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  山陰ロングツアー記    
2005年4月24日〜30日 
 
  今回はいままでトライしていなかった山陰、鳥取、島根あたりを探索することにしました。東京からはかなり距離あり、計画では現地松江まで3日かけて訪ねることにしています。
所用日数6日間、総行程約1900キロになりました。


さて今日は第一日。
朝、8時に谷原を出発。幸いたいした渋滞もなく9時には東名高速の海老名SAに到着。ここで購入したコンビニサンド(二人で1コ!)と持参したミルクで軽く朝食。出発してからしばらくしたら猛烈な眠気が襲ってきて、安全の観点から急遽足柄SAで小休止することになりました。実は前日、土曜日が仲間とのデイキャンプで山中湖まで出かけておりましたので、ちょっと疲れがでたみたいです。ここで15分ほどでしたが、熟睡しました。目覚めて気を取り直していざ出発。
途中の足柄SAで見た富士山は見事な姿でした。(写真をご覧ください。)

その後牧之原SAにて昼食。「桜海老」と「しらす」の文字に惹かれて天ぷら蕎麦を注文。ところがこれが大失敗。いままで食べた蕎麦、てんぷらの中ではかなり後順位のうちの一つでした。折角お茶の産地なのですから、これを料理に取り入れる工夫が欲しいですね。天ぷらの油の後味がわるかったので、抹茶ソフトクリームで口直し。

昼食後の休憩は浜名湖SAで。その後4時に養老SAでガソリンを補給。午後5時30分に今夜の宿、道の駅「草津」の途中で「12坊の森、ゆらら」温泉にて入浴。家内はここで20分だけマッサージ。私は車で前記道の駅へのルートをチェック。

左の写真は「ゆららの湯」です。
古いナビなので新しい道は出てませんが、勘で走ったら30分ほどで道の駅へ到着。かなり新しい駅のようでしたが、キャンパーが一台泊まってました。隣で停泊して、用意していたカレーで夕食。家の冷蔵庫にある野菜を全部使った豪華カレーでした。アスパラサラダはドレッシングも醤油もなかったので、梅茶漬けの素を振りかけてドレッシング代わりにしました。昆布茶もいけましたが、これまた結構でした。窮すれば通ずですね。

本日の走行距離は約500キロ!ちょっと走り過ぎでした。明日はちょっとセーブして走ります。
第二日目です。

昨晩熟睡したせいか、今日は目覚めが早かった。二人とも5時30分起床。
キャンプの時は特にすることもなく、顔を洗ったらすぐに朝食。
道の駅「草津」は琵琶湖に平行している浜街道沿いにあります。あまり交通量が多くないので比較的静かに寝ることができました。付近には水生公園、琵琶湖博物館等あり、朝の散歩にはもってこいです。水生公園にも大駐車場がありますが、月曜日は休館とのことで、トイレも鍵がかかって使えない状況ですから、多分夜間の駐車場の出入りは駄目でしょうね。

さて準備万端整えて午前7時30分に出発。
途中、中国道の西宮名塩SAで行く先をチェックしたら、かなり早めに到着する見込みとなり、急遽「天の橋立」に立ち寄ることにしました。天の橋立まではほぼ有料道路で一直線。午前11時には到着。腹が減っては戦ができないとして、早めのランチとしました。とりあえず車を天の橋立の入り口付近の玄妙駐車場へ止め、管理人さんに聞いたところ、目の前にある「美加茂」を紹介されました。半信半疑で行ってみたところ、係りのお嬢さん方もなかなか愛想がよくて、料理もいけました。家内は刺身定食、私はかに雑炊。それに竹の子の田楽です。さすがに刺身は活きが良く美味しかったそうです。カニ雑炊は何と、カニが半匹丸まる入っており、雑炊の中からあとからあとからカニが出てくるのでなかなか食べることが難しいくらいでした。これには感激。もっともお値段もそこそこでしたが。

気力、体力充実したところでいよいよサイクリング開始。天橋立を端から端まであるくと約7キロ程度。先を急ぐ身としては時間の節約です。結局、対岸の「傘松公園」に上って(リフトで!)例の股覗きをやって、丁度1時間。その後、現地のスーパーで今宵の夕食の材料を購入。午後2時に出発。途中、運悪く?「丹後ちりめん歴史館」の看板を見つけ、入場無料の言葉につられてちょっと立ち寄り。当然ながらこの手の博物館にはつきもののお土産コーナーがあって、しかもここは本物の丹後ちりめん!結局家内はスカーフをせしめてご機嫌。

教訓!ただより高いものは無い!!

そんなこんなでドタバタしながら目的地の道の駅「神鍋高原」には午後5時に到着。まだ陽も高かったのですが、とりあえず恒例のお風呂へ。ここは温泉、「ゆとろぎ」が併設されています。入浴料は500円。昨日の「12坊の森」は600円でしたので、まあまあリーズナブルと言えるでしょう。こちらは露天風呂がありました。あいにくにわか雨でしたが、雨の中のお風呂もなかなか風情がありました。

お風呂を出る頃には雨もあがってひんやりした空気がほてった顔に心地よかったです。おもわずアイスクリームを食べてしまいました。

いよいよ明日は鳥取の砂丘です。 

今日は4月26日(火曜日)。
いよいよツアーも3日目に入りました。
朝、にわか雨にたたられ、散歩は中止しましたが、出発する頃には無事に雨もあがりました。午前7時道の駅「神鍋高原」を出発。途中道を間違えたため国道9号に出られず、遠回りになりましたが、9時40分鳥取砂丘に到着。「砂丘会館」前の駐車場で停泊。停泊料410円でした。

砂丘見物で気が付いたこと。
その1 予想していたよりもかなり広大であること。
その2 予想していたよりもかなり風が強いこと。
その3 砂が細かくてかなり靴に入るので、長靴が必要なこと。

やっぱり写真で見るよりも大きいですね。それからとにかく風が強い!考えてみれば風紋が出来るくらいだから当然なんでしょうが、それにしても帽子が飛びそうで大変でした。 見物の後で記念にらくだに乗って写真(1回500円也)をとりました。乗ったのは誠子で私はらくだの隣に。あやうくらくだによだれをかけられそうになりましたが。
見物の後我が家の定番のソフトクリームで仕上げて砂丘を出発。

11時30分にランチを目的に「とっとり賀露かにっこ会館」に到着。ここは砂丘で案内広告でみつけました、。会館の中にあった寿司「若林」にて本日のお薦めランチをいただきました。これが馬鹿安の8カンで700円也。これに「もさ海老」の握り2カンとワカメの味噌汁付きで二人で1850円でした。 ちゃんとした仕事内容で、あまり生魚を食さない小生もおもわず旨いと言ったそうです。(家内談) 私達が入ったときは先客が2名だけだったのですが、昼時とあって、あっというまに満席となりました。早めの到着が成功です。

昼飯を堪能していよいよ目的地の東郷温泉へは午後1時30分に到着。旅館のチェックインまで時がありましたので、付近の駐車場で昼寝しながら待機。2時30分にチェックイン。

今日は3日目で、家内との約束で2日間はキャンピングカー内で宿泊、1日は旅館という協定に従ったものです。楽天で予約しておいたのですが、かなり立派な老舗旅館でした。志賀直哉、田山花袋、幸田露伴等が愛用していた「湖泉閣養生館」です。
ここの売り物は何といっても湖を見ながら入れる露天風呂です。建物とは別に庭の中にあって、まったくの離れ形式。見晴らしは良いのですが、その代わり外からは丸見え。ナイスバデイでないとちょっと恥ずかしい? 妙な自信のある我々は恐れをしらずに入りました。ちょっとぬるめでしかもかけ流しという贅沢な温泉。ただし、砂丘で吹いていた風はこちらでも同様に吹きまくっており、湯船に浸かっていないと寒いこと。でもあがってみたら結構体は温まっており、これまた結構でした。風呂上りに庭園の藤棚の下で小休止。なかなか立派な藤棚で良い香りがしていました。
夕飯の6時にはまだ時間がありましたので、付近にある中国庭園、「燕趙園」、鳥取市と中国河北省との協力で作られた本格的庭園でした。解説書によれば設計、材料、組み立てと全部中国で作られ、現地でいったん仮組みしたものをバラして、再度日本で中国側の指導により再組み立てしたものだそうです。中に入ってみたら、ものすごく手が込んでおり、台湾の故宮博物館のとなりの庭園よりもさらに本格的でスケールの大きいものでした。特に色彩が鮮やかなのが印象的でした。「青丹によし奈良の都の八重桜」と言われた平安時代の日本の建物も多分同じような色彩感覚で作られたのだろうということが思い起こされます。

宿にもどって夕食ですが、これが毎度ながら典型的な和風旅館の部屋食。数は多いのですが、どれも冷えてるし、ひとつひとつがこれは!といえるものがない。我々熟年カップルとしては量よりも質でお願いしたいものです。文句をいいながらいま、食べ終えたところ。これからまたお風呂に行ってきます。

明日は大山経由で、最終目的地の島根県松江に向かいます。
 

 4日目です。

いま、鳥取は宍道湖のそばにある「ふるさと森林公園」のキャンプ場に居ます。
さきほど夕食を済ませてやっと一息ついたところ。夕食は途中の松江で名物出雲そばを考えておりましたが、残念ながら水曜日とあって目指す「一色庵」は午後4時で店仕舞いにつき、明日へ持ち越しとなりました。

急遽、キャンプ場で一昨日ジャスコで買い求めたビビンパを調理。付け合せはトマトといちごでした。ちょっと調味料のコチュジャンを入れすぎたので辛かったのですが、まあ何とかいただけました。

さて話は朝に戻ります。昨日は東郷温泉に泊まりましたが、温泉が良かったので、昨日は2回露天風呂へ。今朝も午前4時30分に起きて(わたしだけ)、大浴場に行ってきました。流石に早朝とあって入っていたのは私一人だけ。完全に貸切でした。

メールをチェックして朝飯を済ませて、午前8時30分に宿を出発。
今日は大山方面を目指しました。途中「倉吉」に寄って、町並みを散策。お土産もここで購入しました。古い町並みが保存されているとのことでしたので、馬籠とか奈良井宿をイメージしておりましたが、ちょっと違ってまばらに土蔵造りがあるといった感じです。もうすこし時間を取って見ても良かったのですが、先を急ぎましたので、早々に引き上げ。

大山に向かう途中の「鍵掛峠」にある展望台での眺めは目の前に大山がそそり立つ様子がかなりのものでした。カンバスを持参して絵を描き始めたカップルが居ましたが、あれは夫婦だろうか、それとも先生と弟子だろうかと議論しましたが結論出ず。余計なお世話ですが。


11時30分に「大山まきばミルクの里」に到着。ちょっと早かったのですがランチにすることにしました。一応乳製品が売り物なので、敬意を表して私はポテトのクリームパスタ、家内は牛肉とチーズのドリアを注文。二人で半分づつ食べましたが、ボリュームは十分。ミルクとチーズの取り合わせもよく、これは当たりでした。
写真は牧場から見た日本海です。

ランチを終えていよいよ本日のメインエベント、マウンテンバイクにチャレンジです。早速アレンジしてくれる「大山レイクホテル」に向かい、90分コースを選びました。案内のお姉さん曰く、あまりアップダウンが無く、帰りが下りになるコースが良いとのことで、このコースを選びました。頂戴した案内図を頼りに走り出しましたが、走り出したとたんに、かなり下り坂が続きます。スピードもかなり出るので、話が違うんじゃないかと疑いつつ、先に進みました。しばらくすると今度はえんえんと登りです。変速ギアがついてますが、ローギアでも登れなくなる始末で、ついに自転車を降りて歩くはめになりました。

今日中には当キャンプ場まで到着しなければならないので、体力を温存する必要があります。ついにギブアップ宣言して、戻ることにしました。どうやら案内のお姉さんは自分で乗ってないようでした。90分の予定を30分で切り上げ、自転車を返して、付近を散策して大山ツアーは無事に?終了。

大山からは前記の松江の市民センターでパンフレットを頂戴し、駐車場の開場時間、各種観光案内等の場所と開始時間をチェックしてから、6時30分にキャンプ場入りした次第です。

明日からいよいよ最終目的地、松江(出雲を含む)の観光、明日は丸一日、市内散策の予定。
このキャンプ場には2泊しますので、明後日はもうひとつの目玉、足立美術館見学の予定です。  

今日でもうツアーも五日目突入です。
昨日から島根県の「ふれあいの森」オートキャンプ場に来ています。
今朝もいつものように早朝に目覚めました。朝のさわやかな一時を場内散策。島根県は昨日と同様、気温が高く朝だというのにもう20度を越えてました。

今日は松江に戻って市内をあちこち見て回る予定でしたので、9時にはキャンプ場を出発。松江の大手前駐車場には10時前に到着。ここの駐車場のすぐ前から「堀川めぐり」の船が出ます。昨日から目星をつけてましたので、さっそくここからスタート。お一人様1200円で約45分間の船旅です。といっても松江城を巡るお堀をぐるっと回る周回ツアーです。

船頭さんの解説が何とも味があり、内容もそこそこ面白かったので、これは予想外に大当たりでした。堀を巡りますので、橋をいくつもくぐるわけですが、この橋が意外に低いのです。船も乾舷があまり無い和船タイプですが、水面から橋の下面までの距離が1mもありませんので、これを通過するのは大変。

そのたびに船の屋根を下げると同時に乗客の我々も船底に這いつくばってやり過ごすことになります。たまたま我々二人だけの貸切状態でしたから、寝転んでも余裕がありましたが、定員通り13名乗船の時はどうなるんだろう? また幅も船の幅とほぼ同じような個所もあって船端を擦りながら進みますので、これもまた適度な緊張を迫られます。とにかく退屈しない45分でした。

船旅?を楽しんでから「松江城」を見学。しゃちほこの大きさが日本一であるとは知りませんでしたが、なかなか風格のある立派なお城でした。
お城から下って、「武家屋敷」、「小泉八雲の記念館」をセットで見学して、松江を終了じゃなかった。途中でおなかが空いたので、あわてて八雲庵というお蕎麦やさんに乱入というより、看板をみてたら客引きのお姉さんに誘導されてしまったというのが本当のところです。ここで二人とも割り子そばを食べました。要するにこぶりの器に違ったトッピング、大根おろし、とろろ、うづら卵の3種類を別々に盛ってあります。ちょっと少なめでしたが、私達にはこれで十分でした。

松江のあと、予定とおり家内の要請により、「出雲大社」を目指すことにしました。大社までは約1時間のドライブ。これが宍道湖の北側に沿って進みますが、猛烈な強風で車は左右に振られます。ハンドルをしっかり持っていないと横にもっていかれるほど強い風で、すくなからず緊張しました。そういえば山陰に足を踏み入れてから毎日強風にたたられてます。キャンピングカーは横断面がかなりありますので、風には弱く、運転には神経を使います。無風のときの3倍くらい神経とエネルギーを使う感じです。おかげで疲れもひとしおです。

閑話休題。
出雲には午後3時に到着。私はあまり神社仏閣には興味がないほうですが、家内は人一倍興味があるようで、それなりに楽しむことができたようです。わたしは交通安全のお守りと身体壮健のお守りをゲット。交通安全のお守りはシールとセット販売?でしたので、さっそく愛車にこのシールを貼りました。これで今後は大丈夫でしょう。

まだ陽は高かったのですが、今日は気温29度まで上がって汗もかきましたので、早めの温泉としゃれました。場所は出雲からキャンプ場に帰る途中の湯の川温泉にある「ひかわ美人の湯」という日帰り温泉です。幸い男湯には露天風呂があって温度も低めでゆっくるエンジョイできました。
運転するだけでも疲れるのに、それに加えてあちこち動き回りますので、さらに疲れが増すというものです。このため風呂からあがったらさすがにぐったりしてしばし休憩。

ということで今日はキャンプ場での食事は止めて外食にすることになりました。途中で見た「満腹食堂」というちょっと怪しげなネーミングの中華料理というよりラーメン屋さんに行きました。ところが馬鹿にしてはいけません。ここはラーメン屋とはいえ、前菜も主菜もいろいろあって、しかも半人前という選択肢もありましたので、数種類のおかずとメインを組み合わせてなかなか豪華なデイナーとなりました。味もまずまず。お値段はまったくリーズナブル。山陰に着いてから私にとっては一番楽しめた夕食でした。

明日は当キャンプ場の創立14周年記念ということでビッグイベントがあるそうです。朝の9時から場内の通行も制限があるとのことですので、早朝ここをたって最後の目的地である米子の「足立美術館」めぐりに出発します。この後どうするかまだ計画を立ててませんので、様子を見ながらぼちぼち帰国の途に着くことにします。 

 六日目 (29日)

いよいよゴールデンウイークが始まりました。テレビでは東京の相変わらずの交通渋滞をやってましたが、こちらはまったくそ
の気配なし。今日は本当にお休みなのかどうかも分からないくらい。
今朝、予定とおり朝7時30分にはキャンプ場を出発しましたが、米子までまったく順調。最後の課題、「足立美術館」には午前8時30分頃に到着。9時開門とのことでしたので、付近でうろうろしてましたら、もう開館したそうで、すぐに入館できました。

ここは展示されている日本画もさることながら日本庭園が素晴らしいことでも知られています。たしかに館内各所にある大きな窓越しに庭を一幅の画に見立てて見せるアイデアは、それなりにすぐれたものだと思いますが、この庭を実際に窓越しでなく見ることのできる個所は限られており、かつ庭にでることはできません。あくまでも観賞用の庭でした。私はてっきり庭に降りて散策できるものだと誤解しておりましたので、やや落胆。確かに展示品はどれも一級品であることは認めますが、なぜ島根にこんな美術館があるのか、果たしてこれらを買い求めた足立氏はどんな人なのか、その辺は解明できませんでした。

さて現地には2時間くらい留まっていたと思いますが、一応館内全部を鑑賞?し、次の目的地「広瀬絣センター」に向かいました。ここは事前調査の段階では気がつかなかったのですが、足立美術館の駐車場に広告がありましたので、ついでによって見たものです。その所在がわかりにくかったのですが、道の駅に併設されていました。


センターには伝習所、要するに伝統技能の学校もありました。機織(ハタオリ)機械が何十台も置いてありました。また藍染めのコーナーもあって、希望者は自分で染めることもできます。家内にもすすめてみましたが、イメージ通りにできないので嫌だといって、今回はパス。その代わり?即売コーナーで見つけた夏用のそでなしシャツを買い求める羽目になりました。まあ、あまりの暑さに参って半そでが欲しいといってましたので、丁度良かったのですが。(半そでは用意してこなかったのです。)


美術館と買い物が終わりましたので、そろそろ腹ごしらえということで、境港に向けて出発。米子に戻って、境港へ向かう途中で「海王」という海鮮炉辺焼きのお店を発見。ガイドブックにも出てましたし、すでに昼を回ってましたので、急遽予定変更し、ここに決定。

家内は海鮮ちらしセットとカニの刺身、わたしはカニ寿司セットを注文。私は海鮮類の味音痴ですが、家内曰くさすがに地元は新鮮で旨かったそうです。ランチ後地元スーパーでお買い物。これから東京へかえることになりますが、途中、おそらく高速のSAで過ごすことになりますので。買い物終了後、米子道路へ。
写真は早速買い求めたシャツを着たところ。

米子道路から中国自動車道に分岐してから、山崎ICで高速を降り、立ち寄り湯「安富ほたるの里」で露天風呂を楽しんできました。さきほどここ、中国自動車道「加西SA]に到着。今夜はここで野宿?です。

明日は一路東京を目指しますが、気が向いたら途中下車するかもしれません。
七日目
朝8時に加西SAを出発。連休初日にもかかわらず、全く渋滞なく順調に名神の大津SAに到着。ここで小休止を兼ねガスを満タンに。高速は料金設定が別のようでここではリッターあたり117円でした。前日の米子では124円でした。そういえば今回ツアーではあちこちでガソリンを補給しましたが、一番の安値が114円、高値が124円でした。この差は何だったんだろう?スタンドの店員曰く5月1日からは値上げする予定とのことでした。

その後も順調に飛ばして11時に名神の「養老SA」に到着。ちょっと眠くなったのでソフトクリーム1ケを二人で分けて食しました。ランチは後回しにしましたが、この後高速にはろくなSAが無くてついに中央高速の「恵那SA」までランチはお預けになりました。何故東名でなくて中央か?というと往きに東名経由でしたので目先を変えたかったのと、帰りに寄り道する可能性があったため。というより小牧ジャンクションで東名方面に事故渋滞があったので、これを敬遠する意味もありましたが。

ところで「恵那SA」では一番のお奨めが「ひつまぶし定食」でした。これにしようと思ったのですが、15分ほど待つ必要がありましたので、これを取りやめ、すぐ出来るという「牛肉の朴葉焼き定食」に変更。朴葉焼きは木曾で以前にも食べたことがありますが、こちらのスタイルは味噌がかなり多くて、出来上がったら塩辛さが強くてご飯無しには食べられません。これは味噌だけでなく出汁で伸ばして薄めの味噌だれを使ったほうがいいと思います。レストランのオーナーには後でメールしておきましょう。

ご飯をたべたらお決まりで眠気が出てきましたので、次の座光寺PAでお昼寝タイム。元気になったので、次の目的地を調査。たまたまキャンプ仲間が飯田の住人ですので、携帯へ電話しました。ご本人はあいにく?横浜でしたが、一応情報をゲットし、「高遠城跡公園」の桜を見ることにしました。途中の伊那ICで高速を降り、一般道で高遠へ向かいます。
ところが残念なことに、桜まつりの看板はあちこちにあるものの、すでに桜は全部散っていて、満開の葉桜ならぬ葉葉葉でした。もっともこのおかげで入園料、駐車料は全部タダになりましたが。

高遠から一般道で茅野に向かいました。途中の杖突峠からの諏訪、茅野を見下ろす絶景をエンジョイしながら茅野へ下ります。ここからまた中央道へ戻り、そろそろ温泉タイムになりましたので、一宮御坂ICで高速を降り、「ほったらかし温泉」を目指しました。

ここは前回は昼間でしたが、今回は夜景が楽しめると思い、いつもよりちょっと遅めの時間設定となりました。温泉到着は午後7時。この時間にもかかわらず、駐車場はほぼ満杯状態。ところがお風呂はあの車は何だったんだろうと思うくらいガラガラ。おかげでぬるめのお風呂に使って甲府の夜景を十分楽しむことができました。昼間とはまたちがった趣で、むしろ夜景のほうが綺麗に見えます。

風呂から上がったら急に食欲が出てきて、家内も「お腹がすいて倒れそう」と大げさ(本当に倒れることがあります!)なことを言うので、あわてて、併設されている休憩所で蕎麦とおでんを注文しました。そよ風に吹かれながらのささやかなデイナーは最高でした。
これで今日の行事はすべて終了。あとは一路谷原へ。結局午後11時には無事に谷原の我が家へ到着。これで1週間にわたるロングツアーも終了です。ながらくご愛読ありがとうございました。