンバー(だんじりくん)と待ち合わせしていましたので、先を急ぎます。宿を出たのは午前9時。途中、那智勝浦で溜まった汚れ物をコインランドリーで洗濯。洗濯と乾燥をあわせて1時間強。この間を利用して今晩の宴の食料を買出ししました。場所は運良くコインランドリーのそばのスーパー「オークワ」です。

家内がコインランドリーへ洗濯ものを回収しにいった帰りにみつけた焼きたてのパンでランチはになりました。汁物が食べたい、うどんかそばと言っていたのでそのつもりでしたが、勝手なもので急遽変更です。勝手なものです。


さすがにスーパーの駐車場では気分が出ませんので、買い求めたパンを持って「太地」の「くじら浜公園」へ。太地は捕鯨発祥の地ということでかつて南氷洋で活躍した極洋捕鯨の捕鯨船、第十一京丸が保存されていました。30年前、当時は南氷洋捕鯨が華やかなりし頃で、営業で水産会社を担当していた頃を思い出し感慨ひとしおでした。
ところで太地の海は透明度が抜群!泳いでいる小魚がはっきり見えました。(上記写真)


昼食の後、白浜へ直行するつもりでしたが、待ち合わせ時間まで余裕がありましたので、「串本海洋公園」に立ち寄り、「水中観光船」に乗りました。船底に窓があって海中がのぞける仕掛けです。ガイドの説明にもありましたが、今日は透明度が高いとのことで、珊瑚ほか魚類も沢山、しかもはっきり見ることができました。ニモで有名になった「クマノミ」やら「アオブダイ」そのほか綺麗な色の魚をみることができ、意外な収穫でした。料金は一人1800円とちょいと高めでしたけど、これだけ見れたらまあ良しとしましょう。窓ガラス越の海中写真はあまりうまくとれませんでしたがご勘弁を!


夕方白浜に到着。午後6時半に白浜でクラブの仲間、「だんじりくん」とお嬢さんの「はるかちゃん」と合流。わざわざこのために仕事を終えて岸和田から駆けつけてくれました。感謝感激です。「生マグロ」の刺身とお酒の差し入れあり、家内も大喜び。しばし車内で大宴会を繰り広げました。

恒例の温泉は駐車場の近くにある「白良の湯」に行ってきました。ここは公衆浴場の雰囲気で、料金も格安の300円!ただし、シャンプー、ドライヤーなどの設備備品はありません。海のそばだけあって塩辛い温泉でしたが、温度が熱めであたたまりました。

ちょうど駐車場の向かいで「白砂のプロムナード」というイベントをやっており、砂浜に沢山のイルミネーションが飾られ、見物人多数でした。今夜の駐車場は車の出入りがかなり多そうです写真は温泉に向かう前です。

12月31日
好天が続いています。前日再会したクラブ仲間と朝一番で、白浜名物の「崎の湯」に行ってきました。ここは海岸沿いというか海がすぐ前にある露天風呂だけのかけ流し温泉で、日本で一番古い温泉だそうです。一応脱衣所はあるのですが、回りを囲っている程度で風が吹き抜けます。海からの強風が吹きつけますので、風呂に入るまでが大変!みんな争うように衣類を脱いで、風呂場に駆け込みます。この間が猛烈に寒い!ここは冬場に来るところではないのかもしれません。それにしては次から次へと男女とり混ぜお客がやってきます。
男風呂には岩風呂が2つあって、海岸に近いところはぬるめ、もうひとつはちょっと熱めになってます。眺めが良いのはもちろん海岸に近い所ですが、なにせ首からちょっと下までは暖かくても、腰のあたりからほとんど水状態です。さすがに長居できません。ここで景色を楽しんでから、あらためて奥の熱めに入りなおして体温を調整します。風呂からは紀伊水道の全景が見えて、まさに豪快そのもの。

風呂から上がったら、家内と仲間のお嬢さんが先に出ていて震えてました。車のキーは私が持ってましたので、申し訳ないことをしてしまいました。三拝九拝!

このあと、仲間の買い物につきあって「とれとれ市場」に向かい、ここで友人とはまたの再会を約束してお別れ。お世話になりました。


実はその後「備長炭の道の駅」に行くつもりでしたが、さすがに大晦日と元旦はお休みとのことで、当日は出かけられず。仕方なく、大晦日でも開いているところとして「京都大学の水族館」に行きました。前日串本で乗った観光船で見た魚をあらためて確認でき、大変参考になりました。小ぶりですが、なかなか陳列方法が考えられていて良い水族館だと思います。

ここでお昼になりましたので、出発する前にインターネットで調べておいた「珊瑚礁」というレストランに行こうとおもって駐車場に車を止めたところ、その隣のレストランの客引きのおばさん2名と珊瑚礁のおばさん1名とで壮絶な客の取りあいが始まりました。客とは私達のこと。ちょっと迷いましたが、せっかく調べてきたので、イセエビ料理が売り物の「珊瑚礁」に決めました。



店内の客のほとんどが伊勢海老がらみの料理、生き造り、バター焼き等々を食べてました。散々悩みましたが、結局無難に家内は一番の売れ行きという伊勢海老ランチ、わたしはビーチランチ。もちろん家内のほうがお値段は私の5割増しですが!

私のビーチランチはホタテの煮付け、車えびのフライ、サザエのつぼ焼き、豚肉のソテーというすべて熱を加えた料理でしたので、久方ぶりの美味しくいただけました。家内はもちろん文句無し!

お腹がいっぱいになったら朝風呂の影響もあって眠くなりました。まだキャンプ場のチェックインには時間がありましたので、お昼寝タイムをとるべく平草原公園(白浜の高台にあって見晴らし抜群)に行ってしばし休息。ちょっと早めでしたが、二人とも大分疲れが溜まってきたので、早めにキャンプ場に向かいました。坂道を下る途中でガツンという嫌な音がしましたが、車体には目立った傷がなくそのまま走行しましたが、これが後で大変なことに!

いつものことながら、キャンプ場に到着すると落ち着くまでにやることが一杯あります。まず車の駐車位置(前後左右が水平になっている必要がありますので、傾斜版を使って調整)を決める。つぎに電源(車で100Vを使うために)を繋ぐ。それから清水の補給。これが一番体力を必要とします。10Lのポリタンクに水を汲んできて、これを車のタンクに入れなおします。大体4回くらいで満タンになる計算ですが、10Lというと10キロありますので、これを水汲み場から車まで運び、更に肩の高さまで持ち上げるのは肩痛、腰痛持ちにはかなりこたえます。 

ここまでやって最後に夕日が沈むころになりましたので、キャンプ場の中にある温泉「千畳の湯」へ。ここで陽が沈むのを見ながらゆっくり露天風呂を満喫しました。オレンジ色の太陽が半円になってから水平線に完全に沈むまであっという間でした。意外に早いのにはびっくりしました。

南紀編その2

1月1日
元旦は白浜のキャンプ場で迎えました。残念ながらここでは位置的な関係で初日の出は見ることができませんでした。もっとも雲が厚かったので、いずれにしても見ることは難しかったと思います。
新宮のジャスコで買い求めた食材(おせち料理)を家から持参した重箱に形よく詰め合わせ、それに即席で作ったお雑煮でお正月を祝いました。雑煮は出汁がなくて仕方なくインスタント中華風スープにお餅を入れて作りましたが、車に保管してあった餅が古かったせいか、いっこうに柔らかくならず、これは失敗。それでも雰囲気は十分に出ました(負け惜しみですが)。


キャンプ場のチェックアウトが10時ですので、食事の後、移動準備開始。水場が遠いので、清水を入れたポリタンクを運ぶのが大変。準備完了し、川湯温泉に再チャンレンジするため、「川湯野営場」に向かいました。今回はルートを変更し、「中辺路」(なかへちと読みます。熊野古道の一部)ルートで川湯に向かいますが、海岸ルート(「大辺路」、おおへちと読みます)に比べてはるかにカーブが少なく走りやすかった!白浜から川湯温泉まで休憩を入れて1時間半で到着。

出発する前に、電話で仙人風呂がオープンしているかどうか確認しておきましたので、キャンプ場にチェックインする前に状況視察のため仙人風呂専用の駐車場へ。「仙人風呂」は前日再開したそうですが、湯気は盛大に上がっているものの、まだ湯温は低めのようでした。それでも昼間から水着着用の男女が相当数入ってました。

当日合流する予定のキャンプ仲間の友人(モアさん)と連絡を取り、風呂が再開したことを報告。本当は翌日合流するはずでしたが、なんと青川峡キャンプ場(四日市のそば)から遠路はるばる元旦の夜7時過ぎにやってきてくれました。混浴ですので、風呂に入るには水着があったほうがベターです。男性陣はタオルのみでOKですが、さすがに女性軍タオルだけではとのことでしたので、先日泊まった宿にお願いして女性陣のみ簡易水着を借りました。準備整い、いざ出陣と思いきや、結局チャレンジしたのは、私達夫婦と友人とその息子さんの4名のみ。

ここは露天のみで、まったくの吹きさらし。さらに脱衣所は女性専用しかありません。もっとも脱衣所といってもすだれ製の極めて簡素なもので、風通しは抜群?だったそうです。


なにはともあれ、男性陣3名は「よしずの塀」?に隠れて衣類を脱いですっぽんポンのまま、タオル片手に風呂へ。底は河原ですから、石ころだらけ。水深は50cmくらいなので、普通に入ると肩が完全に出てしまい、寒いこと寒いこと! 寝そべるとタオルが取れて夜間とは言え、危ない状況?になるので、結構暖まるまで大変。湯温はかなりぬるめ。ところどころ底から熱い湯が吹き出てくるところがありますので、うっかりするとお尻が火傷しそうになります。浮き上がるタオルを片手でおさえながら、お尻を浮かして適当な湯温を捜し求めてうろうろ。それでもしばらく入っていると体が温まりました。


キャンプ場に戻って焚き火をすることになってましたので、湯冷めが心配でした。ところがぬるいお風呂にもかかわらず体が温まり、湯上りで湯冷めということはありませんでした。

8時過ぎから焚き火を囲んで友人のご夫婦と懇談。当家は白浜で買い求めた黒酢、蜂蜜入り梅酒で酒盛り??しました。ちょうど12時頃になって雨がポツポツ降ってきたため、宴会はお開き。ただし友人はまだ飲む足りないのと焚き火の後始末を兼ねてその後もしばらく一人で頑張っていたようです。私達は通常の就寝時刻を大幅に超過してましたので、申し訳なく思いながらも友人一人を残して車に引き上げ。

1月2日

川湯野営場で朝を迎えましたが、あいにくの雨降り。天気予報は見事に当たりました。

傘を差しながらの温泉もしゃれているとは思いますが、風邪をひいては困りますので、足湯のみで我慢。朝、初めて仙人風呂を見た友人の奥さんは前夜入らなかったことを後悔してました。

伊勢に戻って「那智の滝」見物へ向かう予定だった友人も、あいにくの雨降りで急遽予定を変更し、私達と一緒に白浜へ向かうこととなりました。私たちが白浜の「崎の湯」がとても素晴らしかったと宣伝したことに触発されたらしい。いずれにしても私達は大阪経由で帰途につきますので、途中白浜まで同行することとしました。

白浜のP泊場所まで先導し、ここでお別れすることにしました。記念撮影をしようと準備していたら、何と私の車のオーニングのカバーが破損して無くなっていることを指摘され、びっくり。あらためて見たらやはり間違いなく、何かに当たったようで、中身がむき出しになってました。どうやら先日白浜の展望台から降りてくるときに立ち木の枝に当たったのが原因のようです。ガンという音は確認してはいましたが、車体には特に傷が無かったので安心していたのですが!こんなところにダメージがあったとは! やれやれ、修理代がどうなるかしら!

今回のキャラバンの仕上げは事故発見となりましたが、これですべての厄除けは終了と考えることとします。
常に前向きに考えることにしてますので。

伊勢志摩・南紀キャラバン記はこれで終了です。 長らくご愛読ありがとうございました。