直線上に配置  
  2006年西伊豆キャンプ   
2006年 1月 27日 〜29日 
 
  去年の暮れに和歌山、熊野古道ツアーが大雪で決行できなかったので、暖かくなったのを見て、ついふらり旅をやってきました。
場所は、今度で3度目の西伊豆の雲見です。 ここは崖の上に作られたキャンプ場で見晴らしは抜群ですが、いったん風が吹くとかなりのもの。
もちろん冬場は寒いのは当然ですが、夜間に車が風で揺れて船にのっているようになります。 でも絶景の風呂が魅力でまた出かけました。

7日(金曜日)
午前中に私は、いつもようにスポーツクラブで体つくり、家内はお洗濯。
二人とも一仕事終えて、11時に出発です。
久しぶりにお天気に恵まれ、家の前のの道路の雪も解けてきましたので、雪道の心配はなかろうと思って、無難な伊豆方面をめざしました。
 
この時間になると道路が混んできます。石神井公園から環八経由で東名の用賀へ。途中かなりの渋滞で用賀に着いたのは12時時過ぎになってしまいました。本当は環八沿いにある「神戸屋キチン」で昼飯と思ってましたが、なんと入り口に門があって背の高い車はお断りになってました。いつも乗用車で行ってましたので、まったく気がつきませんでした。やれやれ!

しかたなくお昼は東名の海老名SAまでお預け。SAではパン屋さんでカレーパン、牛乳など買い求め車内で簡単に済ませました。なぜ簡単かというと、夕食を豪華にやりたいと思っていたから。二人ともカロリー計算をして一日のメニュー配分を考えてます。

東名の沼津ICで一般道に下りて、三島経由で戸田(へだ)を目指します。ところがこのルート、県道18号は虹の郷を右手に見て、ひたすら戸田峠方面に向かいますが、途中凍結注意の立て札が。道路には雪が残ってるし、ところどころ凍結している有様。ほうほうのテイで脱出。無事に戸田港に到着。 


なぜ戸田かというと?  実は前日TVでここの「光徳丸」という料理屋で高足カニが名物と聞いてこれを目当てにしたのです。

ところが、ところが、現地到着が午後4時にもかかわらず、本日は弊店とのこと。 残念ながらまたの機会にすることにして早々に退散。もっとも高足カニは大変高価!で一匹12000円もするそうで、内心ほっとしたのも事実。

本日の目的地である雲見はまだ大分あります。なんとか暗くなる前に到着することを期待して出発。
戸田はメインの国道136号から外れてますので、ここからは県道を松崎まで走る必要があります。道は細いけれど、とにかく崖を地形通りに走ることになりますので、直線距離にすればわずかな距離ですが、とにかくその3倍くらい走る必要があります。土肥を過ぎるころからだんだん暗くなり、ついに松崎を通り過ぎたところで日が暮れました。

途中、136号沿いで「黄金崎トンネル」を出たところにある「宝市場」で今晩用の干物、金目鯛の開き2ケと鯵の干物1ケのセットを購入。1050円也。

ご承知の方もいらっしゃることと思いますが、「雲見キャンプ場」へのアクセス道路は山道でかなり細い道、もちろんガードレールなしですので、夜間はあまり走りたくない道です。 以前アスリートで来たときにはかなり運転が難しかった記憶がありましたので、ハラハラしながら上りました。今回走ってみたら意外に楽だったのはやはり運転の腕が上がったせいでしょうか? 念のため付け加えますが、もうひとつ雲見キャンプ場というのがこの「夕日と潮騒のキャンプ場」の先500mくらいのところにあります。

早速受付へ。料金は入場料お一人様1000円、サイトは電源込みで4000円、計6000円也でした。これには展望風呂代が含まれています。
肝心の夕食ですが、到着時間が遅かったこともあって、干物は翌日に回し、レトルト食品のすき焼き丼とポタージュすぷという寂しいものとなりました。明日に希望を持って今晩はこれで我慢、ガマン。



食事の後は待望の風呂です。ここはファミリー単位で貸し切りが可能ですので、その意味ではありがたいです。風呂の外は駿河湾、その向こうに富士山が丸見え。 まさに絶景です。残念ながら温泉でないのが玉に瑕ですが、それを補って余りある景色です。ちなみに朝は6時半から使えますので、翌朝も一番風呂に入りました。
夕日と潮騒の雲見オートキャンプ場


キャンプ場は段々畑スタイルですが、一番上の段の見晴らしが良いサイトに決定。 展望風呂(左木立の向こうです)から一番近いところです。

写真は翌朝に撮ったもの。

28日(土曜日)

今回、初めて本格的にベバストのガソリンヒーターを使ってみました。アスリートのLPGヒーターに比べて、温度調節がかなり難しいことが分かりました。どうしても気温が高めとなってしまい、夜中に何度も目が覚める始末。 結局うつらうつらしながら朝を迎えてしまいました。朝方になってようやく寝付いた家内を起こさないよう、一番風呂に出かけました。西伊豆ですから日の出は見えませんが、朝もやの中の富士山はかすんで見えており、朝風呂もなかなかのものでした。

風呂から上がって朝食です。昨日j海老名SAで買ったパンとココアで簡単に済ませました。昨日食べ損なっていますので、今日こそ昼を豪華にやろうと思ってます。

今日は、下田を目指します。狙いはご当地の金目鯛です。私煮つけ、家内はしゃぶしゃぶです。高足カニよりも穏当なお値段なので、まあいいでしょう。  


雲見からは136号を「下加茂温泉」経由で道なりに下田まで。途中菜の花が満開でした。ここはもう春です。

下田ではキャンカーを駐車させる場所が駅前にはありません。観光協会の脇も門があってキャンカーは入場不可。私たちはいつも利用しているスーパー「とうきゅう」の駐車場へ向かいました。駅のそばにあって買い物、食事に便利です。ゲートはありますが、かなり高い門ですので、キャンカーでも余裕で止められます。

ここで食料その他を買い求め、いざランチに出陣です。
とりあえずレストラン情報を貰うため、「とうきゅう」の向かいにある下田観光協会へ。

ここでサービス券つきのガイドをゲット。ついでに金目鯛の美味しいお店ということで、「亀遊」を紹介してもらいました。先日テレビでやっていたのはここでした。
入店したのが、昼前でしたので、こあがりの座敷を二人で占有。お目当ての「金目のしゃぶしゃぶ」と「金目の釜飯」と「刺身盛り合わせ」を注文。それにカニの味噌汁を追加しました。


ちなみに「亀遊」のメニューは上記の通り。さて感想ですが、家内いわくしゃぶしゃぶはとても美味しかったとのこと。特に汁の味が最高だったそうです。釜飯は普通。寒かったので、カニの味噌汁はカニの出汁がよく利いていて温まりました。

昼食の後は、ガイドに記載されていた「爪木崎」の「水仙祭り」に出かけました。

下田から車で10分程度。ここは水仙の群落があって山肌一面に水仙が咲いてます。水仙は香りが強くかなり印象的でした。
お天気は最高でしたので、灯台がある高台から伊豆七島のうち大島、利島、御蔵島、新島までよく見えました。以前下田で正月を迎えたことがあって、元旦に寝姿山でご来光と思ってのですが、あいにくの曇り空で何も見えませんでしたが、今日はその分まで堪能できました。



500円の駐車料をケチって無料駐車場に止めましたので、岬からはちょっと距離がありました。軽くハイキングしましたが、お天気が良すぎて汗をかくほどでした。

汗をかいたらお風呂に入りたくなりました。そこで途中で見かけた日帰り温泉「銀の湯会館」へ立ち寄ることに。場所は下加茂温泉内で国道沿いにあって、湯煙が立ち上ってますので、すぐに分かります。

写真は原泉のくみ上げ装置です。
風呂は内湯と露天があって、温度もいろいろありました。露天からの景色はそれほどでもありませんが、湯温はぬるめで長く入っているには適当な温度でした。休憩室も比較的静かで綺麗です。
入湯料はお一人900円ですが、貴重品のロッカーが200円の有料というのはちょっと? ちなみに衣類のロッカーも最近は100円コインを使用しても戻ってくる形式のものが増えてますが、ここは100円の有料でした。
ちょっと時間を費やしましたので、暗くならないうちに急いでキャンプ場へ戻ります。
5時には到着しましたので、さっそく昨日食べ損なった干物を焼くべく準備にかかります。


簡易バーベキューコンロを使いましたが、崖の上で風が強いので、うちわで扇ぐこともなく、あっという間に火が着きました。 そのままでは焦げてしまいますので、網の上に餅網を載せてやりまいた。やはり炭火で焼く干物は旨い!
今晩はもう温泉に入りましたので、お風呂はなし。車内でビデオを見ているうちに眠気が出てきたので、そのまま就寝。今夜はあらかじめ車内を暖めておいて、夜間の暖房を切りました。おかげで熟睡できました。

29日(日曜日)

日曜日の朝です。昨日は私たちを含めてキャンプをしているのは3組しかありませんでしたが、今日はコテージ、キャンピングカーも入れて全部で5組でした。みなさん早起きで6時半だというのに、泊り客だけでなくビジターも交えて海を眺めていました。さすがに気温は低く、暖かい格好でないと居られません。

食事の時間まで間がありましたので、またまた麻風呂へ出かけました。当然貸切状態です。眼下の海をモーボートが走り回っていましたが、随分元気です。こちらはぬるめ(かなり)のお湯につかってのんびり朝湯をエンジョイしました。ただお湯の温度が低めですので、湯船から出るととたんに寒くなります。このあたりの調節が難しい風呂でした。
今日はそろそろ体力的にも限界ですので、帰宅する必要があります。もともと1泊の予定で、家内の常備薬も足りなくなりましので、早めに帰宅することにしました。

途中ナビに仁科峠はチェーン規制ありとメッセージが出ましたので、困ったなと思いましたが、そのまま様子を見ることにしました。
松崎、土肥を経て峠にかかると、チェーンが必要なのは一般道(旧道)だけでした。そのまま修善寺経由で沼津を目指します。

途中修善寺でお土産に「金印わさび」を買い求めました。金印のほうが若干高いのですが、その分わさびらしさが強いような気がします。

お土産を買ったら昼時になりましたので、急いで沼津へ。沼津漁港の「丸天」をと思ってましたが、海岸沿いに走っていたら、「荒磯市場」というお店を発見。かなり車が止まっていて、その上駐車場が広かったことと、、雰囲気が良かったので、急遽ここに決めました。
中はかなり広く、海の眺めが良いオープンのベランダもありましたが、まだ時期が早いので、室内でいただくことにしました。
注文したのは、家内がまたしても金目鯛で、今度は煮付け、私は駿河湾名物のサクラえびとしらすのてんぷらセット。すこしつづ交換して試食。金目はあまり濃い味付けでなく、どちらかというとさっぱりした味付け。てんぷらは衣がうすくさくさくした感じで、箸を入れるとばらばらになってしまいます。さすがにすかすかのてんぷらですので、油が多かったようで、後でもたれます。いずれも定食ですので、これに定番の茶碗蒸しとぶり大根が付きます。このぶり大根は味がしみていて、魚くささが無くてとても旨かった。それにしても昼から豪華にやりすぎで、夜は控えないといけません。

あとは一路我が家を目指します。

東名の沼津ICを2時頃通過でしたので、途中渋滞もなく、心配だった環八もまったくのろのろ運転する必要なく、ま明るいうちに帰宅できました。

さて次回は、今週末予定されているクラブメンバーとのイチゴ狩キャンプです