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今回は一人旅ではありません。久しぶりに家内同伴となりました。一応彼女の希望を聞いて(聞いたようなふりだけですが)、目標は秋田県の角館、田沢湖、岩手県の陸前高田に設定しました。 9月27日(月曜日)の夕方、霧雨の降る中勇躍自宅を出発。 霧雨が降ったり止んだりして運転がやっかいでしたが、何とか頑張って9時過ぎに東北道の「那須高原サービスエリア」へ到着。夕食は途中で購入した「餃子まん」と「チンジャオラオスまん」を車の中でいただきました。いずれも妙なものでしたけど、ボリュームたっぷりで餃子まんは半分で十分でした。この日は運転疲れでそのまま就寝。 翌朝は朝日がまぶしくて目が覚めました。昨日とはうって変わって快晴です。朝食もそこそこに出発。途中、「長者原S」Aで食べた「ジャージー乳ソフト」はミルクが濃くてかなりいける味でした。 「北上Iジャンクション」で東北道から秋田道へ転針。ここからは片側1車線の対面交通になりますので、かなりスリルがあります。交通量が少ないためか、皆さんスピードは4車線並に飛ばしてますので、油断できません。そうこうしているうちに「大曲IC」に到着、ここで一般道の105号線へ。角館経由で田沢湖へ向かいます。今晩は田沢湖オートキャンプ場で一泊します。途中で予約のため電話を入れたら秋田弁丸出しで係りのおばさんから予約?と笑われてしまいました。いまどき平日キャンプする人なんかいないから、そのままおいでとのこと。午後4時に現地着。本日の走行距離423キロ。一日の走行距離としてはついに記録更新しました。ちなみにガソリン1リッターあたりの走行距離は約8.5キロ。かなりの好成績を収めることができました。 「田沢湖オートキャンプ場」は係りのおばさん一人で泊り込みで管理しているとのこと。泊り客が私たち一組だけだということもあって、大変親切でした。携帯電話が圏外ということで長距離電話を2度も借りましたが、無料で使わせてもらいました。 わざわざサイトまで近隣の観光地図を届けてくれたり、ついでにマヨネーズまで寄付してもらいました。キャンプ場はまだ出来てから日が浅いせいか、トイレも流し場もシャワー室も豪華で大変綺麗でした。サイトは前面芝生で、湖を見下ろす景色も最高です。 今朝は朝から今にも降りそうな曇天で、予報でも午後から雨とのことでした。キャンプ場の管理人さんに確認したところ、「秋田駒ケ岳」登山は折角登っても景色が悪いから止めたほうが良いとのこと。もっともこれを理解するのに大分時間がかかりました。純粋秋田弁は外国語並に難しい。年寄りの方言に強い家内も閉口してました。 そうは言っても、せめて途中までと思い、八合目目指してドライブしました。ところが、途中から道幅は狭くなるし、キャンピングカーではとても登れるような坂道ではなくなりました。といってUターンできるほどの道幅はありませんので、やむなくバックで数百メートル下る羽目になりました。ここで天才的なドライビングテクニックを披露することができました! 結局、登山は完全にあきらめ、温泉巡りに方向転換しました。すぐそばに有名な「乳頭温泉郷」があります。温泉郷といっても温泉宿が並んでいるわけではなく、いくつかの源泉を持つ旅館が点在しています。道も狭く駐車するスペースもありませんので、調査しておいた日帰り温泉の「露天風呂水沢温泉」に行きました。 温泉の素性ですが、ここは立派なかけ流しでした。湯の色は白骨温泉のような白濁した湯ですが、あふれた湯は外に流してますので、間違いありません。成分が濃いせいか、家内はのぼせてしまったようです。 風呂から出たら本格的に雨が降ってきました。雨が降っても問題ないところとして、角館の武家屋敷を目指しました。昼食をとりがてらそちらに向かうこととしました。途中で、「宝風」という郷土料理の店を発見。ここでランチタイムとしました。皆さんが召し上がっているのは、「きりたんぽ鍋」か「山芋地鶏鍋」ですが、昼間から鍋はちと重いので、やはり秋田名物でもある「稲庭うどん」を頂きました。天ぷらざるうどんでしたが、立派な揚げたての天ぷらとつるつる稲庭うどんの組み合わせは絶品でした。しかもお値段が995円と1000円円以下。秋田はやっぱり物価が安い!と再認識。 おなかも一杯になりましたので、ようやく気を取り直し「角館」へ。 その後、樺細工の記念館、角館町樺細工伝承館 を見ましたが、樺細工も現代の名工が作ったものは流石に高価で手が出ませんでした。家内は雑炊用に木製の大型のスプーンを2ケ購入。そういえばランチを食べた宝風で稲庭うどんセットも購入しました。いずれも自家用です。あしからず! ここでついに本降り。もう見物どころではありませんので、車にもどりキャンプ場へ戻りました。明日は台風の影響により一日中雨との予報です。さてどうなりますやら。 昨日の夜半から今朝にかけて台風の影響で猛烈な風雨に見舞われ、とんだキャンプになってしまいました。夕方から段々雨が強くなり、夜半には風も加わって車が風で揺れるほどになりました。また雨が屋根をたたく音がものすごくてあんまり熟睡はできませんでした。もっとも熟睡できなかったのは私だけでしたけど?。 さて、今日はすこし風雨も収まるかに見えましたが、雨が止んだのは朝の6時頃の数分だけで、その後は一段と激しさを増すばかり。天気予報によれば、台風は朝8時頃、秋田県に接近といってますので、私たちはまさにその真っ只中にあります。ついに意を決してキャンプ場を撤収を決意。撤収といっても、まずオーニング(張り出しテント)をたたみ、AC電源を供給していたコードを切り、汚水タンクの排水とポータブルトイレの排出をしなければなりません。これを全部猛烈な雨の中で決行。上着、ズボンを履いていても濡れるだけなので、下着一枚の上にカッパを着て作業。幸い、キャンプ場には私達だけで見てる人も居ませんから堂々としたもんです。(風邪がちょっと心配でしたけど。)ちなみに気温は16度くらいでした。 前記作業を終了し、管理人のおばさんに挨拶。一昨日に続き、昨日は茄子の漬物をいただき大変親切にしてもらいました。キャンプ場は設備もさることながらやはり管理人さんの対応のよしあしが全てですね。また来てみたいキャンプ場の一つになりました。 台風を避けるため、とにかく台風が過ぎ去ったはずの南へ向かうことにしました。なにはともあれ東北道に出る必要がありますので、まず東へ向かって盛岡へ。国道46号線の盛岡の手前ある道の駅「雫石あねっこ」で小休止。 小休止のつもりが大休止になってしまいましたが、あらためて盛岡へ。盛岡から南に向かって走り出しましたが、途中でだいぶ雲が薄くなってきました。天気予報でも明日は台風一過晴れと言ってますので、急遽予定を変更し、太平洋側に出ることにしました。前から一度行ってみたかった三陸方面です。また「陸前高田オートキャンプ場モビリア」にも行ってみたかったのも理由の一つです。 ところで途中でフロントウインドが雲ってしょうがないので、デフロスターを入れたのですが、途中でナビが現在位置を表示できなくなりました。道はちゃんと合っているのですが、自車位置が検討違いのところに表示され、道に戻りません。原因不明で困りましたが、ふと気が付いてダッシュボードの上にセットされているナビのセンサーを触ってみたら熱気で触れないくらい熱くなってました。どうやらこれが原因ではないかと疑って、とりあえず水で濡らしたテイッシュペーパーで冷やしてみたらこれが大正解。5分ほどで現状に復帰できました。今回はこれで解決できましたが、冬になったら、センサーの取り付け位置を変える必要がありそうです。 さあ、明日は快晴になることを祈りつつ就寝です 昨日は台風の最中、田沢湖のキャンプ場から脱出し、何とか陸前高田のオートキャンプ場「モビリア」にたどりつきました。 碁石浜は、どうも期待外れなんで、もう一つのお勧めスポット、「穴通磯」を目指しました。途中で大きな駐車場を見つけて車から降りたところ、ここが本命の碁石海岸であることが分かりました。断崖と岩と押し寄せる荒波が売り物のようです。ここでリアス式海岸とはこういうものかと初めて納得。
穴通磯とはこの岩の一つに海水の浸食で穴が3つも空いている岩を言います。感動的だったのは海の色です。快晴ということもあって、海岸のそばにもかかわらず本当に青い色、サファイアの濃い色といったら分かりやすいでしょう。これが岩に打ち付けても岩からすべり落ちる瞬間までこの青い色を保っている様子はなかなかの光景でした。しばらくしたら観光バスが数台到着。かなりにぎやかになってきたので、早々に退散。 途中道の駅、「高田松原」でイタリアンランチ。イカ墨パスタとパニーニセットです。パン屋さんがやっているお店でしたので、今晩用に美味しそうなパンを物色し購入しました。これが今夜の夕食です。 車に戻り、ひたすら東京を目指し、那須高原SAで午後10時半になりました。ここで一泊し、翌土曜日に無事に帰宅しました。本日の走行距離は約350キロになりました。あー疲れた。 お楽しみいただいた今回の旅はこれで終了です。どうぞ次回をご期待ください。 |
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