直線上に配置  
  駒ケ岳登山ツアー   
2004年8月20日〜23日 
 
  たまたまテレビで駒ケ岳の千畳敷のCMを見て、急にお出かけしたくなりました。

実は昨年ここはキャンプで訪れておりますが、その時には千畳敷はすでに冬景色で、あたり一面の雪、しかも吹雪き。ロープウエイを上がっては見たものの、なすすべもなくそのまま帰途についた残念な思い出があります。

で、今回はそのリベンジという意味と、ついでに甲斐駒登山ができたらということで行ってきました。

急なことで当日の準備となりましたので、出発は午後も遅く。 計画では当日中に行けるところまで行ってそこでキャンプ。翌日早朝、現地を目指すというスケジュールです。

結局、金曜日は中央道の諏訪SAまで。諏訪SAは調布ICから165キロ。目的地の駒ヶ根まではあと45キロ地点です。このSAにはサービスエリアには珍しく、敷地内に温泉があります。大の温泉好きの私としてははじめて経験となります。以前東名の足柄SAでやはり温泉に入ったことはありますので、正確にはSAでは二度目の経験です。

内容は? まああまり期待してはおりませんでしたけど、予想外に小さい!勿論露天風呂なんてありませんし、湯船も5,6人入ると一杯という感じです。洗い場はそれでも6ケはあったかな?料金は500円とまあまあリーズナブルでしたが。とりあえず汗を流すには丁度良いでしょう。さすがに夜になったら気温が下がり、涼しさを通り越して寒いくらいでした。お陰で車内でもよーく寝ることができました。といっても寒さで4時半ころに目が覚めてしまいましたが。 そのまま起床して駒ヶ根へ出発しました。 下の写真は千畳敷です。



早朝、といっても午前6時過ぎに駒ケ岳ロープウエイの起点である、バス発着所へ到着。ところが何と、駐車場がすでに6割方埋まってました。 ここであわただしく登山用の装備を身に付け、飲料、食料を詰めたザックを背負っていざ出発というところへ観客が登場。 熟年のご夫婦でキャンピングカーに興味あるとのこと。忙しい時ですが、ここは仲間を増やす絶好の機会と思い、即席で車紹介をしました。これで二人メンバーが増えるといいのですが。

さて、そうこうしているうちに、午前7時始発のはずのバスの出発案内がありました。あわてて切符を買って並び、何とか間に合いました。どうやら臨時バスのようです。始発にもかかわらず車内は登山服姿の人で満員。さてそれからロープウエイ駅まで30分、ロープウエイで10分。ようやく千畳敷カールへ。

着いてみてびっくり。どこからこんなに人が出てきたのかと思うほど人人人です。


これから登山開始する方々。中高年が目立ちます。


とりあえず、駒ケ岳を目指し登りはじめました。ところが、前回の月山の時と違い、狭い登山道に蟻の行列のように人がつながっていて、中には下山する人も居ますので、たびたび渋滞します。下の写真をご覧ください。



甲斐駒ケ岳
ロープウエイ駅のアナウンスでは午前11時を過ぎると、かなりの混雑が予想され、2,3時間待ちとなる恐れがあるとのこと。 これではのんびり登山を楽しむことは難しい思い、往復3時間で戻れるコースを選択。 途中で段々霧が濃くなり、見通しが悪くなってきました。あわててまだ霧が出てこないうちに千畳敷と対面の南アルプスを撮影。



まだこのときは景色も見えましたが、急に霧が出てきて、下の写真のようになりました。山の天気は変わり易いというのを実感しました。

それにしてもこの行列では間に合うかどうか。 それから2,3m歩いて小休止というのは疲れます。結局鞍部の乗り越え浄土まではこのままでした。



鞍部到着後、急に霧と風が強くなり、あわてて用意しておいた厚手の衣類とジャンパーを着込み、手袋をはめましたが、それでもかなりの寒さです。考えてみれば、ロープウエイの頂上駅で標高2612m、駒ケ岳頂上で2960mありますので、夏場といえども天候が変わると厳しくなるわけです。 結局駒ケ岳あと少しというところで登頂断念。途中といっても標高2,625mの中岳で引き返しました。

中岳にて

予定より早く、10時過ぎに無事にロープウエイで下山。 もうこの頃になると駅の入り口はロープウエイの乗車待ちの人が一杯でした。写真をご覧ください。 実はここから改札口まではかなり距離があって、もう数百人は待ってます。一度に乗れる人は60人ですから、ここで待っている人たちは果たして何時に乗れるのでしょう?
それでも、下から乗客満載のバスが次々に登ってきます。
バス停まで降りてきたらそろそろお昼。昼食は光前寺前のおそばやさん、「やまだや保翁」に決めてましたので、まよわず直行。ここでてんぷらそばを注文。案内によれば、注文を受けてからてんぷらを揚げるとありますので、時間がかかります。およそ20分ほど待ってようやく出来上がり。薄めのつゆでしかもそばとてんぷらは別々に出てきます。てんぷらつゆはありません。なかなか上品な味でした。わたしの好みからすると、前回ツアーの会津で食べた田舎蕎麦のほうが旨かったな。

これでj腹もふくれましたので、ようやく温泉へ。これも前回経験済みの、家族旅行村の「こぶしの湯」です。ここは何といっても露天風呂です。昼過ぎのまだ明るいうちに入る露天風呂は最高!温度もそれほど暑くなく、特にヒノキの露天風呂は良かった。料金も500円ととっても安心できる金額。風呂あがりに定番の牛乳でほっと一息。あとは帰るだけ。

一人旅ですので、途中何度かSAに立ち寄り、諏訪湖SAで大休止。


またまたてんぷら蕎麦でで体力をつけていざ出発。
ところが、談合坂まできたら大渋滞。上野原で事故だそうで、八王子まで2時間以上とのこと。普段なら20分くらいでゆける距離ですが。観念してここで二度目の大休止。渋滞解消するまで待機。夕食をたべて、2時間ほど昼寝?午後7時から9時だと昼寝とは言わないか?おかげで渋滞も解消しており、その後は高井戸までスイスイ。 ところがこの後地獄が待ってました。 

環八の南田中の地下道で工事渋滞。この1.5キロを通過するのに何と1時間以上かかってしまいました。
結局、家に着いたのが11時30分過ぎ。イヤー疲れた。でも懲りない私です。また来週も出かけます。