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  定年記念温泉ツアー   
2004年10月25日 
 
  いよいよ今月はサラリーマン生活最後の月となります。

それから愛車アスリートでの最後のお出かけとなりました。

アスリートの居住性(室内スペースが狭いこと、プロパンガスの確保が難しくなったこと)と運動性能(坂道に極端に弱い)との問題があり、もうすこし大きくて馬力のある車への乗り換えを決定しました。新しい車はやはり同じくグローバル社の「NewChamp」です。

今回はサラリーマンとして最後の有給休暇を利用し九州にでかける予定でしたが、台風と地震のため気勢をそがれ、また体調も思わしくなかったために中止し、近場で温泉ツアーとしゃれることにしました。

でかけたところじは、近場も近場、山梨県は八ヶ岳近辺です。

昨日はとりあえず目的地を決めぬまま朝9時過ぎに出発し、途中で温泉付きの道の駅、「信州蔦木宿」を目指しました。(ここは何度か利用してますが、なかなか良い温泉です。)

途中、石和温泉で「ほうとう」で有名な「小作」でランチ。ここでは私は「豚肉キムチすいとん」1500円也、家内が「かぼちゃほうとう」1100円也をいただきました。すいとんは要するにうどんになる前の小麦粉を不定形のおだんご状に固めたものです。戦後、米が食べられなかったときに良く食べました。と、ここで歳がバレますね。とっても懐かしく思いつついただきましたが、材料は当時とは大違いで、かなり豪華。勿論豚肉以外に、白菜、しいたけ、かぼちゃ、さといも、じゃがいも、にんじん等入りです。しかも量が多かった。生来、小食の私としては、もてあまし気味で、美味しかったのですが、やっぱり残すはめになりました。

小作はチェーン店で、ここ以外にいくつかありますが、国道20号の昭和付近の甲州街道沿いにもありましたので、中央道方面を通過するときの「ほうとうグルメマップ」が頭の中にできあがりました。
さてランチタイムを終わり、一路「蔦木宿」を目指し、午後2時過ぎに到着。この道の駅は甲州街道沿いにある割には比較的静かで、駐車スペースも大きく、奥の方ではP泊可能です。前回経験あり。
問題の温泉、「つたの湯」は入湯料500円也、夜間は割引あります。勿論露天風呂付きで、休憩所も完備。風呂場にはシャンプー、ドライヤーもありますので、手ぶらでOKです。なお、事前に八ヶ岳公園レジャーマップ(お土産店等で入手可)を持参すると100円引きになります。残念ながら湯はかけ流しではありませんので、飲むことは不可。源泉湯というのがあって、15分以上は湯当たりするので、入ってはいけないとありましたが、これは本物なのかしら? 

湯の温度は源泉はやや低いものの、露天風呂も内湯もさほど熱いということはなく、ぼーとして過ごせます。私は肩と首と腕の痛みがまだ取れませんので、打たせ湯で患部を手当て。効果があったのかなかったのか、やや疑問。風呂からでたらかなり疲れが出て、定番のソフトクリームをなめながら一休み。道の駅の裏手の川端で、散歩と休憩。そうこうしているうちに4時を回りましたので、今夜の宿泊地を捜すことにしました。まだ時間がありましたので、最近?評判のアウトレット、「八ヶ岳アウトレット」を覗くことに。
蔦木宿から30分ほどのところにありました。到着したのが4時半を回っておりましたので、閉店の6時まであまり時間がなく、駆け足でざっと見ましたが、あまり熟年カップルに適したところが無く、コーヒー専門店でコーヒーを飲んでから、退散。

途中で道の駅、「こぶちさわ」を発見。以前ここを通過したときは、スパテイオ小淵沢という日帰り温泉があったのはしってましたが、道の駅が併設されているとは知りませんでした。念のため、入ってみたらなかなか豪華で、かつ設備が整っていることが分かり、今夜はここで「野宿」することにしました。

駐車場所を決めて気が付きました。今夜の食事をどうするか? たまたまここにあるレストランがまが開いてましたので、急遽ここに決定。看板にあった純インド式カレーをあったので、二人ともカレー、キーマカレーとヒヨコマメカレーを注文。これがインド式かどうかは分かりませんが、どちらも同じ味。材料が違うだけ。あとから案内を見たらお素朴で体にやさしいふくろの味が売り物と書いてありましたので、納得。サービスで野草茶をいただきましたが、これはまあまあでした。


言い忘れましたが、この道の駅には「足湯」の設備あり。昨晩は寒かったので入りませんでしたが、いましがた家内がトライしてきました。温度はぬるめですが、とても温まるそうです。温泉の噴出し口に、硫黄の汚れあり、正真正銘の温泉だそうです。(家内談)

今日は朝から小雨、やがて本降り、夜になっても降りやまず。遅くなってから小雨。
ということで野外活動するには終日不向きな一日でした。

どうせ外で動くのは無理だと思い、朝はゆっくりと過ごし、朝から温泉としゃれました。ここ道の駅、「こぶちさわ」にはホテル兼、日帰り温泉「スパテイオ小淵沢」がおなじ敷地内にありますので、駐車場の位置を変えるだけでOK。10時の開館をまちかねたように、入館。

ここは昨日の「つたの湯」と同じで、やはりかけ流しではありません。露天風呂が大小2ケ所と内風呂です。温泉の湯は42度。露天風呂は熱めとぬるめとあり、気分によって使い分けできます。洗い場の数もかなり多く、勿論シャンプー等、ドライアーも完備。

お値段ですが、午後7時までは600円。7時以降は400円です。この辺の施設としてはかなりリーズナブル、といいたいのですが、郵便貯金のお金が使われているので、やや複雑な心境。これで採算が取れるとはとても思えませんので。

実はここは夕食のあと、もう一度行きました。同じ日に同じ同じ温泉に行ったのは初めてです。建物は豪華。この手の施設で一番気になる貴重品の保管もゴルフ場にある暗証番号形式のものがあり、湯船に鍵を持って入る必要がありません。もちろん脱衣場のロッカーも鍵付き。今回は安心して使うことができました。

温泉の後、雨降りの中どうするか検討しましたが、ともかく昼飯を食べようと衆議一決。道の駅「こぶちさわ」から八ヶ岳道路を清里方面へ。出発してすぐに手打ち蕎麦ところ、「藤亭」を発見。運動不足で食欲も無いので、そばにすることに決定。新蕎麦という触れ込みに魅かれ、天ぷら蕎麦1200円也をいただきました。でも、わたしは温かいのを食べたのですが、あまり歯切れがよくなく、むしろもちもちしている感じ。そばつゆもかなり濃い目で、濃い目が好きなわたしにとっても濃すぎという感じ。総合点ではあんまり高い評価はあげられませんでした。お店の雰囲気、従業員のサービスは良かったので、惜しいです。ちなみに家内は天ざるだったのですが、蕎麦は「こりこり」と硬くて、歯ごたえが良すぎたそうです。要はうまかったのかまずかったのか?
答えは「うーん」だそうです。

ランチも終えて、さてどうするか? 折角紅葉を見にきましたので、標高の高いところへ行ったら見えるかとおもい、八ヶ岳道路を清里方面へ直進。一番高いところで約1400mくらいになります。さすがにここまで来ると見事!といいたいところですが、高度を上げるにしたがって、霧が濃くなり、ついに何も見えなくなってしまいました。むしろ運転が大変。ついに紅葉見物は断念。 

左の写真は「清泉寮ブリッジショップ」のそばにある無料駐車場です。


途中で清泉寮のブリッジショップで休憩しましたが、何と、ここにはもうストーブがありましたがこれはありがたかった。

ここでお茶しているときに、たまたま置いてあった「ぴあ」で俳優の柳生博がオーナーをやってる「八ヶ岳倶楽部」のパイ包みビーフシチューの記事を見て、今日のデイナーはここで決定。

さて、デイナーまでの時間をどうするか?

 結局、清里の「ホールオブホールズ」(オルゴール博物館)へ行くことに。ここは何度もいったことがありますが、そのたびに違うオルゴールの実演がありますので、飽きません。今回はフルートを吹く少年と小鳥が良かったのですが、後で調べたら、なんと1995年製だそうで、アンテイークでないのでびっくり。いまだにこんなものを作っているとは思いませんでした。


ここで時間を見たらまだデイナーの時間まで間があります。清里の街中をあちこち見てまわりましたが、キャンプ場、日帰り温泉等、火曜日とあって定休日のところが多く、開いていたのが、「北澤美術館」のみ。仕方なくここへ行く羽目に。理由はここのガラスアクセサリーのショップが目的です。勿論家内の。館内見物をよそに最初からショップで獲物探しにいそしむ家内でした。

とりあえず買い物のめどをつけてから、ガレ、ドームのガラス作品を見ましたが、アールヌーボーは私も家内も趣味ではなく、むしろ併設していたノリタケチャイナのアンテイーク(1920〜30年代)のほうが興味深いものがありました。右の写真はこの美術館の売り物の、ガラスのオブジェですが、光の当て方で色が変わります。

家内の専用土産ですが、結局、ガラス製のペンダントとガラスのリングの2点を購入。とりあえずこれで満足してもらいました。お値段は?秘密です。


そうこうしているうちにようやく4時30分になり、ちょっと早めのデイナーでしたが、前記「八ヶ岳倶楽部」へ出発。平日ですので、それほどお客も居ないかと思いきや、結構、人が入ってました。流石にキャンピングカーで来る客はあまり無いようで、到着するなり支配人から「結構なお車で!」と言われましたが、これって皮肉なのか、本音なのか? 後からそばに来ていろいろ話し掛けてくるところを見ると、どうやら本音だったようですが。

メニューですが、パイ包みビーフシチューとボルシチ、それにパンを2種類と家内専用のグラスワイン、しめて4870円也。ビーフシチューは評判とおり旨かったのですが、ボルシチはぬるかったので、この点がマイナス。パンは2種類とも美味しかった。夜だったし、雨降りだったので、周りを見渡すことができませんでしたが、見える範囲ではなかなか雰囲気のあるお店でした。晴れていれば、木道がある庭の散歩もなかなか良いとのことで、翌日トライしました。詳しくは次ページをご覧ください。 

さて夕食後は、再度道の駅、「こぶちざわ」へ戻り、そのまま温泉へ直行。 温泉は結構なのですが、ぽかぽかして油断すると眠くなるのが問題。あまり早く寝すぎると夜中に起きる羽目になりますので、しばし我慢して持参したビデオを鑑賞し、時間を調整。

今日は朝から快晴。絶好の野外活動日和です。

さすがに、朝から温泉は勿体ないので、朝食をとってから、道の駅付近の別荘地を散歩。
道端には交通安全のための、現代の道祖神が数10mおきに並んでました。別荘地には、あまり人影なく、使われている形跡がありません。もう夏を過ぎて晩秋に入ったということでしょうか。 林の中の別荘地ですが、まだ開発中のようでした。
私は永住型ではありませんので、別荘よりはキャンピングカーの方が好きですが、家内はゆっくりしたキャンプが好きだそうで、今回はできるだけ彼女の意見を取り入れ、早朝出発、スケジュール厳守、一箇所にとまらず、走り回るという三悪を避けて、いきあたりばったき、できるだけゆっくり、朝はのんびり。家内が出発すると言わない限り、ばたばたしない。を守った結果、極めて和やかなキャンプ生活を過ごすことができました。

もっともわたしの体調があまり思わしくなく、休養を取るのに専念したせいもありますが。元気になったも、このスタイルが守れるかどうか、自信なし。

閑話休題

朝の散歩を終えて、いよいよ出発。まずは紅葉見物がメインですので、昨日トライした東沢橋付近の紅葉見物です。八ヶ岳ラインを小淵沢からは、えんえんと登りです。標高500mくらいから1400mまで登りますので、重いキャンピングカーには辛いものがあります。それでもローギアを多用して、昨日来た清泉寮ブリッジショップの駐車場へ。ここから見上げる八ヶ岳の姿、見下ろす清里の風景はさすがに見ごたえがありました。

こちらは上の橋上です。




橋の上から清里方面を、遠景は南アルプスです。
ここから来た道を戻り、再度、八ヶ岳倶楽部を訪れました。
昨晩のデイナーで、コストパフォーマンスがさほど良くないことがわかりましたので、今日のランチは取りやめ。木道見物だけに専念することにしました。さすがに自慢するだけあって、ここの散歩道はレストランの庭という概念を吹き飛ばす本格的な木道でした。おそらく鉄道の枕木であろうと思われる木が敷き詰められており、その距離もかなりのものでした。

下の写真をご覧ください。
 こちらが八ヶ岳倶楽部のお庭です。 庭の中にはいくつかギャラリー兼ショップがあり、ショッピングだけでも楽しむことができます。ランチでも注文しないとjは入れないと思い、遠く離れた駐車場に止めた自分が情けない!



ステンドグラス、焼き物等、ショップを見て回りましたが、いわゆるお土産用のものではなくて、芸術作品ですので、ちょっと気に入ったから買って帰ろうというお値段ではありませんでした。見物人は一杯いたけど、買って帰る人はいるんだろうか? そういえばショップには柳生博ご本人と息子さんを見かけました。平日はここで店番なのかしら?

ランチは途中の「まきば公園」で見かけたレストランでいただきました。八ヶ岳をバックに牧場と清里を見下ろす絶好のポイントにありましたので、なかなか雰囲気は良かったです。ただ、公園は高台にありますので、風は強いし、寒さもハンパではありませんでした。見物人も車を降りるやいなや直ぐに車に戻るくらいでしたから。


そんななか、ランチの後でそばにある「天女山」に登りました。途中まで車で行けるということで、キャンパーではつらいかなとは思いましたが、いちおうトライ。ところがどこまでも道があり、着いたところが頂上駐車場! 何と駐車場から下りたところに天女山展望台がありました。まあ、これではトレッキングではなくなりますので、ちょっと登ったところにある天の河原へ。これもまた山の上に何で河原という感じはありましたが、難しいことは言わず、とにかく上りました。徒歩20分くらいで展望台へ。ここから八ヶ岳の権現岳、美の森への登山路がありましたが、とにかく寒気が厳しく、装備も不十分だったので、これは断念。もう1ケ月ほど前だったら快適なトレッキングができたでしょうね。

 

  何はともあれ、今日は気温は低かったものの、快晴に恵まれ何とか良い締めくくりができました。
さて次回は何時、何処へ?