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   2003年本四架橋ツアー  
2003年10月 
 
  生誕62歳を記念に待望の本四架橋ツアーを決行しました。


上の写真は与島から見た備讃瀬戸大橋です。

スケジュールは次のとおりです。
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日程 旅程
第一日 自宅(谷原)から名神の「上郷SA」へ
第ニ日 「上郷SA」から神戸を経て淡路島上陸、道の駅「あわじ」へ
第三日 「あわじ」から鳴門を経て香川県「引田大池キャンプ場」へ
第四日 引田大池キャンプ場から香川県「ホットステイまんのうキャンプ」場へ
第五日 「ホットステイまんのうキャンプ場」から坂出経由、名神「養老SA」へ
第六日 「養老SA」から中央道経由矢原へ

こうして見ると、やっぱり四国は遠い。現地へのアプローチに時間を取られ、島内での実際の稼動はあんまり多くないことが良く分かります。もっとも今回は思い出旅行を兼ねた本四架橋めぐりでしたから、これでよしとします。次回は四国の中をもうすこし時間かけてゆっくり巡ることを考えます。ちなみに今回走破した距離は全工程で約1700kmになりました。 

1日目
昨日は大変な雨でしたが、今日は快晴。気温も25度とまた夏が戻ってきたような気がします。
前回の北海道旅行からだいぶ日もたちましたので、思い切ってロングツア−を決行することとしました。当初の狙いは九州の佐賀の「熱気球世界大会見学」でしたが、」ですが、体力と日程の都合により、急遽目的を変更し、本四架橋めぐりをテーマに「四国巡礼」の旅となりました。

今日は家内が日本語教室から戻るのを待って、午後2時に谷原を出発。環八から東名を通り、名神の「上郷SA」(もう愛知県です)までの行程でした。 東京からの距離は約320kmです。到着したのが午後8時40分ですから、休憩時間、食事の時間を含め、約6時間30分かかりました。


上の写真は朝の上郷SA 


2日目

昨晩は東名の上郷SAで一夜を明しました。 夜間かなり冷え込んだので、途中で起きて暖房をいれるやらであまり熟睡とはいきませんでした。それでも朝5時過ぎには珍しく家内が早起きしましたので、わたしも起きる羽目に。もっとも家内は昨夜は9時過ぎに寝てましたからあたりまえですが。

昨日は大変な雨でしたが、今日は快晴。気温も25度とまた夏が戻ってきたような気がします。

さて先が長いので、今朝は朝食も早々に7時に出発。一路神戸を目指します。
途中、あいかわらず風が強く、運転は慎重にならざるを得ませんでしたが、何とか順調にこなし、11時前には無事に神戸の京橋SAに到着。実はキャンパー仲間の情報で、ここから外に出られるとの裏情報だったのですが、実際は監視の目が厳しく駄目でした。やむなくここをあきらめ、メリケンパークへ移動。最終的にはモザイクタウンの隣の24時間駐車場へ。ここへ車を置いて神戸を散策しました。

とりあえず昼飯です。かねて予定していた「たちばな」の明石焼きを探しました。前回訪れた「たちばな」生田店は残念ながらまだ開いてなく、昔「さんちかたうん」にあった本店をサンプラザで発見。ようやく昔の味を堪能できました。夜、中華で豪勢にやるかもしれないとの判断で、明石焼きを一人前づつで昼飯は終了。



明石焼きとたこ焼きとは違います。ふわふわの卵風味焼きの中に蛸が入っており、だし汁で食します。左の写真参照。

その後、南京街、三宮の繁華街を散策、大分歩きましたので、休憩を兼ね、ショッピングタウン「モザイク」で中国茶をいただき、まだ時間がありましたので、港めぐりの遊覧船に乗船。45分のツアーでしたが、マリン担当者としてはやっぱりいろいろ参考になるところがありました。それにしても潜水艦をこんなに沢山見たのは初めてです。

南京街の様子

船の上ではやはり風があり、寒さと風で少々体力的につらくなりましたので、車へもどり一服。家内はさっさとベッドでお昼ね。わたしは捻挫した小指の手当てのため優勝セールをやっていたダイエーへお買い物。それから明日の行程をチェック。明日の目的地である淡路島を調べてみたらなんと神戸から25kmしかないことが判明。 今、車をとめている駐車場にはトイレはないし、もちろん風呂も無い。でも淡路島はどちらもOK。ここで考えて、予定を変更。早めの夕食を神戸で食べて、その後淡路に向かうという線です。

結局モザイクタウン内の神戸食堂というお店で、すき焼き、穴子のてんぷら、豆腐とジャコと葱のサラダ、刺身の盛り合わせ、最後のそばめしという妙な取り合わせでした。まあまあだったのがサラダ、それから刺身の二品。あとは駄目でした。やっぱり本館の牡丹園でレタスの豚肉包みを目指すべきでした。反省!適当に探すのは駄目ということです。やっぱり気合を入れて探すべきなのでしょうね。

神戸から淡路を目指すべく阪神高速にのろうとしたのですが、この標識が分かりくい!何度か失敗したあげく、ようやく本線に乗ることができました。 まあそれでもたいした遅れもなく、無事に道の駅「あわじ」に6時40分に到着。ついてすぐに立ち寄り湯の「松帆の湯」へ直行。ここは入浴料は700円ですが、露天あり、サウナありでかなりの設備。さらに特筆すべきは露天風呂から明石大橋が眼下に見えること。とにかく絶景なんです。もっとも絶景ということはかなり高台にあるわけで、わたしのキャンパーではローギアでふうふう、ようやくあがりきった感じでした。それでも苦労した甲斐は十分ありました。ぜひみなさんもどうぞ。

今日はここ道の駅、「あわじ」で一泊。明日、鳴門を目指します。

3日目

今日で三日目です。もうずいぶん経ったような気がしますけど。

今朝、淡路島の道の駅、「あわじ」で爽やかな目覚めを迎えました。天気は相変わらず快晴です。明石海峡が目の前、頭上には明石大橋というロケーションですが、なかなか快適な場所でした。朝食をささやかに済ませ、早速車から自転車を下ろして付近をサイクリングしました。といってもそれほどの距離もなくあまり食後の運動にはなりませんでした。この調子で行くと帰る頃にはまたまた目方が増えそうで恐ろしい。
道の駅「あわじ」から見た明石大橋

さて閑話休題、いよいよ四国上陸を目指します。道の駅のある岩屋からは淡路鳴門高速を使えば鳴門まで1時間ほどですが、それでは芸が無いので、一般道を走ることにしました。道は思っていたより快適で、しかも景色もなかなかでした。街路樹がやしの木になっているところなんか日本離れしてます。

丁度お昼ころに大鳴門橋記念館に到着。場所は淡路島の南端で大鳴門橋を見下ろす高台にあります。ここで昼食。メニューはわたしは「てんぷらうどん」と「蛸飯」のセット。家内は「海鮮丼」と「海鮮しゃぶしゃぶ」の豪華版を注文。意外と美味しかったのが「蛸飯」でした。あとでHPに写真を載せますが、「蛸の柔らか煮」が丼の上に乗っているだけですが、この蛸のやわらかいことと、味付けがなかなかいけました。家内のほうは旨かったとだけのコメント。しゃぶしゃぶは外側が柔らかで中がこりこりという、やや分かりにくい説明でした。

食事の後で、淡路人形浄瑠璃館にて人形浄瑠璃を鑑賞。実演に先立ち、人形の使い方の説明あり、一体の人形を三人がかりで動かすこと、顔の表情をさまざまに変化させる方法、仕掛け等々参考になりました。ここまでは写真撮影がOKでした.写真をご覧ください。
 
さて実演ですが、太夫(語り)と三味線、それから人形遣いの皆さん、かなりお若い方ばかりだったのが印象的です。一番印象に残ったのは語りです。若いお嬢さんのように見受けたのですが、せりふまわし、声のトーンがとても様になってました。もっともそろそろ疲れが出てくる頃で、少々居眠りをしたような気がしますけど。 

浄瑠璃の実演の前に人形の操り方をコーチしてくれました。

その後で、今参加しているオートキャンプのメンバーで、鳴門在住の方とのアポを取り、付近の駐車場に出てきてもらいしばし面談。続きは今夜の宿である引田のキャンプ場でやることになりました。すでに午後6時を回っており、もう暗くなってましたが、約40分のドライブでキャンプ場に到着。ここはサイトに電源と水道が引いてありますので、便利でした。あいにく連休前とあって客は我々だけ。あんまり人がいないキャンプ場もさびしいものです。  


キャンプのML仲間とのツーショット

食事の後片付けが終わった頃に、さきほどのキャンプ仲間がご夫婦で登場。お互いに酒が飲めない同士で、コーヒーでしばらくキャンピングカー談義。歳は親子ほど違うのですが、趣味の仲間は年の差は関係ありません。(と思っているのはこちらだけだったかも?)お土産に自作の鳴門金時(さつまいも)を頂きました。今年の冬は美味しい焼き芋が食べられれそうです。

さて、明日はいよいよ待望の「備讃瀬戸大橋」と「うどんの食べ歩き」です。

4日目 

今日はちょっとめげてます。
実は今朝、引田のキャンプ場を撤収し、高松へ向かう途中で道を間違え、あわててUターンしようとして、電柱に激突。リアに付いている自転車のキャリアーを思い切りぶつけました。おかげでキャリアーは見事に曲がってしまい、乗せていた家内の自転車の車輪までぐにゃぐにゃ。経済的損失は言うまでもなく、大体後ろから走ってくる車から丸見えなんで、みっともないことこの上なし。

途中スーパーの駐車場で不時着して、鋭意復旧工事にいそしむも曲げてしまたステーは修復不能。自転車が落ちないようにロープでぐるぐる巻きにしてとりあえず航行には差し支えないようにして、落ち込んだ気持ちを持ちながら高松へ。

朝の引田の大池オートキャンプ場です。
高松へ向かう途中で、屋島の四国村の前にあるうどん屋さん、「わらや」へ。

ここは昔「たらいうどん」を食べに来たことがありましたので、まだあるかな?と思って探しあてました。昔のままと言いたいところですが、最近の讃岐うどんブームのせいでしょうか。店内は大賑わいで、昔のような庭でのんびり頂いた雰囲気は全く無し。ちょっとイメージが壊れました。思いでは大事にしなくてはいけませんね。
うどんを食してから、久しぶりに屋島を訪れました。ここは高松在住だった昭和55年から58年までの3年間に息子を連れて何度も来たことがあります。さすがにここはほぼ昔のままでした。あいかわらずかわらけ(素焼きの小皿)投げをやってましたので、二人でトライ。ところが肩とひじに故障があり、スナップを利かせた投げ方ができないのです。その時の写真が下にあります。 

屋島を下りていよいよ市内へ。街のはずれの駐車場に車をとめて、そこから繁華街である丸亀通りへ。途中の景色もだいぶ変わっていましたが、市役所と中央公園だけは昔のままでした。丸亀通りも場所は変わってませんが、商店は宮脇書店と中国銀行だけが昔のままのように思えました。勤務先のビルも建て替えられて一新。向かいのセルフサービスのうどん屋さん、「かないずみ」もすっかり面目一新。とてもセルフの面影はありませんでした。

それから昔住んでいた社宅を探して香川大学方面へ。正門の前に行ったらありました。20年前と全く同じ姿でした。もっとも住人は居ませんでしたので、多分現役ではないのでしょう。周りがすっかり変わっていたのに、不思議にここだけ昔のままでタイムスリップしたような感じでした。

今日はうどん食べ歩きを考えてましたが、そんなに食べられるものでも無し、またキャンプ場(ホットステイ、まんのう)が高松市内からちょっと離れていることと6時までにチェックインする必要がありましたので、残念ながら夕食でうどんを食べる計画は放棄。 

明日はいよいよ瀬戸大橋をわたって一路東京を目指します。 


5日目

昨夜は香川の「ホットステイまんのうキャンプ場」にチェックイン時間ぎりぎりの午後6時に到着。

ここはなんと国営なんでいろいろ規則を厳格に適用される厳しいところでした。風呂も午後8時でおしまい。キャンプ場は午後9時30分以降は外に出られないとのことで、とりあえず付近の温泉へ。「かりん温泉」というのがキャンプ場から5分のところにありました。温泉といっても地元の方が多く、銭湯のイメージです。それでも2日ぶりの風呂でしたので、さっぱりしました。料金400円ではさすがに露天風呂までは
ありませんでしたが。

当家はキャンプ場の利用はいつも夜の到着で朝出発ですので、本来の意味のキャンプ場としては有効活用していません。今回もそうでしたが、朝のうちに付近をちょっとだけ散歩。今朝は午前6時頃から雨がぽつぽつ落ちてきて、そのうちに本格的に振り出しました。

左の写真は雨のキャンプ場、ほとんどがテント派でした。

今日は備讃瀬戸大橋を渡るという今回のハイライトがありますので、雨は困るのですが、天気予報によれば昼から晴れるとのこと。とりあえず坂出まで出向いて、そこで「瀬戸大橋記念館」にて建造の記録なぞ勉強して晴れを待つことに。

左の写真は記念館の庭で

実は20年前に仕事で本四架橋のプロジェクトにかかわる保険の仕事に携わっており、結局完成を待たずして転勤になってしまいました。今回20年振りにその雄姿を見ることができました。お天気も予報とおりお昼になって晴れ間が見え出しました。
腹が減っては戦ができずとばかりに、地元のうどんやさんに飛び込み、セルフうどんをはじめて試食。

セルフの意味は売り場で好きなトッピングを選んで、それにうどん玉を好きな分量だけオーダーし、これを貰って自分でざるに入れてお湯の中にくぐらせ、温まったらその上に自分でだし汁をかける。というやり方です。今回は天ぷらを2種類乗せて、サイドデイッシュ?に厚揚げのおでんをとりました。これでなんとお値段は420円也。これでも味はしっかりしており、美味しくいただきました。前回食べた「わら
や」のかまあげよりはずーと美味しかったと思います。家内もそう言ってます。

さて昼飯はそこそこにいよいよ坂出北ICから児島・坂出ルートへ。ちょうど橋にさしかかったころ、お天気になり、眺めは最高。とくに瀬戸内海の島々が遠くはかすんでちかくはくっきりと見えました。桃太郎の鬼が島伝説で有名な女木島をまじかに見ながら、時速60kmでのんびり渡ります。となりを猛スピードで飛ばしてゆく車を、もったいないなと思いつつ、じっくり見物しながら渡りました。途中の与島で橋を下りて与島SAにて暫時休息。橋の上で家内に写真を撮るよう依頼したのですが、シャッターが下りる下りないで口論となり、実情を確かめるために休憩した次第。チェックしたら電池切れであることが判明。充電式の電池なので充電しないと使えません。しかたなく車のバッテリーから充電することになりました。結局短時間では充電できず与島から見える橋を4,5枚撮るためだけで終了。あとは走りながら充電完了を待つことにしました。

あとは岡山、大阪、京都経由で一路東京を目指します。途中、名神の多賀SAにて夕食。
といっても大変な混雑で食事を選ぶ余裕余裕もなく、スナックでそれぞれ「ジャンボコロッケ定食」と「焼き鳥丼」を選びました。このところちょっとジャンクフード続きで栄養が偏っているかも。

駐車場が大混雑で、トイレに近く平らな場所を確保することが難しそうだったため、ここはあきらめ次の養老SAを目指し、ここで一泊することとしました。 

与島の駐車場。




6日目(最終日)


昨晩は名神の養老SAにて一泊。 右隣の車(ワゴン車)と左隣の車(RV車)もどうやらここでお泊りだったようで、朝方カップルがタオル持参でトイレに向かってました。お風呂ではありませんよ。顔を洗いに出かけた模様です。最近こういう人が増えているような気がします。キャンピングカーでなくても若いうちは体力がありますからこれで十分なのかも。

ここで最後の朝食です。持参のぶどうパンとハムとりんごとヨーグルトとココアという豪華版。今日で食材を全部処分する必要がありますので、ここで一挙に食べました。これだからキャンプの後、ダイエットが大変なんです。

今日はここから東京まで帰る必要がありますので、気合を入れて走ります。午前9時に出発。途中寄り道することなくそのまま東京方面へ。私としてはナビをセットしたときに当然東名高速経由と思っておりましたところ、名古屋の直前で何と中央高速を指示されました。距離的にはこちらのほうが近いのか?それとも東名の渋滞情報を察知して混雑の少ない中央高速を選んだのか定かではないうちに、分岐点に接近。たまたま次回長野でキャンプの計画がありますので、その下見と兼ねて中央高速経由としました。
心配していたアップダウンもそれほどありませんでしたが、あいにくの雨模様で快適なドライブとはいきませんでした。 途中駒ヶ根のICで高速を下り、キャンプ場の下見に。

キャンプ場は駒ヶ根高原家族旅行村、アルプスの丘という長たらしい名称です。豪華な仕様でしたのでさてはと思いましたら、やっぱりそうでした。厚生年金基金を使った施設でした。立派なのは結構ですが、これが我々の拠出している年金のファンドで作られていると思うと内心おだやかではいられません。 それに料金も普通だし。従業員の数も民間に比べると確かに多そうです。



とまあ文句を言っても始まらないし、日程も迫っているのでここに決定。
あとはひたすら中央高速を走りますが、この後大渋滞が待っていようとは!

これでおしまいです。