直線上に配置  
  東北健康増進ツアー   
2004年8月6日〜 
 
  今回は東北方面を目指します。

8月6日
今朝はいつものように早朝に出発。一人旅は全部一人でやらなくてはならないので準備が大変です。前日にはLPGガスを充填。更に冷蔵庫のガスを点火しておく必要があります。こうしておかないと当日の冷えが足りません。今朝はタンクに水を入れ、その後、目の前にあるコンビにで最低限の食料、飲み物を買出し。
これらを1時間ほどで完了し、6時に出発。

東北道を那須ICで降りて、一般道を塩原経由で喜多方へ向かいました。

お昼頃、会津下郷に差し掛かり、丁度「塔のへつり」前にあるお蕎麦屋さん、「五晃苑」で野菜てんぷら蕎麦をいただきました。これが蕎麦もホントの手打ちで、山菜中心のてんぷらも絶品でした。もっともお値段もこの辺りでは破格の1200円でしたが。

昼食後、会津本郷で「窯元共販センター」に立ち寄り。キャンプ仲間のらいるさんから、ここの焼き物はなかなか良いと聞いておりましたので、家内用に湯呑みを1ケ購入。 柿の赤い色が良かったので、これを求めようとおもいましたが、目移りして決められません。

最終的にどれを選ぶかで、携帯の写真機能が役に立ちました。いくつか候補を撮影して添付ファイルで家内に送り選んでもらいました。左の写真がそれです。これは結構すぐれものかも。
選んだのは右側です。左側も結構なのですが、寿司屋用で底がついてますが、そのデザインがちょっと?
さてちょっと道草を食いましたが、その後は順調に一般道を喜多方まで。午後3時には道の駅、「喜多の郷」到着。ここは標高はそれほどありませんので、かなりの暑さでした。 東北も日中は東京都同じくらい暑いです。かなり汗をかきましたので、この道の駅に付属の「蔵の湯」温泉へ。 露天風呂も休憩所も完備している割にお値段は500円と内容の割にはかなりリーズナブル。 お湯の温度は私にとってはかなり高め。あまり長湯はできません。露天風呂で日向ぼっこしている時間のほうが長かった!風呂からあがったら流石に疲れがどっと出て、そのまま車の中でお昼寝。 

6時になって喜多方名物ラーメンデイナーに出撃。あんまり店の数が多いので迷いましたが、内容よりもまず駐車場が大きそうな店を探し、結局道の駅の売店で聞いた「来夢」(らいむと発音するのでしょうか?)へ向かいました。ミソ野菜ラーメンと餃子を注文しましたが、どちらも言われるほどに旨いかな?というのが本音です。
明日はキャンプ仲間の「らいる家」が良い店を紹介してくれるそうなんで、これに期待しましょう。

本日の走行距離280キロ。ゆっくり走ってきましたが、結構な距離になってしまいました。

明日はとりあえず天元台へ。8月7,8日限定でスイスアルプスフェステイバルをやっており、アルペンホルンの実演があるそうなので、楽しみです。

8月7日
今日は、キャンプ仲間のらいる家との待ち合わせが11時になってましたので、朝方の時間を利用してトレーニングをやりました。といってもウオーキングするには道が埃りっぽい、また車が多い道なので、サイクリングに切り替え、喜多方の街中へ向かいました。車で走ったときは、たいしかことないと思ってましたが、計ってみたら片道9キロもありました。お蔭様で汗をたっぷりかくことができました。所要時間は80分くらい。そのままでは気持ち悪いのでまたしても、蔵の湯で朝風呂としゃれました。ここは朝9時からやってますので便利です。

さっぱりしたところへ、仲間から電話。待ち合わせ場所は喜多方市内のラーメン館の駐車場に決定。ここでめでたくドッキングし、持参の肉ミソとざんざうどんを物々交換。ちょっと早かったのですが、念願の美味しいラーメン店へ。上海という小さな店ですが、壁には芸能人多数ご来店の写真が飾ってありました。味は確かにとんこつスープとは思えないすまし汁でした。美味しかったのはチャーシュウですね。スープは健康上の理由で全部飲めませんでした。となりの仲間ご夫婦が全部飲んでるのを見て羨ましかった。
さて、しばしの御対面の後、いよいよ今日のハイライト西吾妻山でのトレッキングです。
ところが道を間違えて登山口のロープウエイ駅に到着したのが、午後1時30分過ぎ。ここから上に登りますが、曇天になってきてちょっと登山日和とはいえない雰囲気になってきました。それでもめげずに、ロープウエイに搭乗。頂上駅に着いたらスイスアルプスフェステイバルの目玉、アルペンホルンの演奏会が丁度始まるところでした。実演の模様はこのページの下にある動画をご覧ください。

これを全部見るととても登山どころではなくなるので、後ろ髪を引かれる思いで、さわりだけ聞いてリフトの一番上を目指します。ここで標高1800mです。時間が無いので往復50分でいける展望台を目指しました。かなり岩だらけの歩きにくい道でしたが、頑張って往きは20分で制覇。曇ってはおりましたが、しばし雄大な景色を楽しむことができました。ほかのファミリーの写真を撮ってあげてる間に霧が出てきて何も見えなくなりました。リフトの終了時間が迫ってましたので、あわてて下山。
これから今晩の泊まるところを探さなくてなりませんが、その前にもう一度風呂入りたいと思ってナビで探しました。距離は10キロくらいしかないのに、ナビは30キロ強を指示してます。変だなと思ってチェックしたらナビのデータが古くて、最近できた道路が出てない! 天元台まで時間がかかったのもそのせいでした。やっぱりハードデイスクナビに交換しよう!

それでも勘を頼りに「ラビスパ裏磐梯」という日帰り温泉を探し当てて行ってきまし。料金500円でしたが、ここも昨日の「蔵の湯」と同じで設備は万全。関東地区の温泉はどうしてあんなに高いのでしょう?風呂からあがったらぼーとしてもう食事の支度をするのが面倒になりましたので、そのまま食堂へ向かって天ぷらざるそばをいただきました。手打ちと書いてありましたが、どうもそうは思えません。昨日の会津下郷のそばのほうが手打ちという感じでした。まあ値段も200円安いから仕方ないなと思いつつ、帰りがけに食堂の入り口をみたら、ちゃんとおじいちゃんがそばを打ってました。疑ってすみません。

さあ、明日は山岳シリーズで、月山に向かう予定です。 

8月8日
昨日は道の駅「磐梯」とこのところ道の駅で泊まってましたが、日中はかなり活動しているため、毎日2回くらい衣装を交換してます。
で、洗濯ものが溜まりました。旅を続けるにはこれを何とかせねばと思い、ついに今日は月山の「弓張平キャンプ場」にしました。

キャンプ場のコメントは後にして、まず今日の日程です。
昨日とまった道の駅「磐梯」を7時に出発。夕方はまだ蒸し暑かったのですが、夜半になってやはり涼しくなりました。うっかり窓を全開して寝てしまったので早朝、寒くて目が覚めてしまいました。 しかたなくそのまま磐梯を出発。その時は気温19度という標識があり、しばらく快適なドライブでしたが、月山に向う途中、米沢付近ではもう30度を越えてました。東北と言うと一般的に涼しいだろうと思ってましたが、日中は普通に暑いことが分かりました。

米沢から山形へ。山形から東北中央自動車道に乗り、途中「寒河江SA]で休憩してソフトクリームを食べ、ランチ用に「だっちゃコロッケ」を2ケ購入。「だっちゃ」の由来を聞きそびれましたが、中身を見たら青い豆が入ってましたので、「ずんだもち」と同じく、要するに枝豆の中身らしい。違ってたらごめんなさい。
ここでは気温35度くらいになっていたと思います。日陰に入らないと、とても居られないような感じでした。抹茶ソフトは旨かった!左の写真はまさに気温35度の時に撮影したもの。暑さが画面に出てれば出てれば良いのですが。
終点の月山ICで高速から一般道へ出て、キャンプ場まで20分ほど。途中で予約を入れたら運良く空いてました。11時頃には到着しましたが、チェックインまで時間がありましたので、この間を利用して県立自然博物園を教えてもらい、午後1番で2時間ほどのネイチャートレッキングをしてきました。

このキャンプ場から月山の登山口へ向かってちょっと行ったところに「ネイチャーセンター」があり、ここで申し込むと無料でガイド付きツアーが楽しめます。わたし以外に2家族という組み合わせでツアー開始。途中ぶなの林のいろいろの講義、月山の湧水の試飲と盛りだくさんのツアーであっという間の2時間でした。適度にアップダウンもありまあ軽いトレッキングということでしょうか。湧き水は自慢するだけあって、ちょっと甘く炭酸が入っており、なかなか旨かった。これでコーヒーをたてると一味違うそうです。ペーハー7の軟水とのことでした。
これがぶな林での写真です。木の幹が曲がっているのは何故でしょう? 答えはこのあたりの積雪が5m近くにもあり、その重さで曲がってしまっているそうです

ツアーを終えてキャンプ場に戻り、あらためてチェックイン。空いていたのは私のとこだけで、ほぼ満員。さすが夏休みですね。でも東京ナンバーの車は無かったな。料金は電源使用料込みで5500円。まあ標準的なお値段ですが、かなり高規格なキャンプ場でしたので高いという感じはありません。どうやら第3セクターのようで、係りの人も公務員らしい雰囲気でした。残念ながらお風呂はありませんが、その代わり豪華なシャワールームが完備。料金も100円で10分OKですから、普通に使うのであれば1コインでOKです。ツアーの後と、食事の後と2回入りました。極めて綺麗と申し上げておきましょう。また来てみたいキャンプ場のひとつになりました。一つ一つのサイトはさほど大きくありませんし、隣ととも近接してますが、高台の中で見晴らしがよく、洗濯、洗い場、トイレいずれもかなり満足度は高いです


さて、今日の目的であるお洗濯ですが、洗濯、乾燥と一通りやってみました。洗剤のありかがわからず、家内に電話して助けを求めはしましたが。ここではTVのニュースが見られないので天気予報が確認できませんが、管理事務所の案内によれば明日はまずまずの天気だそうですので、朝一で月山登山にチャンレジします。

8月9日
今日は今回ツアーのハイライト、月山登山です。

キャンプ場は早朝7時に出発し、月山の中腹までの「ペアリフト」乗り場へ。
リフトの運転開始時間が8時ですので、それまでに現地入りしようという魂胆です。ところがこのリフト乗り場がかなり上のほうで、キャンピングカーで、ここまで登るのが大変でした。道幅は狭く、ほとんど急坂で、かつヘアピンカーブの連続でした。往きはまだ交通量が少ないから良いようなもの、帰りはいったいどうなるかと心配しながら登りました。平日の早朝ということもあってそれほど混んではおりませんで、駐車場はすんなりOKでした。

まつことしばし、やっと改札です。念願かなって一番のチケットを入手。 リフトで約10分ほど登ると標高1300mに到達です。 ところが決して涼しくはありません。むしろ日差しがきつくて熱気を感じるくらいでした。

さあ、ここから登山開始。今回は前回の天元台の失敗に学んで、フル装備。登山靴、手袋、ステッキを用意。勿論不意の雨降り対策用にカッパも入れました。往復で約5時間の行程と聞いてましたので、ちょっとびびりながら登りました。登山道は最初は木道が整備されており、結構登りやすかったのですが、途中から一挙に急坂になり、足場も悪く、大きな岩だらけで、上になるにつれ、登りにくい様相を呈してきました。

実は昨日のトレッキングでうっかりよそ見をしていてコケに脚を滑らせ、右ひざをかなり打ちましたので、右足に力が入らず、階段状の岩をのぼるのが一苦労でした。頂上直下が一番きつかったのですが、年寄り、子供も頑張ってますので、ここで音をあげるわけにもいかず、2時間程でやっと頂上へ到達。頂上の神社で金500円也で、無病息災のお祓いをしてもらい、体調の良くないところを全部置いてきました。頂上の標高は1984mです。霧がかかったり晴れ間がでたり忙しい天気でしたが、流石に見晴らしは素晴らしい。お弁当は用意しませんでしたので、お菓子とお茶を飲んで休憩。 
問題は下りです。やはり心配していた右足が段差のあるところで、音を上げます。ステッキを多用し、ゆっくりゆっくり下りました。やはり下りは自分の気持ちとはうらはらに脚が勝手に動きますのでついオーバーペースになりがちです。気持ちを引き締めながら転がらないよう注意して何とかリフト小屋までたどりつきました。結局帰りも2時間、往復4時間の行程でした。

さすがに汗をかきましたので、温泉を探すべく走っていたら、なにやら見覚えのあるヘルメットが走ってきます。手をあげるので、気がつきました。何と息子です。昨日の電話で、ひょっとすると月山まで脚を伸ばすかもしれないとのことでしたが、朝の内には現れませんでしたので取りやめしたと思ってました。どうやら酒田から回ってくるのに予想外に時間がかかったようです。あまり時間が無いとのことで、立ち話しながらウーロン茶でしばし懇談。結局昼飯も食べずにそのままサヨナラでした。 

てなことをしながら、とりあえず付近の温泉、「水沢温泉」へ行きました。ここは料金300円也。設備はかなり上等。今日中に蔵王まで行き着かないと困りますので長湯は止めて、ざっと汗を流す程度にしました。風呂上りに蔵王での宿泊地を調べましたら、蔵王にはキャンプ場も道の駅もありません。仕方なく、最寄の道の駅、「おおえ」を目的地にしました。ここは「テルメ柏陵」という日帰り温泉が隣接してますので、言うことなし。「おおえ」に到着してすぐに、今日二度目の温泉をエンジョイしました。ここは露天風呂こそありませんでしたが、落ち着いた所で、料金も300円也。東北はどうしてこんなに安いのでしょう。関東が高すぎるのかな?

風呂からあがって、夕食をしてから、寝る準備と思ったら、となりにエンジンをかけたままのトラックが来るわ、また隣にワゴン車が来て、何と発電機を回すではありませんか。轟々とステレオでエンジンの音が鳴り響いてました。とても窓を開けていられなかったので閉めましたが、まだ熱気が残ってますので、ほうほうのていで、場所を異動しました。そこへ奈良から来られた大久保ファミリーが避難。 困ったもんだという共通話題でしばし盛り上がりました。それにしても非常識な人がいるもんですね。こういうのがいるから、道の駅でのキャンピングカー禁止なんてことが出てくるわけ。困ったもんだ。

明日は蔵王でトレッキングです。
 
8月10日  
昨日の月山登山で予想外に体力を消耗したようです。
今日は軽めのトレッキングとすることとしました。

場所は蔵王の中央高原、ここの周囲の自然観察路を歩くことと、ついでにちょっと小高い五郎岳登山を兼ねてます。自然観察路は多少のアップダウンはありますが、たいしたことはありませんでした。ただ問題は霧がかかっていて何も見えなかったので、面白くなかったこと。運動が目的でないとやってられないでしょう。

朝の8時30分のロープウエイの開業時間を待って、一番で乗り込みましたが、上に着いたら濃霧と小雨で、とたんに意欲をそがれました。もっとも私だけでなく、おなじロープウエイに乗った団体さんも全員そのまま、Uターン。歩いていたのは私以外には夫婦一組だけでした。歩きはじめましたら、やはり右足がちょっと痛いというか力が入りにくい。それでも頑張って1413mの五郎岳は登りました。昨日の月山に比べたら、ぜんぜん問題にならないくらい簡単でした。
都合2時間強かけて一周完了。それほど運動量はありませんでしたが、気温は低くても湿度が高いため、相当に汗をかきました。例によって、このままでは気持ちが悪いのでロープウエイの麓駅駐車場の目の前にある、立ち寄り湯、「新左エ門の湯」にチェックイン。ここは新しいようで設備は万全、綺麗、清潔と言うことなし。料金600円でしたけど、これは文句は言えないなと思います。ただひとつ残念だったのは、付属の茶屋のコックの数が少ないせいか、かなり待つのを覚悟しないと注文できなかったことです。何と山菜そばは出来上がりまで30分かかるとのこと。別にそばを打つということではありません。で、注文はしたものの、しばらくしてそういうご説明がありましたので、即キャンセル。 

ところで風呂上りに秤に乗ったら、何となんとついに63キロ台突入です。粗食のせいか、それとも汗をかいて水ぶくれが解消されたせいか。理由は定かではありませんが、トレリートも一役買っているのには間違いないようです。

さて、今日の日程は午前中に終了。これからどうするか。いずれにしても東北道へ戻ることになりますので、白石ICを目指すことにし、途中蔵王エコーライン経由で戻ることにしました。途中で晴れ間が出てきましたので、「お釜」のところで途中停車。ここで食した遅い昼飯の山菜そばは恐ろしくまずいので殆ど食べられませんでした。

観光客の中で写真をとっている人を見かけると、撮りましょうかと声をかけます。撮ってあげたら自分も撮ってもらう。これが一番ですね。ただ一組中年のカップルに声をかけたら、女性は乗り気でぜひお願いしますとのことでしたが、男性はかなり渋ってます。よーくみたらかなり年齢差があるような? ひょっとして不倫カップル? 

ここから東京まではまだ400キロ近くありますので、直行で帰るのは無理。ということで今夜は那須SAで休憩してから翌日の早朝に出発して帰ることとなりました。 

皆様、いつもながらご愛読ありがとうございました。
また次回をご期待ください。