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   房総半島ツアー  
2004年2月13〜14日
 
  先週、テレビ番組の「いい旅夢気分」で房総半島の旅をやってました。
なかなか良いお風呂と美味しそうな料理、そして綺麗な花を見て、早速トライすることにしました。
このところ鬱状態が続いてましたので、これを解消する意味もあります。

土曜日はコンサートがあって錦糸町のトリフォニーホールまで出かける必要がありましたので、出発は日曜日、年休を取得して、月曜日にかけての1泊2日の小さな旅です。

実は千葉県は道が狭い上、抜け道がありませんので、どうしても渋滞しがちで、ついつい敬遠してました。実はわたしたちはアクアライン」は未体験でしたので、今回ようやく海ほたるを体験することになります。

1日目



谷原から笹目通りを経て高島平から首都高速へ。池袋の手前で、湾岸方面へ分岐(最近できた高速のバイパス)。あとは一路湾岸から羽田空港を右手に見てアクアラインへ。しばらくトンネルを走ると海ほたるに到着。2月とはいいながらさすがに今日は快晴であまり風も無かったせいか結構観光客が来ています。大半は
観光バスで房総へ行く途中の模様でしたが。

東京湾はもっと大きいというイメージでしたが、ここから見ると富士山を見て右側が東京、左手が房総半島、あんまり海が大きいとは感じませんでした。富士山をバックに羽田へ着陸する飛行機がかなり低いところを飛んでます。ここでは休憩して写真をとっただけ。
ちょっと早いのですが、早飯ランチをとるべく木更津を目指しました。ナビで目的地(テレビでやっていた地魚の回転すしの店)の「さすけ」をインプットしましたが、場所は確認できているのに適切な道順が示せないとの表示です。何度やっても同じ結果で頭をひねっていたら、家内いわく、海ほたるは海上なんでナビが現在地を確認できていないのではないかとの鋭い指摘です。そうかもしれないと思い、ナビはそのまま木更津市内へ直行。ここで改めてデータをインプットしたら見事にナビ再生。家内を見直した一瞬ではありました。

さて「さすけ」は駐車場はありましたが、キャンピングカーではちょっと狭いので、付近にあったセブンイレブンの駐車場へ。ただで泊めるのは申し訳ないのでお菓子をバター、牛乳類を購入。そのまま、こっそり車を置いて「さすけ」へ。
申し送れましたが私はあまり生ものが好きなほうではありませんので、すし屋ではもっぱら納豆まきとか玉子とか穴子類しか食べません。ですから地魚といってもあんまりメリット無し。でも家内は興奮して結構単価の高いものを注文してました。といっても地魚でなくて、あわびとか関あじとかでしたけど。とにかく家内が大満足でしたので、言うこと無し。

食事が終わったら次は温泉というのが我が家の定番です。これも番組でやっていた君津の嵯峨和の露天風呂を訪ねましたが、あいにく日曜日とあってかなりの混雑で1時間待ちとのこと。ここで1時間はちょっと痛いので、急遽目的地を変更し、かねて用意してある関東地方の日帰り温泉ガイドから安房千倉のスパ、スパラダイスを選択。


ホテルですが、立ち寄り湯もOK.お値段1500円はちょっと高めですが、屋上の展望風呂に惹かれました。結果は男湯はOK。とにかくわたし一人だけの貸切状態でした。ジャグジーもあるし、とにかく太平洋の眺めが素晴らしい。問題は海側に立つと向かいのホテルから多分丸見えになっていると思われること。そんなことは気にせず、仁王立ちでエンジョイしてきました。

ところが女湯はマナー違反の若いお嬢様方がタオルを巻いたまま風呂に入ってくるわ、脱衣所はみずでびしょびしょにする等々で家内はだいぶおかんむりでした。どうもテレビでやってると真似するんですかね。お湯が良かっただけにこれはちょいと問題でしょう。

お湯の温度は42,43度で、ちょっと熱めですが、肩まで入らず腰湯で風に吹かれていると爽快でした。湯から上がってもぽかぽかしていてやはり温泉はいいですね。本当はここで一休みできるといいのですが、専門の立ち寄り湯ではありませんので、休憩所がありません。とりあえず車に戻って、今夜の宿泊地である道の駅、「ちくら・潮風王国」を探すことに。結構近くて温泉から車で5分でした。


ここは物産(海産物がメイン)の販売所、レストラン、公園が併設されており、目の前は花摘みの農家が一杯ありました。とりあえず場所を確認してから、いよいよ豪華デイナーの設営です。場所はさっきの温泉のそばにある千倉の「浜の郷」です。

本当は一日20膳限定の大漁丼がお勧めですが、これはランチタイムですので、今日は頑張って豪華版でゆくことに。といってもわたしは先ほどもご説明したとおり生の魚はあんまり。ということで主導権は家内に。

お店は街道沿いですが、比較的駐車場が大きくてキャンパーでも余裕でOK。部屋は座敷と掘りごたつ式のテーブルと板前さんいるカウンターです。店内には小さいながらも生簀があり、生き作りの魚はここから運んでました。

さて料理ですが、わたしは謙虚に、「なめろう」と「あさり汁」とご飯のみ。家内は「刺身盛り(生き作りも入ってます)」と「あら煮」と生ビール、とご飯。結論から言うと「なめろう」は予想とおり美味でした。でも「あさり汁」はもっと旨かった!できたら「さんが焼き」も食べてみたかったのですが、これは次回におあづけです。かわりにお土産用の「さんが焼き」を購入しました。

刺身はそれほど豪華といこともありませんでしたが、新鮮なだけに美味しかったそうです。またあら煮は量が半端でなく多くて家内は感激しておりました。もう思い残すことは無いそうです。(ほんとかね?)

明日の食は何をテーマにするか。ちょっと考えますが、おそらくイチゴ狩とメロン狩がメインかな?
 

 昨晩は、さほど寒いということは無かったのですが、二人とも寝付かれず、夜中に2度も起きてしまいました。車内は乾燥してますので、喉が渇くのも原因のひとつかもしれません。


2日目

昨日はかなり盛りだくさんなスケジュールでしかも温泉に入ったあとでしたから二人とも眠かったのですが、食事の後車の中で一服しながらテレビを見ていたのが失敗でした。実は二人ともお気に入りのビフォーアンドアフター(リフォーム番組)が始まってしまったのです。しかもいつもと異なり2時間番組だったのが余計まずかった。1時間経って寝ようかなと思ったらなんと続編が始まり、ついつい見てうるうちに眠気が飛んでしまいました。

やはり眠いときに寝てしまわないといけません。反省。



ということで今朝はぼーとしながらもいつもより遅くの目覚め。とりあえずトイレに行ってからあたりを見回すと、朝日が真っ赤にあがってくるところでした。この道の駅は千倉の海岸にありますので、まさに太平洋から上がってくる朝日でした。大慌てで車に戻ってカメラを持参し、絶景をパチリ。
上の写真をごらんください。

車内で簡単な朝食をしたため、付近を散歩。散歩といっても今回は自転車を持参しましたので、さっそくこれを降ろしてすこしはなれた道の駅の第二駐車場へ。ちょっと寒かったのですが、朝のさわやかなひと時をサイクリングでエンジョイしました。

ちょうどこの道の駅の向かい側が花摘みのできる花畑が密集してました。ここで花摘みとも思いましたが、想像していたような本当のお花畑(北海道のラベンダーのイメージ)ではありません。それぞれの畑のオーナーの看板がかかている小割りした畑で、みかけあまりぱっとしませんでしたので、ここは取りやめ。畑の周りを回って見るだけに。

これから館山方面の「フラワーロード」を目指して出発。
国道127号をひたすら海外沿いに走ります。目指すフラワーロードは周りが花畑というのではなくて、沿道に菜の花が咲いているだけでした。途中、平砂浦で砂防林を抜けて海岸へ。なんとサーファーがゴマをばら撒いたように海の中に居ます。波が高くありませんので、波に乗り切れず待機している人が大半でしたが。

ここで家内のカメラのトレーニング。今度英国へ単独で参りますので、日本語表記のあるデジカメを買ってあげたのですが、これがまだ使いこなせません。ちょうど良い機会なんで、ここで練習です。

まだ昼飯には時間がありますので、館山市内方面へ走りだしました。と、ナビに変な模様が出てきました。てっきりまた故障かと思いきや、これが館山城の絵だったのです。どうやら歴史博物館があるらしいので探索することに。

到着したら館山「城山公園」でした。かなり大きな公園で、園内には日本庭園、梅園、それからお目当ての博物館等々があり、頂上の展望台というか城の庭からの展望がすばらしい。

目の下に館山湾が見え、左手には航空自衛隊の館山基地があり、ヘリコプターが離着陸訓練をしてました。また湾内には護衛艦が少なくとも4艦停泊してました。

ここで観梅をして下山。途中の孔雀園で孔雀が羽を開いているのを見物することもできました。ラッキーでした。見ているとこちらを向いて羽を広げるのです。これって写真を撮ってくれといっているようにも見えましたが錯覚かな?でも4羽も同じようなしぐさでしたから、まんざら誤解ではないように思いますが。

孔雀ともサヨナラして待望の昼飯です。
ところがいけどもいけども適当なお店がありません。あるのはラーメンばかり。それもどういうわけか喜多方ラーメンなんです。何で館山で喜多方ラーメンなのかはわかりませんが、その気はありませんので、パス。

しばらく走って富浦で道の駅「枇杷倶楽部」を発見。ここなら何かあるだろうと予想して入ってみました。

付近の菜の花畑では菜の花祭りをやってました。ここで昨日から狙っていたさんが焼きを発見。わたしはこれを。家内は鯵をマグロどんぶりです。ところがさんが焼きが予想したいたような代物ではありません。

わたしの印象はいわしのハンバーグ、家内はさつま揚げみたいとの表現です。さんが焼きというのは本物を食べたことがありませんので、これがそうなのかどうか分かりませんが、もしそうだとするとさほど美味しいものではありません。昨日の「なめろう」は結構旨かったのに。とぶつぶつ言いながらも城山登山の後でおなかが空いていたので、まずまず満足。

いよいよ本日のハイライト、イチゴ狩りです。
富津方面から木更津に向かう途中で、砂利採取場の後みたいなところにイチゴ狩り、「富津アクアファーム」の看板あり。本日終了なんて紙の札が柵にかかってましたが、無視して中へ。途中で車とすれ違いました。受付で聞いてみると今出て行ったお客さんが本日の最終であるとのこと。なんか良く分かりませんがどうやら一日の枠があるらしい。月曜日だからそれほどお客も居ないし、たった一組のために準備するのが大変だということのようです。お土産のイチゴもありません。かなり欲求不満のまま退散。

しかたなく、そのままアクアラインから海ほたるへ向かいました。海ほたるで今回初のソフトクリームをいただきました。東京湾を見ながら窓際で食べるソフトはやっぱり旨かった。外はかなり風があり、外と中から冷えましたので、車にもどってお湯を沸かし、ココアとスナック菓子でしばし休憩。ここで力をつけて一気に帰還です。

今日はイチゴ狩りはできませんでしたが、城山公園という予想外の拾いものがあり、まずまず楽しい2日間でした。今回はアクアラインを除き、高速を使いませんでしたので、途中で眠くなることもなく、安全運転ができました。でもかなり疲れました。
終わり